大谷真弓のレビュー一覧

  • 翡翠城市

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    翡翠-身に付けると超常的パワーが手に入る-を身に纏った男たちのノワール物。
    舞台となる架空のケコン島は、台湾とベトナムを足して2で割ったか、台湾に対外戦争という意味でベトナム歴史を振りかけた感じ。祖父達が戦った独立戦争の余韻がありつつ、米ソを彷彿とさせる世界情勢が取り巻いている。
    そんな中で無峰会と山岳会という二大組織(ぶっちゃけ青幇)の争いを描いている。
    香港ノワール風味なのでカンフー映画的アクションもあるが、それよりも家族の絆と葛藤、武力だけではどうにもならない策謀、政治的駆け引きがしっかり描かれているので、読み応えがある。
    以下ネタバレ









    もう少し悲劇的な最後になるかと思ったが、一応落ち着いた最後だった。続刊があるらしいのでそれにも期待。

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    2020年06月16日
  • ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<下>

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    ネタバレ

    2019.9.27
    おもしろかったー!

    映画のあのバトルシーンを期待していたから、あれれ?ってなったものの、アレはアレ、コレはコレで楽しめた。
    むしろ映画があったから楽しめたのかな…
    もし映画見てなかったら、終わり方も中途半端だから不完全燃焼な気持ちになったかもしれない。

    映画では幼女のブロンウィンがめちゃ活躍しててかっこよかった。双子は一切出てこなくて悲しい(T-T)

    続編あるみたいなのでそっちに期待。

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    2019年09月27日
  • トム・ハザードの止まらない時間

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    遅老症の男の孤独…
    映画化が決まっているという事で、クリストファー・リーブ主演の『ある日どこかで』的な画を想像しちゃった

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    2019年02月17日
  • トム・ハザードの止まらない時間

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    トム・ハザードは1581年生まれで400年以上生きている「遅老症」。現代とトムが生きた時代を行き来しながら物語は進みます。老化が遅いなんて夢のようですが、400年生きても40歳くらいにしか見えない彼の痛切な孤独や、過去のたくさんの記憶に悩まされる様子は、辛くていたたまれず悠久の命の意味を問われます。彼はどうやって希望を見つけるのか?人は何のために生きるのか?”かげろう”である私たちも同じなのはないかと考えさせられます。シェークスピアが出てきたり太平洋航海にでたり、歴史の体現者としても読者を引き込んでページをめくる手が止められません。翻訳ものにある読みにくさもなくとてもよかったです。

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    2019年01月30日
  • トム・ハザードの止まらない時間

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    映画化と知り、久しぶりの洋書チャレンジ。
    現在と過去が細切れに交互に進む。
    意外と読みやすかった。
    遅老症。

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    2018年12月26日
  • トム・ハザードの止まらない時間

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    人よりもゆっくりと年をとる主人公を現在と過去のカットバックを繰り返して描く。生きるとはどういうことかの答えを主人公は最後に見つけ出す。
    すでにカンバーバッチ主演で映画化決まっているそうだが、楽しみなような怖いような。

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    2018年12月13日
  • 魂の図書館〈上〉――ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち3

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    かなり間あいたので
    何やってるかちょっと忘れてたけど
    面白かった。
    相変わらずメイン二人の無礼さは
    どうかと思うが…性欲だけはしっかりあるし。

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    2018年12月05日
  • トム・ハザードの止まらない時間

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    最初、時代が飛びまくって「で、生まれてから何年経った?」とか色々大変だったけど、日本語訳も読みやすくて面白かった。

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    2018年11月26日
  • トム・ハザードの止まらない時間

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    登場人物が豪華豪華。キャプテンクックにシェイクスピア、フィッツジェラルド夫妻…と、キラ星の如く。
    でも正直なところ途中で私は少々たるみました。
    最後の数ページはとてもよかった。

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    2018年11月15日
  • 秘密同盟アライアンス パラディンの予言篇(上)

