麻生ミツ晃のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
厳格なクリスチャンの母親に育てられ、女性との付き合いどころか自慰すらまともに出来ない受け。
"ある理由"のため、ゲイ向けのデリヘルへ行き「SEXが出来る身体にしてください」とお願いします。
目隠しをした受けの前に現れたのは、会社にインターンに来ている顔見知りの大学生で...というお話なのですが、非常に珍しい設定のお話で、ワクワクしながら読みました。
ダッチワイフが出てきたり、SMっぽいプレイがあったりもします。
(そこまで本格的だったり、痛そうだったりはしないです。言葉責めは良かった◎)
「ごめんなさい、ごめんなさい」と涙を流しながら自慰をする姿はなんとも背徳的で、とても不思議な感覚でした。
同時発売の「きっと、幸せな結末」のカバーが白で、こちらは対照的に黒なのですが、終わり方もこちらは少しだけダークな雰囲気を残してあるように思います。
ハッピーエンドではありますが、これからも色々あるんじゃないかな...という感じ。
この余韻が残る終わり方も作風にあってる気がします。(が、続きはいくらでも読みたいです)
同時収録で、少し初期の作品なのかな?と思われるものが2話完結で収録されていましす。
こちらは、大学生同士の可愛らしいお話ですが、シリアスな面もしっかりあり、麻生先生らしいお話かなと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレやっと読み終えました~!!
四六判でサイズが大きいだけじゃなく、ページ数も膨大なので手に持って読めなかったです。机に置いて読みましたww
こんなにCOLDシリーズのSSがあったとは気づきませんでした。同人誌はまめにチェックしていましたがさすがに小冊子までは集めきれず…
ファンとしては時系列でお話が収録されているので、流れがつかみやすく、すごくありがたかったです。
メインは同人誌で追っていた「COLD HEART」の秋沢×楠田のその後で、長い時間をかけて二人の関係が修復されていく様子がリアルに描かれていて、改めて心を揺さぶられました。大きな過ちで壊れてしまった関係を元に戻すなんて絶対にできないだろうと、わだかまりが残るだろうと思っていました。でもあんなことがあったからこそ、かけがえのない愛、そして互いの大切さを認識することができたんでしょうね。
秋沢の成長が顕著で、駄犬から忠犬へと華麗な変身!
最後の「COLD THE LAST in Hollywood」では想像以上に立派になった彼を見て感無量になってしまいました。まるで自分までアカデミー賞の会場に招待されたような気分に浸れる短編で、嬉しかったです。
透と藤島も不安に感じていたけど、めっちゃラブラブと言ってもいいくらいの仲で安心しました~!冷たいよ…と思ってたら、けっこう優しいしグイグイいってるしwwで、むっつりですね?
ブルックリンの楠田の家での4人の様子から、しっかり幸せを感じることができて満足でした。
シリーズの最後にプレゼントのような一冊を読むことができて、感謝です。 -
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記憶喪失を乗り越えて幸せになろうとしたところに元の記憶と人格、過去のトラウマが戻る。しかも今度は二人で過ごした6年間の記憶は抜け落ちていて…。重い…痛い…辛い。裏切られたと許せないのも分かります。でもやり過ぎ。でもそこまでなる程の怒り。でも、でも…と、もうそのループ。昼ドラも韓流ドラマも真っ青の愛憎劇。膿を出しきっていい関係になってハッピーエンドかって言うと簡単にそうとも言い切れないような。愛なのか贖罪なのか。たとえ相手の犯したことを全て許したとしても、自分が許せなくなる。二人でいる限り消せない後悔。それでもお互いを求めてしまう。二人にとってのベストって何だろう
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Posted by ブクログ
COLDシリーズコミカライズ最終巻。
2011年に「COLD SLEEP」、2014年に「COLD LIGHT」と年月はかかったけど、それに値するだけのクオリティある作品です。
コミカライズって本当に難しいと思うし、原作に感銘を受けた読者の反応も厳しくなるところですよね。その点麻生センセは少しも期待を裏切ることなく、最初から最後まで木原センセの世界観を見事に描き切っていて、改めて素晴らしいな~と思いました。
もうストーリーは完璧頭に入ってるんで平常心で読める…と思ったんだけど、失われていた透の記憶が蘇ったところで、苦しくて切なくてやっぱりまた涙があふれて止まらなくなってしまいました。
何度も読んでるのに…!
