【感想・ネタバレ】そして父になるのレビュー

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Posted by ブクログ 2020年09月23日

「そして父になる」是枝裕和氏

1.購読動機
休暇中、文字を食べたくて、読めればなんでもよかったんです。
子供の取り違え事件。
数年前に過去の事件として記事となりました。
その取材もしたうえでの書籍ということであったため手にとりました。

2.本書内容
病院から電話があり、事件は動きだします。
「取...続きを読むり違えの可能性あり。遺伝子検査を。」
残念ながら、運命はいたずらで、6年過ごした子供は実の子供ではないこととなりました。

本当の血の繋がった子供の育ての親との対面、そして実の子供とも面会へと事態は展開します。

親はどのようにこの事態を受け止めるのか?
また、流したい衝動と戦うのか?

子供らは、みたこともない大人の家に預けられ、少しずつ距離を縮めていく対応にどんな表情で、どんな叫びを押し殺し、生活をしようというのか?

小説のなかの文体は、痛々しいくらいに真っ直ぐです。
時には、本を折りたたみたくなるくらいに。

3.最後に
私たち読者は、両家の大人、そして同じく運命に翻弄された子供たちに、ページを折りながら寄り添う気持ちで進めるほかありません。

読み終えて
 ありふれた日を
  省みて
   尊き生を 
    まぶたに描き

#読書好きな人と繋がりたい
    
    
    




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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年11月18日

エリートで仕事人間の福山のところに連絡があり、自分の子供が病院で取り違えられたという。子供を「交換」するという恐ろしい事態。めちゃくちゃよかった。映画向きによくできているともいえるが、大人たちの葛藤がよく書かれている。信じられないような状況に落とされた親子。最後がものすごくよかった。「もうどの子がど...続きを読むの親の子か・・・」というあたりのくだり。子供の気持ちがそれほど描かれていなかったのが残念だったけど、電気屋のおやじの子供の扱いなんかも、すごくいい。

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Posted by ブクログ 2015年11月26日

ノベライズなんてと舐めていましたが、思わず涙がでました。子供の取り違えがあったとして、それまで過ごした時間を反故にして再び入れ替わるなんて出来るんだろうか。
とにかく子供達のいじらしい気持ちに胸打たれて、映画見ていないものだからやきもきやきもきしました。とてもいい本でした。どうもうちにはDVD有るみ...続きを読むたいなんで見てみようと思います。

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Posted by ブクログ 2020年09月19日

映画も見たけど小説の心理描写がもっと面白い。父親同士の性格が対比的でそれが子供にどんな影響を及ぼすのか、という部分が見どころだと思いました。
仕事にとらわれていたときは見えなかったけど、新しく見えてきたもの。真相が明らかになっていくにつれて変わっていく主人公の心情が感動的。

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Posted by ブクログ 2020年07月21日

父になるという事は、なんだろうか?

漠然とした質問だろうが、この本を読みきった時に感じたことが、その人にとっての父親なんだろうなと思う。

厳しい父親、遊んでくれる父親、見守ってくれる父親。色々な父親が存在する。

結局のところ、子供にとって安心や尊敬、愛をくれる人が父親なんだなって私は思った。

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Posted by ブクログ 2020年02月20日

内容は面白かったけど最後がどっちつかずでうーんとなった。
きっかけとなった人ももやもやするし、主に良太家がずっと悩んでて気持ちも複雑で、実際自分はどうするだろうかと考えさせられた。

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Posted by ブクログ 2019年11月21日


赤ちゃん(我が子)を取り違えられた2つの家族の物語。

産みの親か、育ての親か。
親とは何か、家族とは何か。
葛藤が描かれています。

数年前に「家族という病/下重暁子」という話題作もありましたが、家族という、完全には自分で選べない集団に属するとき、納得できない想いにどう折り合いをつけるかは...続きを読む、なかなか難しいけれど、それが生きるということなんだろうと思います。

自分が持ってる正義感がどうしても曲がっちゃうときって、家族のことなら、よりツライものがあるよね。

先に映画を見てまして。
福山雅治さんとリリーフランキーさんの
父親っぷりの残像が残ってます。
育ててきた子と血が繋がってないと知ったとき、人間力が試されますね。
わたしなら、どうなっちゃうんだろう。

