あらすじ
ハーバードの学生や大企業の管理職だって、みんな仕事でうじうじ悩んでいる!
学生や社会人が、今日も仕事の悩み相談に訪れる。ゴールドマン・サックス副会長等を歴任したハーバードの“キャリア相談室長”はどう助言するか。
本書を読めば、あなたも自分が本当は何を望んでいるかを知り、自分の潜在能力を発揮して、本当の<成功>をつかむことができる!
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Posted by ブクログ
ハーバードの自分を知る技術
悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ
著:ロバート・スティーヴン・カプラン
訳:福井 久美子
本書は、自分と向き合い、自分を知り、そして学び、成長するというのがテーマです。
「汝自身を知れ」、アポロンの宮殿の箴言、世阿弥の「離見の見」、ハムレット「自分自身に正直であれ」、古代から自分自身を理解することは、いかに大変かを語っています。
気になったのは、以下です。
・自分の願望が成就するカギは、成功することではない、自分自身の潜在能力を引き出すことにある
・あなたが生まれもった使命、あなたの思い込みや心構えを見つめ直さなければ、その飛躍を成し遂げるのはたやすくない
・自分の長所と短所を知る
・あなたのことを心から思いやり、厳しい現実を教えてくれる人、あなたの聞きたくないこともいってくれる人を大事にする
・なりたい自分になる
・人は自分の尺度ではなく、他人の尺度に従って方向を決めてしまいがちである
・能力を引き出すための5つのルール
①正しい行為は報われる
②社会通念に気を付ける
③自分の人生と選択に、自分自身が責任をもつ
④現実を見失わず、環境に順応する
⑤学ぶ
・自分のスキルの有無をきちんと自覚していない
・重要なのは、現実と向き合って、スキルについて具体的にはっきりさせること
・この道のプロとなるためには、何が必要なのかを考え抜く
・すべてに万能な人間はいない、だからこそ、チームのメンバーには、自分のスキル不足を補える人を選ばなければならない
・責任をもって自分のスキルを把握しましょう
・効率よく仕事をする人は、その仕事が好きである、効率アップがしたいなら、その仕事を好きになることだ
・相手が成功したのは、やりたいことを仕事にしたからだ
・高いパフォーマンスを長く維持したければ、内発的動機づけをいくらか満たす仕事をする必要がある
・あなたが何に関心があって、どんな人間なのかを伝えないと、他人にはあなたの考え方は伝わらない
・失敗に対応する秘訣
①冷静さを保つ
②時間をかけて、しっかり、反省する
③必要であれば、第三者に相談する
・もっと大きな仕事をしたければ、行動パターンを変える必要がある
・誰もあなたの行動など気づかないとおもっていませんか。誰も見ていないようでしっかりと見ています
・仕事のパフォーマンスをもう1段階上げるためには、品格とリーダシップを身につけることです
・優秀な人と、一流の人の違いは、品格とリーダシップだと、確信しています
・豊かな人間関係を築くためには、①相互理解、②信頼、③尊敬、が必要です
・メールは、複雑な話や難しいニュアンスを伝えるには全く適さない
・リーダに必要なことは、重要なことを自問し、時間をかけて考え、答えを導き出すことです
・アインシュタイン 重要なことすべてが把握できるとは限らず、把握できるものすべてが重要だとは限らない
目次
まえがき
第1章 あなたが生まれもった使命―はじめの一歩
第2章 自分の長所と短所を知ろう―自分の能力は自分で伸ばす
第3章 あなたが本当にやりたいこと―夢をみよう
第4章 自分を理解しよう―心の声の影響力について
第5章 チャンスを活かす方法―仕事力とキャリアマネージメント
第6章 “優秀な人”と“一流の人”の違い―品格とリーダーシップ
第7章 人間関係の重要性―すべてを一人でやることはできない
第8章 なりたい自分に近づくために―それぞれの道を歩む
謝辞
注
ISBN:9784484141114
出版社:CCCメディアハウス
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1500円(本体)
2014年07月20日 初版
2014年09月01日 初版第3刷
Posted by ブクログ
自分を見つめ直したい時に読むべき本!