壮絶なDVシーンに戦慄しつつ、消えた6年間に胸が苦しくしめつけられ…
甘くて幸せな二人の姿がコミカライズ「COLD LIGHT」で鮮明に脳裏に焼き付いてるだけに、よけいに辛かったです。
どっちが良いとか悪いとかの問題じゃないのが、また悲しいんですよね。
そういう原作で読んだ大事なところがきちんと描かれていて、またこみ上げてくるものがありました。
二人の魂の再生までの道のりが納得できて、すごく応援したくなるラストでした。
再び透と藤島の愛の物語に涙、涙です。
コミカライズに感謝。 -
購入済み
カップルになるまでのドキドキなBLもいいけど、長年連れ添った二人だからこその葛藤や、恥じらいで揺れるBLもたまりません。リアル、といえばそう感じる方もいるかもですが、既婚の私から見れば、これだってファンタジーだわ。長年連れ添ってても、大人だってけっこうグルグル考えちゃうよね!若い頃はあんなだったのにーと思うけど、年取ってもラブラブできるフィクションは、主婦は十分萌えます。(笑)
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ネタバレ 購入済み
続きを書いてくれてありがとう
思い入れのある作品です。前作『ドラマ』は、はじめて読んだBL小説で、当時10代の私には、ただただ切なく美しい物語でした。
続きを書いてくださって、ありがとうございました。
続編があるらしいと聞いて長年待っていたので、『ラジオ』が発売されたときは、気持ちが爆発して、紙と電子書籍、両方購入しました(笑)
幸せでした。続きをありがとう。
『ドラマ』も『ラジオ』も、何度も読み返しています。購入から数年経った今日も、ふと読みたくなって再読し、思わずレビュー書くほど、大好きな作品です。
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Posted by ブクログ
ネタバレコバルトから足掛け12年で続編……当時からの読者さんも裕次さんも拓人もお疲れ様とおめでとうを。
正直劇中劇の「白の傷跡」に時代の空気を感じるなーと思ったのですが、あれから12年、同性愛者が置かれている立場や社会の状況が如実に反映された、いまだから書ける完結編になっているなぁと。
あれから6年、『海』から離れられず、答えを見つけられないまま停滞していた拓人は白の傷跡の再放送を記念しての特別企画で自ら別れを選んだ裕次と再会を果たす。
二人の過ごす五日間を丹念に描いていく物語はまるで本当にラジオ番組を聞いているよう。
海として生き、恋をし、岡崎の幸福のために自分の人生に彼を巻き込むわけにはと身を引いた海の行動はそのまま、裕次との別れを選んで身を引いた拓人の行動と重なります。
結婚と離婚、周囲との軋轢や成功と挫折の両方を味わってきた裕次の導き、『海』の死に囚われたまま時間を止めて生きていた拓人を見守り、時に叱咤激励する周囲の大人たちとのやりとりを経て、拓人は6年前に自ら身を引くことで逃げてしまった裕次との関係性に、『海』が自らに語りかけてくれたものに向き合っていく。
他者を巻き込んでしまうのなら自ら一人で背負うべきだ、と心を閉ざそうとしてしまう拓人の身勝手なひたむきさと弱さと純真さ、そこに対してきちんと向き合っていく裕次の情熱と、彼らを守ろうとしていく周囲の人々。
お芝居を通して向き合った「岡崎と海」を振り返りながら互いの信頼関係と愛情を隠すことなく語り合っていくラジオでのやり取りはとてもドラマチック。
悲恋が実っておめでとう、と素直に応援したくなります。
裕次さんの叱咤に向き合い、きちんと拓人なりの新しい生き方を見つけていくところが清々しかったです。
朝丘さんは同性愛の差別や偏見を真っ向から描く人なのでなー、というのはひしひし感じますが、時代が変わり、状況が変化しつつあることが今作ではきちんと踏まえられてるなと。
日本だと簡単にはいかないのかもしれないし、ドラマで恋人を演じた二人がその延長で仲の良さをアピールする、というある種のファンサービスとして受け入れられているのに過ぎないのかもしれませんが、二人の再会を祝福しようという空気が日に日に高まっていく様は見ていてホッとさせられました。
拓人のプロポーズ宣言が大胆過ぎて、でもあの拓人が自ら裕次さんに堂々と告白したことに意味があるんだよね。
現実でも著名人同士の同性カップルが当たり前のように皆の前で堂々と二人の関係を明らかにできるようになったらいいのになと考えてしまった。
