大谷真弓のレビュー一覧

  • トム・ハザードの止まらない時間

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    登場人物が豪華豪華。キャプテンクックにシェイクスピア、フィッツジェラルド夫妻…と、キラ星の如く。
    でも正直なところ途中で私は少々たるみました。
    最後の数ページはとてもよかった。

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    2018年11月15日
  • 秘密同盟アライアンス パラディンの予言篇(上)

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    作者のフロストさんは映画畑出身の方で、小説はまだそんな書いていないはず。
    そのためか、文章はあまりうまくない(翻訳のせいもあるかも知れないのですが……)ように感じるのですが、とにかくキャラクターが魅力的。
    センターに入学し始め、ルームメイトたちが出るころには、すっかり物語の虜になってしまいました。
    普通に見えて負けん気が強くスパイスの効いた切り返しをするウィル。
    ショートケーキのような美少女、優しくていい子なブルック
    いたずら好きで子供みたいなスポーツマン、ニック。
    エジプトの女王のように神秘的なエリース。
    妖精のように小柄で、丁寧に喋る社交的なアジェイ。
    それぞれタイプの違う五人のキャラクタ

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    2015年11月15日
  • アフェイリア国とメイドと最高のウソ

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    長雨で洪水が発生する中、アフェイリア国の最高指導者であるスプリーマがこっそり逃げてしまう。国が洪水に飲み込まれてしまう危機に瀕し、スプリーマの夫は、本人が戻ってくるまでメイドの女の子にスプリーマのふりをさせることを思いつく。そのメイドの女の子の、冒険と成長の物語です。
    小学生向けの書棚にあり、表紙のイラストが可愛かったので購入しましたが、とても読み応えがありまし
    た!

    大雨で川が氾濫し、人々が避難する描写はとても緊迫感があり大人の私が読んでも恐ろしいなと感じました。小学生の時に読んでいたら、どう感じただろう。
    これは、1927年にアメリカのミシシッピ川流域で実際に起きた災害をモデルにしている

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    2025年11月11日
  • メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち 上

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    ジキル博士の娘、ハイドの娘、ジャコモ・ラパチーニ(ポー『ラパチーニの娘』)の娘、ヴィクター・フランケンシュタインの娘の4人が揃い謎解きをする話を自分達で小説仕立てに書いている、という体裁になっている。だから、時々娘たちの内輪話が挿入される。
    設定や内容も面白くないことはないのだけれども、続きを早く読みたい!という気持ちにならなのはなぜだろう。ということで上巻だけで止まっている。

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    2025年11月02日
  • ミッキー7 反物質ブルース

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    『ミッキー7』の続篇。前作で使い捨て人間(エクスペンダブル)の役割を終えたミッキーは、ろくな仕事も与えられず腐っていた。氷の惑星だったはずのニヴルヘイムは温暖化したが、再度の冬の訪れに備えて反物質爆弾の回収を余儀なくされる。向かうのはもちろんミッキーだったが……。
    前作以上にくだらない内容だが、それがたまらなく楽しい。SFとして押さえるところはきちんと押さえているので安心して読める。
    最後のシーンで、当然そうなるんだろうなという予想を覆したオチが意外すぎた。

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    2025年10月20日
  • ミッキー7

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    初読。もっとはまるかなと思ったけど、そうでもなかった。登場人物のなかで、すきになれる人がいなかった。自分の場合、それが作品のすききらいに結構関係するんだなと改めて思った。

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    2025年09月06日
  • アフェイリア国とメイドと最高のウソ

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    アフェイリア国の最高権力者のマダム・スプリーマは、長引く雨による洪水に見舞われた時、国を捨てて逃げ出してしまう。残された夫のティモールは、困ってしまいマダムが戻ってくるまでのつもりで、メイドのグローリアにマダムのふりをさせることにする。
    なんとも驚きの展開で始まるストーリーだが、状況は二転三転、次々と明るみに出る不正と度重なる水没の危機。アフェイリア国とグローリアは、どうなるのか?