図にまとめてあるように、自分の使命をしり、自分自身を知り、チャンスを活かす方法を知り、さらなる飛躍を目指して行動することが大切。
Posted by ブクログ
成功の指標は人それぞれ。
他人からの助言というのは、基本的に自分の考えや経験ベースで、自分の個性や能力を汲み取った上でのものではない。
→社会通念(いわゆる一般的な常識)に惑わされないように気をつけながら、周りの意見に耳を傾けるのがベスト。
自分の中で言葉の定義を考えることは、自分が生きていく上での価値観につながるため、今後も積極的に行っていきたい。
それを気づかせてくれた良書。
Posted by ブクログ
自分が仕事やプライベートで不安な時に読むべき本。
自分自体のことを可視化のやり方がわからないため、可視化する方法が書いてある。
またやり方だけではなく、同じ経験の体験談が記載されているのでイメージがつきやすい
Posted by ブクログ
「自分を知る」というタイトルだが、ほぼキャリアに関する自己分析に特化した内容。
帯に「彼以上にコーチングに優れた人はいない」とあるが、確かに本文には、コーチングの手法に基づいた「問い」がちりばめられており、都度はっとさせられる。
自分がやりたいこと、自分ができること、自分の強み、自分がかつてベストパフォーマンスを発揮した時のことなど、分かっているつもりで実はきちんと理解していない自分を掘り返してくれるという意味で、タイトルどおりの本だと思う。
そもそもキャリアに対する考え方の文化が違う海外の本ということもあるが、なかなかに核心を突いた、自己分析ができると思う。実際、記載されているワークをやってみると、シンプルな手法にも関わらず、視点が新しくなるのを感じた。
自分自身を見つめ直すことはもとより、職場の部下のキャリア形成アドバイスにも活用したい。
Posted by ブクログ
ゴールドマン・サックスで副会長まで務めたハーバード・ビジネススクール教授
ロバート・スティーヴン・ カプラン
・あなたにとって「成功」とは何なのか?
1.自分の長所と短所を把握する
→ 重要な問題を克服したいときはアドバイスを仰ぎなさい
→ 課題を放置することは致命的な誤り
2.ボランティア活動でスキルを磨く
→ コミュニティで働くことにはさまざまな利点があるのに、過小評価されがち
→ 普段の活動領域から出て、別の環境で新しいことをし、他人の支援を通じて、自分自身のことや自分に何ができるかが見えてくる
3.自分の望みをメンタルモデルで探る
→ 仮にあなたがあと1年しか生きられないとしたら、何をして過ごしますか? その結論から、あなたが好きなことは何で、やりたいことは何だと思いますか?
→ 仮にあなたにありあまるほどお金があるとしたら、どんな仕事やキャリアを追い求めると思いますか?
→ 将来的に成功することがわかっていたら、今どんな仕事を探すと思いますか?
→ 子どもや孫に、仕事でどんなことを成し遂げたと話したいですか? あなたのキャリアについて、どう説明しますか?
→ 第三者として自分にアドバイスするとしたら、キャリア選択について何と言いますか?