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Posted by ブクログ 2018年12月17日

福山雅治主演の映画を観た後に、完読。

映画も良かったが、こちらの方が、私は好きだ。

にしても、事件のきっかけとなるあの女性には同情できない。

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Posted by ブクログ 2018年08月07日

血の繋がりか、育ってきた家族か。とても残酷な選択だと思う。
本当に大切なものを見失いかけていた主人公が、父親という存在と戦う話なのだと思った。自分の過去、今の自分。家族とギクシャクしていた環境が、主人公の性格を形成していったに違いないのだが、どの目線で見るかで物語の受け止め方が違ってゆく。
映画を先...続きを読むに見ていたのだが、文章になるとまた違う。
親というものに迷ったとき、立ち止まって考えるにはとてもいい作品だと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年07月16日

知ってたからこそ、今日まで読めなかったけど、読み始めたらいつものごとく一気読み。
もっとゆっくり読みたいけど、先が気になってしまって。
血か
時間か
父親が左遷されたあたりから、気づいて変わっていくまでのところがよかったかな。
よかったね、気づいて。
人は自分しか変えることはできないからね。

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Posted by ブクログ 2018年06月03日

赤ちゃんを取り違えられた2組の夫婦の物語。対照的な環境で育った子供が、取り違えられていたことが判明し、それぞれの本当の両親のもとへ帰る。映画よりも、父親の内面の描写が詳しく描かれていて、「そして父になる」のタイトルに結びついた。登場人物が、映画のキャストのイメージそのものだった。

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Posted by ブクログ 2017年12月16日

赤ちゃん交換
自分だっらどうするだろうかと、大半はずっと心苦しい
最後はそれなりの結論に賛成しつつも一生背負うものの大きさにスッキリは出来ない

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Posted by ブクログ 2017年05月27日

雄大が子供との過ごす時間を持ってこなかった良多に言った「何言ってんの。時間だよ。子供は時間」という言葉が印象的だ。血のつながりと、これまで一緒に過ごしてきた時間に葛藤しふたつの家族は翻弄される物語だけど、ひとつの答えはここにある気がする。
オイラも小さいガキと過ごす時間の大切さに気がつかない人間だ...続きを読むった。あるきっかけで毎週のようにガキが通うサッカーチームに同伴することになったが、この数年間があったからいまのガキとの関係があると思う。もしあの時に行動を起こさなかったら全然違ういまになっていたんだろう。殺伐としたものしか想像できない。だから母親と子供の関係に父親が太刀打ちできないのはある意味で当然かなと思っている。
タイトル通り、男が父になるということを教えてくれた。オイラは気がつくのが遅かったけど、ガキと一緒に暮らしてるこの時を大切にしたいと思う。いつか旅立つ日まで父でありたいな。

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Posted by ブクログ 2017年05月27日

 突然、小学校入学直前の我が子が、別の子どもと入れ替わっていたと知ったら、親はどうするのでしょうか。

 前半は、きめ細かく、2つの家庭の心の動きを描写します。主人公は、自分自身も継母に馴染めなかった経験があり、父親に対して、今も強いわだかまりがあります。

 そんな自分とこれまでの我が子との関係、...続きを読む自分と親の関係、自分と妻の関係、相手の家族との関係、血のつながった我が子との関係、様々な関係を見つめる中で、父、夫、子としての自分を、主人公は見つめ直します。

 後半がやや性急な感じはしますが、読み手に本当の家族の在り方を問いかけることには、間違いなく成功しています。誰にでも共通するような答えはないのかも知れませんが、考えてみる価値のある問題です。

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Posted by ブクログ 2017年04月28日

エリートの夫に高級なマンション、高級な車に高級な服…。
良太はいちいち斎木家と自分とを比べているところが嫌だ。 家、車、着ている服。
そんな良太にみどりはだんだん気持ちが変化してくる。いや、最初から少し距離があったものがだんだん離れてきたのかもしれない。

良太はみどりの母と話すときも距離をおいて杓...続きを読む子定規な会話しかできないが、 雄大は初めて会ったにもかかわらず 里子と打ち解けるほどの大らかさがある。 ゆかりはそんな雄大に惹かれている。
慶太は家でみどりとはほとんど2人で過ごすのでテレビを見たり本を読んだりだが、琉晴が来たときには2人きりで間が持てない。琉晴は斎木家では父親と兄弟と一緒に時間を持て余すという経験は里子してなかったのだから。
良太はそれまでに父親らしいことは何もしていないし、それをなんとも思っていなかった。むしろ自分が仕事に忙しくしている状態を自分を作っていてそれを言い訳にしている。
自分がこの立場にたったらどうだろう、と皆考えるだろう。

