三宅乱丈のレビュー一覧

  • イムリ 17巻

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    ダンナを殺された憤怒のニコ。八つ当たりされてプチギレのデュルク。また裏切られたと性根をぐりぐり捻じ曲げるミューバ。感情渦巻く17巻です。
    そして、ドジっ娘チムリはまたやらかした…のか? いや、これは成功するパターンじゃないかな⁇ チムリは今まで正しい道具の宿し方を実践できてるし、うっかり覚醒者になってしまったら面白そう。

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    2015年05月19日
  • イムリ 15巻

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    カーマへの怒りを募らせ、武装化するイムリたちにカーマの術を教えるデュルク。反逆者として処分されることに気付いてしまったミューバ。
    デュガロの詭弁に簡単に騙されてしまうのは、捨てられたという事実が辛過ぎて受け入れられないから。心が壊れてしまうからだと思います。
    でも裏切りを知ってしまった。
    ミューバはもう誰も信じず、支配することしか出来ない最恐の『覚醒者』へと変貌してしまうのか?
    デュルクとの衝突は避けられそうにないですね。

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    2014年06月18日
  • イムリ 1巻

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    独自の世界がしっかり構築されていて、たいへん魅力的。久々に骨太のファンタジーに触れた気がした。ちょっと佐藤史生さんに雰囲気が似てるかな?
    この世界ならではの用語が、次から次へと出てくる点がやや残念かも…理解が伴わないまま、先に行かなくてはいけないので、もったいないような感じがする。
    もう少しスローペースがよかったが、今はとにかく先が気になる。一巻無料のワナに初めてハマりそう(笑)
    あと、女性がどうも美しく見えないのは、なぜだろう…。

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    2014年03月12日
  • ペット リマスター・エディション 1

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    現代日本を舞台とし、潜在意識の世界を視覚化、心理学的テクニックを駆使して相手を支配したりする様をえぐいまでに描写。
    目に見える形でこういう心理的操作を見せてくれるのはありがたい。

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    『ペット』はなかなかエグかったけど、ヤマとタニの描写とかなかなか参考になる点が多くてよかったね。
    精神分析と魔術に興味ある人には、ぜひ読んでもらいたい。

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    2014年01月14日
  • イムリ 14巻

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    軍事系を排除し、軍を掌握できるのはガラナダだけ。
    呪師も殺し、生き残った者は恐怖で支配している。
    そしてミューバにも不信の芽が育った…。
    内部抗争で戦力は漸減し、反発する者も多く、デュガロの独裁は盤石ではないですね。ガラナダが裏切る可能性もある。
    カーマは自滅していくのかな?
    イムリたちも力と知識を手に入れつつあるし、形勢逆転するかもしれないですね。
    でも戦争に勝つためとはいえ、人間兵器が増えていくことは不吉で不穏な予感しかしないです。

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    2013年10月26日
  • イムリ 13巻

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    イムリの道具の謎が解明されてきました。
    道具を宿すイムリたちが増えれば戦況は変わっていきます。
    戦力が均衡すれば戦乱の泥沼化、一方に傾けば大虐殺。
    どちらもデュルクの望むところではないはずです。
    全ての道具を宿した者が『抗体』を手にすれば、カーマとイムリ双方を黙らす圧倒的な力が手に入るのか。
    それも少し怖いことのような気がしますが。
    なんにせよ、物語は佳境を迎えました。
    絶望と憎しみが増殖していく中に救いの道はあるのでしょうか?

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    2013年10月12日
  • イムリ 12巻

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    覚醒者は救世主か、それとも災いを呼ぶ破壊神か?
    イムリの道具を宿すひとが続々増殖中です。
    でも教えの通りに宿しているのはチムリだけ。
    デュルクかミューバかという感じでしたが、覚醒者になるのはチムリ...なのかな??

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    2013年10月08日
  • 光圀伝 一

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    首を鍋でぐつぐつ、ぐらぐら。煮ちゃうのか...。
    頭蓋骨の杯は供養なんだ...歪んだ愛情表現だな〜。
    『天地明察』は爽やかな感動作だと聞きましたが『光國伝』は随分と血生臭い。
    三宅乱丈の作画だからこうなってしまうのか。
    期待できます。

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    2013年10月06日
  • イムリ 11巻

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    イムリとカーマの太古の戦、その真実が少し見え始めた巻でした。
    イムリたちが道具を宿し、負の感情で心を操られたミューバが覚醒者となり、互いを徹底的に破壊し尽くす悲惨な戦になりそうです。
    過ちは繰り返されるのか、次巻を待ちたいと思います。

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    2013年09月29日
  • イムリ 1巻

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    ネタバレ

    や~っと読めました、イムリ。
    三宅乱上先生のお名前だけは存じていたのですがなかなかマンガに手をゲットできずにいました。

    その前にPETを読んだのですが、その面白さに脱帽、絶対イムリも面白いと踏み三巻まで購入。どうして全巻買わなかったのか悔やまれるところです。
    それほどまでに続きが気になる!

