林康史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ■なぜ今、この本を手に取ったのか
ClaudeのAIエージェント(Claude Code)が次々と特定産業の株価を「丸ごと!」押しつぶし始めている。まるで進撃の巨人の「地ならし」だ。2026年2月の急落は売りシステムの暴走とまだ使いこなせていない株主のパニック売りなので持ち直すだろうが、遅かれ早かれな話だと感じている。こうした時代の転換点において、「揺るがない金融リテラシーの土台」を固めることが重要だ。
■本書の概要
『マネーの公理』は、スイスの銀行家や投資家たちが実践してきた投機の哲学をまとめた一冊です。著者マックス・ギュンターは、「安全な投資」という幻想を否定し、リスクを取り、それを管理することこそが富を築く道だと説く。
<核心的な教え>
1. リスクなくして利益なし
本書で最も印象的だったのは「心配がないなら、十分なリスクを取っていない」という言葉だ。一般的な投資の常識である「分散投資」を否定し、大きな利益を得るには少数の勝負に集中して賭けるべきだと主張する。これは怖いようでいて、確かに大きな成功者たちの多くが実践してきた方法でもある。イーロン・マスクなんかは良い例だろう。
2. 感情のコントロールが成否を分ける
投機で最も難しいのは、自分の感情との戦いだ。本書は二つの重要なルールを示す。
ーー「早すぎるほど早く利食え」
利益が出ると「もっと儲けたい」という強欲が湧きますが、あらかじめ目標を決めて達成したら即座に撤退すべきです。
ーー「船が沈み始めたら祈らずに飛び込め」
いわゆる「損切り」。損失が出たとき、人は回復を期待してしまいますが、小さな損失のうちに潔く撤退する勇気が必要だ。
3. 予測を信じない謙虚さ
経済学者や専門家の予測を信じるなという教えも印象的。未来は誰にも分からない。相場に見えるパターンは、人間が秩序を求める心が生み出した幻想に過ぎないという指摘は、AI時代の今も色あせない真理だ。
4. 執着を捨て、機動力を持つ
特定の銘柄や手法に感情的に執着してはいけない。2026年2月においてAIで勝ち組と言われているGoogleだって、1年前まではOpen AIに負けると言われていた。来年にはイーロン・マスクがGoogleを凌駕しているかもしれないし、DeepSeekのような中国系が台頭しているかもしれない。より良い機会があれば、躊躇なく乗り換える機動力が成功の鍵だ。また、「大多数の意見はおそらく間違っている」という言葉は、群衆心理に流されず自分の頭で考えることの重要性を教えてくれる。
■結論
AIによる「地ならし(仕事の代替)」がどこまで進むかは分からない。だが、固定費を抑え、AIのタスク自動化に関する知識と経験値を積むと共に、どの会社のAIが最も人気を獲得するか?について当たりをつけること。またAI関連の論文にもアンテナを立てて、「AIが新たに獲得した得意なこと」への理解を深め、それに関する業務を手放し、またそれに関連するビジネスモデルへの依存度を下げること。
本書は単なる投資技術の本ではなく、不確実な世界でどう生きるかという人生哲学の書でもあります。「幸運の役割を認め、予測不能な世界で冷静かつ大胆に賭け続ける」というスイスの投機家たちの姿勢は、投資だけでなく、キャリアや人生の選択にも通じるものがある。 -
Posted by ブクログ
投資(主に株式投資)のコツについて
真偽不明のエピソードを交えて説明する本。
言ってることはそれっぽい。
コツ(公理)は全部で12こ
1.リスクを取らなければ儲からない。
2.目標額まで行ったらたら利確しろ。
3.ちゃんとロスカットしろ
4.アナリストを信じるな。
5.相場変動にパターンなんてない。
6.投資対象に感情移入すな。
7.直感は検証しろ。
8.オカルトや占い師を信じるな。
9.楽観的になるな。
10.多数派に流されるな。
11.投資対象に固執すな。
12.未来の計画なんて立てられない。
こんな感じです。
株式投資したくなった。 -
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デイトレードに関して著者の考えをまとめた本。注意として、この本はテクニカル的な観点からの解説が一切なく、筆者がひたすら精神論を述べるという形式になっている。正直なところ私はこの本が好きではないのだが、名著と言われるだけあって多くの人が読んでおり、マーケット参加者としては読まずにいられなかった。
