佐藤義典のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
主人公の成長と共に、マーケティング理論を学べる本です。主人公の悩みが、ケーススタディーの問いになっています。読者が共に、その悩みに向き合うことで、アウトプットしながら理論を学べます。
〜以降ネタバレ有〜
【感じたこと】物語はフィクションですが、主人公のように良いサイクルを回すことが成長や成功に繋がるのだと感じました。具体的には、①学んだことを②自分なりに考えて、③すぐ実践するというサイクルです。なぜなら、①成功例を学ばないと、自分の考えの枠から抜け出せないですし、②自分なりに考えた上で失敗しないと、失敗の理由がわからないので、よいフィードバックが得られません。そして、③行動しないと、失敗( -
Posted by ブクログ
BASiCSというマーケティング手法の説明の本
ストーリー仕立てで読みやすい、夢をかなえるゾウっぽさがある。ただスカっと感を出しすぎてるのは気になる。
こういう理論をおすすめする本は割と好き。作者がどういう形で世界を見ているかを知れる。
B:儲かる戦場で戦えば儲かる
A:自社独自の経営資源を蓄積すれば儲かる
S:強い商品が提供できれば儲かる
C:顧客ニーズに答えれば儲かる
S:上手に顧客に伝えれば儲かる
自分の戦うところを決めて、経験を元に力の源泉を蓄えて、
差別化できる強みを作り出す。
ターゲットとなる人を決めて、自分は何者かを宣言する。 -
Posted by ブクログ
マーケティング理論がストーリー形式で学べる。
前作以上に差別化軸の説明がされていてそれが曖昧であると戦略も曖昧になることが書かれていた。
前作同様一貫性の重要性が書かれており、それがないため組織自体もぶれる。
また、主人公が管理職的な立場になったためは今回は仕組み(システム)つくりも強調されていた。
指標(数値)があればカリスマ性がなくてもチームを引っ張れるという意見は参考になった。
消費者のマインドフローとボトルネックの考え方は前職で職員採用の業務を行っいたとき知っておきたい知識であった。ボトルネックである箇所への個別の対応ができていれば改善策もあったと思う。
本書の中心テーマではな -
Posted by ブクログ
マーケティングの基本が分かりやすく学べた。
レストランで提供しているものは、料理ではなく、消費することで得られる体験(価値)である。
ファミレスや立ち食いそば、フレンチ、近所の食堂はそれぞれ提供する価値(差別化軸)が異なるため差別化ができていることがわかった。
自社の方針を考えたらそれにあわせた一貫性、具体性をもたせることも大事である。
身近な食堂で高級料理や高級ホテルの対応をすることは顧客は望まないだろう。
マーケティング理論のように理論を体系化することはPDCA行う上でも大事なことであると思った。本書にもあった感覚や勘という現場肌だけでは、客観的な視点がないため改善策があげられない -
Posted by ブクログ
■顧客は目的を達成したい(ベネフィットを得たい)
そのためには「使い方」と「稼ぎ方」を示す
①モノではなく使い方(用途)を提案する(アプリケーション)
例:キユーピーのタマゴ事業
②顧客のQCTにどう影響するのか示す
③PL、BSへの影響を示す
・商品、サービスは顧客にとってビジネスプロセスの一部を支えるものに過ぎないことを理解する
例:明治製菓のパッケージ費、家電量販店の家賃代
・主語を「お客様」にして考えてみる
・BBCフロー
最後にはエンド顧客がいて、彼らのニーズを基点にお客様の行動が決まる
例:ワイン卸、防災機器メーカー営業
■戦場・競合、強み、独自資源
・「強み」とは「 -
Posted by ブクログ
この人の本は3冊目だけど、やっぱりわかりやすくて実戦的。でもこれに近いことを無意識のうちにやってたんだな。何度も読んで頭に染み込ませて、普段の仕事でも自由に使いこなせるようにしたい。
[private]この人の本は本当に分かりやすいな。何度も読んで頭に染み込ませて、普段の仕事でも自由に使いこなせるようにしたい。
戦略BASiCSよりは、「ドリルを売るなら〜」で書かれていたような思考の過程を寄り分かりやすく解説した本。論理の一貫性と肌感覚的具体性をアタマの中でキャッチボールさせるというのはたしかにそのとおりで、本当に頭の切れる人はこういうことを何も意識せずにパパッと閃いていくんだろう。それ -
Posted by ブクログ
戦略論のおはなし。主にマーケティング系。
「戦略BASICS」という覚えやすいシンプルな体系にまとまっている。
物語形式で進むので、オーディオブックとの親和性も高く、
また楽しみながら学ぶことができた。
B:Battle Field(どこで戦うのか)
A:Asset (何を持っているのか?独自資源は何か?)
S:Strength (強みは何か?差別化のポイントは?)
I:(特に意味は無い。INTEGRATEとでもしておけばよい)
C:Customer (顧客は誰か?ニーズは何か?)
S:Selling Message(何を伝えたいのか?) -