あらすじ
「6年間育てた息子は、他人の子でした――。大切に育ててきた6歳の息子。彼は、出生時に病院で取り違えられた他人の子供だった」。是枝裕和・監督、福山雅治・主演で、カンヌ映画祭・審査員賞を受賞した映画『そして父になる』。現在、もっとも勢いのある尾野真千子、真木よう子という豪華俳優陣の競演とともに話題を呼んでいます。本書は是枝監督自身による渾身のノベライズ企画です。映画の余白を埋めていく、文字でつづられる家族それぞれの物語。
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Posted by ブクログ
6歳まて成長した子どもの取り違えの話、実の親か育ての親がそのまま育てるか、考え、悩んでいく、人生は選択の連続と言うけど、これは究極に近いかも。
昔は本当にあったようで、中々につらい話です。
感情が。。
Posted by ブクログ
大企業スーパーゼネコン超一流サラリーマン主人公 良太が6年間育てていた子供は他人の子供だったことを、ある日、元産婦人科の病院から呼び出され、医師からそのように告げられてしまう。嫁が子供を出産した直後、看護師によって、子供を他の子とすり替えられてしまったのだ。元産婦人科の病院で すり替えられた側の夫婦と主人公の夫婦にとって、それは驚愕の事実だった。
病院側からすると 大人になるまえに双方の子供を交換して欲しいとの事。さすがに、そんな事言われても、両夫婦はとまどった。が、病院の言う通り、週末毎に相手側の子供を交換することを両夫婦は始めた。6歳になりたての子供に、こんな事を説明してもなかなか理解されないし、そもそも大人たちでさえ、理解できない。良太は、仕事の大きなプロジェクトで なかなか 家庭問題への対処もうまくいかず、憔悴しきっていた。
子供を交換して、12週目、今度は良太夫婦は交換した子供に、自分たちを父母と呼ぶ様に躾けようとするが、なかなか元相手側の子供は納得してくれない。
仕事では、赤子入れ替えの裁判が会社で知れ渡った影響で 田舎の方に左遷される。
仕事も家庭環境もめちゃくちゃになった良太が最後に取った行動とは。
Posted by ブクログ
知ってたからこそ、今日まで読めなかったけど、読み始めたらいつものごとく一気読み。
もっとゆっくり読みたいけど、先が気になってしまって。
血か
時間か
父親が左遷されたあたりから、気づいて変わっていくまでのところがよかったかな。
よかったね、気づいて。
人は自分しか変えることはできないからね。
Posted by ブクログ
血が繋がった者が家族なのか、過ごしてきた時間が家族を作り上げるのか、家族のあり方について答えのない難しい問を投げかける。話自体は淡々と進んでいく印象があり、次々にページをめくりたくなる、という感じではなかったが、後半になるにつれて良多の考え方がどんどん変わっていく感じは面白かった。
Posted by ブクログ
映画を見た
母親が何回もテレビで見るからテレビでチラチラ見てたけどちゃんと見た
ちゃんと見たらチラチラ見過ぎて意味なくなっちゃったのか、結末はあんまり自分的にうーんだった
福山本当にいい父親になれるのかな?って感じだった
私は結局一緒にいた時間派だなあ
みんなそうだと思うけど
でも、父と母は他人同士なわけだから、私たちが作った子供っていう存在が2人を繋ぎ止めるのも分かるし
でも時間っていうことは、もし子どもがもっと幼かったらはい分かりましたって取り替えたのかなって思ったらそれもよくわかんなくなるし
時間でも血でも、どっちがいい悪いはないし簡単にどっちがどっちって判断するものではないってことだ
だったらこれは何を問いかけたかったんだろう
医療過誤への問題提起か…?
実際に起こったことみたいで本があるからそっちはそうなのかも
おのまちが孤独ながらけいたを本当に愛してるのも伝わってそこも見ててズーンと来た
リリーフランキーと真木よう子の家庭はまじで理想
あとARATAはもう声で分かってアラター!ってなった
今よりちょっと若くて花とアリスの時と空気人形の時みがあってかっこよかった
中村ゆりも出た出たってなったしピエール瀧のカタギじゃない感がすごい
これは自分の家族が見たらどう感じるのかも怖いけど少し気になる