【感想・ネタバレ】ブスの本懐のレビュー

あらすじ

「cakes」の大人気連載「ブス図鑑」が待望の書籍化!!
「ブス」は個性なのか? 個性的な顔が「ブス」なのか?
そんな言われて嬉しくない言葉に正面から向き合い、
毒を以って毒を制す華麗なる「ブス使い」、
それが「ブスに厳しいブス」ことカレー沢薫。
漫画のみならず、鋭い切り口でコラムも大人気のカレー沢薫による
渾身のブスコラムをここに解き放つ!!
分け入っても分け入ってもブスの山。
ブスを見つめる先に見えるものは何か?

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Posted by ブクログ

笑いすぎて完全にアブない人になってしまう。外で読むのは危険。
ご唱和ください、「みんな違ってみんなブス」!!
もう本当に…ぶっちゃけ読んだ後何か心に残るとかはあんまりないんだけど、とにかく文章だけでこれだけ笑えるんだからすごいです。

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2022年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ブスについて面白いおかしく書いてある。
男には理解できない、女性の馴れ合いについても書いてあるため、「そういうことか」と気づかされることもある。
が、それを知って大変だなと思いつつ、ウザさが増すのも事実である。

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2017年02月27日

Posted by ブクログ

本書を初めて見たとき、至る所にブスと書かれていて、なんて酷い本なんだろうと思ってしまった。ページをめくっても一言目から飛び出す「ブス」の文字。今まで生きてきてこんなにもブスの文字を見たのは、後にも先にも本書だけだろう。しかし、慣れとは怖いもので、本書を読み終えるころにはブスの文字を見てもなんとも思わず、むしろ「ブス」という言葉の背景が真っ白となってしまい、「ブスとはなんだろう?」という作者の意図した思惑にまんまとハマってしまった。なんとも恐ろしい一冊である。
中身に関してはあまり書くことがない。なにせ読んでいるときは作者の容赦のないブス表現に抱腹絶倒の嵐であったが、いざ本を閉じてしまうとさっきまで読んでいたはずの内容が、スーっとどこかへ飛んで行ってしまうのである。内容を記憶できない本と書くと何だか神秘的に聞こえるが、辿り着いた先に待っているのがブスなのだからきっと誰も報われない。むしろ秘密を守る門番と間違えられそうな勢いである。
何だかブスブスと書き過ぎたような気もするが、かくいう私もブサイクであるため大目に見ていただきたい。

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2017年02月05日

Posted by ブクログ

 タイトルからして大御所すぎる。
 自称ブスである(顔を確認してないが、おそらくブスに違いない)著者が、ブスについて語るのだが、容赦がなく、さらに音が心地よく、こんなにブスという単語を聞いて心が躍ることはなかった。読んでいて楽しい日本語である。
 そして、ブスについて語られすぎて、もう、ブスとは何なのかさっぱりわからなかった。意味がわからなくなる。この意味がないのに面白いっていうのは実はものすごいんじゃなかろうか。
 たぶん神。しかし世の中に居るすべてのブスの神である。
 己にも刺さるが書著者にも刺さるというあたり、ブスはやはり業が深い。

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2017年02月02日

Posted by ブクログ

こんなにもブスを語彙力豊かに罵倒できるものかと感心してしまう。一冊まるまるブスという言葉の類語辞典だと思うとこれほど有意義な本はない。たしかに特に得るものはないけれど、言葉の遊園地みたいなエキサイティングな本であった。

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2016年12月19日

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この本は"ブスに厳しいブス"カレー沢さんからの愛のムチです。1ページ1笑いのごとく乱れ撃ちしてきますので、覚悟をして読んでください笑

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2024年03月31日

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漫画「ひとりで死にたい」で知ったカレー沢薫さん。
かつて読んだ「ブスのマーケティング戦略」と、色々な意味で真逆の一冊でした。
前半、本当に「ふふっ」って笑っちゃうくらい言い回しとかが面白いんだけど、後半は少し慣れて飽きてくる。でも面白いです。
「ブス」を色々な角度から考察していくんだけど、なるほど!という鋭い指摘も多々。でも、著者が自分のことをブスだと思っているという前提があるので、自虐っぽい雰囲気が全体から漂っていて悲しくもなければむかつくこともない。そして一貫してブスであることも肯定も否定もしないので、穏やかな気持ちで読めた。何の価値判断もせずにここまで掘り下げられるのもすごいよ。

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2021年11月13日

Posted by ブクログ

毒舌ブスコラム!
美人は三日で飽きるが、ブスは三日で慣れる。これを考えたのはブスであるを冒頭に、あらゆる角度からブスの生態を描き出した一冊。自分のブスを横に置いて、大いに笑わせてもらいました!

