梨沙のレビュー一覧

  • 花宵の人形師 あるじ様の熱情

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    ネタバレ

    もはや人形よりも死神物語、ルイス物語である、という状態から、華麗に取り戻したなあ。
    暫くはハーレムものって結果的にこんなにつらいのか!とルイスに同情しまくりだった。
    一番先に自覚して行動したのになんて切ない立場……。
    美言ルートにすっかり馴染んでしまえば可愛いの宝庫だった。
    美言さん、理由なんか後付けで、(赤ちゃんみたいなもので(?)、)単純にずっと抱き上げていたいんでしょわかるよ……。

    ルイスを軸に、フランスに探しに行ったりがっつり前世が絡んで来たり、クラシカルロマンチックな感じが予想外ではあるものの、違和感はないし結局収まりも良い。
    少女向けレーベルという枠組みの中でみっちり遺憾なく良さ

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    2020年08月04日
  • 花宵の人形師 あるじ様と奪われたくちづけ

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    ネタバレ

    登場人物がみんな可愛いなあと謎の大人目線になってしまう。まあ大人なんだけども。
    置いて行かれることなく楽しめるのは、きっと著者がしっかりしていて、浮ついたりしないで落ち着いているからだと思った。
    一見こてこてしていそうなのに、胸焼けとは無縁のさっぱりさが微笑ましくて和む。

    それにしても、いい子を演じているように見えると「嫌い」だけど、言いたいことが言えないのだとわかると、味方になってあげたくなっちゃうのかー
    その子の恋路の為に「頑張らなくちゃ」と思って、必要悪だという認識で、邪魔者であるヒロインに嫌がらせをしちゃうのかー
    女の子心理として、ちょっと勉強になった。

    それにしても(二回目)、な

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    2020年07月31日
  • 狂伯爵と買われた花嫁: 2 新婚旅行にご用心!

    購入済み

    やっと普通に

    2巻になってようやく普通に落ち着いて読めるように。とはいえ登場人物の変人率は相変わらず高め。ワキ、モブ含めても3、4人位か?それも今後変人枠に入ってもおかしくないと思わせる。まともな人増えてー(棒)

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    2020年04月21日
  • 鍵屋の隣の和菓子屋さん つつじ和菓子本舗のひとびと

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    鈍感な2人のスローペースな恋の決着がつく巻。絶対、お互いに好きだよね?と思うようになってからも、中々関係が進まない2人。周りから見ても、何を考えているか分かるくらいなのに。と、もどかしくなった。恋だけでなく、仕事にもとにかく真剣に取り組む多喜次、祐雨子、柴倉は見ていて気持ちがよかった。鍵屋シリーズの2人のその後を垣間見ることができるのも、このシリーズの楽しみのひとつだった。

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    2020年04月02日
  • 鍵屋甘味処改2 猫と宝箱

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    本シリーズ2作目の作品、1作目がなかなかよかったので2作目にも手を伸ばしてみた。前作で鍵屋に居候したこずえが自宅へ戻り、母親との関係も修復した後、週末などの休みを利用して鍵屋の仕事を手伝いにくるという設定で、そこでの出来事を描いています。
    3章構成ですが、優しさあふれるストーリーあり、コミカルタッチもあり、さらにはちょっと切ないお話しもありで飽きさせない作りになっていると思います。特に2作目の夏帆と早川のコンビはなぜかしっくりきますね。
    2作つづけて読んでみると、やはり淀川のキャラがいいですね。一見物静かで冷淡そうな中にも情熱と優しさを併せ持った人物で、作品の雰囲気づくりの(文字通り)”鍵”に

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    2020年03月12日
  • 鍵屋甘味処改5 野良猫少女の卒業

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    面白かったです。シリーズ最終巻。
    大団円…とするには、祐雨子さんのことを思うと切なくなるのですが、皆さん幸せになったらいいなと思いました。
    こずえと淀川さん焦れったいし、でもこずえが女子高生だから淀川さんが止まるのもわかるし…となりましたが、最後は淀川さんいきなり進むな!と驚きました。
    野良猫扱いしてたのに意識してからは早いよ淀川さん。。でもこずえと暮らしたらまた、一味唐辛子かけない日々を送れる気がします。
    短いシリーズでしたが、甘すぎないキュンキュンで良かったです。こずえが、若々しいのですが子どもっぽくないのも好きでした。人との接し方がちゃんとしてる。
    いいな、恋してるって、と思いました。

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    2019年10月22日
  • 鍵屋の隣の和菓子屋さん つつじ和菓子本舗のもろもろ

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    相変わらずお節介な多喜次。自分の手に余ることでも、困っている人がいると手を貸さずにはいられない。例え、全く知らない人だとしても。そんな多喜次は迷惑なのかな?とも思ったけれど、祐雨子は迷わず一緒に手を貸すし、柴倉も文句を言いつつ、手助けしてくれるからいいのかも。と思えてくる。3人の表裏のないやり取りも楽しいし。鍵屋~シリーズの2人のその後が見られるのも楽しみのひとつ。スローペースな2人だけど、相変わらずで安心できる。
    三角(四角?)関係も変わりそうな雰囲気が出てきたから、どうなっていくのか気になる。

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    2019年10月17日
  • かなで香工房~幸せ調香いたします~

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    真面目で一生懸命で真っ直ぐ。誉め言葉として使うけれど、祥子は生きづらそう。真っ直ぐすぎて鬱陶しい。と思われてしまうこともあったのかも。分かりづらいかもしれないけど、優しいところもたくさんあるのに。
    そんな祥子の性格を「いいところ」として認めてくれる人たちに出会えて、よかった。今後どうなっていくのかは分からないけど、自分の「いいところ」を認めて暮らして欲しいな。と思った。

