伽古屋圭市のレビュー一覧

  • かすがい食堂

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    子どもたちを救うことによって、
    主人公も成長していく様子が
    読みやすかった。

    誰かと食卓を囲うことで
    心と身体が満たされていく、
    そんな大切なことを伝える作品。

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    2021年10月12日
  • かすがい食堂

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    このご時世にこの主人公の行動はヤバいだろーと思う反面、こういう世話焼きが活躍して極小のコミュニティがうまくまわるような世の中のほうが平和なのかもしれない?

    重いテーマがありながらも読みやすい軽めのタッチ。というかむしろ個々のキャラ設定が深くはないから、後半の重いテーマのストーリーの方がバランスよく楽しめた感じ。

    (個々では深くないとはいえ)主要なキャラクターが増えてそれぞれの特長がより活かせそうだし、続編が出るのなら本巻よりも期待出来そう。

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    2021年08月18日
  • かすがい食堂

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    小学4年生の娘も読める内容だった。子どもを取り巻く家庭の問題や摂食障害など、章ごとに書かれていてとても読みやすかった。「サンタさんを信じる?」のくだりは、子どもに読ませてよかったのかなぁと心配にはなったが…。自分にはない、楓子の勇気に感心。

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    2021年07月10日
  • あやかしよろず相談承ります

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    面白かった。あやかしは人間から突然変異的に産まれてしまうという設定なので、妖怪よりX-menのミュータントのほうが近いか。極度の人見知りの主人公があやかしとは会話できるのも面白い。首を固定するってどんなだろう。重いしすぐ取れそう。

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    2021年06月07日
  • あやかしよろず相談承ります

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    あやかしの特性故に生きにくさを抱えてる皆さんのお話。どうしようもない部分にやるさなさを感じるけど、それでも前向きになれるようなメッセージ性を感じた

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    2021年06月16日
  • かすがい食堂

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    困ってる人に、見ないふりをしないで世話を焼いてしまう、でもがんばりすぎない範囲で…。現実は、すぐに諦めちゃうことが多いと思うけど、何とか諦めないで考え続けることで、関わり続けることで、物事が動き出す。そういうことができるのも、経験豊かなおばあちゃんが近くにいるからだなと思う。一人で全て解決なんてできないから、心を開いていたい。

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    2021年05月09日
  • かすがい食堂

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    ネタバレ

    子ども食堂というとすぐに"貧困"と結びつけられがちだけど、その存在を必要としている子どもは様々で、その可能性も無限。この小説でももちろん貧困をはじめとした社会問題は取り上げられているけど、それ以上に子どもたちの日常や、主人公のこれまでのキャリア、なによりも美味しそうな食事の描写!がたくさん出てきて、「子ども食堂」という先入観に囚われずに、登場人物たちに共感できたのがよかった。

    子ども食堂を必要としている子どもの例
    ・お母さんが夜遅い、子どもの栄養管理をしない、子どもはお菓子を食べる。食べ物に関連する知識や常識が身につかない。
    ・喧嘩をした兄弟ー食事を通じて仲直り?
    ・拒食

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    2021年05月01日
  • かすがい食堂

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    これが現実の話であったなら、
    日本もまだまだ捨てたもんじゃないな。
    現実にあって欲しいな。

    そして、くだらない己のルールにも
    気付かされた。
    確かにありすぎる自分ルール。
    解き放たれたら
    どれほど楽に生きられるだろうw

    ほっこり優しくなれる話。

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    2021年04月29日
  • かすがい食堂

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    SNS上でよく紹介されていて、ながしまひろみさんのカバーイラストも可愛いかったので購入。
    激務から離れ、祖母の駄菓子屋の『おばちゃん』に転職した主人公がお客である子供とほのぼの交流するほんわか小説かと予想していたが、現代の子供たちが直面している問題が4話に渡って描かれていて、それに対してはっきりした解決策も現状見いだせず、大人としてとても心苦しくなる。
    どんな苦境にあっても、こどもなりの冷静な目線を汲み取るちょっとお節介な主人公の姿勢は 今必要なものかもしれない。

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    2021年03月17日
  • かすがい食堂

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    仕事の激務により3年間働いた映像制作会社を退社した楓子は、駄菓子屋を経営する祖母に誘われ、営むことになった。
    仕事に慣れた頃、店に300円を手に持った少年を目撃する。その子は、数日に1回のペースで、いつもきっちり300円を使っている。不審に思った楓子は、その少年に事情を聞いた。


