カレー沢薫のレビュー一覧

  • きみにかわれるまえに
    好きな小説家さん(矢崎存美さん)が、今年読んだ漫画の中で1番。と、あげていたのが、この本。
    著者さんの大ファンが身近にいたので、聞いてみたら、すぐに貸してくれた。

    初め、絵に違和感を感じて、これは読み切れるか?と思ったけれど、1戒からストーリーにのめり込んだ。
    読み進めれば読み進めるほど、泣く。。...続きを読む
  • ひとりでしにたい(1)
    これと風太郎不戦日記を買ったのですが、両方一気に読むと、生きたいのか死にたいのか、とりあえず強く生きていこうと思えます。

    汁まっしぐらな人生なんで、主人公と同じ視線で読める。汁だけは回避するために、やれることを…2巻読んでから考えよっと思います。
    同じくまっしぐらな父親にも勧めておこう。
  • 月刊!スピリッツ 2021年1月号(2020年11月27日発売号)

    雑誌ならではの楽しみ

    水谷緑先生の『こころのナース夜野さん』の単行本を持っており、こちらの作品を追いかけたくてはじめてスピリッツを買いましたが、他の連載作品もとても面白かったです。特にお仕事や研究を題材にした作品は、一話を作り上げるのにどれほどの取材をされたのだろうという読みごたえで、通読してみたくなりました。
    単行本...続きを読む
  • きみにかわれるまえに
    カレー沢薫御大の作品でここまで泣かせられる日が来るとは思わなかった・・・。

    犬・猫を題材にペットを飼うことの切なさや悲しさが描かれた17の短編マンガ集であるが、いずれも各ストーリーの主人公は御大が得意とする現代社会のブラックさに疲弊しており、その中で愛するペットにいかに救われたかが滔々と語られてい...続きを読む
  • きみにかわれるまえに
    筆者のエッセイは何冊か読んだけど、漫画は初。
    とにかく話の密度がすごい。
    1話ごとは10ページ前後だけど、読ませる行間がすごい情報量で、同じあらすじで30ページ読み切りにも連載にもできそう。
    1話が!

    登場人物はみんな結構闇を抱えてたりするけど、ペット愛はあったりする。

    そして、最終話のラストに...続きを読む
  • ひとりでしにたい(1)

    重いテーマなのになんか笑える

    孤独死という重いテーマを、コミカルかつシュールに描いていて、暗くならない。
    これからの時代、どう生きどう死ぬか、というテーマは、より重大なものとなっていくだろう。それを考えるのにいい本だと思う。
  • ひとりでしにたい(1)
    著者さんの作品は初読み。
    妹が大好きな作家さんで、ちょうど、引っ越しの話をしていた時に「よんでみる?」と、出してきた(笑)

    35歳設定の主人公だけど、これ、知らない人多いかも。な、実践的な社会保障制度とかが書かれてる。

    この漫画では無いけれど、「大学の学費は全額親に出してもらいました」「家は親の...続きを読む
  • ひとりでしにたい(1)
    ルックス的にも生き方的にも追い求めてみたいモデルとしての象徴だった伯母さんが"汁"になったことを知らされるところから、死生観をザンギエフのパイルドライバーよりエグい角度で揺さぶられる読む九相図だった。汁て。
  • 月刊モーニング・ツー 2020年5月号 [2020年3月21日発売]
    「はたらく細胞LADY」毎回タメになります。女の子たちもかわいい。乙川灯先生の描く女の子はかわいくてやわらかい雰囲気をまとっていて良いです。
  • もっと負ける技術 カレー沢薫の日常と退廃
    あいかわらず思わず笑ってしまうけど、グサグサと真実をつかれるし、なんだかんだ言いながら救ってくれるので、飽きずに好きなんだろうと思う。
  • ビッグコミックオリジナル 2020年1号(2019年12月20日発売)

    ほぼ楽しめます

    若干青臭いマンガもあるけど、じっくり楽しんで読んでます。
  • ブスの家訓
    外で読んでるとついプッと吹き出してしまい、恥ずかしいやつ(笑)。

    多少盛っている部分はあるだろうけど、それを差し引いてもこの人よく結婚できたな、そして結婚生活を維持しているな……と思う。
    夫さん神!と共に、全ヲタクにとって、このような夫は理想。
  • ブスの家訓
    大好きなカレー沢薫さんのエッセイです。
    いや、本当に面白かった。家族や家庭生活にまつわる話です。彼女と夫さんは一日5分くらいしか顔を合わせないという事なのですが、それでも結婚生活が維持できるのがすごいなぁと。そして、5分くらいしか顔を合わせないのに「トイレの使い方が汚い」と夫さんに怒られるあたりがも...続きを読む
  • 生き恥ダイアリー
    週刊少年ジャンプの「友情・努力・勝利」に対するアンチテーゼとして「セックス・暴力・ギャンブル(+若干のシャブ)」を標榜する週刊漫画ゴラクで連載されているカレー沢薫女史のエッセイ集第2弾。

    前作の「猥談ひとり旅」に続き、本作のテーマも当然エロである。例えば、「人を見たらプレイを疑え」という回は、Sの...続きを読む
  • ビッグコミックオリジナル 2019年10号(2019年5月2日発売)
  • ブスの本懐
    カレー沢薫さんは、なんだかんだ言いながら結婚していて、エッセイが大人気で、勝ち組なのでは!?と思うけど、そんな人がこんなにブスのことを分かるはずがないとも思う。ただ卑屈な気持ちや嫉妬を笑いに変えてくれ、嫉妬する先の人にもいろいろあるんだと思わせてくれる力はすごいなあと思う。やっぱり好きです。
  • ビッグコミックオリジナル 2019年8号(2019年4月5日発売)
  • クレムリン(1)
    著者の『負ける技術』というコラム集が面白かったので、このひとどんなマンガを書くのだろう、と気になって読んでみた。
    大当たりだった。
    マンガオタクの女子中学生がそのまま育ったみたいな絵の画力すらも魅力的に見える。
    シュールできもかわいい。
    装丁センスも好き。
    画面だと見えないけれど天、地、小口が真っ赤...続きを読む
  • ブスの本懐
    最近WEBのコラムをよく読んで面白いと思うカレー沢メシアのご著書を初めて手に取ってみた。
    著者本人も書いているが、本当に読んだ後何も残らない。
    ある意味後味スッキリ!笑

    がしかし、昨今話題になっている「ちょうどいいブス」とかを読んで呪いにかかるよりは、何も残らないこちらを読んだ方が、精神衛生上はず...続きを読む
  • 猥談ひとり旅
    カレー沢薫御大が、得意のネットと妄想で調べたエロ知識をこれでもかと言わんばかりにひけらかす渾身の一冊。何と言っても連載元は、金と暴力と女(と若干のシャブ)で全ての作品が構成されている「週間漫画ゴラク」(個人の主観です)ということもあり、毎回の書き出しが担当が見聞きしたエロ話から始まるが、さすが日本文...続きを読む