伽古屋圭市のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「僕には、罪を背負った女の匂いが、見えるのです」
犯した罪を一人で抱え込む美しき女達の、激しく妖艶な業を封じ込めた絵に纏わる連作短編集。
大正時代、美人画で有名な人気絵師・茂次郎の探偵顔負けの推理力が冴え渡る。
男達から理不尽に抑圧され不幸な環境に喘ぐ女達を、苦悩から解放させ救おうと奮闘する茂次郎。
飄々と女達の罪を暴く茂次郎の姿に親近感を持った。
物語の原点とも言える『蜜柑ノ種』の、彼女の選んだ路は切ない。
それは決して赦されるものではないけれど、彼女の望んだ細やかな夢だけは、茂次郎の絵の中で永遠に遺されたのだと思いたい。
この物語はドラマ化したら面白そう。 -
Posted by ブクログ
帯に「中学入試で出題」とあって
登場人物のメインも小学生だったので
気になって読んでみました。
実家のパン屋を継いだ黒羽三吾は
もと小学校教師で息子がひとり。
ようやく新しい仕事にも慣れた頃
毎朝店を訪れる小学生の少女が
万引きをしていると確信する。
おおごとにならないうちに
少女と話をしようとする三吾だが。
という事件から始まって
その子の生活環境を知ってしまい
「息子の宿題のついで」という形で
勉強をみてあげるという話になる。
とはいえ、このご時世(−_−;)
何か目的があると勘ぐられてしまうのよね。
そんな父親のため、少女自身のために
息子と、その友だちとで
ある謎を解くところも、お -
Posted by ブクログ
困りきっていたところに、な看板に
喜び勇んで飛び込んだ。
連続短編で、最初は主人公が容疑者。
発明家の探偵と、それについてくるからくり招き猫。
端々にある、まぁ納得できる小話は
最後の最後で、なるほど、な風呂敷包み、でした。
それに、話の合間にある小話も。
2話目の話の落ちは、想像もできないところ、でした。
今なら別に…な事ですが、時代を考えると
確かに言える話ではなかったです。
人探しの3話目。
今でさえ、こういう場合もあるというのに
それはありそう、な真相でした。
しかし、それはそれで、どうするつもりだったのか。
というのもありますが、やっている本人たちも
ネタが分かってしまったわけ