伽古屋圭市のレビュー一覧

  • 断片のアリス(新潮文庫nex)

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    これは...なかなk「凄い世界観」(^ ^

    舞台は、遠い未来の「一度わやになった後」の世界。
    人類全体、実生活はかなりアレな感じで、
    人々はVRの世界をメインに生活している。

    そのVR「アリス」の中で、
    次々と「あり得ないこと」が起こっていく。
    ざっくり言うと、トラディショナルな
    「雪山閉じ込められ一人ずつ減ってく系」惨劇。
    その中で、主人公の若い女性(たぶん)は、
    生き残っていけるのか...というストーリー。

    ただ「世界観の設定」がもの凄く独特で、
    しかもかなり細かいところまで練られている。
    なので、かなりな変化球が続々と投げかけられる(^ ^;

    一応「細かく練られている」ので、破綻

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    2018年03月28日
  • からくり探偵・百栗柿三郎 櫻の中の記憶

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    起きている事件は悲惨だが、
    カラリとした明るい文体でどんどん読める(^ ^
    ドキドキハラハラもバランス良く配合され、
    万人にお勧めできる佳作(^ ^

    犬、GJ(^ ^

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    2016年03月29日
  • からくり探偵・百栗柿三郎

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    気楽に読める娯楽小説...ではある。
    が、「それだけ」ではない。

    ミステリなので、例によって詳しくは書けないが...
    全四作を収めた短編集ではあるが、
    幕間に短い「サイドストーリー」が挿入される。

    探偵のキャラがお気楽な発明家だったり、
    語り手であるお手伝いさんが面白かったり、
    「あり得ない」探偵助手などを見るにつけ、
    お気楽ミステリーとして捉えられる。

    が、その全ての設定、全てのサイドストーリー、
    読み飛ばしていた伏線を全て丁寧に拾って、
    全編を通して大きなストーリーが織り上げられる。
    最後の最後で「そう来たか」という壮大なだましは、
    だまされたこちらに大きな快感を与えてくれる(^ ^

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    2015年02月25日
  • 猫目荘のまかないごはん 私の選択と肉じゃがコロッケ

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    ネタバレ

    夫に卒婚を提案し、まかない付きの下宿屋「猫目荘」に引っ越してきた利恵。

    今回のテーマは「結婚のあり方」
    卒婚、事実婚など色々考えさせられました。
    今の時代ならではの一つではない結婚観で、それもありなんだなぁと。

    利恵自身、仕事を持っているからこその辿り着いた答えに納得でした。

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    2025年11月18日
  • 猫目荘のまかないごはん 私の選択と肉じゃがコロッケ

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    今回は新しい店子の利恵さんを中心にした話。

    結婚という関係性のこれまでとこれからについてがメインテーマになるのかな。
    自分自身が結婚することや子供を産み育てる事を重要視していないので、出てくるそれぞれの考え方に驚いたりする事は無かった。

    親戚の宴会で男達が全然動かないのも分かる。でも、一言「自分で取りに行け」と女側も言えば良い。私は言い続けたぞ。その後面倒臭いやつ扱いされているが、煙たがるような親戚と会う事なんて今後は葬式くらいだ。

    でも、アンナさんの同居生活における3つのルールはなるほどなぁと、思った。
    ただ、それを実践するのは難しそう。特に掃除。
    …難しそうと思っている時点で共同生活

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    2025年10月01日
  • 猫目荘のまかないごはん 私の選択と肉じゃがコロッケ

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    シリーズ3作目。
    今作の主人公は、夫に卒婚を提案した50歳の久住利恵。
    結婚して出産、育児を終えて自分を取り戻そうともがき、夫と離れて考えるために猫目荘にやって来た。

    結婚というもの、結婚、夫婦というあり方。
    事実婚、パートナー、同居。
    夫婦別姓のことなども触れながら、他人と暮らすことについての様々な価値観が描かれていました。
    猫目荘の住人や出会った人達の考え方にふれて、利恵は自分がこれからの人生をどのように生きていきたいかを見つけます。

