伽古屋圭市のレビュー一覧

  • クロワッサン学習塾

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    元教員のパン屋さんのお父さんが、息子とその友達相手に無料塾を開催する。
    親が忙しくて、宿題を見れない子供、ディスレクシアを抱えた子供、子供らしい冒険と失敗。全てを受け入れて学びにつなげる。
    学習の理想、教育についても、一家言あるお父さん。
    理解できるけど、理想は理想。実際には無理だよ!みんないっぱいいっぱいなんだよ!とも思った(笑)

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    2024年09月27日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    ネタバレ

    主人公の女の子、まるで自分を見ているようでした。特に最初の方は同族嫌悪が酷かった。愚痴ばっかだなこの子って。
    接客やってる時ほんとにメンタルきつかったの思い出しました。
    自分がもやっとしてたことをうまく言語化してくれてる気がしました。

    猫に声かけられて崩れ落ちちゃうとことか、その後のお菓子を作るのを見てる場面が好きでした。私も癒された。

    特殊性癖の人たちが出てきますが、そこは余計に感じました。
    なくても十分面白いので。

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    2024年09月24日
  • かすがい食堂

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    優しい気持ちになる一冊でした!
    駄菓子屋「かすがい」の雰囲気や香りが想像できる心がほっこりする物語です^^

    楓子は訳あって仕事を退職し、駄菓子屋の"おばちゃん”(25)として祖母が営んでいた「かすがい」屋を受け継ぐ。
    駄菓子屋「かすがい」は地元の小学生たちから愛され毎日子供たちの声が絶えない。


    でもその中には問題を抱えた子もいる。

    貧困家庭や親の仕事の都合、摂食障害といった様々な悩みを抱えた子供たちを楓子は「食」を通じて救う物語です。
    ただ "ご飯を食べれば解決!!” のような考え方ではなく、それぞれの問題に深く入り込み考えさせられる一冊でした。

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    2024年09月15日
  • クロワッサン学習塾

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    元小学校教師のパン屋のおじさん黒羽三吾が、ある事件で知り合った女の子がきっかけで、息子を巻き込んで始めた『クロワッサン学習塾』。
    生徒それぞれに合わせた個別指導で、時には勉強以外のことも教えてくれる。
    こんな学習塾だったら勉強が好きになれるかも。

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    2024年09月12日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    美味しくて栄養のあるものを食べていれば、すべてうまくいく。夢や目標、充実や楽しみ、それぞれの住民のライフスタイルは輝いている。主人公が刺激を受けながら自分を見つけていく姿に元気をもらった。

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    2024年08月26日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    人生に行き詰まった主人公が猫目荘に引っ越して、自分を見つめ直す話。
    古いしがらみに囚われているところから、新しい視野が見えてきます。
    あらすじからはわからなかったですがLGBTQ+にも触れています。

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    2024年08月21日
  • かすがい食堂

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    8/14
    食を通して子供達の生活や環境に考えさせられる本でした。食べることの大切さを教わって、食育にはとても読みやすくて良い本だと思います!
    続編とかあればまた読みたいな

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    2024年08月14日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    ネタバレ

    主人公が賄い付きのアパートに住みはじめてから、様々な人と交流することで自分を見つめ直して再出発する様子が晴れやかな気分になります。

    自分もこれからの人生どうしようかとかまようひとなので、共感したからか面白かったです。

    ただ、最近の流行りなのかデリケートな話題が入ってたのに違和感を感じました。

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    2024年06月29日
  • クロワッサン学習塾 謎解きはベーカリーで

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    ネタバレ

    頼人の両親の言い分がとても刺さりました。
    父親の嫌いな教科は勉強しなくても将来困らない、母親の学校行かない子は世間の目が冷たいってのがどちらも判る。最終判断を子供にさせると言う英断も良くできたなぁと感心しました。

    学ぶとは?がとても刺さった巻でした。

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    2024年06月26日
  • クロワッサン学習塾 謎解きはベーカリーで

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    子どもの可能性を大人が勝手に判断してはいけないなと思いました。登場人物たちもたくましくなってると感じました。
    年齢関係なく、もっと目の前の人の声に耳を傾けていこうと思います。

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    2024年06月04日
  • クロワッサン学習塾 謎解きはベーカリーで

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    子供を持つ人は、きっとほとんどの人が頼人と同じ悩みに直面するかと思います。

    私もまさに直面しています。

    頼人の父のように、本当はもっと子供の好きを思いきり応援してやりたい。

    でも、後悔する事がこわくて出来ない。
    子供の将来を滅茶苦茶にしてしまう事がこわくて…。

    本当にすごく難しいですよね。

    ただこのお話を読んで、いつだって子供の声をきいて向き合う事だけは忘れずにいたいと思いました。

    焦らず今出来る事を!!

