カレー沢薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大好きなカレー沢薫さんのエッセイです。
いや、本当に面白かった。家族や家庭生活にまつわる話です。彼女と夫さんは一日5分くらいしか顔を合わせないという事なのですが、それでも結婚生活が維持できるのがすごいなぁと。そして、5分くらいしか顔を合わせないのに「トイレの使い方が汚い」と夫さんに怒られるあたりがもう謎。トイレ汚いって怒られたら5分の内3分は終わってしまうんじゃないかと、人様の結婚生活なのにこちらが心配になるレベルでした。
そして、そのトイレの汚い使い方をする人を「前だけ向いている(便を噴射した後を振り向かない)」というのだからポジティブなんだか、どうなんだか。この方のポジティブな面とネガテ -
Posted by ブクログ
週刊少年ジャンプの「友情・努力・勝利」に対するアンチテーゼとして「セックス・暴力・ギャンブル(+若干のシャブ)」を標榜する週刊漫画ゴラクで連載されているカレー沢薫女史のエッセイ集第2弾。
前作の「猥談ひとり旅」に続き、本作のテーマも当然エロである。例えば、「人を見たらプレイを疑え」という回は、Sの女王様から命令されて、乳首にプリキュアの絆創膏を貼って生活しているドM野郎の話からスタートする。普段、会議でスマートに話しているあの部長のシャツを捲るとそこにはプリキュアがいるわけであり、ここから、人はいつ、いかなるときでも性的なプレイを楽しむことができるという示唆が導出される。
さらに言うなれば -
Posted by ブクログ
はい面白い。10連休とかいう空前絶後のGW(ガッデムウィーク)にこの本があって本当に良かった!
これまでのブスシリーズはブスについての研究と考察でしたが、今回は「ブスの家訓」。
完全にブスがカレー沢先生ご本人に絞られた家庭コラムで笑った。
カレー沢先生の生活や、ゆかいな仲間たちのことがつれづれなるままに書き綴られており相変わらず抱腹絶倒させられます。文体もめちゃくちゃ面白いんだけど、まるっと共感できるからますます腹が痛い。
あんまりご自身の私生活のことには触れないミステリアスな方なのかなとか勝手に思ってたけど何でも赤裸々に書きまくっててそれがまた面白すぎてマジで自虐の神すぎる。
BBQをすれば -
Posted by ブクログ
安定の面白さ。文庫オリジナルで発売されるときき書店まですっ飛んで買ってきました。サインガチャ付き。
ろくでもない今日の日本においては、非リア充こそが低燃費安定型コスパ最高なのだ!というコラム。これはガチで真理。
同じくリアルが非充実側の人間なので怒涛の爆笑&共感の嵐に巻き込まれながら最後まで読み切った。
結婚してるなら非リア充ではないという風潮は確かに遺憾である。結婚してても「なんかいいことねえかな」「拙者がいる場所はここではないでござる」とお空を無気力に見上げてつぶやく主婦は往々にして存在する。
「IT用語」「時事漂流」のコラムもめちゃくちゃ面白かった。何が面白いってカレー沢薫先生が無職なと -
Posted by ブクログ
「ブス」をテーマに、色々なブスについて語る。
あくまで軽く、バタバタ切り捨てる。
担当の方が、色々なブスのワードを考えて、それについて筆者が書いているらしい。
例えば、ワーキングブスとか、ブスハラとか、ボタニカルブスとか、お題が決められて、それについてあれやこれやブスの生態について、面白おかしく語る。
ここまで、ブスについて考えられるのが凄いなと思う。
やはり筆者が女性であるからこそ、自分のこととしてブスを考え抜けるのだなと思う。
女性としてルックスで判断される立場にいるからこそ色々なしがらみから、自己のメンテナンスを怠らないようにすることできれいに保たなくてはいけないという暗黙の呪縛が -
Posted by ブクログ
やだ、なにこの本。めっちゃおもしろい。
ジレンマというか煩悩というか寝言というか「○○したいけど○○はやだ」というあれこれを、言い訳と屁理屈をこねくり倒して正当化しよう!という素晴らしい試みに満ちたコラム集です。最高!
できなかったことを悔やんで自己嫌悪するのはたしかに健康によろしくない。
いかにそれが英断だったかをポジティブに説いて、自己肯定にもっていくのがメンのヘルスのためには大事。いやー深い。浅いと見せかけて深いと見せかけて浅い。いや深い。
痩せたいが、食べるのを我慢するのは嫌
浮気したいが、浮気されるのは嫌
おごられるのはいいが、おごるのは嫌
一人の時間も欲しいが、ずっと一人は嫌
料 -