あらすじ
クレイボーン公爵リチャードはついに、命を絶つ決心をした。4年前に悲惨な事故で妻子を失って以来、部屋に籠もって息をするだけの毎日だった。称号も財産も、もはや意味などない。生まれ育った城で死のう。そんな決意を胸に帰郷した彼のもとへ、ある夜更けのこと、何者かが訪ねてくる。誰にも会う気はないと門前払いを食らわそうとするも、訪問者は使用人の制止を振りきって城内に入り、叫び始めた。「公爵はどちらにいらっしゃるの?」たまらずリチャードが廊下に飛びだすと、そこには赤い髪の美しきレディが佇んでいて……。
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Posted by ブクログ
最近、ハーレ系には飽きたと思ってたのに、なんでか面白かった。 キャンディス・キャンプは理屈抜きで肌に合うのかも。
久しぶりに、本の一気読みして充実感感じたなぁ。
Posted by ブクログ
ザ・アインコートシリーズ2
妻子を亡くしてから四年間死んだように生きてきたヒーローと、父親のスキャンダルにより家庭教師をして生きざるを得なくなったヒロイン。
ヒーローを怒らせてばかりのヒロイン。その怒りというパワーでヒーローの活気を取り戻していくのがいい。
それにヒロインがヒーローへの愛を自覚した時に、世間から非難されたからといってヒーローへの愛を否定するのは愚かだというシーンでヒロインの強さを感じた。
前作にも登場したレオーナが今回ヒーローにあっさり袖にされてるのを見たら、改めて前作ヒーローの情けなさを実感する(笑)
Posted by ブクログ
〈ザ・アインコート 2〉4年前妻子を亡くした公爵ヒーローのもとにやってきた後見人とその家庭教師ヒロイン。彼の心にあった罪悪感や喪失感をうめてくれる二人の存在。何かを企んでそうな色ボケ女(1作目のあの女)とクソ夫のずーずーしさや悪天候により城に滞在することになった珍客連中のせいでドタバタ。そこでおこった殺人事件の真相と ロマンスに発展してく二人が過去と向き合っていく姿やら興味深い内容もあった。面白かったな。