    王様のブランチで特集されていたので購入。作者の伽古屋さんはミステリーを多く出版されていますが、今回の作品は新たなジャンルとして挑戦したそうです。

    題名の「かすがい食堂」ですが、「かすがい」は母方の姓が春日井ということです。「食堂」は、普段は駄菓子屋として経営していますが、ある出来事がきっかけでこども食堂のような食

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    2021年03月15日
  • 冥土ごはん 洋食店 幽明軒

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    思い残したことがある死者が訪れる洋食店。成仏できてないのとはちょっと違うのかな?好きなものを食べてもらって想い出の味を再現したり、誤解を解いたり。あっさりめ。

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    2019年10月28日
  • ねんねこ書房謎解き帖 文豪の尋ね人

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    探偵業も行う古書店。謎解きのヒントは全て書物の中にあるとかで、参考になる本を教えてくれる。すごいコンシェルジュだ!

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    2019年07月19日
  • ねんねこ書房謎解き帖 文豪の尋ね人

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    190717

    謎の一つひとつが浅いというかなんというか、、森さんの本だと勘違いしてて途中で気づくぐらいには読みやすかった(褒めてる)。

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    2019年07月17日
  • 散り行く花

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    ネタバレ

    伽古屋圭市さん、初読。

    大正時代に活躍した画家の、未発表作品を寄贈したいという申し出を受け、学芸員の鷲尾つぐみが目にした美人画は、圧倒的な力を持っていた。

    「僕には、罪を背負った女の匂いが、見えるのです」….当代の人気絵師として知られる茂次郎が、モデルとして選んだのは、人を殺めながら、罪を隠して生きる女性たち。

    茂次郎は、何故そんな女性たちを題材に求めるようになったのか。
    4つ目に配された、冒頭の絵のモデルである雪江の物語で、晩年まで茂次郎の求め続けた…もしくは囚われ続けた女の美しさの秘密が明かされる。


    表紙の絵と、帯の文句に惹かれて手に取った。
    ミステリというより、不思議譚の趣。

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    2018年06月09日
  • からくり探偵・百栗柿三郎 櫻の中の記憶

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    「からくり」感がなくなって普通の探偵になった。解説を読むまで某作品のネタバレタイトルのお遊びに気付かなかった。

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    2016年05月07日
  • 落語家、はじめました。~青葉亭かりんの謎解き高座~

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    ネタバレ

    ものすごいミステリーというよりも、主人公の青春物語といった方があっている。日常の謎解きミステリーといった要素は、皆無である。大阪×落語=人情といったところかな。そこそこ期待してので、がっかり。。。

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    2016年03月19日
  • 落語家、はじめました。~青葉亭かりんの謎解き高座~

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    なんと言っても、円紫さんがいるからなあ、そして落語を題材にしたミステリー、先行作品もかなりの数になったなあ、と思いながら読みました。
    楽しく読み終えたので、よい作品だったと思います。
    登場人物はなんというか淡い雰囲気で、特殊な世界を題材にしながら、あまりその特殊感が強調されず、それが、主人公の悪戦苦闘ぶりをふんわりと伝えているのかな。
    兄弟子二人のキャラクターは今後育っていくのだろうか。
    そのほか、今後を大いに期待させるところの多い作品でした。
    この小説とは話が別ですが、「たちぎれ線香」は何度聞いても、涙が落ちます。素晴らしい噺ですよね。

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    2015年12月05日
  • 落語家、はじめました。~青葉亭かりんの謎解き高座~

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    20151004
    このタイプのお仕事ミステリに
    落語だ〜ってなって、読んでみた。
    落語ミステリ、なんだかんだ好きなので。

    主人公が女性、漫才師からの転身での新米落語家で、上方落語、というのはわりと新しく、上方落語の舞台裏が新鮮だった。
    いいよね、上方落語。

    普通に面白く読めたので、読んでみてよかった。

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    2015年10月29日
  • からくり探偵・百栗柿三郎

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    ネタバレ

    事件ひとつひとつは面白味があるのかもしれないけれど、全体のまとまりを感じないので、う~ん……。もう少し短くてテンポのよい話で全10話くらいあれば、こんなまとめもありかな…て気がするんですが。こういう雰囲気の作品、けっこう好きなので、いっそメディアミックスして1クールくらいのアニメにしてもらえたら……。
    あと、個人的に、千代さんと柿三郎さんが、お互いまったくその気がない関係であるところが好きです。

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    2015年02月10日