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購入済み
秋沢が頭おかしいから、安易に受け入れちゃいけなかったんだろけど、
まーーー 本気でうざい。秋沢うざい。
可哀そうなとことか、可愛いとことかあるけど、うっざ。
そして五木に腹立った。
あぁぁなんかすっきりしない。
いや、でもわかる。こういうラストになるのも分かる。
よくできたストーリー展開でした。もう、夢中で・・・
もう夢中で読んでしまいましたよっ(怒)!!!
なんとか幸せになってほしいもんですよっ!!!
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Posted by ブクログ
ネタバレ幸一とカラス先輩はズブズブの共依存関係だなぁ……というのが一読しての感想。
生きる気力を完全に失ったカラス先輩にとっては自分を繋ぎ止めてくれる幸一は手離せない存在だったんだろうけど、半ば飼い殺しのように見えて辛い。
真剣に恋をしてお互いに向き合った結果として、こういう選択を選ばざるを得なかったんだろうなと。
「先輩を放って置けない、一人にしたくない」と友人や恋人との関係に支障が出るまで二人でいる事に逃げ込んで行くあたりは見ていて痛々しくて堪らなかった。
澱のようにぐらりと揺れる感情が穏やかにそっと掬い上げられていく透明感溢れる文章はどうしようもなく一つ一つが胸に突き刺さりました。
どうしようもなく悲痛でありながら、人と人がぶつかり合い、感情を重ね合う喜びがここにはちゃんとあって、そういった意味では幸一とカラス先輩の時間は幸福な時間だったとそう言えるのかもしれない。
幸一との別れのその後、互いの喪失の痛みを受け止め合い、共に生きていこうと思える光久に出会えてよかったね、という気持ちでいっぱい。
光久と二人で笑っている挿絵の屈託のない穏やかな二人の笑顔に胸がつぶれそうになりました。
光久のまっすぐな強さは、文字通り「光」そのものとして暗闇を照らしてくれるような清々しさが心地よかったです。
嫉妬や苛立ちをぶつけながら和隆の弱さも優しさも迷いも全て受け止めて、自分の中で生き続ける木生先輩ごと受け止めて愛そうとしてくれた和隆を可愛い、とまっすぐに愛して共に生きていく覚悟を決めた光久の強さと優しさは見ていて心地よかったです。
幸一の煮え切らなさに若干イライラしたのできっちり啖呵を切ってくれた辺りには「いいぞよくやった!もっと言え!」的なカタルシスがあったり(笑)
あとがきで朝丘さんが言っている「本当に書きたい物」が色濃く出た、清々しく穏やかな物語の締めくくりだなぁと素直にそう思えました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初に言っときます。
★5つの評価は、同時収録されている【ヒカル】に対してであり、
表題作への個人的評価は★1どころかゼロでも良いと思ってます。
実際とても評価の分かれる作品ではありますが【ヒカル】に登場する
光久が主役である【晴れの雨。】を読んでると、本当に
文句なしに光久と和隆が最終的に恋人同士になってよかったと
思いました。
あんなに綺麗で、切なくて、悲しい別れがあった光久が、
木生を心の中に大切に住まわせたまま幸せになる結末は、
これ以上ない素敵なハッピーエンドでした。
正直表題作の【カラスとの過ごし方】に出てくる幸一は
刺身のつまくらいでしかなく、読んでたらもう色々と胸糞悪いの
なんの……彼女まで死ぬほど鬱陶しいタイプの女で、
こういう子、職場にもいるわぁ……みたいな本当に色々と
腹立たしい。
一番腹立たしいのは幸一のどっちつかずな態度なのですが、
光久と結ばれた後にも和隆が自分を卑下して幸一を庇うのには、
光久じゃなくてもイラつきます。
辟易しながらダラダラと続く男女の痴話喧嘩と三角関係を
読みながらふと思ったんですが、はっきり言って幸一の存在って
別になくっても良かったんじゃ……。
絶望してたときに拾って飼ってくれた存在がいた、くらいに
匂わせて、全編【ヒカル】で構成してくれた方が嬉しかったです。
そんなわけで、もっとじっくりと光久と和隆が惹かれあっていく
過程を読んでみたかったです。
「死んじゃいたい」が口癖のようになってた学生時代の光久が、
「死にたくない」と願っていた木生を亡くした後に、どういう
風に生きてきたのか、そっちが気になって気になって!
