大谷真弓のレビュー一覧

  • アフェイリア国とメイドと最高のウソ

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    あとがきを読んで、この話がアメリカで実際に起きた災害をモデルに書かれていると知り、驚きました。
    成り行きで国の代表になったしまった主人公が有能ですね。

    忘れちゃいけないのが二匹の犬(チビも入れれば三匹)の存在です。
    気持ちのいいお話でした。

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    2024年02月15日
  • ミッキー7

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    もう、難しい話はいらないでしょう。

    あたまをからにして楽しめます。
    特に、ミッキー7と8との掛け合いは、1960年代アメリカのホームコメディ(馬や車が喋ったりするやつ)でのコントのように、奇妙に面白い。
    それでいて、スリルありアクションありラブあり……映画化されるそうで、ええ、そうでしょう。わかります。

    さて、主人公のミッキー・バーンズは歴史学専攻で、宇宙でも暇を見つけて過去の出来事を調べてました。
    そこには、エンタメ作品の中にも社会風刺を潜ませてます。

    やっぱり地球って大切なんだなぁ〜

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    2023年08月21日
  • ミッキー7

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    映画化が決定しているSFエンタメ作品で派手な展開はないものの、SFならではのアイディアが沢山盛り込まれていてSF好きとしては楽しめた。現在の主人公の動向と、主人公のこれまでの「死亡履歴」、そしてこの世界の他の植民星の状況を歴史として語るパートがあり、ディテールが深掘りされていて、実在感のある世界観を形成できている。ただちょくちょくパートが切り替わるため、本編の展開の進み方のテンポは悪く、続きが気になって仕方がないページターナーとは言えないかもしれない。SF的思考実験をエンタメ化した哲学書という印象が強い。

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    2023年08月20日
  • ミッキー7

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    主人公ミッキーは使い捨て人間(エクスペンダブル)。氷の惑星でのコロニー建設ミッションで危険な任務を担当する彼は、任務で死ぬたびに過去の記憶を引き継いで新しい肉体に生まれ変わる。死を繰り返した彼は、現在ミッキー7。次のミッションで命からがら帰還すると、ミッキー8が生まれていて・・・

    高評価!
    設定も面白いのですが、展開もまた引き込まれる。ふたりのミッキーはその存在を隠しつつ、コロニー建設のゴタゴタやムカデ型の先住生物との抗争に巻き込まれてしまい、ついに・・・といった感じで、コンパクトな内容なのですが、合間合間に世界背景の描写があったりと、意外と奥行きも感じる作品でした。結末もキレイにまとめて良い感じ。

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    2023年08月10日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    作品紹介・あらすじ

    北京五輪の開会式を彼女と見たあの日から、世界はあまりにも変わってしまった――『三体X』の著者・宝樹が、中国の歴史とある男女の運命を重ね合わせた表題作、『三体』の劉慈欣が描く環境SFの佳品「月の光」、春節シーズンに突如消えた列車の謎を追う「折りたたみ北京」著者の郝景芳による「正月列車」など、14作家による中国SF16篇を収録。ケン・リュウ編による綺羅星のごときアンソロジー第2弾。解説/立原透耶 本書は新☆ハヤカワ・SF・シリーズ『月の光 現代中国SFアンソロジー』を改題・文庫化したものです。
    〈収録作品〉
    序文
    ケン・リュウ
    夏笳(シアジア)「おやすみなさい、メランコリー」
    劉慈欣(リウ・ツーシン)「月の光」
    糖匪(タンフェイ)「壊れた星」
    韓松(ハン・ソン)「潜水艇」「サリンジャーと朝鮮人」
    程婧波(チョン・ジンボー)「さかさまの空」
    宝樹(バオシュー)「金色昔日」
    郝景芳(ハオ・ジンファン)「正月列車」
    飛氘(フェイダオ)「ほら吹きロボット」
    張冉(ジャン・ラン)「晋陽の雪」
    吴霜(アンナ・ウー)「宇宙の果てのレストラン――臘八粥」
    馬伯庸(マー・ボーヨン)「始皇帝の休日」
    顧適(グー・シー)「鏡」
    王侃瑜(レジーナ・カンユー・ワン)「ブレインボックス」
    陳楸帆(チェン・チウファン)「開光」「未来病史」
    エッセイ 王侃瑜/宋明煒(ソン・ミンウェイ)/飛氘

