岡崎琢磨のレビュー一覧

  • さよなら僕らのスツールハウス

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    青春に立ち止まっていられない、その時だけの輝きがある。誰しもが楽しかった時代を思い出せるようなそんな小説。

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    2021年02月07日
  • 道然寺さんの双子探偵

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    タレーランの岡崎琢磨さんの作品。また次女からのおすすめ。

    1人の意見で動き、もう1人の意見でスッキリ解決という流れを何回か経ていくうちに、途中からいっそ2人に話を聞き終わってから動けばいいのに、と思ってしまったけと、さらっと気軽に読める感じがいいです。

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    2021年02月04日
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある

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    ネタバレ

    会社勤めに疲れた主人公がとある書店とその書店の夜の顔である「バー」を営む女性店長と出会いバイトをすることになる。その仕事を通じて「働くこと」や「恋」や「結婚生活」のよしなしごとを経験していく、まぁ成長譚といっていいのかな…な連作短編集。

    バーと書店と探偵ものを一挙にやるので、撮っ散らかっている感が否めず、ちょっと残念。

    しかし、世の悩みは不倫と離婚とブラック職場…そればっかり。たぶん作者の意図じゃないだろうが、なんだか世知辛いなぁ。

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    2020年07月25日
  • 病弱探偵 謎は彼女の特効薬

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    1話1話が短いのでサクッと読めるライトミステリー。ちょっと考えれば解けるかも? レベルのミステリーなので、ミステリー初心者でも読みやすい。2人の関係性も可愛らしい。

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    2020年07月24日
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある

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    ネタバレ

    何をやっても裏目に出て、ただ生きているだけで負債が溜まっていく。追い詰められた佑は入社2年で会社を辞めた。
    偶々行った地元の九十九書店で、彼の悩みを見抜いた店長のトワコさんに誘われて、書店でアルバイトをすることになり。
    九十九書店の地下にはバー・タスクがあり、そちらの店長でもあるトワコさんから、佑は奇妙な仕事を受けることになる。

    佑が淡い気持ちを抱く、幼なじみの晴美との関係。
    ペットが突然居なくなったと涙する美女のペットとは。
    近所の証券会社の不倫の二人を別れさせる仕事、上手くいくの?
    トワコさんの過去がやってきた。九十九書店はどうなるのか。
    挫折でどん底な佑がトワコさんからの仕事を受けて、だんだんと視界が広がっていく。
    どのお仕事もちょっと切なくて、でもこれからが明るい余韻。

    天はみずから助くる者を助く。

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    2020年07月05日
  • さよなら僕らのスツールハウス

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    甘すぎず切なすぎず
    忙しい日でもきっとサラサラリと読める作品。

    読書は勉強のためにではなく
    面白ければそれでいい。

    あと一歩とか、ちょっとだけ進もうかな、
    そんな前向きな気持ちに。
    そして他にもどんどん本を読もう、と思えた物語。

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    2020年05月06日
  • 道然寺さんの双子探偵

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    消えた香典、家業のお菓子、水子供養、子供達の親。

    寺に置いて行かれた双子が、かわるがわる解決します。
    主人公は、それをヒントに迷推理をして
    どうにか解決?
    後で真相っぽいものが分かるわけですが
    納得して終了しているので、問題はないかと??

    すべての話で、主人公の善良さというか、が
    にじみでています。
    双子は幸せだな、というのも、じんわりしてきます。
    特に最後の話。
    ようやく、職業柄な感じの最後でした。

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    2020年04月01日
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある

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    ネタバレ

    仕事が嫌になった主人公が辞めてとある本屋にアルバイトすることに。そこは昼は本屋、夜はバーを営むお店。
    仕事は本屋のみで、バーはタダで飲める代わりに変わったオシゴトを任されます。
    店主のトワコさんが人使い荒いのですが、お仕事を頼むおかげで、色々なひとの問題が解決へと進んでいきます。
    トワコさん自身の問題は主人公が仕事を命じます。
    何にもできないと思っていた主人公が、トワコさんと出会い、またやり直してみようと思えるようになるまでのお話です。

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    2020年03月22日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を【電子版イラスト特典付】