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    作者のフロストさんは映画畑出身の方で、小説はまだそんな書いていないはず。
    そのためか、文章はあまりうまくない(翻訳のせいもあるかも知れないのですが……)ように感じるのですが、とにかくキャラクターが魅力的。
    センターに入学し始め、ルームメイトたちが出るころには、すっかり物語の虜になってしまいました。
    普通に見えて負けん気が強くスパイスの効いた切り返しをするウィル。
    ショートケーキのような美少女、優しくていい子なブルック
    いたずら好きで子供みたいなスポーツマン、ニック。
    エジプトの女王のように神秘的なエリース。
    妖精のように小柄で、丁寧に喋る社交的なアジェイ。
    それぞれタイプの違う五人のキャラクターは、物語を読み進めるには十分な魅力となっています。

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    2015年11月15日
  • ミッキー7

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    ネタバレ

    〈私〉の独在性、単位的な意識としての〈私〉まで到達して書いていたらもっと面白いのにと思った。
    生物的な個体と意識的な個体の同一性を書くのみになっている。
    そのことばかり書くともちろん面白くないとは思うが、それがキモの話であるはずなのに深掘りがなされてない感がある。
    〈私〉以外のストーリーとしては、話の展開の仕方が少しトリッキーなくらいで、あまり面白くない。

    私の、〈私〉への到達のきっかけはトランセンデンスという映画だったが、この物語もそれに比する内容であるため、というあまりにも自分勝手な理由で星3にした。

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    2026年10月31日
  • ミッキー7

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    死んでも生き返る・生まれ変わる 過酷な状況に投げ込まれる
    不死身の使い捨て人間 そりゃ死んだら終いの人間はそんなことしたくないから
    他人に押し付けるだろうね
    それにしてもその役を担ってくれるミッキーに対してリスペクトの欠片もない司令官
    浅慮?から使い捨てを選んだ主人公が数度の転生で積み重ねた経験と知恵をもとに
    生きる道をいきていってたどり着いたその先に何が待っているのか
    この物語最大の仕掛けにみえる、いてはならない自分がもうひとりいる
    さてどうするというのは実はたいしたことなくて
    あることを経験していない自分と経験した自分を並行してはしらせて
    セブンが生の深さをアップデートしていく物語

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    2026年09月12日
  • メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち 下

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    ジキルとハイド、フランケンシュタインはかろうじて知っていたけどモロー博士やラパチーニは聞いたこと無かった。
    知識はなくても充分楽しめるけど、原典を知ってたほうがより楽しめそう。
    この本の特徴は、合間合間で娘たちの会話が挟まれてること。それが楽しいような、時に物語の邪魔のような…
    設定はなかなか面白いので、良いシリーズを見つけたなって思ってたけど、まさか事件が完結じゃなくて、シリーズで繋がっていくとは思わなかった!
    ちょっとそこは残念だったな。次作を読むかはもう少し間を置いてから考えよう。

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    2026年02月23日
  • ミッキー7

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     科学的手法から不死身になった人間が考えがちなテセウスの船問題、或いはスワンプマン問題について主人公が特に考えないまま物語が進行していくことに新鮮な驚きがありました。普通もう一人の自分が現れたらもっと驚くし色々考えるけどな……と思いましたが、その辺りを深く考えないところが主人公であるミッキーの魅力なのかもしれないですね。
     道中、主人公が種々のピンチに襲われるわけですが、常に危機感薄くない?といった感じで物事が進んでいると感じました。私ならもっと慌てそうだと感じる場面でも、物事の流れにゆったりと身を任せながら進んでいく一連の描写が、必要以上の焦燥感に駆られず安心して読める感じがあり、むしろ読みやすさを演出している気がしました。
     ジャンルはSFではありますが、小難しい専門用語が登場することも無く、堅苦しい雰囲気がある訳でも無かったので、どんな人にも読み易い一冊として勧めることが出来るように感じました。強いて言えば、哲学的な物事を考えたり死生観についての討論が好みな内向的な人にはとりわけお勧めかなと思います。
     ……概ね楽しめた本作でしたが、中盤でミッキー7と8及びナーシャ三人が私の価値観では考えられないぶっ飛んだことをし始め、完全に置いてけぼりを食らいました。私もマーシャルと同じく人口増加提唱者だったのかもしれない。

