佐野晶のレビュー一覧

  • 侍タイムスリッパー

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    面白かった。
    映画「侍タイムスリッパー」を見事にノベライズしてあり、映画の感動をそのまま追体験しているような爽快感があった。
    小説は文章から人物や風景そして場面の状況を想像するものだが、本作は映画という映像作品があって書かれたので、作中の人物、背景、状況、登場人物たちの具体的な姿を小説の中に登場させて読める楽しみがあった。
    映画と見事にシンクロし楽しく読める一冊だった。

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    2025年12月19日
  • 侍タイムスリッパー

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    映画館に観に行ったし、テレビでも観た。
    好き過ぎて、本が出てると知って即購入。
    映画の中では、映像が流れていく場面の、新左衛門の感情とかとか、本では読めた。
    でも、ほぼほぼ映画と同じ。本読みながらまた映画を観てるようで。
    私が気になってる、あの後どうなったのかが、書いてないかな〜と期待したけど…
    最後の3行は、ほんのちょっとその後が書いてあったって感じかな。
    その後の続編やってくれないかな〜
    やっでも、それは無しで、勝手にどうなったんやろ?って想像してるだけでも いいのかな?
    あーでも、やっぱり続きが気になる。
    左之助〜

    録画してるからね、また映画の方 観ようっと。

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    2025年12月17日
  • 小説 きみの色

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    映画を観たあとに読みました。
    映画本編に忠実なうえで捕捉される情報が多く、作品への理解が深まりました。

    加えて、映画本編より少し先の話も描かれている点も大事なポイントです。これから3人がどうなるのか、とても気になります。

    文章も読みやすくてさくさく読むことができました。本編同様、心の動きを丁寧に拾い上げている作品なので、この映画が好きになった人にはぜひ読んでみてもらいたいです。

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    2024年09月23日
  • Cloud クラウド

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    最初は映画をやるということで気になり小説を読みました。

    読むにつれてどんどん世界観に引き込まれて1日で読んでしまいました。
    最初は映画の告知で吉井が何故狙われているのか分からずにいましたが読んでみてそういうことかと理解して最後の終わり方も私個人ではとてもいい終わり方でした。

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    2024年09月23日
  • 小説 きみの色

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    ネタバレ

     凄く楽しかったー!!映画では触れられていなかったトツ子たち3人の心情が丁寧に綴られていて、より深くストーリーに入り込めました!!

     一番楽しかったのは、11章のライブ。実際にイヤホンで曲を聴きながら読むと信じられないくらい楽しくてノリノリで読んじゃいました!劇中歌を聴きながら読むってことをしたことなくて、もうこれだけでも買った価値ある。

     あと、この小説、恋愛パートもすごく良くて、ルイくん鈍すぎるよー!!!!!!!って、悶えちゃいます。めっちゃキュンキュンする。あの二人は、はたして付き合うことができるのか。気になる。2巻出して欲しいです。

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    2024年09月15日
  • そして父になる

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    ネタバレ

    6歳まて成長した子どもの取り違えの話、実の親か育ての親がそのまま育てるか、考え、悩んでいく、人生は選択の連続と言うけど、これは究極に近いかも。
    昔は本当にあったようで、中々につらい話です。
    感情が。。

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    2024年08月04日
  • ゴースト・ポリス

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    佐野晶『ゴースト・ポリス』小学館文庫。

    第1回警察小説大賞受賞作。しかも満場一致での受賞らしい。先に読んだ第2回受賞作の鬼田竜次『対極』が新人作家としては驚くほど面白かっただけに期待は高い。

    つい先日読んだ前川裕の『逸脱刑事』も主人公は東大卒なのに地方公務員採用の警察官だったが、本作もまた地方公務員採用の新人警察官が主人公である。

    タイトルが『ゴースト・ポリス』というから、ホラー系の警察小説かと思ったら、人情系の警察小説だった。なるほど、警察組織に潜む異常性を描きながら、新人警察官の成長と猟奇殺人犯捜査の行方を巧く描いている点が素晴らしい。


