梨沙のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ華鬼に続いての梨沙さんの作品。
華鬼が結構しっかりとしたつくりで楽しめたので「少女小説」という分野に若干の不安を感じながら読み始めてみたんですが……。
意外と正統派? でびっくりしました(笑)がっつり戦争モノやん。
でも、逆ハーレム状態は健在ですよ。というか、この方の男性キャラはかなり魅力的ですよね。もうそこらへんがキュンキュンします。十代の女子はたまらんやろうなー(笑)
主人公の性格が途中までかなりコロコロ変わって(おとなしいお嬢様風やわがまま風やもの知らぬ風など)読みづらかったですが、最後にはとりあえず「何事にも一生懸命に取り組む(いい意味で)素直なお嬢さん」っていう感じで落ち着いたから、 -
-
Posted by ブクログ
『連れてこい。俺の花嫁を、ここへ』少女の前に開かれた世界は、生まれたときから既に欲望と憎悪で塗り固められていた。「鬼の花嫁」の刻印を持つ少女「神無」は、16歳の誕生日に美しくも冷酷な鬼、「華鬼」のもとへ嫁ぐよう告げられる。なかば連れ去られるように向かったその先には、多くの鬼とその花嫁たちが生活する学園があった。鬼や花嫁たちの嫉妬が渦巻き、奸計がはりめぐらされるその学園で、神無は更なる地獄をみる。彼女に害をなそうとする鬼、命をかけて護る鬼、そして、彼女を疎ましく思う華鬼。さまざまな想いが交じりあう中、華鬼の残酷なまなざしの奥にひそむ苦しさを感じ取った神無は、知らず知らずのうちに彼に惹かれていくが
-
Posted by ブクログ
ネタバレ設定に惹かれて購入。
変人がいっぱい出てくるよ(笑)狂伯爵もだけど、その従兄弟も屋敷に仕える執事もみんなイケメンだけど変わってたww
目が覚めると白い棺の中にいて、自分を覗き込んでくる青年に花嫁扱いされ、何故か殺されそうになる。青年クリストファーは「究極の愛は死によって完成する」という変わった考え方の持ち主でその上、趣味は剥製作りという。そんなクリストファーに気に入られてしまった花嫁リリアンはそんな彼から逃げ出そうとするが…。
個人的にはクリストファーよりもジェラルドの方が好き。でも無意識に他の男にヤキモチ妬いてるクリストファーは可愛かった。
あとイラストが綺麗。
クリストファーのこと(廃 -
-
Posted by ブクログ
やっぱり梨沙さんの描く文はどこか儚さと高潔さを感じさせてくれますね
“そういうシーン”でさえも俗にいう携帯小説とは違う安っぽさを感じさせない(一概には言えませんが)どこか一本筋が通っていて綺麗です
さて内容はというと、相変わらず華鬼は他者を拒絶していて神無ちゃんがまだまだ辛そうです
けれどお母さんの真意を知れて良かったのではないでしょうか
最初はただ何かを喚いているおかしな人と思っていたのですがきちんと“お母さん”だったんですね
それだけに華鬼のみならず幸せな妊婦に16歳になった娘を寄越すなら助けてやるなんて脅すなんて――どんな鬼畜ですか!
よって今現在わたしの中では三翼の二翼(水羽と光 -
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ長かったこのシリーズも、ついに完結ですね。うーん、でも、個人的に微妙に不完全燃焼。
というのも、この本の中盤ぐらいまでは、相手がいかに巨大な敵であるのかがとつとつと述べられているにもかかわらず、最後の決着のつき方があまりにもあっけなく終わってしまったからです。
理屈では分かるような気もするのですが、どうにも、最終巻、しかも中盤までこれで、いったん勢いのついた相手がこれで終わるのかな?というような感じがぬぐえない。それに、主人公の戦いだけのせて、他、別れた仲間の詳細がないので、これで最終巻なのか…と少しがっかり。ここまできたのなら、あと一冊はいけたんじゃないのかなという気がします。 -
-
-