想像を超える偏執狂の姉畑支遁の話から始まり、海を司る翁クンネ・エチンケが登場します。
細かい体皮の書き込みに感動しましたが、後半に登場するコタンコロカムイには、背景も含めて絵画として見入ってしまうほど生命力があり、本巻は絵力に注目でした。
他にもオンネ・シペシペッキの大群の通過に巻き込まれて、番屋に逃げ込んだ男衆が閉めきった中でラッコ鍋を始めてからの展開で一笑いきます。
本巻もますます怪しく思える人がピックアップされ、後半では新たな入れ墨持ちが登場します。
どんな特技があるのかは読んでからのお楽しみにしてください。