ナショナルジオグラフィックのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昨年2022年は、エジプト考古学にとって、メモリアルイヤーだった。シャンポリオンがヒエログリフを解読してから200年、カーターがツタンカーメン王墓を発見してちょうど100年に当たったのだ。これに合わせて各種イベントが催され、大エジプト博物館もオープンし、盛大に盛り上がる…はずだったが、コロナ禍の影響でなかなか思うようにはいかなかった。(まあ大エジプト博物館は、本来ならもっと前にオープンするはずだったのだけど(^_^;)。さすが悠久のエジプト、数年は誤差の範囲である。今年こそ開館なるか)
本誌はツタンカーメン王墓の発見から100年を記念して刊行された、古代エジプトファンのみならず、歴史を愛する者には垂涎ものの一冊! 発見から半年後の1923年当時の記事をはじめ(もう、これだけでも買うしかないレベル!)、ナショジオがこれまでに掲載してきたツタンカーメン関連の特集記事が収載されている。掲載されたカラー写真の美しさには思わず息をのむ。これら副葬品を「美術」というのは正確には当たらないが、やはり美しいと思わずにはいられない。
監修はナショジオとも関係の深い、お馴染み、名大の河江肖剰先生。間に挟まれる先生のコラムが最新の情報を補ってくれる。
書評は書籍だけ、雑誌はしないスタンスだったけど、本誌だけは書かずにいられなかった。やっば、古代エジプト最高! -
Posted by ブクログ
副題は「もう見られない世界の美しい自然」
です。
その大きな要因は当然人間によるか開発が
大きいですが、それだけではありません。
例えば地震でも風景が変わってしまうので
す。意外にも自然災害も風景を変えてしま
うのです。
近年、日本人にも人気のウユニ塩湖。水面
の反射が空と一体化され非常に美しい「映
え」写真が撮られることで知られています。
しかし、ここにも開発の波は押し寄せてい
ます。希少な資源であるリチウムが採掘さ
れるそうで、貧しい国であるボリビアは、
塩湖の開発を経済発展の主柱に挙げている
と言われています。
今後はどうなるのか。未来の行く末を考え
させられる一冊です。 -
Posted by ブクログ
西田賢司さんはコスタリカ在住で昆虫を研究している。日本だって昆虫がたくさんいる方だが、コスタリカは日本の何十倍も昆虫がいる。今回、西田さんが発見した西田ツノゼミが紹介されている。ツノゼミの角もいろいろな形のものがあるが、何のためにあるか分からないそうだ。透明の羽の蝶、透明のゴキブリ、透明の芋虫、凄いなあ。自分の脱皮した殻をトーテムポールのように尾に繋げているジンガサハムシ、ガンダムの球形ロボットのハロのように丸まる緑に輝くマンマルコガネ、ダニで着飾るクチブトゾウムシ、ワックスを噴き出すカツオゾウムシ、透明ピンクのカニグモなど面白い昆虫が目白押し。ハキリアリやナナフシは、いっぱいいて珍しくないようだ。5000万年前から、葉っぱを集めてキノコの苗床にしているハキリアリは、人間の超先輩だ。擬態する昆虫や虫こぶ、絵描き虫も面白い。
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Posted by ブクログ
是非、是非ら一人でも多くの人、読んで下さい。
地球の資源は無限ではないこと。
人間だけの地球ではないこと。
一生のうちにどれだけプラスチックを浪費しているのか。一人ひとりがしっかりと考えて欲しい。
まずはできることからしていきます。
サステナブルに生きていきたい。
人間のせいで命を奪われている鳥たち、海洋生物、ウミガメ、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
・本当に必要な物だけ買うこと。買う前に本当に必要か考える。(簡単に買いがちな衣類もたくさんのプラスチックが使われている)
・サランラップの使用を控える。
・車をはじめ、携帯やパソコンの機器もプラスチックをたくさん使っている。壊れるまで長く大切に使う。
・ネット通販は過剰な包装、プラスチック緩衝材が使われるため、できる限り店舗に行き購入する。
・詰め替えできるものは詰め替えする。 -
Posted by ブクログ
プラスチックがいかに有害なものであるかというファクトと個人レベルで考えられる解決方法について提示された良著。簡潔な記述とグラフを挿入することでプラスチック問題に対する事前知識がなくともスラスラ読むことができます。プラスチック問題では、どうしても個人レベルで脱プラしようという個人の消費ありきの解決策が提示されがちな側面がありますが(本書で提示されている解決策もほとんどがそうです)、企業の責任追及や団体になって解決を目指していこうという記述も本書ではあります。あとは本書を読むまで知らなかったのですが、2060年頃には、2060年代には1980年の水準まで回復することが予測されていること(とはいえ2020年には再度穴の拡大がニュースになり全く予断を許さない)をしり、今のプラスチック問題にもほんの少しだけ希望が持てる気がしました。地球には圧倒的な再生力がある。だがその再生力をさらに超過する速度で破壊を続ける人間の経済活動。気候問題にしてもプラスチック問題にしてもこの10年で未来が決まると言っても過言でもありません。他の誰の手でもなく、この本を読んだ我々の手で解決を目指していきましょう。