    購入済み

    話のつくりは◎

    最後の方の話の持って行き方はなかなかでしたが、文章の書き方が回りくどくわたしは苦手でした。読むのに時間かかった。

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    2020年02月26日
  • さよなら僕らのスツールハウス

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    ネタバレ

    シェアハウスを舞台とした,連作短編ミステリー.
    登場人物が(少数の重なりはあるものの)次々と変わり,年代もそれにつれて移っていく.
    第一話「メッセージ・イン・ア・フォト」 結婚する元カノに送った優しいメッセージ.結構泣けます.
    第2話「シャワールームの亡霊」 howdunit と whydunit を考えさせるミステリー.最後,前田君がなかなか男前.
    第3話「陰の花」 月下美人を使ったアリバイ作り.抱えている悩みやコンプレックスあるいは嫌悪感は,他人にはわからないし,誤解もされやすい(ミステリーとしてはこっちがメインか).
    第4話「感傷用」 スツールハウスの主の謎が明かされる.素子にとって文鳥は「感傷用」だった.うーん,姓が変わった理由はまったく予想できませんでした.
    第5話「さよなら私のスツールハウス」 もう一人のスツールハウスの主の正体も明かされる.第4話で気づくべきなんでしょうけど,これもまったく予想外.

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    2020年01月04日
  • 病弱探偵 謎は彼女の特効薬

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    1つ1つのエピソードは短くサクッと読める。普段ミステリーに触れない人とか通勤・通学等の隙間時間で読書をする人にはおすすめかも。

    一方で結構な確率で話の展開が"読めてしまう"のでミステリーとしての読みごたえには欠ける感も。言い回しや登場する知識を理解して楽しむにはある程度教養を必要とする感もあるが、いっそ平易なものに変えて仕舞えば子供にも勧めやすいミステリー路線でいけそう。

    とはいえ展開を予想できるのは私が岡崎琢磨さんの作品を多く読み込んでいるからだという点は否めないし、これからも新刊が出るたびに買うと思う。楽しみにしてます。

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    2020年01月02日
  • 病弱探偵 謎は彼女の特効薬

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    名は体を表す。を地でいくゲンキとマイ。ゲンキが持ち込む謎を現場に行けないマイが解いていく話。照れ隠しなのかゲンキをからかっているのか分からないマイの言動は、見ていると面白い。友達にも見えるし、両想いにも見えるし...。という関係性が焦れったくも楽しかった。そんな2人のやり取りをもっと見たくなる。

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    2019年11月29日
  • 道然寺さんの双子探偵(2) 揺れる少年

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    震災といじめを題材にした話でありながら、仏様という存在があるせいか、温かみの感じられる話だった。これだけ親身になって行動出来る大人というのはなかなか居ないもので、賢い子供たちと一緒に解決していこうというのがとても良かった。

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    2019年11月18日
  • 新米ベルガールの事件録 チェックインは謎のにおい

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    岡崎琢磨作品のなかでもとりわけライトな作品ではないでしょうか。ベルガールが勤務するホテルで宿泊客が巻き起こすドタバタ+ちょっと謎解きの要素も加わり、主人公と先輩社員、ふたりの上司の3人が仕事をしているような遊んでいるような、でも結果的に事件は解決といった体で書かれています。
    ラストの章である手嶋一家が巻き起こす出来事は読み手視点でもすっかりだまされてしまうような仕掛けがちりばめられていて、いい話しで締めくくられているなと思います。

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    2019年10月26日
  • 道然寺さんの双子探偵

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    ネタバレ

    道然寺の住職の息子である一海さん視点の語りで物語が進みます。この寺に住む中学二年生の双子、ランとレンのふたりが一海さんの身の周りでおこった様々な出来事に対して推理をおこない事の真相を解き明かし当事者を救うという構成になっています。
    双子による推理は事件の性質と二人の性格とも相まって、片方の推理にちょっとした誤りが含まれており、もう片方の推理がそれを正すという構図なのですが、1~3話まではいわゆる”安楽椅子探偵”の様相を呈しており、後から語られるほうの(=真相を言い当てている)推理がなぜそのように行き着いたのかの手がかりが乏しい、あるいはラン or レンだけが知っている事実によって推理が展開されており、読者として作中に散りばめられたヒントを回収する(回収してもらう)機会がないのがちょっと残念なところ。
    が、最終話である4話だけは双子の生みの親かもしれない人物を巡って、赤ん坊の隠し場所や南京錠の番号など、事前のヒントを手繰り寄せながら読み手としても謎を解決してゆく楽しさを味わえる構成になっていました。1~3話を読んだ時点では二巻は読まなくてもよいかと考えていましたが、やっぱ二巻も読んでみようと思えた最終話の面白さでした。

