福井久美子のレビュー一覧
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負荷+休養=成長
この方程式の中身を深く理解できただけでも、本書を読んだ価値があると思える1冊だった。
日本人は特に、休むことを怠慢、悪と捉える悪しき風潮がある。
企業における「勤怠管理」なんていうワードからもそんな匂いがプンプンする。
「勤」の反対は「怠」じゃないだろう。
つまり、「仕事に勤しんでいる」以外の状態は「怠けている」というわけだ。そんなわけあるかい!
そもそも勤勉=優秀という図式が正しいのかがそもそも怪しい。
適当に怠けていても、結果を出す。
そういった人間が評価されてしかるべきなのだ。
全然練習しないけど3割30本打てる優秀なバッターと、誰よりも朝早く来て夜遅くまでバットを振っているが2割打てない勤勉で凡庸な選手であれば、よほどの事情がない限り監督は前者をスタメンで起用するだろう。
単純な話だ。
勤勉であることは、優秀さの証明にははならない。
むしろ勤勉であるにもかかわらず結果を出せないのは無能もしくは、取り組んでいる物事に適性がないことを示唆している。
であるから、「勤勉=優秀」という価値観は、ものすごーくレベルが低い次元の話であると私には感じられる。
ところで、おそらくこの価値観は島国で農耕によって高い人口密度のなかで生きてきた私たちのDNAの深いレベルに刻まれていると推察する。
作業は毎日がひたすら同じような作業の繰り返しで、その日その時で大きな収穫が得られるような営みではないので、常に一定以上のパフォーマンスを求めることが要求される。
農作業自体は大して面白いタスクではなく体への負担も大きいが、田畑を維持するには多くの人手が必要である。
サボって怠けているようなやつは村八分にされたりして、生きていけなかっただろうことが容易に推察される。
そして、強固な同調圧力が生まれた。
一方で、欧米やアフリカの狩猟民族は、収穫のパフォーマンスが日によって全く違う。
たくさん獲物を狩れる日もあれば、すっからかんの日もあったであろう。
そして、ハンティングは瞬間の勝負であるから、その一瞬に向けて自分のパフォーマンスが最大化するよう準備する必要がある。
また、基本的には自分と獲物の一対一の勝負であるから、個人主義になる。
欧米の国々が働き方の効率を重視することや、バカンスを取るなどして休暇を重視する文化があるのは、おそらくここに根源があるのではないか。
彼らには、「有給休暇が取りづらい」とか、「周りが残業してる帰りづらい」みたいな感覚は皆無なようだし、ファッションや趣味嗜好、生活のスタイルも個性的な人が多い。
そして周りもそれを当然のこととして受け入れる土壌がある。
話が逸れたので本筋に戻すと、休養をとることは怠慢どころか、戦略的で生産的でアグレッシブな行為ですらある。
攻めの休養 とでも呼ぶべきだろうか。
休むことに罪悪感など全く抱く必要がないのだ。
なぜならば休養は自分と言うかけがえのない資本への最高の投資なのだから。
ただ、休養のクオリティーにこだわるばかりで適切な負荷をかけることをおろそかにしてはいけないのも事実。
「休む事は大切」だからといって、それをニート生活を正当化するための錦の御旗にしてはいけないのだ。
何事もバランスが大切。
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Posted by ブクログ
現状維持バイアスの使い方。
新規営業の時は今のままだと良くない、なぜ変えるのか、なぜ今なのか、さらには変えることによる手間がどれくらいでどのくらい軽いのかを見せていく必要がある。
逆に既存の場合は、今のものを続ける方が良い、かつ発展させる意味は?取引を続ける意味はを伝えていく。また、今やる際は現職の強み、つまり今までかけた労力、投資がどれくらいあるかそれによる影響はどのくらいあるかを見せて優位性を保つ必要がある。
今回の場合目標に対しての結果と意思決定のプロセス。
これらを考えるためのキックオフ。そもそもプロジェクトレベルの目標は?そのプロジェクトをすることでの事業部の目標は?それらをやった際にどのくらい企業レベルの目標に貢献できたか。この辺を明確にする必要がある。 -
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ネタバレ2024年の28冊目は、バーバラ・ブッチャーの「死体と話す」です。1992年から2015年までの23年間、ニューヨーク市検察局で死体調査官として5000体以上の死体と向き合った著者によるノンフィクションです。