4.不当な扱いを受けた過去を消化する
→ その不当な扱いが今の行動にどう影響を与えているかを考える
→ 時間をかけて不当な体験を消化しましょう
5.十分に時間をかけた後に評価する
→ 仕事を2~3年やろうとは決意しなかった。1年間で区切って、定期的に見直しを行った
→ 1年の間は全力を尽くして仕事に集中した。何日も、または何週間もみじめな思いをしたときも、年末にはゆっくりと自分の状況を分析しようと決めていました
Posted by ブクログ
自分の生き方とか人生のステージとかが変わってきて、
その変化に戸惑っていたところだったので、
改めて自分を棚卸しすること、周囲ではなく自分の軸を見つめて行動することをこの本で教わることができたかなと思います。
10年位働いた人が読むのに良いと思います。
Posted by ブクログ
ちょうど自分の強みについて考え始めた時期だったので、とても響きました。周囲から適切なフィードバックをもらい、自分自身の評価とすり合わせていくという地味な作業が必要ですが、これができれば今後にとって大きな収穫になりそうです。
そのほかにも今後の指針となりえそうな、示唆に富んだ内容でした。
Posted by ブクログ
本書のテーマは「潜在能力をいかにして発揮するか」。「自分を知る」ことはそのための重要な要素ではあるのだが、邦題は本書の内容を的確に表しているとは言い難い。
それはさておき、本書の演習を実際にやってみたところ、自分自身に対する理解が深まった実感があり、かなり良かった。
Posted by ブクログ
自己分析をする上での指標や必要な取り組みが丁寧に書かれていた。
定期的に自分の経験の棚卸しと反省をして書き出すことは大事。こつこつやらなくては。
Posted by ブクログ
書いてあることに新しさはないかもしれないし、自己分析としてはベーシックなものかもしれないが、優秀なエリートの不甲斐ない小話を例に話が進む構成のため、所々のHARDTHINGSに同調しながら読み進められることで「自分みたいな人は至るところにいるし、ひとりじゃないんだな」感が得られるという、不思議な惹きつける力がある本だった笑
休みにちょっと棚卸しするか、でも何からやるか考えるの面倒だな、あるいはあれこれやったことあるからちょっと気分転換に新しい方法でも試してみるか、という軽い気持ちでやりたい人におすすめ。
Posted by ブクログ
ゴールドマンサックス出身の著書の経験が豊富に書かれているため、非常に納得感があります。
人の思想は親の影響が思ったよりも強いことがわかって驚き。
就職の自己分析のために読んだけど、どちらかというと既に働かれてる方向けかもしれません。自分のキャリアに疑問や不安がある方に是非。
また社会人になったら読み返したいです。
Posted by ブクログ
良本だったけど、割と他の本でも言われているような内容ではあった。
自分が何をしているときが1番イキイキしているか今一度考えることが大事。
仕事でどんどんのしあがっていく人はその仕事自体が好きである場合がほとんどである。
まとめると、自己分析の重要性を詳しく例を交えて解説する本だった。
Posted by ブクログ
自分を知るためのワークがたくさんあって、良かった。本書にも書いてある通り、実行するのは簡単ではないけど、実践し自分を知り、自分にとっての成功のイメージを少しでも掴めれば、生き方がだいぶ変わるのではないかと思う。
Posted by ブクログ
自分と向き合うための技術とワークが詰め込んである本。
長い人生のなかで常に自分のスキルとタスクを分析し学び続けなければいけない。
周りの声、人に影響されずに自分の心の声と向き合うことが大事。
不当な体験、境遇を人のせいにせずもっとスキルを身につける。
今日から自分がすることは
・他人を褒める習慣をつける
・日記をつける
・スキルアップの努力
Posted by ブクログ
第二章について
・思うようにステップアップできない人は能力の問題ではなく、自分のスキルを自覚してないから。自分の長所と短所を把握するには、よく見てくれている第三者からしっかりしたアドバイスを貰わなくてはいけない。(建設的な批評、厳しい指摘を受け入れる覚悟が必要)
・長所と短所は相対的なもの。仕事で求められるレベルと比較して評価する。まずは、会社や上司、業務が求めているスキルを明確にする。それを基にスキル評価をすればよい。また、求められるスキルは常に変化するので、常に自分のスキルを評価する習慣を身に付けなくてはいけない。
・メンターとコーチは違う。メンターは普段の自分の仕事を見てないので、自分から話した事柄にしか答えられない。その点、コーチは自分が気づいてない長所と短所を指摘してくれる可能性がある。コーチは自分から探さなくてはいけない。
第三章について
・自分が一番輝いていた時のことを思い出して、自分が本当にしないこと(情熱をささげられること)を考える。(輝いていた時というのが好きでかつ得意なとことで結果を出した経験といえるのかも…)
・外的動機付け(高収入、ステータス、権力)は大きな影響を持つのは事実だが、満たされるまで時間がかかるし、満たされないこともある。そして、ベストな結果を何年も出し続けなくてはいけない。そのためにも内的動機付け(学習意欲、信念、情熱、人間関係、訓練、所属意識(愛社精神)、仲間意識)をいくらか満たす仕事でなくてはいけない。
第四章について
・自分史を書いてみる。その時に勝者の口調と敗者の口調の二通りで振り返る。なぜそのような行動をとったか、なせそう感じたかを読み解くこと。過去の経験が現在の自分にどう影響しているかを把握する。そうすることで、自分の行動の傾向が分かる。その上で今後のことを決めればよい。
第五章について
・長いキャリアにおいて失敗や不当な体験を避けることはできない。大切なことはそれらにどう対処するか。①冷静さを保つ②時間をかけてしっかり反省する(失敗から学び、再発防止策を打つ)③必要であれば第三者に相談する
・一度選んだ仕事には十分な時間をかけて取り組む(例えば一年で区切って仕事に全力で取り組み、一年おきにキャリアを再考する)。転職を心に隅に置いて仕事をしていると、全力を尽くして仕事ができない。(特にコンサルは転職する人間が多いから注意)
目の前の仕事で成果を出すことに集中すること。
Posted by ブクログ
表紙の“人生戦略ロードマップ”というフレーズに惹かれて買いました.ビジネスマン向けの本であり,学生の自分には少し当てはめづらい所もありましたが,この本で著者が主張したかったことは十二分に読み取れました.