    そして隆之介がんばれ〜!!

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    2024年06月03日
  • クロワッサン学習塾

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    続編前に再読!

    真司と同年代の子供をもつ者として為になりました。最初に読んだときもそうでしたが、大事な事を思い出させてくれました。

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    2024年05月26日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    最初はその古さに直ぐに引っ越す!と意志を固めていた主人公伊緒が下宿先の猫をクッションに、馴染んでいってる。

    諸事情から、関西から東京に自分を“探し”に上京した主人公。
    そんな。かんたん、見つかるわけないよね?
    自分の生きてる意義だなんて。
    大層なものを見つけようとしたら、尚更よね。

    昔から思ってたけど、自分探しにバックパック旅行でインドとか行っちゃう人いるけど、貴方が感じた自分はただのカルチャーショックであって、探していた自分は大したことなかったってことが大半だから。どっからくるの?その自信?異国情緒溢れた国を旅すれば見つかる“自分”っでのがあるって。


    その点,主人公は割合謙虚。見つか

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    2024年05月08日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    深読みしようとしないで、素直な心で。
    出来過ぎみたいな出会いと、もつれた心がほどけていく様を祝福するのがいいと思う。
    拾ってくれる神様はいるんだよ、きっと。
    リアルワールドではなかなか出会えないけれど。
    フィクションの中でくらい、ホッとしようよ。

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    2024年03月12日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    猫目荘、いろいろな生き方をしている人がいて、みんなしっかり前を見ていて勇気をもらいました。
    ドラマ化できそうな

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    2024年01月28日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    親からの仕打ちにいつまでも縛られ自分の現状を嘆くことしかできなかった主人公の伊緒が猫目荘で暮らしていく中で世の中には色んな人がいて、人と比較しても意味なんてないという当たり前のことに気付いていく。

    人生に絡みつく悪しき物をスパっと切り捨てる潔さと自分の足で立つ覚悟を持つことのできた伊緒を応援したい気持ちになった。

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    2024年01月16日
  • かすがい食堂 あしたの色

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    シリーズ第2弾。
    駄菓子屋『かすがい』を継いで、店の奥で子ども食堂を始めてから一年後。
    食堂を始めるきっかけとなった翔琉も小5になり、亜香音も中一になったが通っている。

    イジメにあってるのではと思っていた亜香音だったが、単に貧しくて晩ご飯もなく、何かを得るために落とした駄菓子を拾って食べたり、みんなのランドセルを持つことでお金をもらってたりしたわけだが、今回はそのイジメてたと思われた子が家出してるんだと連れてきて…。

    今回の話のなかで特に気になったのは、肌の色の違う子が、お店に来たことで起こる問題がかなり強烈だったこと。
    第四話のわたしの色、あしたの色では、差別にあった本人の声がかなり響い

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    2023年11月26日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    狭窄的視野に囚われ、クヨクヨ悩んでいる私のような読者の思考の壁を、バコンバコンと破壊し解放へ導いてくれる気持ちの良い小説でした。

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    2023年11月23日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    まかないつきの下宿屋さんというと住人同士の関わり方が難しそうなので、猫目荘の住人同士の関わり方を強要しない!というポリシーがとても心地良さそうだと感じました。
    猫目荘で暮してみたい!

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    2023年11月11日
  • 猫目荘のまかないごはん

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    書名に思いっきり惹かれました。
    カバーイラストも可愛らしくて手に取りました。
    昭和レトロな所で美味しいまかない料理があって、と想像をしていました。
    もちろん、美味しいまかない料理はあったのですが、少し私が思い描いていた内容とは違っていました。

    三十歳手前の女性、降矢伊緒。
    父親の呪縛や劣等感に悩まされ、自分の人生、生き方が解らなくなりもがいていた。
    そこに友人の紹介で猫目荘を紹介されて入居。
    住民との交流の中で様々なことを知り、自分と向き合い自分らしさを大切にしていく物語でした。

    猫目荘が「多様性」をギュッと凝縮したような場所で、こういう場所に引っ越して触れたからこそ、伊緒は自分らしさを見

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    2023年11月05日