    *****

    中国SF短篇集で「折りたたみ北京」に続く第2弾とのこと。
    色々なタイプの作品が収められているので玉石混交なのだけれど、僕にとっては玉の方が多かった。
    「折りたたみ北京」は積読状態だし「三体」は長編過ぎて読むのを躊躇しているのだけれど、俄然読みたくなってきた。
    ただ700頁を超える文庫なので、上下巻に分けても良かったような気がする。
    読んでいてちょっと手が疲れてしまった(体力付けろ! ってことだろうか)。

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    2023年07月05日
  • 12歳のロボット ぼくとエマの希望の旅

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    SF。子供向け。
    早川書房の子供向けレーベル。
    ロボット。冒険。
    ロボットたちのキャラが良い。
    イラスト可愛い。
    普通に面白い。好き。

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    2023年06月13日
  • トム・ハザードの止まらない時間

    購入済み

    ちょっと難しい

    同じ著者のミッドナイト・ライブラリーを読んで感動したのどこちらも読んでみました。
    こっちはちょっと難しかったなぁという印象です。
    大きなテーマは同じかなと思いましたが、少なくとも、同じ感覚では読めませんでした。。
    とはいえ、いろいろ考えさせられる本でした。

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    2023年05月30日
  • 男たちを知らない女

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    こんなに泣けると思わなかった。

    とても読みやすい。

    ただ、登場人物たちの個性があまりないので、
    誰が誰だかすっと入ってこない。

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    2023年05月14日
  • ミッキー7

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    人類が居住可能な惑星を探して入植していく未来が舞台。
    とある氷の惑星に降り立った200人ほどのグループのなか、死を伴う危険な作業を専門に行う“使い捨て人間(エクスペンタブル)“と呼ばれるミッキーが主人公。
    エクスペンダブルは、いわゆるクローン人間で、もし死んでしまったら直前のバックアップから同じ記憶をもった人間が再生される。
    ミッキーは、過去6回死んで7人目のミッキー7。
    いつもと同様に危険な業務に就き、氷の惑星に住む巨大ムカデに殺されてしまったと思われ、基地では新しい“ミッキー8”が生み出されたのだが、実はミッキー7は死なずに命からがら基地に戻る。
    自分の部屋に戻ったミッキー7がミッキー8に出会い困惑。このことが周りにばれたら二人とも処分されてしまうということで、ミッキーが2人いるということがばれないように行動していくが・・・ということから始まり、物語は徐々に大きくなり最後は先住生物である巨大ムカデとの対峙に至る。
    最近読んでいるものと同様設定はわかりやすく、宇宙モノのSF冒険譚として楽しめた。
    ある人間が死んで、直前の記憶をもった人間が再生されたら、それは同じ人間と言えるのか。それが同時に2人存在してしまったらそれらは同じ人間なのか。
    SFにはありがちだけども、この手の哲学的な問いをわくわくする物語の中にうまく埋め込んでいる。
    映画化が進んでいるようだけれども、確かに映像向きの物語。公開されたらきっと観に行くなー。
    というわけで万人にお勧めできるSF。

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    2023年04月18日
  • ミッキー7

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    ネタバレ

    うーん、面白いんですが、手放しで喜べないこの感じ。 主人公ミッキーとその彼女がなかなかなクズのせいかも知れません笑  最後はいろいろとモヤモヤっと急速に終わりました。

    テセウスの船のくだりですが、使い捨て人間達は、単純に再生してるだけで、毎回同じ人では無いように思いました。
    みなさんどう捉えたでしようか。

    一気に読めたので面白いのは間違いないです♪

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    2023年03月08日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    『金色昔日』は良かった。
    この手法で読ませるストーリーになっている。
    『月の光』もありそうな未来で面白かった。

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    2023年02月19日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    全体的に見てやや分かりにくい作品が多い印象。『折りたたみ北京』の方が分かりやすく面白い。だからマストバイとは言いにくいのだけど、糖匪(タンフェイ)「壊れた星」の一編だけは怪奇SFとして至極の出来なのでぜひ読んで欲しい。お気に入りは「壊れた星」「金色昔日」「開光」。

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    2022年12月20日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    時間をテーマにした作品が目立つのが興味深かった。時の進み方は相対的なんだよ、と諭されてるようで。また、多次元宇宙というのは昨今の流行りなのかな。

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    2022年12月11日
  • 男たちを知らない女

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    COVID-19 を予見したかのような絶妙のタイミングで出版されたパンデミック小説。男性だけに致死的で、致死率は90%に及ぶ疫病が発生したという設定で、疫病によるパニック、愛する夫や息子との離別、その後に発生する社会の混乱、ジェンダーロールの転換やLGBTQの意味などを重層的に畳みかける。ジェンダーを絡めたことで凡庸なパンデミック小説とは一線を画してはいるが、たいして成功しているようにも思えない。この本の評価を高めたのは、それよりも何よりも、この出版タイミングであろう。

