佐藤義典のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これからの仕事に使えそうな本。
売れない理由は、戦略(考え方)と戦術(やり方)の一貫性のミスが原因と著者は語っています。
では売れる数字とは?
=戦略指標=組織全体で追いかければ、戦略が自立的に実行される数字
である必要があります。
最終成果で評価すると、最終成果の達成を阻害する可能性がある。
事例として、資生堂や加賀屋が出ています。
資生堂は売り上げを戦略指標から外したが、売り上げは増加した。なぜか。
それは、戦略指標を顧客満足度とし、一貫性のある勝利の方程式を確立したからである。
解説もわかりやすく、事例も多いのでとても参考になりました。
なによりも、自社に照らし合わせて今後の方向性を考えることができたのが大きい。 -
Posted by ブクログ
戦略とは「やらないことを決めることでもある」とはよく聞く。
本書では、戦略とは「行動を制限するもの」と定義付けられているが、
この考え方は非常に腹落ちした。
モノが売れない理由を、一貫性の不一致とし、
その一致を図り、成果に結び付けるものが、「売れる数字」である。
その売れる数字の作り方、運用の仕方が詳細に記述されている内容で、
業務で営業推進に携わっている方には、大変気づきも多いと思われる。
数字を追いかける弊害というのは、あちこちで言われている。
本書でもそれは否定していないが、追いかける数字をきちんと作れば、
むしろ数字を追いかける方が成果に結び付くと考えられており、
それが「売れる数字」(本書では戦略指標)となる。
個人的には、あまりに各論に落ちるため、
戦術との線引きがやや曖昧に感じるが、
戦略をアウトプットする側もここまで考えて作ってはいないため、
ひょっとすると、かなり各論にまで落とすべきなのかもしれない。
人間を性悪説でとらえ、
どう逃げられない・言い訳できない仕組みを作り、
そしてマネジメントしていくかという本とも換言できるが、
大変納得感も高く、ビジネス実務に活かせる内容であるのは間違いない。 -
Posted by ブクログ
著者の前作「売れる会社のすごい仕組み」で初めて提唱された、戦略指標、せすじ評価をメインテーマとした一冊。
売上を高めるために戦略を立てるわけですが、その戦略がきちんと実行されているかを追うための数値が戦略指標です。この本では、その戦略指標をどういったプロセスで設定すればいいかといったことや、差別化の軸によってその指標が大きく異なることがガッツリ説明されています。
経営者ではありませんが、自分も自分の仕事の成果をより高めるために、どんな指標を設定すればいいか考えようという気持ちにさせられます。
それにしても、著者の佐藤先生の概念整理力は本当に高いです。毎回唸らされ、かつしっかり納得させられます。 -
Posted by ブクログ
佐藤義典氏のベストセラーマーケティング小説『白いネコは何をくれた?』において、白いネコ(ボロ)が授けるマーケティングの基本骨格「BASiCS」の概要です。
マーケティングの五大要素「BASiCS」
* B(Battlefield:戦場)
* 定義: どの市場(誰と争う場所)で戦うのか。
* ポイント: 自社が勝てる主戦場を選ぶこと。戦う相手が変われば、求められる強みも変わる。
* A(Asset:独自資源)
* 定義: 競合が真似できない、自社ならではの強み・技術・人材・経験。
* ポイント: 「自分たちが何を持っているか」を正しく把握し、それを活用して差別化を図る。
* S(Strength:強み)
* 定義: 独自資源(Asset)から生み出される、顧客にとっての具体的なメリット。
* ポイント: 単なる自社自慢ではなく、「お客様にとって価値がある強み」でなければ意味がない。
* i(Customer:顧客)
* 定義: 自社の強みを求めてくれる標的顧客(ターゲット)。
* ポイント: 「すべての人」を狙うのではなく、自社の強みを最も高く評価してくれる特定の人に絞り込む。
* S(Selling Message:メッセージ)
* 定義: 顧客に対し、自社の強みを伝えるためのメッセージや伝える手段。
* ポイント: 顧客の心に響く言葉で、「なぜ自社を選ぶべきか」を簡潔かつ明確に届ける。
ボロが伝える最も重要な原則
BASiCSの各要素を単体で考えるのではなく、「5つの要素が一直線につながっていること(整合性)」が最大の鍵です。独自資源(A)があるから強み(S)が生まれ、その強みを喜ぶ顧客(i)に対して、適切な戦場(B)でメッセージ(S)を届けるという「一貫したストーリー」がビジネスの成否を分けます。
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Posted by ブクログ
佐藤義典さんの「ドリルを売るなら穴を売れ」の新装版です。
話の内容としては「白いネコは何をくれた?」で紹介されているBASiCS理論を元に新人マーケターの主人公が奔走する話です。相変らず、小説として読める作品で、サラサラ読めるので凄く効率的にマーケティングを学ぶことができます。
前作の「白いネコは何をくれた?」で紹介されている内容と被る部分が多いですが、常に何かを選ぶとき、その選択が誰かのマーケティング戦略に投票したことになるという話は意識したことがなかったため、とても面白く感じました。
また、アンケートの裏を見る、など、顧客が求めているものから自分のお店のアイデンティティを見いだしていく過程などは勉強になり、面白かったです。