大谷真弓のレビュー一覧

  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    作品紹介・あらすじ

    北京五輪の開会式を彼女と見たあの日から、世界はあまりにも変わってしまった――『三体X』の著者・宝樹が、中国の歴史とある男女の運命を重ね合わせた表題作、『三体』の劉慈欣が描く環境SFの佳品「月の光」、春節シーズンに突如消えた列車の謎を追う「折りたたみ北京」著者の郝景芳による「正月列車」など、14作家による中国SF16篇を収録。ケン・リュウ編による綺羅星のごときアンソロジー第2弾。解説/立原透耶 本書は新☆ハヤカワ・SF・シリーズ『月の光 現代中国SFアンソロジー』を改題・文庫化したものです。
    〈収録作品〉
    序文
    ケン・リュウ
    夏笳(シアジア)「おやすみなさい、メランコリー」

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    2023年07月05日
  • 12歳のロボット ぼくとエマの希望の旅

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    SF。子供向け。
    早川書房の子供向けレーベル。
    ロボット。冒険。
    ロボットたちのキャラが良い。
    イラスト可愛い。
    普通に面白い。好き。

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    2023年06月13日
  • トム・ハザードの止まらない時間

    購入済み

    ちょっと難しい

    同じ著者のミッドナイト・ライブラリーを読んで感動したのどこちらも読んでみました。
    こっちはちょっと難しかったなぁという印象です。
    大きなテーマは同じかなと思いましたが、少なくとも、同じ感覚では読めませんでした。。
    とはいえ、いろいろ考えさせられる本でした。

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    2023年05月30日
  • 男たちを知らない女

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    こんなに泣けると思わなかった。

    とても読みやすい。

    ただ、登場人物たちの個性があまりないので、
    誰が誰だかすっと入ってこない。

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    2023年05月14日
  • ミッキー7

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    人類が居住可能な惑星を探して入植していく未来が舞台。
    とある氷の惑星に降り立った200人ほどのグループのなか、死を伴う危険な作業を専門に行う“使い捨て人間(エクスペンタブル)“と呼ばれるミッキーが主人公。
    エクスペンダブルは、いわゆるクローン人間で、もし死んでしまったら直前のバックアップから同じ記憶をもった人間が再生される。
    ミッキーは、過去6回死んで7人目のミッキー7。
    いつもと同様に危険な業務に就き、氷の惑星に住む巨大ムカデに殺されてしまったと思われ、基地では新しい“ミッキー8”が生み出されたのだが、実はミッキー7は死なずに命からがら基地に戻る。
    自分の部屋に戻ったミッキー7がミッキー8に

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    2023年04月18日
  • ミッキー7

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    ネタバレ

    うーん、面白いんですが、手放しで喜べないこの感じ。 主人公ミッキーとその彼女がなかなかなクズのせいかも知れません笑  最後はいろいろとモヤモヤっと急速に終わりました。

    テセウスの船のくだりですが、使い捨て人間達は、単純に再生してるだけで、毎回同じ人では無いように思いました。
    みなさんどう捉えたでしようか。

    一気に読めたので面白いのは間違いないです♪

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    2023年03月08日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    『金色昔日』は良かった。
    この手法で読ませるストーリーになっている。
    『月の光』もありそうな未来で面白かった。

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    2023年02月19日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    全体的に見てやや分かりにくい作品が多い印象。『折りたたみ北京』の方が分かりやすく面白い。だからマストバイとは言いにくいのだけど、糖匪(タンフェイ)「壊れた星」の一編だけは怪奇SFとして至極の出来なのでぜひ読んで欲しい。お気に入りは「壊れた星」「金色昔日」「開光」。

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    2022年12月20日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    時間をテーマにした作品が目立つのが興味深かった。時の進み方は相対的なんだよ、と諭されてるようで。また、多次元宇宙というのは昨今の流行りなのかな。

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    2022年12月11日
  • 男たちを知らない女

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    COVID-19 を予見したかのような絶妙のタイミングで出版されたパンデミック小説。男性だけに致死的で、致死率は90%に及ぶ疫病が発生したという設定で、疫病によるパニック、愛する夫や息子との離別、その後に発生する社会の混乱、ジェンダーロールの転換やLGBTQの意味などを重層的に畳みかける。ジェンダーを絡めたことで凡庸なパンデミック小説とは一線を画してはいるが、たいして成功しているようにも思えない。この本の評価を高めたのは、それよりも何よりも、この出版タイミングであろう。

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    2022年08月11日
  • 翡翠城市

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    香港ノワール映画「男たちの挽歌」「インファイナル・アフェア」を見ているような世界観の“ファンタジー”小説

    架空の島国ケコンで、かつては一つの組織として民族独立の原動力となった“グリーンボーン(翡翠使い)”たちは、その中心となったコール家の無峰会とアイト家の山岳会の二つの組織に分裂し、敵対していた。そんな抗争のなか、コール家の若き指導者たちはさまざまな葛藤を抱きながら組織のために戦う……。

