佐野晶のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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赤ちゃん(我が子)を取り違えられた2つの家族の物語。
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産みの親か、育ての親か。
親とは何か、家族とは何か。
葛藤が描かれています。
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数年前に「家族という病/下重暁子」という話題作もありましたが、家族という、完全には自分で選べない集団に属するとき、納得できない想いにどう折り合いをつけるかは、なかなか難しいけれど、それが生きるということなんだろうと思います。
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自分が持ってる正義感がどうしても曲がっちゃうときって、家族のことなら、よりツライものがあるよね。
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先に映画を見てまして。
福山雅治さんとリリーフランキーさんの
父親っぷりの残像が残ってます。
育ててきた子と血が繋がってない -
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Posted by ブクログ
映画に納得がいかず, 小説に手を出してみた。
映画では感じることのできなかった心理描写があって分かりやすくなっていたけど, やはり映画のスタンスと同じで, 社長を殺したのが誰なのかは最後まで明かされないし, あの段階で犯人性を争うと言い始めた三隅の想いも語られないため, こちらで想像する他ない。
邦画にありがちな展開なのに何でこんなに腑に落ちないんだろうかずっと考えてた。
多分私は物語を追ううちに, 重盛と同じ気持ち・目線に立ってしまったんだ。
真実なんて当事者しか知り得ないのに, それを知りたいと願ってしまう。誰かのために三隅が罪をかぶったのだと信じたくなってしまうのに, そうだと言っても -
購入済み
さすがカーラ ケリー
海上封鎖とフランス軍、スパイの伏線の使い方等々、後半の展開に、さすがカーラと愉しめる作品です。異母姉妹の続編は、あるのでしょうか?出版を期待させる終わり方も気になる作品でした。前半は、ややもたつくので🌟1つマイナスとしました。我慢して読み進めることをおすすめします。
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Posted by ブクログ
ネタバレ<マッケトリック家>シリーズ第二弾。
妻を亡くしたランスは、それを乗り越えられずに二人の幼い娘とも距離を置き、仕事に没頭していた。
そんなランスの前に、木の妖精のような女性エコーが現れる。
前作よりも面白かった!
ランスの二人の娘達が可愛かった。
子どもたちの心情に、ホロリとくる場面もあった。
犬も子供たちも欠かせない、素晴らしい脇役だった。
そういえばエコーの愛のお守りを、コーラがランスに使ったことを打ち明けるのかとおもってたけど、それはなかったなぁ。
エコーが可愛らしかった。
前作のヒロインよりも、素直に感情移入できた。
次回作のキーガンも俄然楽しみになった。
☆4つ。 -
- カート
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試し読み
購入済み落ち着いたロマンス
一文無しの未亡人の32才のヒロイン
海に上がったばかりのヒーロー45才
コミックを読みました。原作とコミックは最後が少し違いました。原作は少し悲しい。世の中の権利にヒーローも自分の無力を感じた終わり方はイギリス的です。これが、アメリカ人ならコミックの様に隅々までハッピーエンドになっていたかも。 -
ネタバレ 購入済み
面白かった
ヒロインの昔とお針子の時と性格がだんだん強くなっているが、直向きさは変わらない。
ヒーローはずっとメロメロ。
ジェットコスターのように物語は乱高下しますが、面白く読めました。
『売り渡された淑女』にもヒーローは出てくるようですが、まだ未読。 -