あらすじ
「ルーン」と「マージ」、二つの星に暮らす、三つの異なる種族。
支配民族「カーマ」、奴隷民族「イコル」、そして原住民族「イムリ」。
四千年の時を超えた三種族を巻き込んだ戦争、世界の「明日」を決める戦いは、ついに最終局面へ。
賢者・タムニャドとニコの「選択」は、デュルクの描いた「未来」に届くのか……。
4千年にわたる戦争の果て、「明日」を託された、第25巻。
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Posted by ブクログ
チムリの気持ちはわかるが、お父さんの気持ちを考えると辛い。
どうしたって互いに信用できる状況では無いのだ。
双方その場で大事なことを決め過ぎる。
これではただでさえある不満がどんどん噴出しても仕方ない。
チムリがミューバとうまくやっているのには安堵した。
賢者の奥さんもしっかりした人だ。
なのに人の愚かさといったら。
ミューバが気付いてくれていなかったら大変なことになっていた。
賢者の行為は本当に素晴らしいとは思うが、あまりの瀬戸際の綱渡りだ。
ガヴィドの生き物についての知識がきっかけになるシーンは素敵だった。
ヴィテジも大変ではあるが無事に生きていた。
確かに、知る前はできていたことが
知ったからといってできなくなるのは可笑しい。
ラルドの行いが、みんなを支えてくれている。