【感想・ネタバレ】小説 きみの色のレビュー

あらすじ

高校生のトツ子は、人が「色」で見える。そんなトツ子は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年・ルイとバンドを組むことに。トツ子をはじめ、それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた……。バンドの練習場所は、離島の古教会。音楽で心を通わせていく三人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。周りに合わせ過ぎたり、ひとりで傷ついたり、自分を偽ったり――やがて訪れる学園祭、そして初めてのライブ。会場に集まった観客の前で見せた三人の「色」とは。

思春期の少女たちが向き合う自立と葛藤、恋模様を『映画けいおん』、『映画 聲の形』『平家物語』などの山田尚子監督が描く青春群像物語。
8月30日の劇場公開に先駆けて、完全ノベライズ化!

©2024「きみの色」製作委員会

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

映画を観たあとに読みました。
映画本編に忠実なうえで捕捉される情報が多く、作品への理解が深まりました。

加えて、映画本編より少し先の話も描かれている点も大事なポイントです。これから3人がどうなるのか、とても気になります。

文章も読みやすくてさくさく読むことができました。本編同様、心の動きを丁寧に拾い上げている作品なので、この映画が好きになった人にはぜひ読んでみてもらいたいです。

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2024年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 凄く楽しかったー!!映画では触れられていなかったトツ子たち3人の心情が丁寧に綴られていて、より深くストーリーに入り込めました!!

 一番楽しかったのは、11章のライブ。実際にイヤホンで曲を聴きながら読むと信じられないくらい楽しくてノリノリで読んじゃいました!劇中歌を聴きながら読むってことをしたことなくて、もうこれだけでも買った価値ある。

 あと、この小説、恋愛パートもすごく良くて、ルイくん鈍すぎるよー!!!!!!!って、悶えちゃいます。めっちゃキュンキュンする。あの二人は、はたして付き合うことができるのか。気になる。2巻出して欲しいです。

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2024年09月15日

Posted by ブクログ

まずは良かった。映画も見た(小説の方が先)けど読んでおいて良かったなぁと思いました。映像だけじゃわかりづらい情景だったり、小説読んでて“ここ好きだな“ってシーンが結構あっさり流されてたから映画よりも好き。正直映画はイマイチだった、、ごめんなさい。

内容自体も全然複雑ではなく、田舎(島)に住む異なる3人組の男女がバンド組みつつ、ほろ苦い青春あり!って感じですごくほっこりしながら読めた。主人公の性格がほっこりしてたからそれも良かった。
繊細な感情表現だったりが垣間見えて、なにより主人公の「色が見える」っていう設定がすごく好み。

後半に主人公が日吉子先生に言った運命についてのセリフが一番好き。それこそ色だって運命と同じなのかなって思った。結局怒ったり、泣いたり、笑ったりしてても色は変わらない、運命は変わらない。だからそれを蔑んだり、悲観に思うんじゃなく、受け入れる、受け入れてあげる。すごく優しい考え方だから自分もそうできたらいいなぁって思えました。

タイトルにもある色がなにを指してるのかは正確ではないけどなんとなく感じてる部分があって、他の小説ではなかなか得られない感情が得れてとても良かったです。また読みたい。

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2025年09月12日

Posted by ブクログ

映画では明かされなかったそれぞれの心理描写とこんなんへの向き合い方が丁寧に描かれていてとてもよかった。
映画本編より少し先までが本作の時間軸なので、映画を深堀したい方は読んで欲しいと思います。

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2024年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

罰って罪を犯した人が、罪を犯したこと対する罪悪感だったり悩みだったりを紛らす面もあるんだなと思った。
映画館で見るのが楽しみ。

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2024年08月15日

Posted by ブクログ

映画もきれいだったけど、やっぱりノベライズが一番好き。書き込みが多いからね。3人の続きが読みたいです。

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2024年09月03日

Posted by ブクログ

映画を観に行こうかなという気持ちがあり予習も兼ねて。
評価は★3つだけど、4に近いです。

高校3年生の3人(トツ子、きみ、ルイ)が、ひょんなことからバンドを組む話から始まり、それぞれ抱える『秘密』と向き合って前を向いていこうとする。
その中で自分が過去についた傷や本当の自分を出したいのに出せない現状と「自分と向き合う」ことに勇気が必要なことを気付かされる。
小っ恥ずかしいようなくすぐったいような、向き合うって一つの成長なんですよねぇと。思わず彼らの背中を押したくなる気持ちになる作品でした。

『色』もキーになる。トツ子が見える色を観てみたいですね。

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2024年07月16日

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