    結婚のかたちは人それぞれだと私は思っています。そして、幸せのかたちや価値観もそれぞれ違って当たり前だと思っています。
    色んな考えがぶつかる中、自分の幸せ

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    2025年09月28日
  • ねんねこ書房謎解き帖 文豪の尋ね人

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    大正時代が舞台の作品が読みたくて見つけた一冊。
    店主の佐久路は第一印象より奇人ではなく優しい気配りができる人で、情報が乏しい時代に小説をヒントに謎を解く構成は結構面白かったし、行方不明の妹の件はまだ解決していないのに、続編が上梓された気配がないのが残念です。

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    2025年08月22日
  • クロワッサン学習塾 謎解きはベーカリーで

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    街のベーカリーの定休日に行われる無料学習塾のシリーズ二作目。 学校教育に囚われず、自らの進む道を模索するための学習の場として舵を切ろうとするラストに次回作への期待が高まった。

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    2025年03月30日
  • クロワッサン学習塾

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    街のパン屋さんを舞台に、元小学校教諭ので現在2代目修行中の主人公が小学生の息子とその同級生達を相手に無料塾を開く。 商売でなく、また画一的な詰め込み教育ではない学習の場を、さまざまな事情を抱えた子どもたちとともに築いていく様子が丁寧に描かれていた。 自由研究を取り組ませてくれるなんて自分でも通いたかったかも。

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    2025年03月14日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    まかない付きの下宿屋に住むことにした女性は…?
    猫と料理でほっこりするのを期待すると、ちょっと違いますが~

    降矢伊緒は、30歳にして仕事も婚活も上手く行かないでいた。
    料理をしたくない伊緒は、まかない付きで格安のアパートを見つけ、入居することに。
    男性二人が大家で、カップルらしい?
    食事は一緒で、風呂は共同というのが珍しく、住人も一風変わっているのです。
    人との出会いには、揺すぶられるものですね。

    最初は文句たらたらの伊緒だったが、次第に話し相手も出来、ついには料理を手伝うまでになる。
    なかなか鋭い指摘もある展開なため、やや辛口だけれど、それゆえに彼女の変化に説得力があります。
    全体として

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    2025年03月12日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    『料理はしない』がモットーの降矢さんが主人公。なぜ料理をしないか、はストーリーの後半で明かされる。いわゆるイマドキの女の子のようだけど、賄いつきネコノメソウに来たのは訳があって。猫目荘に住む人たちは本当に個性豊か。彼らと遠慮しいしい付き合っていくことで(いや、結構ぐいぐい自分で行ってるかな)降矢さん自身の人生が拓けていく。

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    2025年02月02日
  • 猫目荘のまかないごはん 夢とふっくら玉子焼き

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    猫飼いは猫の絵が本の表紙についてるとついつい手に取ってしまう。
    小説のなかで、決して猫スキスキ~だけではなく要所要所で猫をさわって元気もらう、現実味のある登場のしかたです。
    夢を追いかけるのは無駄なのか、親に否定された生き方をしてていいのか…悩む『(元)漫画家』の主人公。
    この中で、ちょこっとだけ出てくる叶ちゃんが鋭い。将来やりたいことは、と聞かれて『イタリアの、森と湖のそばでくらすこと、国連で地球温暖化に取り組みたい』こと。すごいねぇ素敵な優等生だ、と思ったら、叶ちゃんはもっとすごかった。『違うよ、地球は守らないし、私たちには守れない。どこまで行っても人間のための活動だよ。だって、…』ほんと

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    2025年02月02日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    大団円は好きだ。

    家族からかけられた呪いを解くのは容易くない。
    覚悟が足りなかった、のではなく、覚悟を決めることができない呪いだったのでは。

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    2025年01月24日
  • クロワッサン学習塾

