林康史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ■ 要点まとめ(長期投資に活かすための視点)
・長期的には株式が最も高い実質リターンをもたらした資産クラス
過去200年以上の米国データで、株式は債券・金・現金より高いリターンを実現。インフレ調整後の実質リターンで見ても突出。
・短期の株価変動リスクは大きいが、長期ではリスクが低下する
複数年・10年・20年と投資期間が伸びるほど、株式リターンの下振れ幅が縮まり、最悪ケースの確率も下がる。
・インフレに勝つためには株式が最も信頼できる手段
債券・現金はインフレ局面で購買力が失われやすいが、株式は企業の価格転嫁力によって価値を維持・成長しやすい。
・市場のタイミングを読もうとする試みは期待 -
Posted by ブクログ
正直にいうと、当たり前で目新しいことはない。されど、これだけ支持されるということは、やはり真理に近いのだろう。
印象的なものをいくつか挙げる。
1回の取引では、実力はわからない。
10回の取引でようやく分かるもの。
技術に注力すべき。
1つの手法に拘らず、次の手法に目移りするようでは、進歩はない。
⇒自分の実力の低さが露呈した。泣きたい。
まずは大負けしないために損切り、そして損切り貧乏を防ぐために「待ち」。
⇒待てず、損切り位置をズラす。やってはいけないことと分かっているが、経験した。学びである。
小さくたくさん負けるが、負け額はコントロールできる。ドキドキするような額でトレードをする -
Posted by ブクログ
ネタバレ株式市場を理解するために手に取った一冊。
過去のデータを丁寧に分析し、様々な投資手法のパフォーマンスが紹介されている。
1802~2021年のデータによると、米国株は17年保有で実質リターンがプラスになるとのこと。
今やたらと推奨されている「長期・分散・積み立て」での長期投資の裏付けとなるデータだと感じた(未来はどうなるかわからないが)。
本書では、国際分散した低コストのインデックスファンドに投資すべきとしている。
そのうち、3分の1を米国株以外の国を本拠とする株式に投資すべきとのこと。
また、データによると、バリュー株はグロース株より高リターン低リスクであることも明かしている。
私は -
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Posted by ブクログ
どの本を読んでも、だいたい相場に向かう時のメンタル面が大事と記載がある。相場には確実な答えがあるわけでもなく、その答えも常に変わり続けるのだろう。それを人から教わったテクニックだけでやろうとすると、すぐに勝てなくなってします。そんな世界なのだと思う。相場は常に自分との戦い。そこに立ち向かうための、7つの大罪、成功のための12の法則、知るべき15の掟、10の教訓としてまとまっている。具体的なチャートの読み方やファンダメンタルズの読み方などがまとまっているわけではない。今日から役立つ情報ではなく、10年後のための情報を提供している本である。
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Posted by ブクログ
異常に面白かった。
リバモアの半生を描いた自伝のような内容。
驚きなのが本人が書いていないにもかかわらず、リバモアの投資哲学や相場に対する考え方、投資に対する姿勢などが詳細に書かれており、金言、箴言、至言の宝庫だということ。
どの仕事にも言えることだと思うのだが、個人的な見解として、ハウツー本などのように既に抽象化されたものを自分の中に取り入れるよりも、こういった詳細な事例を基にして、いったん取り込んだ後に自分なりにブツブツ考えながら物事を抽象化したほうが、よりその本質に近付いていけると考えている。
もし自分が導き出した概念が間違ったとしても、それを修正していくことでより身についていくと -
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