近藤史恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
カナリアシリーズ第3弾。
シリーズを通して、『心に傷持つ女性たち』が登場し、
その傷たるや、現代社会の発展に伴い近年ことに取りざたされる問題が根底にあり、かなり「イタい」ものだった。
元来が楽天家なわたしには、共感し難い傷なのだが、
そこは同じ女性・・・わからなくもない登場人物たちの心身の辛さに
読みたい気持ちが逸るものだった。
合田のような人物のいる治療院があれば、すぐにでも行きたいのに・・・と思わせるキャラ、取り巻くキャラはそれぞれに変わり者だが、ひきつけられる。
恵&歩姉妹については、過去をきっぱり清算することは、難しいだろうが、時間と合田と小笠原とが、いつか心の重しをなくしてくれんことを祈りたい。
シリーズ最終章としては、やや物足りない終わり方だったのが残念。
【“人はなぜ、最も大切な人をいちばん傷つけてしまうのだろう?”これ以上、妹を傷つけたくないと過去から逃れるように東京に来た江藤恵は、いずみと名乗る謎めいた少女と出会う。「殺されるかもしれない」とすがってくる少女にいつしか妹の面影を重ね…。愛し合い傷つけ合う若者の心に染みいる異色のミステリー。 】 -
Posted by ブクログ
やむをえぬ事情で嫌々ながらも一人暮らしを始めた久住梨花子は選んだ部屋で早くも後悔していた。両隣は同い年くらいの独身女性だが、2人とも全く自分とは違うタイプで、失礼な物言いに挨拶も早々にイラつく始末。そしてさらに梨花子はこの後、ストーカーの影にも怯えることになる・・・。
整体師合田力シリーズ第2弾。とはいえ、相変わらず力先生はそこまで登場しない。前作から続いている小松崎と江藤歩がかなり進展した感じだし(小松崎は恵との過去の一夜も正直に告白、一時歩との関係が壊れかけるがなんとか持ち直す)、江藤姉妹が実は異父姉妹であることや、恵のセックス依存症の原因が父から性交渉を強要されていたせいであることなど、謎が明らかになることも多く、そっちをメインに読んでしまった感じもあり。梨花子の話も悪くはないんだけど・・・・・・、なんかちょっとイラっとする感じの優等生タイプ。あぁ、確かにいるいるこういう人・・・って、自分にちょっと似てるのか(爆)。力先生に診てもらった後、自分で変わっていこうとする姿勢はいいな。