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    日本の教育制度や担任による指導の限界を探り、元教員である主人公がそれをアシストする、という物語。おもしろい。教育とは何かを考えられる。

    p.52
    地域差はあるのだろうが、自分が子どものころ、宿題の丸つけを親にやってもらってから提出する、というやり方はなかったように思う。教員になるために勉強しているとき、最近はこういう方法が出てきていると知ったのである。
    理由はさまざまにあり、親自身に学習に参加してもらうのが大きな目的のひとつだろう。通知表の数字や教師の評価だけでなく、自分の子がなにが得意でなにが苦手かをじかに知ってもらい、親子による学習の機会を促すためである。親の負担は多少増えるが、子ど

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    2025年01月09日
  • 猫目荘のまかないごはん 夢とふっくら玉子焼き

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    前回のいおちゃんが大家になってからの大家目線でのお話かと思ってたら新しい主人公のお話だった。
    好きなことを仕事にするっていうのは好きなことが純粋に楽しめなくなるって分かってたけど実際今回読んでみてやっぱり辛いなって思った。
    やりたいことがなくても人は生きていかなきゃいけないし、簡単に死ねないし、生きるなら楽しみたいし、でもどうやったら楽しめるのか分からないし。みたいな事をずっと考えちゃうのだけどやっぱり1人でこもってたらなにも変わらないよなって再認識した。
    色んな人の色んな人生観とか考え方を見て、聞いて、話すから自分の価値観も広がるんだなって。
    私もそうしなきゃなって。外に出なきゃなって思った

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    2024年12月23日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    面白かった。
    表紙とか題名とかで軽いお話なのかなって思ってたら、結構深い話だった。
    私もバイだから少数派に入るし、結婚しても一緒には暮らしたくないって思ってるからこの本読みながら分かる分かるって思ってた。
    色んな人と関わって価値観が広がる。今の私に1番大事なことだなって思った。
    自分と向き合うのは怖いし、初めてのとこも怖いけど1歩踏み出して見なきゃ自分の今ある価値観って変わらないんだなって。

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    2024年12月06日
  • 猫目荘のまかないごはん 夢とふっくら玉子焼き

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    ネタバレ

    念願のWEB漫画家になったものの、中々閲覧数が伸びず筆を折る事を決めた結芽。まかないつきの古びた下宿屋「猫目荘」へ住む事になり、住民との交流と共に自分の本心と向き合う事に…

    自分に自信がなくなった結芽が、紙雑誌の漫画家へのチャンスが巡ってきたのは本当に良かったです。
    親に漫画家を反対されてずっと言えなかったけれど、和解できてホッとしました。

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    2024年11月19日
  • 猫目荘のまかないごはん 夢とふっくら玉子焼き

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    前作を読んだのは去年の11月でした。
    ほぼ1年ぶりの続編です。
    今作の主人公は、念願の漫画家になったけれど、ヒット作がなくて漫画家を辞めることにした倉橋結芽。
    彼女が猫目荘へやって来る所から物語は始まります。
    今作も主人公が猫目荘の住人たちとの交わりの中で「自分」というものを取り戻していきます。
    猫目荘の住人も含めて人はそれぞれ異なります。過去も未来も生きていくうえでの大切なものも。
    今回は主人公、倉橋結芽の日常のストーリーを軸に、「人生を楽しもう!」と励ましてくれる元気をもらえる作品でした。

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    2024年10月19日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    色々な人がいて、いろんな価値観があるんだと改めて思った。
    そういうことを知れただけで、自分を知らず知らずに縛ってた常識や世間体から解放できるし、世界が広がる。
    1人1人ほんとに違うのだから、自分だけの価値観、人生観があって当たり前で、誰にも遠慮せずに自分の幸せを求めていいんだよなぁ。
    それにしても猫目荘のまかない食べてみたい!

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    2024年10月16日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    クセ強めの登場人物達達が織りなす賄いつきのアパートでの物語なんだけど、結構深い…人生の事とかやりたい事の見つけ方とか、夫婦の形のとか家族の形とか…読んでくと結構奥が深いです…(*´﹃`*)

    『動かないと運命にはぶつかれない』は割りと良い言葉だと思います(*´ω`*)

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    2024年10月03日