佐野晶のレビュー一覧

  • 小説 アルキメデスの大戦

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    この作品はフィクションなんですよね ?
    内容的には面白く読めた。ただ読み終わって振り返ると少し内容が薄かった様な気がする。
    映画の映像では戦艦大和が撃沈する場面が見られるが、確かに映画として大和の戦闘シーンまで膨らませると魅力がある作品になると思う。

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    2019年07月20日
  • 三度目の殺人

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    ネタバレ

    人を裁くのに真実は必要ないのか?
    今の裁判の危うさを感じつつ、それでもできるだけ皆が真実を語り、真実に基づいて裁こうとしているんだと信じたいと思います。
    このお話は、果たして誰が真実を語っていたのかが全く分からない形であえて完結しており、その薄気味悪さが後味として強く残っています。

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    2019年02月18日
  • 蝶になれないシンデレラ

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    ネタバレ

    幼馴染の伯爵家の子息(ヒーロー)と地主の娘(ヒロイン)が両親によって引き裂かれて10年。
    その10年の間に男性恐怖症となったヒロインがヒーローに名ばかりの妻にしてほしいと頼みこむ。

    継母は悪い人じゃないんだけど、実際こんな人と一緒にいたら息が詰まりそう。
    ヒーローがヒロインに幸せになってほしいと、今までの習慣をなくして色々とお節介をやく姿が無自覚メロメロヒーローでした。
    言葉に詰まると眼鏡を外して拭きはじめるという癖を持つヒーローが可愛らしかった。
    邦題がとても内容にあっていて、この「蝶になれない」ってのはヒロインでもあるけどヒーローのことでもあるんだなぁと。
    青虫な二人の成長物語。

    関連

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    2018年12月03日
  • 三度目の殺人

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    映画のノベライズ本。
    映画を観た後に補填と復習。

    過去の判例に基づいて量刑が決められる予定調和の裁判で、真実は置き去りにされる。

    たくさんの嘘つきとたくさんの罪人がいるのに司法で裁かれたのは三隅だけ。

    誰も本当のことを話さない以上、どうするのが正しかったのか、どれが正解だったのか…

    問題は投げかけられたまま物語は終わる。

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    2018年10月24日
  • 三度目の殺人

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    三隅は、30年前に北海道で強盗殺人で2人を殺害。
    そして、今回、食品加工工場を経営する社長を殺害。
    三隅の弁護を担当する重盛は
    ありふれた強盗殺人だと思っていた。
    事件の詳細が見えてくると
    ふっと三隅が遠く離れていく気がする。
    真実はどこに?

    映画を観る前に読んでおきたくて。
    うーん「器」がキーワードになるのかな。
    映画を観たら、謎が増えそうな気がする。

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    2018年10月02日
  • 三度目の殺人

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    なんとなく「容疑者Xの献身」に似ていたが、最後は読者に想像させる余韻を残した終わり方だった。是枝監督の感じ方は読者次第というものなのだろうか。味わい深い作品だった。

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    2018年09月30日
  • 海よりもまだ深く

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    妻や姉側の立場で見てしまうからか、元夫のだらしなさにイライラしてしまった。
    ダメ人間だけど、人情味溢れていて、どこか憎めなくてほっとけない…という人のつもりで描かれているけれど、私にとっては許せないダメっぷりだった。

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    2018年08月13日
  • 三度目の殺人

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    「本当のことを教えてくれよ」最後にうなずく。

    「真実」は必要がない世界なのか・・・

    「ここではだれも本当のことを話さない」
    この言葉がすべてなのかな。

    映画は見てないけど、重いな~
    人の命も、生きていくという事も。

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    2018年06月11日
  • イングランドから来た花嫁

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    ネタバレ

    兄を庇ってできた傷が治らないまま、義姉に結婚相手を勝手に決められスコットランドへ旅立ったヒロイン。
    その結婚相手に復讐をしようと花嫁であるヒロインを奪おうとするヒーロー。

    リンゼイ・サンズのヒーローは相変わらず良い男揃い。
    ヒロインのことを思うあまり外に出ないよう閉じ込めてしまうけど、強気で行動的なヒロインは勝手に外に出てしまう。
    そして事件が起こる、というパターンの繰り返しが多くてちょっとマンネリ。
    ヒロインは結婚を無効にしたくて頭のおかしい女に思われるように、何も見えないところに友人がいるフリして喋り続けるんだけど、ヒーローがそれに困惑して「友人を紹介してくれないか?」というところで笑っ

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    2018年04月14日
  • 三度目の殺人

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    ネタバレ

    裁くとは、何が真実なのか、そもそも真実を知る必要があるのか…弁護士ってそういうことを考える仕事なんだと改めて気づいた。
    重盛の役を福山雅治って、出来すぎだ!かっこよすぎ。

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    2018年04月14日
  • 三度目の殺人

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    本当のことは分からないという話をしたら本当に本当のことはわからなくなったというお話。
    物語を語る視点としての、神の視点の排除って言うことなのかな?