読後は「まあ、これが出来たらそりゃ勝てるよね」という感想が浮かんだ。損切を徹底しろ、損切りこそが勝ちである、やトレード記録を取れなど書いてあること自体は汎用であり、加えて具体性をそぎ落として同じ事を何度も繰り返し説いてくるので、くどいとさえ感じた。
しかし、述べられている事はある程度正しいと思うので、規律を守って厳格なトレードを行える者が勝てるという事なんだろう。 -
Posted by ブクログ
テクニカルトレーダーにとって株価の下落や上昇の理由を探ることは意味がない。チャートの動きだけを見る。
迷ったときはポジションを手仕舞う。ポジションは取り直すことができる。
ルールは少なくとも10回のトレードで判断するべき。
金融市場は大多数に利益を与えない。典型的な投資家は淘汰される。
なぜ、は求めない。
アイデアに心酔しない。10回の結果を見極める。
マーケットで快適さは大敵。快適にとれるポジションはほとんどの場合間違ったもの。
人間は正しい行動がもっとも難しいものである。人間が快楽を追求する動物だから。
対多数が恐れをなして踏み込まないところにチャンスがある。ポジションを取ることが困難である取引ほど、上昇幅が大きい。
小休止すること、も重要な行動。常に行動しない。不作為も行動。
勝者になる行動、を心掛ける。利益は後からついてくる。正しい行動をしているかどうか。
強気も弱気も利益になる。しかし欲張りは利益にならない。
希望はトレーダーにとって危険なもの。
あらかじめ損切水準を決めずにポジションを取ることはない。損切りしてそのあと上昇する不快な経験もゲームの一部と心得る。
損切りできない、に対しては、あらかじめ損切り注文を入れる。二つの注文を入れておく。
時間軸を変更しない
過度に自己満足しない。不注意で台無しにしない。
失敗にはふたつある。計画通りに行動して損をする例、執行ミスによる大罪、執行ミスによる利益が一番いけない。これを区別しておくこと。
敵を知る=ポジションには取引相手がいることを意識する。
トレーディング日誌をつける。
分散投資をしない。
連勝のあとの連敗のときは注意。
マーケットにプレゼンとは落ちていない。有利な価格で執行されたら何かあると思え。
誰かが反対サイドにいて、友達ではない。
ホームランは敗者のためにある。ホームランを狙わない。
株価指数と個別株の動きは違う。
寄付きより30分後に注文を入れる。動向を見極める。
昼間は取引しない。11時までと、最後の1時間。
決算発表で取引しない。
買いあがるほうが確率が高い。上がっている株を買う。
安値で買って高値で売る、はデイトレード向きではない。
犬を売り、人形を買う。寝探ししているモノを売り、値上がりしているモノを買う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ心配は病気ではなく健康の証である。もし心配なことがないなら十分なリスクをとっていないということだ。
分散投資の誘惑に負けないこと
常に早すぎるほど早く利食え
ゴールを決めておく
船が沈み始めたら祈るな、飛び込め
人間の行動は予測できない。誰であれ、未来がわかる人を信じではいけない
カオスは、それが整然と見えな始めない限り危険ではない
歴史家の罠に気を付けろ
根をおろしてはいけない。それは動きを遅らせる。
楽観は最高を期待することを意味し、自身は最悪に対処する術を知っていることを意味する。
大多数の意見は無視しろ。
長期計画は、将来を管理できるという危険な確信を引き起こす。決して重きをおこないことが重要だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレファスト&スローや、行動経済学に関する書籍を読んだことある人からすると、既知の内容ばかりでしょう。
しかし本書では、投資銘柄の売却や乗換える際の基準例、心得となる具体的なとこを語ってくれています。
そこがまさに『公理』と題しているとこでしょう。
本書を読む上で注意すべきは、全ての公理が万人向けではないこと。具体的な部分を申し上げると『分散投資は不要』や『長期投資はするな』等、
インベストメントの考えを否定されています。しかしその否定している内容も『全否定』ではなく、ある目的と観点をもった場合●●は不要である。
というエクスキューズ付きだということです。つまり、投資初心者が本書から読み出すと、偏った投資の一面だけを知ることになるでしょう。
まぁその対極して『ウォール街のランダムウォーカー』や『敗者のゲーム』が存在するので、己の見識を広げるためにも、本書を一読されてみてはいかがでしょうか?