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    2026年02月21日
  • アフェイリア国とメイドと最高のウソ

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    長雨で洪水が発生する中、アフェイリア国の最高指導者であるスプリーマがこっそり逃げてしまう。国が洪水に飲み込まれてしまう危機に瀕し、スプリーマの夫は、本人が戻ってくるまでメイドの女の子にスプリーマのふりをさせることを思いつく。そのメイドの女の子の、冒険と成長の物語です。
    小学生向けの書棚にあり、表紙のイラストが可愛かったので購入しましたが、とても読み応えがありまし
    た!

    大雨で川が氾濫し、人々が避難する描写はとても緊迫感があり大人の私が読んでも恐ろしいなと感じました。小学生の時に読んでいたら、どう感じただろう。
    これは、1927年にアメリカのミシシッピ川流域で実際に起きた災害をモデルにしているそうです。
    災害だけでも悲劇だけれど、非常事態の中ではびこるウソや差別、自分だけが良ければいいという傲慢さなど、人々の残酷な面があらわになるのがショッキングだなと思います。
    そんな物語の中で、お屋敷で飼われているゴールデンレトリバーのわんちゃんの天真爛漫さに癒され、散りばめられた仕掛けを楽しみ、最後まで読むことができました。

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    2025年11月11日
  • メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち 上

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    ジキル博士の娘、ハイドの娘、ジャコモ・ラパチーニ(ポー『ラパチーニの娘』)の娘、ヴィクター・フランケンシュタインの娘の4人が揃い謎解きをする話を自分達で小説仕立てに書いている、という体裁になっている。だから、時々娘たちの内輪話が挿入される。
    設定や内容も面白くないことはないのだけれども、続きを早く読みたい!という気持ちにならなのはなぜだろう。ということで上巻だけで止まっている。

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    2025年11月02日
  • ミッキー7 反物質ブルース

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    『ミッキー7』の続篇。前作で使い捨て人間(エクスペンダブル)の役割を終えたミッキーは、ろくな仕事も与えられず腐っていた。氷の惑星だったはずのニヴルヘイムは温暖化したが、再度の冬の訪れに備えて反物質爆弾の回収を余儀なくされる。向かうのはもちろんミッキーだったが……。
    前作以上にくだらない内容だが、それがたまらなく楽しい。SFとして押さえるところはきちんと押さえているので安心して読める。
    最後のシーンで、当然そうなるんだろうなという予想を覆したオチが意外すぎた。

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    2025年10月20日
  • ミッキー7

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    初読。もっとはまるかなと思ったけど、そうでもなかった。登場人物のなかで、すきになれる人がいなかった。自分の場合、それが作品のすききらいに結構関係するんだなと改めて思った。

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    2025年09月06日
  • アフェイリア国とメイドと最高のウソ

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    アフェイリア国の最高権力者のマダム・スプリーマは、長引く雨による洪水に見舞われた時、国を捨てて逃げ出してしまう。残された夫のティモールは、困ってしまいマダムが戻ってくるまでのつもりで、メイドのグローリアにマダムのふりをさせることにする。
    なんとも驚きの展開で始まるストーリーだが、状況は二転三転、次々と明るみに出る不正と度重なる水没の危機。アフェイリア国とグローリアは、どうなるのか?

    とでもないストーリーなのだが、一気に読ませる。楽しく驚けるお話しだった。

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    2025年09月05日
  • ミッキー7 反物質ブルース

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    エクスペンダブルとしての悲哀だとかが出てこなくて普通の冒険SFになってしまってるのが残念。
    それを差し引けば少ない登場人物で良く描けてるしとても楽しかった!

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    2025年06月16日