今後,幾度となく人生の岐路に立つことが有ると思いますが,その時にはこの本を読み返したいです.
Posted by ブクログ
仕事柄、やはり“自己分析”ってなにも就活生だけがやるものではないんだなということが分かった。
いかに自分の得意、不得意を知るのが大切か。
やってみるしかない。
Posted by ブクログ
仕事や自分探しで悩む人への本 良かった点
・分かりやすい文章で読みやすい。
・様々な例が使用されており、共感できる人物が出てくるかもしれない。
・悩み等を手助けするための演習が書かれているため、何をすればわからないという人にとってはよいのではないか。
・仕事や自分探しなどで悩みがあり、なにか行動を起こしたいと思う人におすすめの本である。
気になったこと
・読み終わったあと演習だけ読み返したい場合、本のどこに書かれているのか分かりにくい。演習について書かれている部分を箱で囲ったり、本の最後の方に演習だけまとめて書いたほうがよいのでは。
・読者はすでにキャリアを積んだ経験のある社会人である前提で書かれていると感じた。
Posted by ブクログ
一般的に報酬は後払い。収入で仕事を選ぼうとする人は、何年も高パフォーマンスを出したのちに収入に結び付くことに留意するべき。
高いパフォーマンスを長年維持するには、内発的動機づけが必要。その仕事が内発的動機づけを満たすかどうか、考える。
将来の収入という外発的動機付けがあることはいいことだが、それだけで毎日を過ごすことはできない。
完璧な仕事はない。しかし楽しいと感じ辞めずに続けなければ生きがいにはならない。
自分史を書く。勝者の口調と敗者の口調で書く。英雄になったつもり、と悲劇の主人公になった気分と。
Posted by ブクログ
自分を知り、自分の潜在能力を最大限活かす本。
事例紹介が少し多めだった。
自分の潜在能力を発揮したいのなら、自分が何を信じているのか知ろうとし、それに向かって行動する勇気が大切である。
ただ、自分について知るのは難しい。
本文にあったツールを用い、少しでも自分を理解出来たらと思う。
Posted by ブクログ
冷静に自分を分析し、外的要因ではななく内なる情熱に耳を傾ける必要があるというメッセージ。
本書ではかなり具体的な「自分を知る技術」が記載されており、実践形式で理解を深めることができる。
こうした人生の指針を示す類の本は他にもあるが、ここまで具体的に「これをしろ」と述べられている本は珍しいと思う。
Posted by ブクログ
自分の人生観について考えさせられる本です。
自分で、または誰かと行うワークもついているので、きちんとこなせば自分自身についてよく考えるきっかけになります。また、実際にあった例もあり分かりやすいです。
ただ、読んでいると疲れます。。
Posted by ブクログ
おお!まさにそう!と思ったのは、「今はお金を稼ぐ時。それから夢を叶える。」というもの。そうやって色々脇道に逸れていくわけで。確かにお金がないは、一種の言い訳に過ぎないのかもしれない。
ほんとにそれはお金がかかるのか。
ほんとにやりたいことなのか。
なぜ今できていないのか。
ほんとうにそれしかみちはないのか。
そもそも、情熱を持ち続けられるのか。
自分を明らかにすることで、意思決定の材料をつくることができるほん。