    翡翠による特殊能力と架空の場所や国でなければ、ファンタジーという言葉の響きからはひどくかけ離れている。

    人はなぜ”石“に意味を持たせようとするのか。
    たしかに多くの工業製品にその特性を生かした鉱石が用い

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    2022年06月06日
  • 男たちを知らない女

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    「時代に追いつかれたパンデミック小説」解説でも言われている通りストーリーとしてはまさにこれ。
    男だけが感染し、感染・発症すれば致死率ほぼ100%で、しかも感染率も異常に高く世界中のすべての男性が感染するという世界。
    covid-19を目の当たりにして、致死率と感染率の関係や、人類の知恵が ー局所的に見れば決断できない政治や事実を理解できないメディアがあったとしてもー 全体としてはどんなフィクションよりも遥かに良心的であることを知る現代には、パンデミックの描写はすでに古臭いと感じることも多々ある。
    しかし、パンデミックを舞台装置としてそこに生きる女性を描いたこの小説は、それぞれの立場で絶望し、そ

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    2022年02月27日
  • トム・ハザードの止まらない時間

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    ネタバレ

    シェイクスピアがさりげない支援をしてくれた。
    マリオンのモンテーニュが好き。登場シーンはあまりない。だが、出てくる場面は印象深いシーンばかり。
    魔女狩りはひどい。
    ヘンドリックのあれは妄想なのか本当なのか。

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    2020年10月10日
  • 魂の図書館〈下〉――――ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち3

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    面白かった。途中で仕事がクソ忙しくなって一気読みできなかったのが悔やまれる。
    帯に「次のハリーポッターを探している人に!」て書いてあるけど、どちらかというと次のダレン・シャンだと思う。

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    2020年08月16日
  • 翡翠城市

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    翡翠-身に付けると超常的パワーが手に入る-を身に纏った男たちのノワール物。
    舞台となる架空のケコン島は、台湾とベトナムを足して2で割ったか、台湾に対外戦争という意味でベトナム歴史を振りかけた感じ。祖父達が戦った独立戦争の余韻がありつつ、米ソを彷彿とさせる世界情勢が取り巻いている。
    そんな中で無峰会と山岳会という二大組織(ぶっちゃけ青幇)の争いを描いている。
    香港ノワール風味なのでカンフー映画的アクションもあるが、それよりも家族の絆と葛藤、武力だけではどうにもならない策謀、政治的駆け引きがしっかり描かれているので、読み応えがある。
    以下ネタバレ












    もう少し悲劇的な最後になる

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    2020年06月16日
  • ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<下>

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    ネタバレ

    2019.9.27
    おもしろかったー!

    映画のあのバトルシーンを期待していたから、あれれ?ってなったものの、アレはアレ、コレはコレで楽しめた。
    むしろ映画があったから楽しめたのかな…
    もし映画見てなかったら、終わり方も中途半端だから不完全燃焼な気持ちになったかもしれない。

    映画では幼女のブロンウィンがめちゃ活躍しててかっこよかった。双子は一切出てこなくて悲しい(T-T)

    続編あるみたいなのでそっちに期待。

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    2019年09月27日
  • トム・ハザードの止まらない時間

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    遅老症の男の孤独…
    映画化が決まっているという事で、クリストファー・リーブ主演の『ある日どこかで』的な画を想像しちゃった

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    2019年02月17日
  • トム・ハザードの止まらない時間

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    トム・ハザードは1581年生まれで400年以上生きている「遅老症」。現代とトムが生きた時代を行き来しながら物語は進みます。老化が遅いなんて夢のようですが、400年生きても40歳くらいにしか見えない彼の痛切な孤独や、過去のたくさんの記憶に悩まされる様子は、辛くていたたまれず悠久の命の意味を問われます。彼はどうやって希望を見つけるのか?人は何のために生きるのか?”かげろう”である私たちも同じなのはないかと考えさせられます。シェークスピアが出てきたり太平洋航海にでたり、歴史の体現者としても読者を引き込んでページをめくる手が止められません。翻訳ものにある読みにくさもなくとてもよかったです。

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    2019年01月30日
  • トム・ハザードの止まらない時間

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    映画化と知り、久しぶりの洋書チャレンジ。
    現在と過去が細切れに交互に進む。
    意外と読みやすかった。
    遅老症。

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    2018年12月26日
  • トム・ハザードの止まらない時間

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    人よりもゆっくりと年をとる主人公を現在と過去のカットバックを繰り返して描く。生きるとはどういうことかの答えを主人公は最後に見つけ出す。
    すでにカンバーバッチ主演で映画化決まっているそうだが、楽しみなような怖いような。

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    2018年12月13日