殺人、自殺、自然死から事故による死まで、様々な死のシチュエーションが綴られて行きます。かなり精神的なタフさが求められる仕事だと思います。
ひるむな。考えるな。感じるな。感情をオフにしないとやって行けないのでしょう。
2001年9.11同時多発テロに関して、著者も事件の処理を対応していますが、現場にいたからさこそのリアリティを感じる文章です。
「あなたは、行動や成果によって測られる人間ではなく、存在することに意味がある人間」という言葉で締めたいと思います。生きてこそなんぼです。
☆4.7 -
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金儲け目当てのインチキから、当時は一般的に受け入れられていたものまで、現在からすれば噴飯ものの“トンデモ医療”のオンパレードである(それにしたって、出血多量の症状にも瀉血が有効、とか本当に誰もオカシイと思わなかったのだろうか?)。現在の「○○に効く!」と謳っている健康食品やら健康器具やらにも、同じような臭いを若干感じるが、現代医療だって証拠(エビデンス)をもって有効・有用とされていても、これも新たな知見や技術で、時代遅れ、無効~寧ろ有害とか認識が改まってしまう可能性があるのかも、と思うと、遙かな将来、本書に載っている“医療”たちと同列にされない事を祈るのみ、である。
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Posted by ブクログ
ネタバレそういえば医学系の本って初めて読んだけど、結構楽しめた。
作者が現役の外科医ということもあり、過去の事例もただ珍妙な事件ではなくリアリティをもったシーンとなっている。つーか臨場感がありすぎて人をちょっと選ぶかも。
「外科的に(まだ)修復できない唯一の組織は、脊髄と視神経だ」とあったけど、逆に外科はそこ以外の組織をすべて修復できるというのは驚き。
まぁ移植とかもあるんだろうけど、それでも人類は麻酔がなかった頃に比べるとだいぶ進歩してきたんだなぁ…。麻酔がある時代に生まれてきて良かったぜ…。
個人的に印象深いのはケネディ大統領とその暗殺者(とされている人)を同じ外科医が担当した、という話。医者である以上しょうがないけど、難しい職業だよなぁ、とかなんとか。 -
Posted by ブクログ
負荷+休息=成長
自分の限界の少し上を日々目標にトレーニングや勉強などを行う。筋力は身体が壊れないようにリミッターが備え付けられており、それの限界点をほんの少し超えるようなトレーニングが望ましい。コンフォートゾーンを少しづつ上げていくイメージか。
そしてその後には休息が必ず必要となる。休息が成長を促進させる。また燃え尽き症候群も軽減する。50分集中し10〜15分の休憩。週に一度のなにも仕事をしない日を設ける、など、休息を仕事や一つのトレーニングメニューとすべき。
マインドフルネス瞑想、風景画や動物、お笑い動画なども良い
ルーティーン
集中力を限界まで上げていくには、日々をルーティーン化することが最大のパフォーマンスに繋がる。不必要なものを環境から排除(特にスマホ)するミニマリストを目指し、サーカディアンリズムを整える。一つの場所、同じ時間、など定めることがルーティーン化のひとつ。
目的
価値観を5つほど定める
仕事や目標に価値観を照らし合わせ文章にしてみる
目的は自分自身のためよりも、家族や友人や周りの人のためと思う目的意識が有ればより良い。
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Posted by ブクログ
ネタバレオルターエゴ戦略とは至って日常で使っている技術であった。
ただし、その戦略を無意識に使うのと意識的に呼び起こすという点が異なっていると本書を読んで感じた。
オルターエゴを呼び起こすトリガーを決めて、それを使うための技術がここに書かれており、既に使用していた技術をロジカルに考えることができるようになったのは大きな学びだ。
個人的に響いた言葉はモチベーションは感情に由来するというような記述だ。この点に関しては私にとって盲点であり、その通りだと気付かされたのは嬉しいことだ。
アドラー心理学でも感情は使うものと学んだがその感覚に近い考えだと思う。モチベーションを出すのに感情を利用する。不快な感情も快の感情も等しくリフレームしてしまえば同じエネルギーであることを理解するのに役立つ記述であった。
オルターエゴ戦略は使い方が大事だろうと思う。
何か成し遂げたい人にはとても役に立つ技術だと思うので、本書を読んでみるのを勧める。