もう一度【晴れと雨。】を読み返そうと思います。
新装版という形で出版されないかな、とちょっと期待しても
いますが、中々難しいんでしょうね。
絶版で入手困難ですが、この作品と合わせてぜひぜひ読んで欲しいお話です。
この作品だけ読んでたとしたら、私も幸一が和隆と結ばれたら
良かったのに、と思っただろうな……。 -
Posted by ブクログ
やはり東京編は嵐の前の静けさだったらしい。ここからが木原さんの本領発揮…痛いです。痛いんだけど夢中でページを捲る手が止まらず一気読みでした。ニューヨーク編になってからも秋沢が殆ど成長していない思考回路なのはさすがw人間そんなに簡単に成長する訳はありません。ただ少しずつ引くことを覚えているのかなぁ 一途なのは変わらないしこのまま少しずつでも相手の気持ちが分かるようになっていってほしい。まだまだ時間はかかりそうだけど。救いはラスト楠田が怯えるでもなく本来の楠田に少し戻っていたことかな。いろんな意味で楠田も時間が止まったままだしそれが少しでも動きだしたらいいと願わずにいられないラストでした。
木原さんの素晴らしさは続きが読みたいな…って思わせるラストでいつも終わっていること。決して到達点ではなくこれから愛が育まれていくやもしれぬ始まりで。だから全てのストーリーが尾を引くしいつまでも心に残るのだと思う。とりあえず今回も続き…続きが読みたい! -
Posted by ブクログ
またしても強烈な攻めキャラに木原さんの文章の面白さが相まってコメディじゃないのにクスクス笑いながら読みました。図体だけ大きくて中身は子供で常識の欠片もないとんでもない男なのにだんだんいじらしく可愛く見えてくるのが木原マジック!そんな彼に振り回される楠田は至って常識的な普通な男なのに読者同様だんだん絆されて煩がりながらも秋沢を憎からず思っている様子…ん?今回痛くないぞ?つか木原さんにしては甘い?ような気もするけれどまだ前半戦。きっとこのまま穏やかに愛を育む訳ないんだろうな…嵐の前の静けさ的な?ニューヨーク編怖いけど期待して読みたいと思います。
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Posted by ブクログ
ネタバレ予想以上に糖度の高い前編から、一体どんな酷い展開が
待ち構えてるのかと、ありとあらゆる想像を巡らせて
読み始めた後編ですが……。
いやぁ……予想の斜め上いきすぎてたわ。
酷いなんてもんじゃなく、痛い。
アイタッ、アイタタタッ!
って感じで身も心も痛い。
楠田が気の毒すぎて、前編でちょっと可愛いなと思った
秋沢、じゃないアホ沢、楠田じゃないけどこいつ本当に
死ねばいいのに、とまで思いました。
普通のBLだと強姦輪姦された受って、怖がりつつも攻に
お清めエッチされてめでたしめでたしなんですが、そこは
やっぱり木原さんでした。
そうよね、これが普通の反応なのよね、と妙に納得。
とにかくこのアホ沢、いや、クズ沢か……?
