佐藤義典のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ◆結論 ~ 星の数 ~
★★★★:自分の知り合い、友人、家族全員が読んで欲しい(20%)
◆感想文 ~ 読む前、読んだ後 ~
◇読む前の感想
私の大好きな本の一つに「白いネコは何をくれた?」という外国の小説のようなタイトルの本があります。その著者、佐藤義典さんの本です。
個人的なことですが、最近私の周りを BtoB とか BtoC と言った言葉が飛び交っておりまして、自分はBtoB や BtoC の何たるやを知らない!・・・ということに今更ながら気付き、これはイカンと本屋さんを彷徨っていましたところ、偶然見つけた本です。
背表紙を見て「佐藤義典!」と叫んだ次の瞬間、レジでお金を払っ -
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Posted by ブクログ
明るくて元気な20代なかばの女性が主人公です。
この本を読むことで、企業の戦略とは何か?
そしてマーケティングの立案過程、作成方法が物語を通して身につきます。
この本は、主人公が経営するイタリアンレストランを
戦略的にいかにして他社との差別化を図り収益を上げていくかが、
小説仕立てのストーリーの中で描かれているビジネス書です。
ちなみにこの本の主題は 「戦略とは何か」 ですね。
私自身、大学時代に経営戦略に関するゼミに所属していましたので、
ある程度経営戦略について知っているつもりでした。
しかし、実際の経営現場で戦略を立案し、行動できるようなレベルにまで
落としこむノウハ -
Posted by ブクログ
これからの仕事に使えそうな本。
売れない理由は、戦略(考え方)と戦術(やり方)の一貫性のミスが原因と著者は語っています。
では売れる数字とは?
=戦略指標=組織全体で追いかければ、戦略が自立的に実行される数字
である必要があります。
最終成果で評価すると、最終成果の達成を阻害する可能性がある。
事例として、資生堂や加賀屋が出ています。
資生堂は売り上げを戦略指標から外したが、売り上げは増加した。なぜか。
それは、戦略指標を顧客満足度とし、一貫性のある勝利の方程式を確立したからである。
解説もわかりやすく、事例も多いのでとても参考になりました。
なによりも、自社に -
Posted by ブクログ
戦略とは「やらないことを決めることでもある」とはよく聞く。
本書では、戦略とは「行動を制限するもの」と定義付けられているが、
この考え方は非常に腹落ちした。
モノが売れない理由を、一貫性の不一致とし、
その一致を図り、成果に結び付けるものが、「売れる数字」である。
その売れる数字の作り方、運用の仕方が詳細に記述されている内容で、
業務で営業推進に携わっている方には、大変気づきも多いと思われる。
数字を追いかける弊害というのは、あちこちで言われている。
本書でもそれは否定していないが、追いかける数字をきちんと作れば、
むしろ数字を追いかける方が成果に結び付くと考えられており、
それが「売れる -
Posted by ブクログ
著者の前作「売れる会社のすごい仕組み」で初めて提唱された、戦略指標、せすじ評価をメインテーマとした一冊。
売上を高めるために戦略を立てるわけですが、その戦略がきちんと実行されているかを追うための数値が戦略指標です。この本では、その戦略指標をどういったプロセスで設定すればいいかといったことや、差別化の軸によってその指標が大きく異なることがガッツリ説明されています。
経営者ではありませんが、自分も自分の仕事の成果をより高めるために、どんな指標を設定すればいいか考えようという気持ちにさせられます。
それにしても、著者の佐藤先生の概念整理力は本当に高いです。毎回唸らされ、かつしっかり納得させられ -
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Posted by ブクログ
佐藤義典さんの「ドリルを売るなら穴を売れ」の新装版です。
話の内容としては「白いネコは何をくれた?」で紹介されているBASiCS理論を元に新人マーケターの主人公が奔走する話です。相変らず、小説として読める作品で、サラサラ読めるので凄く効率的にマーケティングを学ぶことができます。
前作の「白いネコは何をくれた?」で紹介されている内容と被る部分が多いですが、常に何かを選ぶとき、その選択が誰かのマーケティング戦略に投票したことになるという話は意識したことがなかったため、とても面白く感じました。
また、アンケートの裏を見る、など、顧客が求めているものから自分のお店のアイデンティティを見いだしていく過 -