    なんだろおな~、絵柄は本当に人を選ぶと思うけど、そのほかは天才的です。本物です。
    人を選ぶ絵柄だといいましたが、乱丈先生の描かれるキャラクターの唇は妖艶です。私は好きです。

    また、これは見方によるものであり、失礼にあたるかもしれませんが、多少BLちっく?な描写もありドキドキさせられます。PETでもそう

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    2013年06月10日
  • イムリ 12巻

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    今巻は前巻が起だとすれば承。
    前巻で起きた様々な事態の変化を登場人物達が把握し対応していく。

    さらなる変化としてはカーマに筒抜けである事をイムリ側も知った。
    「道具」の使い方も判明しつつある。
    それはカーマ側も同じで「道具」と侵犯能力で人間兵器を生み出そうとしている。

    主人公の目標はあるが、まだ具体的でないので降りかかる事態に対応するのが精一杯といったところか。

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    2013年04月02日
  • イムリ 13巻

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    うわー、ミューバどこまで行っちゃうんだ!
    …と思った13巻。無邪気に悪にまっしぐら。

    主人公のデュルクさんの影が薄くて不憫…
    なんか、どう転んでも「ハッピーエンド」にならないカンジが
    ヒシヒシとしてきたけれど、
    すごい物語力でグイグイ読ませます。

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    2013年03月26日
  • イムリ 11巻

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    イムリ達の「夢見」によって「道具」の使い方が広まってしまう。
    イムリ達の間で秘密を守るのは大変そうだ。常に双子の片割れの目を気にしないといけないとすれば悪い行いは出来そうにない。

    一方でカーマ達はイムリ達が強力な力を持つという大変な事態に内部闘争、粛清、革命とゴタゴタしている。
    また典型的なカーマの一人がカーマの在り方に疑問を持った。ここら辺からも話が盛り上がりそうな予感。
    ミューバはさらに闇を深め、もういかにもラスボス候補って感じだ。
    petの時も思ったけど心を書くのが上手い。
    それは心の機微ではなく心の大きな変化に説得力がある。

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    2013年03月03日
  • イムリ 10巻

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    新たな出会いが変化を生む。
    二つの民族に挟まれた主人公はイムリ達に力を付けさせ一方的な搾取をやめさせようとしている。
    かといって育ての親たるカーマ達を滅ぼされる訳にはいかないのでイムリの中ても好戦的な者と対立する。

    カーマ達への対抗策になり得る「道具」は謎が多く、イムリの詩をヒントに少しずつ解き明かすも
    「道具」の使い方を間違えたのか「異形化」の新たな犠牲者が出てしまう。

    解き明かされる謎と「夢見」によって行き交う情報で事態の変化は常にダイナミックで次に何が起こるか分からない。

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    2013年03月03日
  • イムリ 9巻

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    久しぶりに続刊を読んだが、この漫画においては致命的な事だ。
    初めはパルスのファルシのルシがパージでコクーンという感じになってしまった。
    もちろん読み進めればすぐに用語に慣れるのだけど。

    敵から逃れられたので緊迫の逃走劇から一転、新たな出会いをする。
    敵との戦いを望む者達、望まない者達、主人公は戦いを望まないが唯一戦える手段を持っている。
    それはともかく読んでいなかったせいで主人公が何を目的にして旅をしているのか忘れてしまった。今巻を読んでも分からなかった。
    この漫画の見所はファンタジー的な要素だけでなく敵社会の政治的な駆け引きだろう。
    駆け引きしあっているのはどちらも主人公にとっては敵なので

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    2013年02月28日
  • イムリ 1巻

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    ファンタジーを読みたくて買ってみた。

    主人公はカーマとどう戦っていくのか?イムリとカーマの古の争いはどうやって解決されていくんだろ?と今後の展開が気になる本。

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    2012年11月24日
  • イムリ 1巻

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    この人の作品は『ぶっせん』から入ったので、その特有の絵柄をギャグからシリアスに変換して読むのに苦労したのですが(笑)。
    一度慣れたら、世界観の奥行きと展開運びにグイグイと引き込まれた。スケールだけが拡がり過ぎて置いてけぼりをくらいがちなSF漫画の中で、土着の民俗的なファンタジーと、得体の知れない宇宙的なSF要素の配分が絶妙。練られた語録も世界観にリアリティを添えていて素晴らしい。
    今いちばん続きが楽しみな漫画のひとつ。根玉子食べたいなあ。

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    2012年10月26日
  • ペット リマスター・エディション 1

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    相手の精神(記憶)に入り込み、精神崩壊させ廃人に追い込む「潰し屋」達の話。

    結構昔読んでとっても面白かった。
    完全版が出たと聞いて、こちらが気になっている。
    精神的な戦いも面白かったけど、何よりも
    ヤマとタニという設定。
    能力者である「ペット」と、
    その精神均衡を保つためのヤマを持つ「イメージ」使い、
    この二人一組みの必要性、依存関係を上手く構築する
    要素になっていて、俄然面白くなっていたと思う。

    キャラも立っていたしストーリーも面白かった。
    でも一番はこの世界観の設定が面白かった作品。

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    2012年10月18日
  • イムリ 4巻

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    独自の設定がものすごく細かくて展開も一部分かりにくかったりするものの、この不思議な世界にだんだんひきつけられる。

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    2012年08月18日
  • ペット リマスター・エディション 5

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    むしゃくしゃすると、本を買ってしまう。

    初めて行った丸善の丸の内本店。
    ずっと読みたかった三宅乱丈のペットを見つけたわたしは、
    気がつくと全巻を手に取りレジに向かっていた。

    夜勤明けで頭はふらふらしていたが、
    ページを繰る手は止まることはない。
    高揚したままひと息で読んでしまった。

    三宅乱丈という人の才能の片鱗に触れ震える。
    高ぶった気持ちはおさまることなく、行き場を求めて彷徨う。

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    2012年08月08日