【感想・ネタバレ】12歳のロボット ぼくとエマの希望の旅のレビュー

あらすじ

ぼくの世界は完璧だ。豊かな自然を守って全ては計算通りに進むロボットだけの社会。でも、いるはずのない人間エマを見つけてしまった……。人間は予測不可能で矛盾だらけだけど、この子を助けよう。ロボットと少女が心通わせる感動の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人間がいない世界でロボットが生きていく話だよ。そこで生き残ってる1人の人間と出会って、三台のロボットが人間に心を打たれてね、冒険して人間とロボットを共存させる話だよ(10歳本人談)

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2025年01月06日

Posted by ブクログ

世界にとって害悪でしかない人間を消し、ロボットだけとなった世界。毎日決められたことを完璧に繰り返していた12歳のロボットXR935は、ある日いるはずのない人間に出会う。12歳の少女エマとの出会いがXR935を、そして世界をも変えていく。

ロボット視点で語られる物語。ロボットならでは思考や行動原理が、すんなりと受け入れられ、人間とは違う存在であることがわかりやすい。
ロボットと人間が違う存在だと認識させておき、物語が展開するにつれ、本当に違う存在なのかと思わせることにも、ロボット視点ならではの見せ方が活きています。

背景に深いロボットに関する情報がありながら、ロボットの一人称で語ることでごく自然に読者に伝えています。削ぎ落とす部分は徹底的に削ぎ落とし、行動だけで見せる。だからわかりやすい。
読者にとって未知のものであるロボットに語らせることにより、人間が未知のものとなる。見せ方の変換、価値観の入れ替え。これこそSFの魅力でしょう。
初めてのSFとしてこの作品に出会える子らがうらやましいです。児童書のSFを作るいう自負とと矜持が感じられます。

あなたにロボットの友達はいますか? ロボットは何を考えているのだろう。わからない相手と友達になれない? ならばこの本を読めば、ロボットのことがわかるかも。ロボットと友達になれるかわかるかも。

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2021年06月04日

Posted by ブクログ

SF。子供向け。
早川書房の子供向けレーベル。
ロボット。冒険。
ロボットたちのキャラが良い。
イラスト可愛い。
普通に面白い。好き。

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2023年06月13日

Posted by ブクログ

なるほど。
裾野を広げ、長じてSF読者を増やす試みだな( ̄▽ ̄)

人類最後になってしまった少女が
偶然出会ったロボットたちと旅をする。
対ロボット戦争から逃れて
地下で生き延びていたというのに
シェルターで疫病が蔓延して…という設定が
今の状況ではリアルで怖い。

最終戦争後のロボット社会の仕組みとか
ちょっと、んん?と思うところもあるけど
話は読みやすかったです。

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2022年03月12日

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