    とでもないストーリーなのだが、一気に読ませる。楽しく驚けるお話しだった。

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    2025年09月05日
  • ミッキー7 反物質ブルース

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    エクスペンダブルとしての悲哀だとかが出てこなくて普通の冒険SFになってしまってるのが残念。
    それを差し引けば少ない登場人物で良く描けてるしとても楽しかった!

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    2025年06月16日
  • ミッキー7 反物質ブルース

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    前作は主人公がエクスペンダブルという立場ならではのドタバタがあったりしたが、今作ではそうではないため、普通の惑星植民SFという感じ。前作に引き続き良くも悪くも筆が軽いので、キャラクター造形に奥行きがあまり感じられず、やはり思い入れは抱けないまま。一行がどんなにピンチに陥っても傍観するような気分で読んでしまった。気軽に読み進められる点では良い。過酷な環境だし人も死ぬけどコメディ寄りの作品なんだと思う。始終真顔のまま読んでしまったが。嫌なヤツは死んでも構わない、謝罪させたうえで居なくなってせいせいした、という終わりかたは安直に思えて好みではなかった。

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    2025年06月08日
  • ミッキー7

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    主人公はエクスペンダブルと呼ばれる特殊な役割をもつ人間。記憶を引き継いでコピーを作れるため、「死ぬ」けれども不死とほぼ同義。タンパク質等の資源がごく枯渇した植民惑星で半ば使い捨てのように利用される立場…という、設定が面白い。
    7番目のミッキーがまだ生きているのに8番目が生成されてしまい…というところから始まる。

    読者として「こういう場面を詳しく読みたいなぁ」と思うところと、書き手が書きたいシーンが違うらしく、読みながら、あーこういうとこは描かれないのね、残念、と思うところがしばしばあった。

    面白いのだけど、コメディなのかシリアスなのかどういうテンションで読めばいいのか掴みきれず、また、主人

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    2025年06月07日
  • ミッキー7

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    居住可能な惑星を開拓する難事業に挑むチームに配属されたミッキーは、使い捨て可能な「エクスペンダブル」。極めて危険なミッションに投入され、死ねばそれまでの自分の記憶をコピーされた複製体がいくらでも生産される。今のミッキーはオリジナルから数えて7代目、「ミッキー7」と呼ばれている。ある日、異星生物を相手にした危険なミッションで死んだものと早とちりされ、命からがら逃げ帰ってきたベースキャンプには「ミッキー8」がいた。ギリギリの食糧生産力しかないベースキャンプで、エクスペンダブルが二人いることは許されない。どちらも生き延びたい二人のミッキーは、反目しあいながらもある作戦を立てて・・・!?

    あのポン・

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    2025年06月01日
  • ミッキー7

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    映画ミッキー17を見ようかと思ったら原作があるということでこちらの方から先に読む。設定は面白い。クローン技術の発達した未来、クローン人間も作れてはいるが、その対象となる条件は極めて限定されており、代替の効くものとして、エクペンダブル(消耗品)なる名前が作られて様々な危険な作業に従事される。この世界ではすでに地球が無く(なのかな?)、人類は宇宙の様々な場所に散って生存可能な環境を探しているのだ。主人公のミッキー7は、つまりは7回目のミッキーとなる。6回死んで複製されたということだ。そして死んだと判断されてミッキー8が作られてしまったところでミッキー同士の鉢合わせが始まり、彼らの資源に極めて乏しい

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    2025年05月10日
  • ミッキー7

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    ロバートパティンソンの映画の原作!原作先に読んでから映画観るかぁと思って挑んだけど、半分くらい読んだところで映画観ちゃった。原作は淡々としていて映画のようなダイナミックさはなかったけど、どっちにも良さがあっていい。でも原作読むとやっぱ原作のがいいなって思っちゃうな。文体?がすごくコミカルな感じ。謝辞もユーモアに溢れてて著者良い人そうなのが伝わってくるのが好きだった。