    主人公の桐野哲也は東北大学法学部を卒業し、

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    2024年03月23日
  • 拾われた1ペニーの花嫁

    購入済み

    素敵なお話。
    コミックス版を読んでからの購入でしたが、とにかく紳士なヒーローと健気なヒロインが少しずつ情を交わしてくのが丁寧に書かれていました。
    45歳のヒーローがヒロインにメロメロでかわいいです。

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    2021年01月17日
  • そして父になる

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    「そして父になる」是枝裕和氏

    1.購読動機
    休暇中、文字を食べたくて、読めればなんでもよかったんです。
    子供の取り違え事件。
    数年前に過去の事件として記事となりました。
    その取材もしたうえでの書籍ということであったため手にとりました。

    2.本書内容
    病院から電話があり、事件は動きだします。
    「取り違えの可能性あり。遺伝子検査を。」
    残念ながら、運命はいたずらで、6年過ごした子供は実の子供ではないこととなりました。

    本当の血の繋がった子供の育ての親との対面、そして実の子供とも面会へと事態は展開します。

    親はどのようにこの事態を受け止めるのか?
    また、流したい衝動と戦うのか?

    子供らは、

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    2020年09月23日
  • 拾われた1ペニーの花嫁

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    海軍を退役後、姉たちのお節介にウンザリして妻を見つけようとしていたチャールズと、夫と子供を亡くし、職も見つからず途方に暮れていたソフィ。チャールズが声を掛け、便宜結婚をする事になった。45歳と32歳。大人な2人が便宜結婚の陰で密かに感情を高めていく。お互いに「これは大目に見て」と言いつつ触れ合っているのが微笑ましい。海を捨てきれず、目的を持てないチャールズと、元夫の、無実ではあるが背負った罪を隠さねばならないソフィアの気持ちが丁寧に書かれていた。
    言葉と鉤型の義手をチャーミングに使いこなし、妻に毎朝紅茶を運ぶチャールズ。ソフィが隠していた元夫の事を知り、当然激怒するが、直後に見せた優しさと愛情

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    2020年02月24日
  • 三度目の殺人

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    映画 
    コレは弁護士と被告者と加害者の法廷の矛盾の話である。
    法廷で本当に真実を炙り出し判決は本当に正しいものかという問いである。
    様々なミステリーが物語織りなし、キリストの判決とダブル演出がある。
    そこの新約聖書と三度目の殺人を重ねあわると面白い仮説が出て来る。正しくそれが本編で言いたい事、無実な者も死刑にされる事もある事実だと思う。立証されなければ弱い立場である。

    娘を守る為に自分が罪を償ったのだろう。

    コレは現代版のキリストの処刑である。

    コレは名作である。

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    2020年02月12日
  • 三度目の殺人

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    ネタバレ

    映画を観ても「は?」な感じで終わってしまったので、小説の方はもうちょっと詳しく書いてあるところがあるかもと思って読んでみた

    誰が誰を裁くのか?
    法廷では真実は必要なく、方針とそれを裏付ける証拠が重要視される
    同じ殺人でも、動機により量刑が変わるという矛盾を突いた作品
    ただ、主題は違うところにあるのかもしれない


    三隅は「器」にすぎない
    そして人の思考を読み取れる?
    むしろ、読み取ってそのままの行動をとってしまう?
    なので供述がコロコロ変わったりしてしまうのか?

    最初は摂津の思考
    美津江を巻き込んだのも記者の描いた筋に乗ったため
    その後は重盛の推測する犯人像
    それぞれの相手の思考に沿った供

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    2020年01月28日
  • 小説 アルキメデスの大戦

    ネタバレ 購入済み

    映画とはまた違った面白さ

    映画で作品を知り、原作はまだ数巻しか
    読んでいません。
    映画では知り得なかった裏設定(?)の
    父親との思い出、確執、絆が描かれており
    結末も映画とは異なりますが
    小説版も面白かったです。
    櫂さんが鏡子さんと幸せていてくれたなら。

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    2020年01月11日
  • 小説 アルキメデスの大戦

