麻生ミツ晃のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
時代は大正〜昭和初期なのかな、貧しい家の子が奉公という名の口減らしをされるような時代の元奉公人・松岡と奉公先の坊っちゃん・東のお話。
タイトル通り、二人を巡る春夏秋冬が描かれていますが、なかなかに波乱万丈な数年を掛けた、一冊とは思えないお話でした。
すごい。
松岡の「過去を許すには、今が幸せでないとダメなんですね」が刺さりました〜
幸せと思えるようになって良かった。
気質に戻れたの、ホント良かった。
東の成長も正に目覚ましかったな〜
父親、は分からないけど、母親に愛された子なんだろうな、根っこが強い。
東の級友・弓削もどこかで医者となって、忙しくも穏やかな日々を送ってることを願ってやまな -
購入済み
この作者さんは何かに縛られて苦悩したり葛藤したりする人物像を表現するのが上手いなと作品をいくつか読んで思います。今回は単話も入っていましたが、全部表題の2人の話しを読みたかった。