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    2022年08月11日
  • 翡翠城市

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    香港ノワール映画「男たちの挽歌」「インファイナル・アフェア」を見ているような世界観の“ファンタジー”小説

    架空の島国ケコンで、かつては一つの組織として民族独立の原動力となった“グリーンボーン(翡翠使い)”たちは、その中心となったコール家の無峰会とアイト家の山岳会の二つの組織に分裂し、敵対していた。そんな抗争のなか、コール家の若き指導者たちはさまざまな葛藤を抱きながら組織のために戦う……。

    翡翠による特殊能力と架空の場所や国でなければ、ファンタジーという言葉の響きからはひどくかけ離れている。

    人はなぜ”石“に意味を持たせようとするのか。
    たしかに多くの工業製品にその特性を生かした鉱石が用いられているが、石自体が自覚していることではない。
    無機質なゆえ理解不能、且つ直接「地球」であること。
    そんなところから神秘的なイメージを抱くのかも。

    この物語では、感知、シャネリング、鋼鉄、怪力、敏捷など、翡翠による特殊な力(架空)と人体への影響を、功罪交えて描く(その様子は、アヘンと覚せい剤を交互に使用する中毒のよう)。

    マーヴェルの主人公たちがアジアで「男たちの挽歌」を演じている、といった具合。
    もともと香港ノワールは好きなので、問題なく楽しむことができた。

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    2022年06月06日
  • 男たちを知らない女

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    「時代に追いつかれたパンデミック小説」解説でも言われている通りストーリーとしてはまさにこれ。
    男だけが感染し、感染・発症すれば致死率ほぼ100%で、しかも感染率も異常に高く世界中のすべての男性が感染するという世界。
    covid-19を目の当たりにして、致死率と感染率の関係や、人類の知恵が ー局所的に見れば決断できない政治や事実を理解できないメディアがあったとしてもー 全体としてはどんなフィクションよりも遥かに良心的であることを知る現代には、パンデミックの描写はすでに古臭いと感じることも多々ある。
    しかし、パンデミックを舞台装置としてそこに生きる女性を描いたこの小説は、それぞれの立場で絶望し、それでも力強くあり、リアリティを持って迫ってくる良作だった。
    もう一つ特筆すべきは、菅浩江の解説が秀逸。読後にこの解説があることで、一冊の本としての満足度が最後に一押しされた感じ。

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    2022年02月27日
  • トム・ハザードの止まらない時間

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    ネタバレ

    シェイクスピアがさりげない支援をしてくれた。
    マリオンのモンテーニュが好き。登場シーンはあまりない。だが、出てくる場面は印象深いシーンばかり。
    魔女狩りはひどい。
    ヘンドリックのあれは妄想なのか本当なのか。

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    2020年10月10日
  • 魂の図書館〈下〉――――ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち3

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    面白かった。途中で仕事がクソ忙しくなって一気読みできなかったのが悔やまれる。
    帯に「次のハリーポッターを探している人に!」て書いてあるけど、どちらかというと次のダレン・シャンだと思う。

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    2020年08月16日
  • 翡翠城市

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    翡翠-身に付けると超常的パワーが手に入る-を身に纏った男たちのノワール物。
    舞台となる架空のケコン島は、台湾とベトナムを足して2で割ったか、台湾に対外戦争という意味でベトナム歴史を振りかけた感じ。祖父達が戦った独立戦争の余韻がありつつ、米ソを彷彿とさせる世界情勢が取り巻いている。
    そんな中で無峰会と山岳会という二大組織(ぶっちゃけ青幇)の争いを描いている。
    香港ノワール風味なのでカンフー映画的アクションもあるが、それよりも家族の絆と葛藤、武力だけではどうにもならない策謀、政治的駆け引きがしっかり描かれているので、読み応えがある。
    以下ネタバレ









    もう少し悲劇的な最後になるかと思ったが、一応落ち着いた最後だった。続刊があるらしいのでそれにも期待。

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    2020年06月16日
  • ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<下>

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    ネタバレ

    2019.9.27
    おもしろかったー!

    映画のあのバトルシーンを期待していたから、あれれ?ってなったものの、アレはアレ、コレはコレで楽しめた。
    むしろ映画があったから楽しめたのかな…
    もし映画見てなかったら、終わり方も中途半端だから不完全燃焼な気持ちになったかもしれない。

    映画では幼女のブロンウィンがめちゃ活躍しててかっこよかった。双子は一切出てこなくて悲しい(T-T)

    続編あるみたいなのでそっちに期待。

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    2019年09月27日