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    2018年04月03日
  • 三度目の殺人

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    ネタバレ

    ノベライズとは思えないくらい読み応えはあった。ストーリーは古典的な「藪の中」。ちょこっと「グリーンマイル」の不思議能力の味付け。

    弁護士モノだからかな?物証を追求せずに、証言をもとに真相を追求していくので、犯人性を争うところが迫力に欠ける。証言翻されて右往左往してるだけ。テーマが「裁くとは?」にあるので真相は二の次なのか。ミステリを楽しみたいと思うと肩透かし。


    あと主人公、「愕然と」し過ぎ(笑)

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    2018年03月18日
  • 放蕩伯爵、愛を知る

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    ネタバレ

    ★3.5

    ザ・アインコートシリーズ1

    貧乏、放蕩、ヒーローがダメダメすぎ。
    15年も年上の悪女に掌で転がされてて情けないったら…真実を知るのも遅すぎるしただのアホ。
    なんだけど義弟にヒロインのことを相談したり、ヒロインと町の医者が仲良く喋ってるのを見て嫉妬(医者が若くてハンサムだなんておかしい!中年であるべきだ←笑)したりと可愛いところもあって憎みきれないんだなぁ。
    対してヒロインは賢くて、こんなヒーローには勿体無いくらいできた女性だけど、その凸凹感がお似合いなのかもしれない。
    二人のやり取りが面白くてテンポよく読めた。
    ヒーローがここまでアホじゃなかったら★4

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    2018年11月10日
  • 三度目の殺人

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    ネタバレ

    ラストがもやっとはっきりしておらず、個人的にはこういう終わり方は好きではないのですが、答えの出ない問題提起として、そこまで含めてこの作品の魅力なのでしょうか…?
    弁護士という職業の日常を垣間見ることができ、改めてこの職業をされている方々への尊敬の気持ちを抱きました。

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    2018年01月20日
  • 三度目の殺人

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    「ここではだれも本当のことを話さない」裁判ってなんなんだろう... 罪を裁くとはなんなんだろうって思いました。事件が起こるたび、じけんの謎を解く、暗闇に明らかにする...などと言われますが、この作品の三隅のような人だったら、明かせるんだろうか?弁護士の重盛と同じように読みながら「本当のことを教えてよ」と何度も思いました。映画も是非見てみたいな。

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    2018年01月18日
  • 三度目の殺人

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    映画は少し気になっており、書籍化されていたので読んでみる。
    殺人を犯した過去を持つ男が出所後、再度元雇い主を殺してしまう。主人公の弁護士達が、検察とやりあい軽罰を試みるが、被疑者の証言がどんどん変わり、翻弄されていく話。
    以前はこの終わり方だともやもやしていたが、本作はなにか効果的に心に届いた作品。人が人を裁くことはできるのか?を問う一作。やはり人は分かり合えない物だよなとも思う。

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    2018年01月09日
  • 灰かぶりの令嬢

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    ネタバレ

    ★3.5
    子爵の私生児として生まれたヒロインと軍艦艦長のヒーロー。
    ヒロインは祖母と宿屋と営むも客足が遠のき、髪を売るくらいすっかり貧乏暮らし。そこへ上官であるヒロイン父に命じられたヒーローがやってくる。
    ヒーローは部下の妻達が未亡人となり悲しむ姿を見てきたので自分は結婚しないと決めている。
    その件とヒロインの私生児問題が絡んでうまくロマンスにジレジレを生み出していた。
    基本的にはゆったりとしたロマンスでこの時期にピッタリな心温まるストーリー。

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    2017年12月12日
  • 三度目の殺人

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    ネタバレ

    んー。映画のノベライズにしては臨場感がないな。終始静かなイメージ。真実が分かっても静か。何を伝えたかったのか。

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    2017年12月06日
  • 海よりもまだ深く

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    ネタバレ

    主人公の良多のギャンブル好きはもうどうしようもない。常にお金に困っているから、実家から父の遺品を盗んで質に持って行ったり、最低な行動ばかり。
    でも良多のことを100%は憎めない。最低なんだけど、人間味があるからかな。別れた妻の交際相手に嫉妬したり、息子の前では見栄を張ってみたり。

    良多を見守る母親や、職場の後輩の存在がとてもいい。それから台風の真夜中に公園のタコ型遊具の中でお菓子を食べる、というシチュエーションにはワクワクしました。良多の息子、この夜のことはきっと一生忘れないと思う。

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    2017年10月01日
  • 海よりもまだ深く

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    周りの人たちがあまりにも優しすぎる。淑子おばあちゃん、町田くん、そして千奈津姉さん、響子さんも冷たく接しているようでちゃんと愛がある。それがこの物語の救いだと思う。
    普通なら主人公は早々に見捨てられている。良多は幸せだが、それに気づいてるのかな?

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    2016年10月04日