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    2019年10月23日
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある

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    ネタバレ

    タスクがタスクでタスクを頼まれるお話。

    学校では成績優秀だった長原佑(ながはら たすく)は、勉強と違って正解が存在しない"仕事"というモノに付いて行けず、入社二年で会社を辞める。
    実家に戻って、ふと出かけた書店で、店主に声を掛けられて…

    1ST TASK『告白』 2ND TASK『飼育』
    3RD TASK『破局』 4TH TASK『再生』

    …と、だんだんと盛り上がりを見せる展開はいい感じ。
    ただ、書店とバーの二足のわらじは、やっぱりどちらも物足りないものに思える。
    たとえば、一人前に書店を回せるようになった、というくだりがあるけれど、書店員として成長するエピソードは書かれていないわけで…

    締めくくりが、今流行りの"働き方改革"でまとめられてしまったように感じられるのも、ちょっと残念な部分でしょうか。
    そういうつもりで書いたのではないのかもしれないけれど、タイミング良すぎた。

    そして…また不倫話か…

    登場する3人のお母さん達の、子供に対する気遣いと距離感は立派だと思いました。


    双子探偵のお話がまた読みたいなあ…

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    2019年09月27日
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある

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    ネタバレ

    さくさく読めました。

    そんなに深い物語でもなく
    登場人物とその人生背景も
    わかりやすかったからでしょうか。

    書店とバー。それぞれに私が愛する空間です。
    人の生き方を変えるなにかが、そこにはあります。

    十八子さんとの出会いが佑を変えますが
    それは十八子さんに変えられたからではありません。
    人には人を変える力などありません。

    人が変わるのは、変わらなくてはならない時に
    必然として出会う人を触媒として、自ら変わるのだと。
    これは私自身の強い経験則です。

    そうして書店やバーには、言うまでもなく出会いがある。

    その強い契機をはらむ場としての強さを
    もっと描きこんでほしかったです。

    十八子さんの両親が長年経営してきた九十九書店だから
    人と人、本と人を出会わせる特別な時間と空間が
    あるはずなのです。そのひとつひとつを感じたかった。

    オーセンティックなバーも、同じ。
    その空間と時間に浸れたらもっと物語に共感できたかも。

    タレーランやビブリアに、私が惹かれたのは
    そんな舞台の重みを作者がわかっていらして
    細密に描いてくれたからなのかもしれません。
    原田マハさんの描く美術館にも同じものを感じます。


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    2019年02月17日
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある

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    秘密ではないバーで、ちょっとねじれた糸をほぐしていく短編集。
    どれもライトでサクッと読める。
    仕事に疲れたときに読むと効くかも。

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    2019年01月25日
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある

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    自信を無くした主人公が、不思議なバーで任される“仕事”をこなしながら、癒され人生を進んでいく話。

    動く気力すらない時期があっても、そこで終わりではないね。

    完全な悪人がいないのがよかった。
    どの視点で見るかで印象は変わるものだから、ある人にとってはダメなヤツでも、他の人にとっては大事な人だったり。

    サラリと読めるけど気付かされる事も多くて、優しい本でした。

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    2019年01月22日
  • 季節はうつる、メリーゴーランドのように

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    キセツ(奇妙な出来事に説明をつける)が二人の楽しみ。高校時代から続いてきた夏樹と冬子の関係は「異性の友人」。神戸の冬(新幹線、写真のカップル)、菜の花の春(三歳児の伝言、コスモスの写真)、夏の産声(名前の由来)、夢の国と秋(落ちてきたグラス、遊園地の迷子)、そしてまた冬(告白したかったこと)。季節はめぐり、キセツは繰り返される。どんでん返しはタレーランでもお馴染みの叙述トリック。冬子の気持ちはわからない。夏樹はどこまでも観察者。当然のごとく、エンディングはハッピーではない。うまいけど、作者特有のモヤモヤ感は健在。

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    2026年01月12日