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Posted by ブクログ 2017年03月21日

何が正解なのか、最後まで読んでもその答えは提示されていない。
もともと正解なんてあるはずもない問題で、無理にそこに答えを見出そうとすれば間違った方向へといってしまうからだと思う。

良多の生き方を見ていると、結局育てられてきた環境がその後の人格形成に大きな影響があるように思えてくる。
ならば私も母親...続きを読むのように、ときに激しくぶつかりときに笑いあいながら、心地いい距離感のある親子関係を築いていくのだろうか?
親が親であること。それは当たり前のことで疑ったことすらない。
幼い二人の少年にとって親以上にショックな出来事だったはずだ。
きちんとした理由もわからずに両親と引き離され、これまで見たこともなかった人間を父と呼べと言われても出来るわけがない。
何故こんなことになってしまったのか。
その原因を思うとき、言葉にならない憤りを感じる。
思うようにならない人生。
こんなはずじゃなかったのに!!と苛立つ毎日。
辛い気持ちはわかる。
でも、まったく関係のない人の人生を、まるで何かに復讐するようにめちゃくちゃにしていいはずがない。
物心がつく前に、親子の歴史が刻まれる前に、もっと早く何とかすることが出来ただろうに。
自分は義理の息子と良好な関係を築き、平和で幸せな日常を送っている。
検査で発覚しなければ、ずっとそのまま知らん顔をして過ごしていただろうと思うと、故意に乳児の入れ替えをした看護師に対して言いようもない嫌悪感がわく。
謝罪の言葉など何の意味もない。
たった5万円でどれほど反省しているというのだろう。
金額の問題ではないのだ。
きちんと詫びるべきところは詫び、ひたすら誠意を見せる以外に許される道はないと思うのだけれど。
自分のした行為がどんなに重大な結果をもたらしたか。
幼い子どもたちにどんな傷を残すことになるのか。
現実をしっかりと受け止めて、たとえ時効になってはいても取り返しのつかないことをしたと自覚してほしかった。
少しずつ父親になっていく良多。
裏切られ、自分が被害者の立場になって初めて向き合う家族というもの。
いつのまにか深く傷つけていた子どもの心。痛み。哀しみ。
やり直すのに遅すぎることはない、と信じたい。
ふたつの家族の未来がどうか幸せなものになるように。
いろいろと考えさせられる物語だった。

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Posted by ブクログ 2016年12月28日

映画化の時に気になって積読していましたが、実際に読んだのは福山雅治さんが父になった後になってしまいました。映画は見ていませんが、映画のキャストのイメージがあり、読みやすい本でした。
父親としての成長の物語ではありますが、人生の躓きを転機に子どもや妻や義母との関係も含めて修復していくところなど、少し展...続きを読む開が早く感じました。それぞれの視点での感情の変化など、まだまだ物語が作れそうな気がしました。

個人的にはいろいろ共感できる境遇もあり、いつか映画も見てみたいと思います。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年08月21日

小さいころに父と母と覚えてしまったらそのひとが父と母だけど。。。現在のその家庭の環境もあるだろうし。。。このテーマについていろんな選択の余地も考えさせてくれて、いい小説だったなあ。
餃子食べたくなるなー無性に。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年10月27日

映画の脚本を小説にしたもの……ですかね。
なのでちょっと小説としてのクオリティを心配していたんですが、そんな心配無用でした。
いい話はどんな媒体になってもきっといい話なんですよね! 映画は見てないのでわからないのですが。

肝心の話の内容は、良多という一人の子を持つ父親が、実は自分の子が取り替えられ...続きを読むた子供なのだと知ってしまってからの話。
テーマとしてはすごく重くて、対照的な二つの家族と、それぞれの登場人物の過去とが複雑に絡み合って。
一般的には子供同士を交換してしまうのが普通だといわれるけれど、果たしてこの家族はどういう結論を出すのか、というところがポイント。

あんまり話してしまうとネタバレになってしまいますが、「家族」ってなんなのか? を考える上ではとてもいい小説だったと思います。
是非是非オススメです。

今度は是非、映画も見てみたいと思います。

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Posted by ブクログ 2015年10月03日

複雑。自分だったら。。どうなんだろう?育てた子も自分の子も両方引き取りたくなるんだろうな。無理だろうけど気持ち的に。

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