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2021年10月08日

Posted by ブクログ

カレー沢薫さんは、なんだかんだ言いながら結婚していて、エッセイが大人気で、勝ち組なのでは!?と思うけど、そんな人がこんなにブスのことを分かるはずがないとも思う。ただ卑屈な気持ちや嫉妬を笑いに変えてくれ、嫉妬する先の人にもいろいろあるんだと思わせてくれる力はすごいなあと思う。やっぱり好きです。

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2019年05月04日

Posted by ブクログ

最近WEBのコラムをよく読んで面白いと思うカレー沢メシアのご著書を初めて手に取ってみた。
著者本人も書いているが、本当に読んだ後何も残らない。
ある意味後味スッキリ!笑

がしかし、昨今話題になっている「ちょうどいいブス」とかを読んで呪いにかかるよりは、何も残らないこちらを読んだ方が、精神衛生上はずっといいと思う。

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2018年12月16日

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「ブス」をテーマに、色々なブスについて語る。
あくまで軽く、バタバタ切り捨てる。

担当の方が、色々なブスのワードを考えて、それについて筆者が書いているらしい。
例えば、ワーキングブスとか、ブスハラとか、ボタニカルブスとか、お題が決められて、それについてあれやこれやブスの生態について、面白おかしく語る。

ここまで、ブスについて考えられるのが凄いなと思う。
やはり筆者が女性であるからこそ、自分のこととしてブスを考え抜けるのだなと思う。

女性としてルックスで判断される立場にいるからこそ色々なしがらみから、自己のメンテナンスを怠らないようにすることできれいに保たなくてはいけないという暗黙の呪縛があること、それに対してめんどくせーと思うともうブスの始まりであること。
自分も女性だったら、本当にめんどくせーと思ってしまいそう。

この本は、ブスをこき下ろしているように見えるが、男子目線で、自分と無関係に、「ブス」と言っているのと全く違って、女性として、ブスの立場から自虐的に書いてある本だと思う。あとがきで筆者も言っているように、書いていてブルーになった。ということ。
ブスという言葉が持つマイナスパワーもさることながら、ブスという考え方が女性にまつわる色々な価値観や、ジェンダー的なしがらみを体現してしまっていて、自らがブス目線で、その核心に触れることがやはり疲れてしまうのだろう。

あと、筆者の観察眼と例え方にははっとする部分が多々あった。

言われてみれば当たり前なんだけど、なるほどーと思ったタイトル。
・「美人は3日で飽きるが、ブスは3日で慣れる」はブスが考えた言葉
・ワーキングブスの顔には「女の武器不使用」と書いてある。
・ブスの上に面倒くさがり、そして見た目に気を遣う女をバカにする「ブスの三冠王」

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2018年03月23日

Posted by ブクログ

WEBで掲載されていた、古今東西色々なブスについて書かれたコラムの書籍化。WEBで読んでた時も破壊力があったけど、書籍でも変わらず破壊力が高い内容。あとWEBではあまり気にならなかった挿絵が書籍では1ページまるまる掲載されており、電車の中で読む時にひやひやしました。とりあえずみんな買って燃やしてもう一度買おう。

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2016年11月19日

Posted by ブクログ

ブスという言葉が何回出てくるのか分かりませんが、この本はブスがどうこうというよりも、カレー沢さんの立て板に水の文章と、サブカルチャー比喩の秀逸さを楽しむ本だと思います。
何度も筆者が何も残らない本と自虐的に言っていますが、全くその通りで読んだ後何も残りませんでした。でもそこがいい。

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2023年05月29日

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OL兼漫画家・コラムニストの方による、ブスについてのエッセイ。同じ女性が書いていなかったら完全にハラスメントになっているのでは?というくらい強めの言葉がどんどん出てきて心配になります。
どうも元は連載モノのようで、編集者からテーマを貰っているようなのですが、そのテーマ出しがまずどうなの?というレベル。「ブスの老化」とか、何でもブスってつければ良いってモンじゃねぇぞ、ってモノから、最終的に「量産型ブス」「自撮りブス」まで至っては、何がしたいのか正直良くわかりません。

