福井久美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
金儲け目当てのインチキから、当時は一般的に受け入れられていたものまで、現在からすれば噴飯ものの“トンデモ医療”のオンパレードである(それにしたって、出血多量の症状にも瀉血が有効、とか本当に誰もオカシイと思わなかったのだろうか?)。現在の「○○に効く!」と謳っている健康食品やら健康器具やらにも、同じような臭いを若干感じるが、現代医療だって証拠(エビデンス)をもって有効・有用とされていても、これも新たな知見や技術で、時代遅れ、無効~寧ろ有害とか認識が改まってしまう可能性があるのかも、と思うと、遙かな将来、本書に載っている“医療”たちと同列にされない事を祈るのみ、である。
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Posted by ブクログ
ネタバレそういえば医学系の本って初めて読んだけど、結構楽しめた。
作者が現役の外科医ということもあり、過去の事例もただ珍妙な事件ではなくリアリティをもったシーンとなっている。つーか臨場感がありすぎて人をちょっと選ぶかも。
「外科的に(まだ)修復できない唯一の組織は、脊髄と視神経だ」とあったけど、逆に外科はそこ以外の組織をすべて修復できるというのは驚き。
まぁ移植とかもあるんだろうけど、それでも人類は麻酔がなかった頃に比べるとだいぶ進歩してきたんだなぁ…。麻酔がある時代に生まれてきて良かったぜ…。
個人的に印象深いのはケネディ大統領とその暗殺者(とされている人)を同じ外科医が担当した、という話。医者 -
Posted by ブクログ
負荷+休息=成長
自分の限界の少し上を日々目標にトレーニングや勉強などを行う。筋力は身体が壊れないようにリミッターが備え付けられており、それの限界点をほんの少し超えるようなトレーニングが望ましい。コンフォートゾーンを少しづつ上げていくイメージか。
そしてその後には休息が必ず必要となる。休息が成長を促進させる。また燃え尽き症候群も軽減する。50分集中し10〜15分の休憩。週に一度のなにも仕事をしない日を設ける、など、休息を仕事や一つのトレーニングメニューとすべき。
マインドフルネス瞑想、風景画や動物、お笑い動画なども良い
ルーティーン
集中力を限界まで上げていくには、日々をルーティーン化するこ -
Posted by ブクログ
ネタバレオルターエゴ戦略とは至って日常で使っている技術であった。
ただし、その戦略を無意識に使うのと意識的に呼び起こすという点が異なっていると本書を読んで感じた。
オルターエゴを呼び起こすトリガーを決めて、それを使うための技術がここに書かれており、既に使用していた技術をロジカルに考えることができるようになったのは大きな学びだ。
個人的に響いた言葉はモチベーションは感情に由来するというような記述だ。この点に関しては私にとって盲点であり、その通りだと気付かされたのは嬉しいことだ。
アドラー心理学でも感情は使うものと学んだがその感覚に近い考えだと思う。モチベーションを出すのに感情を利用する。不快な感情も快 -
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Posted by ブクログ
最後のページにこの本に書いてあることがサラッとまとめてあるので、それだけを5秒ほどで眺めても良い。
そこで示されている通り、この本に書いてあるもっとも大事なことは次の3つ。
1つ目。成長したければ負荷をかけて作業しろ。そして、負荷をかけた作業の後は必ず休憩をしろ!ってこと。
ここでは「負荷」の重要性より「休憩」の重要性が語られる。休憩しなければ作業効率が必ず落ちて成長どころか現在の生産性もマイナスになるからだ。
二つ目。自分にとってスターターとなるルーティーンを作ること。
これにより作業のパフォーマンスを上げることができる。
3つ目。作業の目的。
目的はできるだけ「自分の外」にあ -
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