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    2025年04月23日
  • ミッキー7 反物質ブルース

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    映画版では完全な悪役だったマーシャルがリーダーとして役目を果たす。
    前作では悪役というより小言が多い上司というイメージしか無かった彼だけれど、今作は本当にかっこいい。最後はしびれた。

    またナーシャとミッキーの関係が濃密に書き出されていて、ナーシャが好きな人にはおすすめの一冊。

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    2025年04月12日
  • ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<下>

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    ダークファンタジー。
    本の想定が不思議さを醸し出している。
    50枚ほどの写真が取り込まれていて、それらもまた奇妙キマワリない。
    映画を見ればもっとわかるのかも。

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    2025年04月02日
  • ミッキー7

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    ディストピアの雰囲気漂うSFエンタメ小説。長いけど文章が軽くて読みやすいので、SF初心者にもオススメかも。
    使い捨てできる人間として使われている主人公が、とある事件から出会うはずのない自分のクローンに出会っちゃって…から始まる物語。
    登場人物みんな色々と問題があるけど、テセウスの船の思考実験や星間探索の歴史を語るシーンはSF『らしさ』を感じられて好きだった。

    ムカデとの交流がもっとあったらよかったなぁと思って星3つ。

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    2024年07月11日
  • アフェイリア国とメイドと最高のウソ

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    現実にあった洪水に着想を得た作品。ところどころ新聞のようなものが挿入。少し読みにくい。ジェラルディン・マコックランは4冊目なのだけどあまり合わないのかも。

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    2024年06月04日
  • アフェイリア国とメイドと最高のウソ

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    アフェイリア国では大雨が2か月つづき、洪水の危険が迫っているが、指導者たちは偽りの安全安心情報を出すばかりで、ただ手をこまねいている。そんななか、最高指導者の「スプリーマ」がこっそり逃げ出してしまい、彼女の犬と夫が残された。夫は、スプリーマのメイドで15歳のグローリアに代役をさせることを思いつく。グローリアは、街に出ていって人々を力づけ、人気を博すが、だんだんそれだけではやっていけない政治の闇があらわになる……。

    むむむ……断章をつみかさね、すばやい切りかえを駆使しながらテンポよく語るというねらいなのかもしれないけど、その分、サイドストーリーも増え、話の流れが複雑になった印象。グローリアが政

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    2024年03月25日
  • ミッキー7

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    監督:ポン・ジュノ、主演:ロバート・パティンソンで映画化が進行している長編SF。あらすじを読んで面白そうだったので、当たってみることに。

    人類が、居住出来る惑星を求めて地球外へ旅立つ近未来。命が保障されない危険なミッションにおいて、特別な役割を持つ者がいた。"エクスペンダブルズ(使い捨て人間)"―――それは、命を落とす可能性の高い任務を担当し、死ぬ度に過去の記憶を受け継いで、新しい肉体(クローン体)で生まれ変わる役割を持つ者。
    氷で覆われた惑星ニヴルヘイムでのコロニー建設ミッションに"エクスペンダブルズ"として参加するミッキー・バーンズは7人目のミッキ

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    2024年01月26日
  • ミッキー7

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    うーん期待した割に普通。ポンジュノが映画がするっていってたからクソおもしろいかと思ったが。考えてみるとポンジュノってストーリーテラーって感じじゃないよね。
    自己とはなにかとか異生物との遭遇とか個展的なモチーフの組み合わせになっていて退屈にもなりかねない主題なのだけど、もう一人の自分との対話とかハードボイルド調の諦観に基づく語りの魅力とかでグイグイ読まされる。モノローグは上手。
    逆に主人公以外の登場人物が没個性的で魅力が足りない。この辺は素人臭く、もっと熟練してほしい。
    次作に期待。

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    2023年10月09日