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    ネタバレ

    1930年代、対米開戦を視野に入れた大日本帝国海軍の司令部は、戦艦大和を建造し、日本の国威を世界に示すという計画を立てていた。その計画に反対する海軍少将・山本五十六(舘)は、帝国大学100年に1人の逸材、アルキメデスの再来と称される天才数学者・櫂直(菅田)を引き入れる。櫂は数学者ならではの視点で、巨額の国費を投じる建造費の見積額に矛盾を発見。軍部の陰謀を暴こうと動き出す。

    8月にはあえて戦争映画を観ることにしています。今年選んだのは本作、思いの外とても良い映画でした。
    何といっても冒頭と呼応するかのようなラストの決定会議に愕然としました! 何故、戦艦大和の轟沈シーンがオープニングに使われたの

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    2019年08月26日
  • 蝶になれないシンデレラ

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    ネタバレ

    面白かったです。
    最初はタイトルに惹かれて購入しました。しかし、内容は帯の紹介文から想像していたのとは少し違いました。

    この物語りは幼馴染みの若き伯爵と地元の名士の娘の二人が大人たちの策略によって、引き離されてしまうという出だしで始まります。
    大人になって再会した二人は、引き離されたことも知らず、互いに「約束を破った」と思い込み、哀しい誤解をしたままです。しかし、ヒロインは継母から意に添わぬ結婚をさせられそうになり、幼馴染みの伯爵に助けを求め、「契約結婚」を持ちかけ、すげなく断られてしまいました。

    結局、紆余曲折の後、二人は誤解し合っていたことが判り、また互いの気持ちも確認して最後はめでた

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    2018年06月02日
  • 海よりもまだ深く

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    なにやってんだろね、このクズ!と思いながら読み進め、最後の方は涙で読めなくなった(個人の感想です)。これは母の物語。

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    2018年01月06日
  • 海よりもまだ深く

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    ギャンブル好きな主人公を軸に親子、夫婦関係を描く。愛される要素があったとしても、やっぱりだらしないな、この主人公は。老いていく母親の様子が寂しい。

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    2016年05月04日
  • 放蕩伯爵、愛を知る

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    夢中になって、最後まで一気に読んでしまった。

    駄目ヒーロー・デヴィンが、ヒロイン・ミランダに懐柔されていく様が面白い。読んでいてニヤニヤが止まらない…
    ミランダのことが気になって仕方がないのに、別の理由を自分に言い聞かせてる様を見てニヤニヤ。
    自分は散々悪く言う癖に、他の男がミランダを批判するとおまえの目は節穴かー!と怒る様を見てニヤニヤ。

    ミランダは率直な性格なんだけど、ギャンギャン系ではなく、デヴィンを振り向かせるため、したたか〜に描かれてるのも良い。

    デヴィンは駄目ヒーローだけど、絵に夢中になったり子供に優しかったりする面を読んで、一周回って私には愛おしいキャラクターに思えたな。

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    2015年10月29日
  • オリンポスの咎人 ルシアン II

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    ネタバレ

    これまたシリーズの2作目。(1作目もちゃんと読んでいるが主人公が好みではなかった)

    タイトル通りギリシャ神話をモチーフにした美しいファンタジー...ではなくて、主人公たちは禁忌を犯して天界を追放され、その罪を背負って人界に紛れてくらす人外の生き物。内容はハーレクインロマンスそのもの(爆)。

    神々から大切な箱の番人に選ばれたパンドラに嫉妬した誇り高きはずの戦士たちが、パンドラを殺し箱を開けてしまったために起きた悲劇。彼らは罰として各々の身内にあらゆる禍いを背負って生きることを課せられた。
    設定だけ聞けばわりと面白そう。
    で、ルシアンというのは「戦士たち」のリーダー格で死の番人。
    過去に人間の

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    2014年01月04日
  • 隠遁公爵、愛に泣く

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    最近、ハーレ系には飽きたと思ってたのに、なんでか面白かった。 キャンディス・キャンプは理屈抜きで肌に合うのかも。
    久しぶりに、本の一気読みして充実感感じたなぁ。

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    2012年06月07日