あらすじ
「ルーン」と「マージ」、二つの星に暮らす、三つの異なる種族。
支配民族「カーマ」、奴隷民族「イコル」、そして原住民族「イムリ」。
四千年の時を超えた三種族を巻き込んだ戦争、世界の「明日」を決める戦いは、ついに最終局面へ。
賢者・タムニャドとニコの「選択」は、デュルクの描いた「未来」に届くのか……。
4千年にわたる戦争の果て、「明日」を託された、第25巻。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
チムリの気持ちはわかるが、お父さんの気持ちを考えると辛い。
どうしたって互いに信用できる状況では無いのだ。
双方その場で大事なことを決め過ぎる。
これではただでさえある不満がどんどん噴出しても仕方ない。
チムリがミューバとうまくやっているのには安堵した。
賢者の奥さんもしっかりした人だ。
なのに人の愚かさといったら。
ミューバが気付いてくれていなかったら大変なことになっていた。
賢者の行為は本当に素晴らしいとは思うが、あまりの瀬戸際の綱渡りだ。
ガヴィドの生き物についての知識がきっかけになるシーンは素敵だった。
ヴィテジも大変ではあるが無事に生きていた。
確かに、知る前はできていたことが
知ったからといってできなくなるのは可笑しい。
ラルドの行いが、みんなを支えてくれている。
賢者の素晴らしいこと!
賢者の想いが純粋過ぎて心を打たれる。
主人公が誰だかわからなくなってきた、てか主人公は居ないのかも。
大きなテーマが有って、それに向かって物語が進んで行く、もうすぐたどり着く!!
Posted by ブクログ
26巻完結。三宅乱丈先生の作品はどれもこれも奥深く濃厚。イムリはSFファンタジーでまさかの超大作。どうやって完結させるのだろう?まさかの未完で終わるのでは?と心配しながら愛読していた。この壮大さには感謝です。何度泣いたことか。ありがとうございました。