歴代クズ攻の中でもぶっとんでます。
谷脇、廣末を越す私の中でのクズ攻認定トップの勢い。
話が通じないを通り越して、まるで人形に話しかけてる
気分になるくらいに、この男には自分が言ってることが
通じないのです。
そんな話が通じない、理解してもらえない、感情の振り幅が
極端すぎて、言葉を間違えたら殺される……という男から、
楠田はついに逃げ出してからの書き下ろし。
ここまではアホ沢ざまぁ、と胸がすかーっとしてたんですが、
視点がアホ沢になったと同時に……な、なんでしょう。
なんでしょう、この胸苦しさ。
今度はアホなのにアホ沢が可哀想なキモチになって
しまいまして。
完全にほだされてしまった私は、楠田の気持ちがわかって
しまいました……。
怖くて、怖くて、どうしようもないトラウマまで抱えても
なお、勇気を振り絞った楠田に涙が。
そして楠田の前に頭を垂れたアホ沢の、少しだけ変わった
姿、そのうなじに涙を落とした楠田の姿、ラストのページが
あまりにも美しくて、読み終わって余韻に浸りながら
表紙を見ると涙腺が……。
あとがきで木原さんが前編は甘口で後編は辛口とか言って
ましたが、そんな甘いもんじゃないです。
確かに前編は木原さんにしてはカレーの王子さまかって
くらい甘いですよ。
でもでも後編は、例えるなら本格インドカレー店の辛さ
レベル100倍(激辛)だと思うんですよ。
そのくらい痛苦しく見てられません。
でも見てしまうこの不思議。見ずにいられません。
このふたりが、というか秋沢がどんな風に少しずつ変わって
いくのか、是非とも続編を希望したい。
同人誌の方はまだ積んでますが、これから読みたいと
思います。
久しぶりに大満足したお話でした。
インターバル走を限界まで走らされた気分。
執着攻、ヤンデレはBLでは1ジャンルとして確立されてて、
それを得意とする作家さんもいますが、このアホ沢は
それを遥か凌駕するレベルのヤンデレ執着です。
突き抜けてすぎてて背筋が寒くなります。
好みが凄く分かれる話だとは思いますが、私はCOLD
シリーズ全部本棚に並べてにやにやコースでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレなんで、こんなどうしようもない男に惚れるのか
イヤイヤ付き合ってたくせに
こんなことになってんのか
意味わかんない、と思った『~IN TOKYO』の続き。
かくして無茶苦茶にされて
相手が怖くなって死んだことにして逃げて
それから、な『~IN NEWYORK』
どう落としどころを見つけるんだろうと思ったけれど
上手いな、と思った。
楠田は秋沢をいつかは許せるのかもしれないと
そういう期待を抱かせる終わり方は
本音を言えばありえないだろう、だけど
BL的にはまぁいいんじゃない。
個人的には追いかける秋沢が、なんでなんでと
自分に問いかける様が凄くよかった。
それでもまだ不十分なんだよ、と思いつつも
少しずつ変わろうとする秋沢がよかった。
なのでこの本に前半のエグイ部分のある話よりも
その結果楠田に逃げられ、さんざん避けられて
好きなのに好きなのにと自分のことしか考えない
秋沢が変わっていく『~IN NEWYORK』の方が
私は好き。
面白かったです。 -
Posted by ブクログ
木原作品は、やはり一筋縄ではいかない手強さでした…
前回の成り行きにふんわりしていたかと思ったら、奈落の底へ一直線。案の定、突き落とされます。
きっかけは相手を御するための恋愛モードだったのが、もはや本気の付き合いであることを自認する楠田。
だからこそ、受け入れられないこと許せないことが、秋沢にはまったくわかっていません。
人の心がわからないアホと愛し合うことで味わう失望に震撼とさせられます。失望どころか、これはもう恐怖の段階。
楠田は何とかして自分の気持ちを秋沢に伝えようとするものの、人の気持ちを慮ることができず、自分の感情ばかりを人に押し付け、好かれるための努力もしない相手には何ひとつ通じることもありません。
秋沢のクズで幼稚な人格のせいで、恐ろしい状況に陥ることになる楠田です。
客観的に見てこれは許されません!楠田の味わった恐怖を思うと読んでいてもう耐えられませんでした。
「FRAGILE」も酷かったけど、これは酷すぎ。そして悲しいのは、楠田の中に秋沢に対する「情」がまだ残っているところです。
秋沢も憎しみでストーカーのごとくつけまわしているのではなく、愛しているからこその仕業なのが辛いです…
誰かこのアホ犬に常識ある大人の行動を躾けてくれないでしょうか?
