伽古屋圭市のレビュー一覧
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まず大前提として、ファンタジーである(^ ^
「死者が成仏する前に食事に来るレストラン」
という設定が、思いっきり(^ ^
ただ、本作に登場する死者は、
とても人間臭く扱われているので、
特別なホラー感やファンタジー感はほぼ皆無。
みな「自分がなぜ死んだか」だとか
「死んだ後も気がかりなこと」などを、
シェフに「謎解き」してもらい、満足して行く...
イコール成仏するのかな?(^ ^
レストランが舞台で、様々な料理が出て来るが、
その薀蓄もまた楽しめる(^ ^
必ずしも「すんげ〜おいしそう」なものだけでなく、
死者の「思い出の味」によりそうのが主眼なので、
一般的な「グルメ小説」とは趣を -
Posted by ブクログ
伽古屋氏お得意の、大正ロマン謎解き娯楽小説(^ ^
健気でおぼこい女の子と、寡黙で天才肌の探偵という、
これまた王道の設定で(^ ^
一つ前に読んだ「同じような基本設定」の本には
なかなかなの低評価をつけてしまいましたが(^ ^;
こちらは文句なしに面白く読めました(^ ^
設定が古書店と言うことで、過去の名作になぞらえて
謎解きをしていくというのが面白い(^ ^
作者はきっと相当な読書家なのだろう。
例によってミステリなので、細かくは書けませんが(^ ^;
軽い文体と地の文のノリツッコミがテンポよく、
あっという間に読み終わってしまいましたとさ(^ ^ -
Posted by ブクログ
これは...なかなk「凄い世界観」(^ ^
舞台は、遠い未来の「一度わやになった後」の世界。
人類全体、実生活はかなりアレな感じで、
人々はVRの世界をメインに生活している。
そのVR「アリス」の中で、
次々と「あり得ないこと」が起こっていく。
ざっくり言うと、トラディショナルな
「雪山閉じ込められ一人ずつ減ってく系」惨劇。
その中で、主人公の若い女性(たぶん)は、
生き残っていけるのか...というストーリー。
ただ「世界観の設定」がもの凄く独特で、
しかもかなり細かいところまで練られている。
なので、かなりな変化球が続々と投げかけられる(^ ^;
一応「細かく練られている」ので、破綻 -
Posted by ブクログ
気楽に読める娯楽小説...ではある。
が、「それだけ」ではない。
ミステリなので、例によって詳しくは書けないが...
全四作を収めた短編集ではあるが、
幕間に短い「サイドストーリー」が挿入される。
探偵のキャラがお気楽な発明家だったり、
語り手であるお手伝いさんが面白かったり、
「あり得ない」探偵助手などを見るにつけ、
お気楽ミステリーとして捉えられる。
が、その全ての設定、全てのサイドストーリー、
読み飛ばしていた伏線を全て丁寧に拾って、
全編を通して大きなストーリーが織り上げられる。
最後の最後で「そう来たか」という壮大なだましは、
だまされたこちらに大きな快感を与えてくれる(^ ^ -
Posted by ブクログ
今回は新しい店子の利恵さんを中心にした話。
結婚という関係性のこれまでとこれからについてがメインテーマになるのかな。
自分自身が結婚することや子供を産み育てる事を重要視していないので、出てくるそれぞれの考え方に驚いたりする事は無かった。
親戚の宴会で男達が全然動かないのも分かる。でも、一言「自分で取りに行け」と女側も言えば良い。私は言い続けたぞ。その後面倒臭いやつ扱いされているが、煙たがるような親戚と会う事なんて今後は葬式くらいだ。
でも、アンナさんの同居生活における3つのルールはなるほどなぁと、思った。
ただ、それを実践するのは難しそう。特に掃除。
…難しそうと思っている時点で共同生活 -
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
今作の主人公は、夫に卒婚を提案した50歳の久住利恵。
結婚して出産、育児を終えて自分を取り戻そうともがき、夫と離れて考えるために猫目荘にやって来た。
結婚というもの、結婚、夫婦というあり方。
事実婚、パートナー、同居。
夫婦別姓のことなども触れながら、他人と暮らすことについての様々な価値観が描かれていました。
猫目荘の住人や出会った人達の考え方にふれて、利恵は自分がこれからの人生をどのように生きていきたいかを見つけます。
結婚のかたちは人それぞれだと私は思っています。そして、幸せのかたちや価値観もそれぞれ違って当たり前だと思っています。
色んな考えがぶつかる中、自分の幸せ -
Posted by ブクログ
まかない付きの下宿屋に住むことにした女性は…?
猫と料理でほっこりするのを期待すると、ちょっと違いますが~
降矢伊緒は、30歳にして仕事も婚活も上手く行かないでいた。
料理をしたくない伊緒は、まかない付きで格安のアパートを見つけ、入居することに。
男性二人が大家で、カップルらしい?
食事は一緒で、風呂は共同というのが珍しく、住人も一風変わっているのです。
人との出会いには、揺すぶられるものですね。
最初は文句たらたらの伊緒だったが、次第に話し相手も出来、ついには料理を手伝うまでになる。
なかなか鋭い指摘もある展開なため、やや辛口だけれど、それゆえに彼女の変化に説得力があります。
全体として