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    2019年09月24日
  • 鍵屋の隣の和菓子屋さん つつじ和菓子本舗のこいこい

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    小林さんをまた登場させてほしいです。鍵屋好きとしては、もう少しこずえちゃんとの絡みも見たいなぁと思ってしまいます。

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    2019年03月26日
  • 鍵屋甘味処改5 野良猫少女の卒業

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    最終巻。だいぶ急ぎ足だった感じもするけど完結。その後の話も少し読みたかったかも…と思えるくらい好きなシリーズになっていました。

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    2019年03月05日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

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    「猫町」は死が多すぎて苦しくなる。「ハケン飯友」はなんなら猫のままで良いな。いい意味で裏切られたのは「神様は」。苦手かもと思っていたのが最後は感動。素敵な話だった。

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    2019年02月14日
  • 鍵屋甘味処改4 夏色子猫と和菓子乙女

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    高校プールの侵入者やこずえの祖父母宅へ誘導される淀川等。よそよそしさに揺れストーカー騒動等で祐雨子に嫉妬するもどこか軽やかで淀まないこずえが心地好い。実母関連の重みも落ち着く。過去来る者拒まずだった淀川も染み入る。傍にいると幸せなこずえが淀川目線だと警戒する猫になってしまう落差が可笑しくて可愛い。

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    2018年10月13日
  • 鍵屋甘味処改3 子猫の恋わずらい

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    誕生日の鍵ミュージアムデートや淀川の祖母の過去を夢で体験するこずえ、鍵屋敷のコイン集め。仔犬か仔猫のように喧しい淀川の弟とこずえの同い年コンビや包容力の淀川の三人の凸凹さが楽しい。視点の差も良い。男女を感じさせないまま接近している淀川とこずえが微笑ましい。不意に警戒されたと考える淀川もきゅんとする。

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    2018年10月13日
  • 鍵屋甘味処改2 猫と宝箱

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    淀川が風邪を引き色気を振り撒いた後の結婚式出張、こずえの連泊を心配するストーカー化したこずえ母、金庫に閉じ込められた仔猫と淀川の導きで単純な鍵を開けるこずえの、冬。淀川とこずえの関係をはじめ全体がノリは良いけれど軽薄にならない軽やかさでとにかく可愛くてすき。小三少年の自傷に走る必死さが染み入る。

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    2018年10月13日
  • 鍵屋甘味処改 天才鍵師と野良猫少女の甘くない日常

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    十五歳の家出少女と拾い主の二十四歳鍵師の冬休み。初めから初対面らしからぬ距離の近さだけれどキャラクターとして割り切り嫌な違和感はない。和菓子とカメラがすきなこずえが隣のお客に流され勝手に喫茶化する店内、淀川が警戒心と好奇心の猫と称しこずえを持ち歩く先での遺言書と宝探し。ぎゃんぎゃん騒ぐこずえに和む。

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    2018年10月13日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

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    ああ、なるほどこれはレーベル所属の各作家のショウケースなのだなと小粒にまとまった猫アンソロジー。
    猫かわいい〜〜な無邪気なノリではほぼなく、生まれ変わりや人生の悲喜こもごもに猫が寄り添うなんともビターな展開多目。
    タイトルと装丁からもふもふ癒し系な本をイメージした人はがっくりするんじゃないでしょうか。

    ひいき目を差し引いても一穂さんの神様はそない優しないが関西弁とおっさんのインパクト、どんでん返しの落ちの強烈さも含めて最高に面白くて読み応えがありました。
    スモールワールズが刊行されてからあらためて振り返ると、ミステリータッチの話運び、人間の辿る運命のやるせなさ、どうにもならなさ、都合の良い救

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    2018年06月18日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

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    猫テーマにした色んな作家の短編集。
    ファンタジー色が強いものが多め。軽いノリのものが多いので、サクッとつまめる小説集として読むのが吉。

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    2018年12月24日
  • 鍵屋甘味処改4 夏色子猫と和菓子乙女

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    ネタバレ

    いつものほっこりベースではなく、こずえが過去と向き合う少し重くて苦しかったり、恋心がはっきりしたのに勘違いから切なかったりした一冊だったかな

    今回、アキが仕向けたって背景があったとは言え、祐雨子がちょっと意地悪で少し嫌いになりかけてしまった
    でもまあ、やっぱり淀川さんを好きだったんだね、ってなると、あの時失恋して、友達で居たいと思ってるとは言え、吹っ切れきれてないって思うと、仕方ないのかもね...
    早く新しい恋が見つかるといいね!
    でもあのストーカーさんがどうもくんだったとは言え、あんなあっさり彼を許すのはちょっとおかしいかと思うよ?

    途中までは淀川さんもなー鋭いんだか鈍いんだかでちょっと

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    2018年05月13日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

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    椹野センセのお話は、お腹が空きました(笑)ベトナムお好み焼き気になる……。
    一穂センセのお話は、1人つっこみで肝心なところでの台詞がアレなのも凄く好きです。
    谷センセのお話は、やっぱり途中で「え? 」となって、最初を読み直して、「ああ!」となります(読めばわかる)
    それにしても、この本のテーマって、『猫と転生』なのかな……?
    あ、でも椹野センセのお話も縁結びのお話も、違うか。でもなんか、そういうイメージというか、霊的なものを猫には感じるのかも知れないな。

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    2018年04月01日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

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    ネタバレ

    事故などでなくなった人が猫として生まれ変わった視点や神社猫のはなしなどちょっと不思議な猫にまつわるお話がつまっています。
    どれもラストはハッピーエンドで心あたたまります。

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    2018年02月18日