文章のテンポはメチャクチャ良くて、そういう意味では勉強になるのですが、1行にブスが3回か4回出てくるとなると軽くゲシュタルト崩壊を起こしそうになります。
文章自体も、やたら男性に媚びているような印象を受けたのですが、それは読み手の自分が男性だからでしょうか。そこまで自分を貶める必要は無いのでは…と思ってしまいます。
ギャグと言うか、面白い文章として書かれたものだと思うのですが、最終的にはなんか笑いきれない本になってしまったように思います。
文才はあると思うんですが、なんでこんな本書かせるかな…。

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2018年04月01日

Posted by ブクログ

特に何も得るものもない、ただカレー沢氏の小気味良い文章を読むだけの本です。
ブスについて無理やりテーマ決めて書いても、そりゃ面白くないでしょうよ。
かろうじてボタニカルブスの章と、セックス特集の章がおもしろかったです。セックス特集についてはブス関係なかったので、ブスの話は本当につまらないものですね。「みんな違ってみんなブス」なんかちょっと面白そうに思えて手にとっちゃうのが罪ですね。

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2025年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルにインパクトがあって気になって読んでみた。
本のタイトルの通り、ブスをテーマにしたコラムが多数掲載されている。
良い意味で中身がない本だが、読んでいて面白さを感じる。
こうもブスだけでいろいろ話があるもんだなとユーモアに圧倒された。

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2025年04月07日

Posted by ブクログ

カレー沢薫さんの本はこれで三冊目
あまり時間がかからずに読める
よくこんなにブスについて文章が書けるなと思った
面白いけど途中から飽きてきた
いつか思い出したらまた読みたい

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2021年01月22日

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ブスに真正面から斬り込んでいくエッセイ。ブスがバッタバッタと死んでゆく。
これがまた信じられないくらいおもしろかった。ブスが一体何をしたんだ!と庇いたくなるほど血も涙もなく徹底的にブスをディスり倒している。いやしかしそこには一抹のリスペクトさえ感じさせる。
ああ世の中にはいろいろなブスがいるなぁ。ブスは細部に宿っているのだなぁ。と感慨深いというか悟りの境地に達することができた。ワーキングブス。季節感のあるブス。ブスとはなんぞや。
最後まで読んだところで確かに得るものは何一つ無かったが、ブスに対する造詣と懐は深まった気がする。
みんな違ってみんなブス。

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2018年02月13日

Posted by ブクログ

ブスに始まり、ブスに終わる。正にとことんブスについてしか語られていない1冊。
これは、連載で時間をおいて少しずつ読むのが正しい楽しみ方だったのかも。一気読みすると結果、ブスはブス、となる(笑)

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2018年01月23日

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最初のほうは痛快な感じがするが、ずっと同じことを言っているわけなので、飽きる。途中でやめた本。続編のようなものが出ているそう。

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2017年10月30日

購入済み

ブスについて

ありとあらゆる枕詞をブスにくっつけた結果、故郷の村を焼いてきたブスが1番ツボでした。

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2017年02月22日

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ネタバレ

言葉のチョイスにキレがあり、とてもテンポよく楽しんで読めた。著者が作中で何度か書いているように、内容があるかないかでいうと、まあ特にはないのだが、読んでいて「確かに」「そうなんだよな」「そういわれてみれば」という共感や気づきがあった。思ってはいても体裁もあって言えないようなことをはっきり言語化してくれ、すっきりする。最も語感が気に入った単語は「エレクトリカルブス」だった。意味は特にない。あくまで語感の問題である。

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2017年02月20日

Posted by ブクログ

もはや、「イラストも描けるエッセイスト」として、21世紀のナンシー関の後継者として各種媒体にエッセイを乱筆するカレー沢薫御大が、「ブスに厳しいブス」として、全てのブスに捧げる哀歌(エレジー)。

読み始めて3ページ目で、余りの「ブス」という単語の多さに、ゲシュタルト崩壊を起こす本書では、恐らく人類の歴史上、ここまで「ブス」というテーマについて語った人間はいないのでは、と思わせるほど、あらゆる角度から「ブス」について語られる。といって、何か有益なものが残るかというと、これが清々しいほど読後に残るものがなく、「あー時間を浪費した」という空疎さが残るのみであり、万人にはお勧めできない。

エッセイストとしての御大の才能の一つはその独自の言語感覚であり、本書でもその才能が余すところがなく発揮される。個人的に一番好きなのは、「パンクロックとブスは親和性が高く、見た目的にもマッドがマックス」というタイトルで、これなんかは「声に出して読みたい日本語」として、国語教科書に掲載し、全国民が音読すべきであろう。もちろんBGMには「The Shaggs」をかけながら。

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2016年11月22日

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