カレー沢薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
OL兼漫画家・コラムニストの方による、ブスについてのエッセイ。同じ女性が書いていなかったら完全にハラスメントになっているのでは?というくらい強めの言葉がどんどん出てきて心配になります。
どうも元は連載モノのようで、編集者からテーマを貰っているようなのですが、そのテーマ出しがまずどうなの?というレベル。「ブスの老化」とか、何でもブスってつければ良いってモンじゃねぇぞ、ってモノから、最終的に「量産型ブス」「自撮りブス」まで至っては、何がしたいのか正直良くわかりません。
文章のテンポはメチャクチャ良くて、そういう意味では勉強になるのですが、1行にブスが3回か4回出てくるとなると軽くゲシュタルト崩壊 -
Posted by ブクログ
孤高の漫画家・コラムニストであるカレー沢薫御大の最新作は、「痩せたいが食べるのを我慢するのは嫌」、「お金は欲しいが働くのは嫌」など、人間が生きる上で直面するアンビバレンツに対して、できない自分を卑下するのではなく全面的に肯定しようというコンセプトで書かれた哲学書であり、まさに「人間革命」な一冊である。
一冊読み通して、御大の日本語表現の豊穣さには毎回感服させられる。例えばこんな文章。
「私も人の色恋沙汰というかエロ話が大好きなので、どこかでエロトークが開催されていると聞きつけるや否や、『話は聞かせてもらった』と窓から入って座に加わろうとする。しかし、いざ自分にマイクが回ってくる段になると『 -
Posted by ブクログ
もはや、「イラストも描けるエッセイスト」として、21世紀のナンシー関の後継者として各種媒体にエッセイを乱筆するカレー沢薫御大が、「ブスに厳しいブス」として、全てのブスに捧げる哀歌(エレジー)。
読み始めて3ページ目で、余りの「ブス」という単語の多さに、ゲシュタルト崩壊を起こす本書では、恐らく人類の歴史上、ここまで「ブス」というテーマについて語った人間はいないのでは、と思わせるほど、あらゆる角度から「ブス」について語られる。といって、何か有益なものが残るかというと、これが清々しいほど読後に残るものがなく、「あー時間を浪費した」という空疎さが残るのみであり、万人にはお勧めできない。
エッセイス -
Posted by ブクログ
クレムリンが終わってしまった。
昔何かであった『俺マ○ケンサンバが流行る前から知ってたし!』を地でいく言い方で非常に不愉快だが、私がこの作者さんを知ったのは実のところいわゆる同人時代(というか同人サイト)。その頃からなんかすげぇ人だなとは思っていたけどそのうち見なくなって、友人に「あの人デビューするらしいぜ☆」と言われて正気を疑いつつチェックして、思った以上に進化(あるいは退化)していたのが昨日のことのようだ。
内容的には、なんていうか説明しがたいが、リア充爆発しろ的な猫ちゃんマンガ?でも私からしたらキャッツくんて充分リア充なんだけどな。
絵もネタも一般ウケしないだろうし、これはなんていう -