書き下ろしは秋沢視点で、ヤツのいじらしいところがぽつぽつ見えて、コキ下ろし罵倒しながらも、あまりにおバカであわれで泣けます。
私見として、二人に幸せな未来は不可能に思えるんですが…
秋沢はめちゃくちゃがんばりそうですけどね~
でも、もしもこの先に二人の幸せがあるのなら、ものすごく見てみたいです!そんな気持ちにさせる壮絶なドラマです。
センセも甘い時間に至るまでには、あともう一冊必要そうとおっしゃってるので、ぜひぜひ薄い本ではなく商業誌で後日談を出して欲しいです、プリーズ。 -
Posted by ブクログ
COLDシリーズのスピンオフ。楠田編はちらちらと雑誌で読んでいました…
こうして一冊になると、けっこうラブラブな話になっていて、いいところで終わっているような。続きは怯えながら覚悟して読まなくちゃいけないですね。
最初はラブがひとかけらも見えてこないお仕事もののような展開なんですが、その語り口の面白さ、描写の上手さであっという間に引き込まれてしまいます。
華やかな芸能界やアクセサリー業界が舞台になっているのも、興味津々になるところです。
楠田は登場人物の中ではとても常識人なキャラなので、ぜひふつうに幸せになって欲しいと願っていたんですけどね~
変な芸能人にロックオンされてしまうのです!
本編のあの透も相当だと思ってたけど、さらに上をいくエキセントリックな男が、秋沢です。
役が「憑依」したビフォーアフターの秋沢の描写は鬼気迫るものがあって、とにかくすごいです。
天才肌と呼ばれる人の一部には、こういった熱意や執着が突出していることが無きにしも非ずですけど、そうとは言え秋沢に関しては度がすぎています。
子供っぽいというか、感情のコントロールができないというか、空気が読めていません。
そんな秋沢に対して、その才能は認め魅了されつつも、人格に対しては心の中でツッコミまくる楠田。そして、エキセントリックな秋沢の行動に怯え、どうにかして彼をコントロールしようと策を講じます。
それが「俺のこと、絶対に絶対に裏切らない?」の言葉と重なって、以後ますます怖くなって心臓がドキドキしてしまいます…
その場をしのごうと誤魔化しただけが、気がついたら恋人同士みたいなことになるなんて、泥沼にズブズブって怖いです。
確かに、楠田はそもそも潜在的に秋沢に魅かれていたのだとも受け取れるし、身体から入る恋愛関係もあるし。
現在のところ、二人はラブラブです。指輪の件では不覚にも秋沢にキュンとなってしまいました。…でも、その後のHがやっぱりね…というかんじでしたw
一途に楠田を慕って、執着している姿は嘘じゃないから許せます。
Hシーンは楠田に萌えまくります。まさかのエロス!
妄想が脳内で炸裂しました。
でも、これからの展開を思うとどうなんでしょうね…心配です。
楠田が幸せであって欲しいんです!
透と藤島も少し登場していたけど、ちゃんと幸せそうで安堵できました。
次回書き下ろしもいっぱいあるようなので、どんな展開で読者をまた圧倒させてくれるのか、非常に楽しみです!