土屋晃のレビュー一覧

  • ジョイランド

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    私の好きなタイプのキング作品だった。
    (個人的な好みだが、SF展開のキングは好きではない。)

    過ぎ去った≪古き良き時代≫を懐かしみ、慈しむ心が感じられて、かと言って「あの頃は良かった」と言うわけでもなく。
    私にはキング作品が持つそういう雰囲気がどことなく心地良いのだ。
    別に70年代のアメリカにいた訳でもないのに。

    人に薦めやすいキング作品とも言えるかも。
    映像化もしやすそう。

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    2016年10月27日
  • ジョイランド

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    ネタバレ

    1973年の夏から秋のアメリカン青春小説。

    ミステリーサスペンスやホラーはトッピング的なもので、愛と青春の旅立ちという感じでした。
    失恋から始まり、遊園地での仲間たちや子供たちによる再生、大事な人たちの出会いと別れが圧倒的な筆力で物語られています。
    現代からの視点で物語られているので、トムなどのその後のエピソードが語られるのですが、エリンの現代エピソードがないところが、サスペンスのネタバレにならないようにしていると思われてうまいと感じました。
    キングにしては灰汁が強くなく、むしろセンチメンタルな感じにもなるので読みやすいと思います。
    それにしても、この長さだと短く感じてしまう作者ってすごいで

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    2016年10月20日
  • ジョイランド

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    切ない青春小説。主人公の成長とそれを取り巻く人々。ミステリー要素は少なが、スタンドバイミーにも似た、限りある生命の愛おしさが伝わってくる胸熱な一冊でした。

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    2016年08月13日
  • ジョイランド

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    キングらしいホラー要素に溢れているけれど、スタンドバイミーを彷彿とさせるノスタルジックな青春小説でもある。恐怖と、恋と、人間味にあふれた作品。おと、キングの描く子供はやはり、最高にクレバーで最高のヒーロー。

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    2016年08月09日
  • 青い虚空

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    J.ディーヴァーの作品でしたが、ちょっと読むのに時間がかかってしまった。
    個人的には、まぁ面白いくらいのレベルでした。

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    2016年07月03日
  • 獣たちの庭園

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    初めは中々読み進むことができませんでしたけど・・
    何回も行きつ戻りつを繰り返し(笑)
    後半からやっと頭に入ってくるようになりました。

    まさか~の展開にビックリ。
    主人公はあれで良かったのでしょうか。
    私はなんだか気の毒で寂しいなって思ってしまいました。

    著者あとがきを読んでいたら以前見たテレビ映画「ヒトラー」を思い出しました。

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    2016年03月22日
  • 大破壊(下)

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    アイザック・ベルと壊し屋の息詰まる攻防が続く。ベルはついに壊し屋の正体を見破るが…

    意外に本編はあっさりと終わり、あれっと拍子抜けする。また、エピローグでは1934年が描かれているが、最後までそれが謎であるのだか、プロローグで全てが氷解し、本編の結末の意図を知ることになる。

    インディー・ジョーンズのような味わいのある面白い冒険アクション探偵小説であった。シリーズ最初の『大追跡』の方が圧倒的に面白いのだが…

    クライブ・カッスラーはこのシリーズ第二弾から共著者にジャスティン・スコットを迎えた。ジャスティン・スコットの『ハードスケープ』と『秘密パーティの客』を読んだことがあるが、どちらも冒険小

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    2014年12月05日
  • 大破壊(上)

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    『大追跡』に次ぐ、アイザック・ベル・シリーズの第二弾。1900年代を舞台にした冒険アクション探偵小説。

    相次ぐサザン・パシフィック鉄道を狙った破壊工作の調査を任された探偵・アイザック・ベルは通称・壊し屋との対決に挑む。

    なかなか正体が明かさない犯人と次々とベルを襲う危機にハラハラしながら読み進んだ。しかし、前作の『大追跡』の方が圧倒的に面白かった。

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    2014年12月05日
  • 青い虚空

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    シリーズ外の一冊。
    時間がかかったのはのめりこめなかったから。
    でも、やはり″らしい″感じがたっぷり。
    ネットの世界は怖い!としみじみ。

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    2014年11月03日
  • 青い虚空

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    ハッカー物が読みたくてこれを読んでみた。確かに他のレビューのとおり、最後のほうでわかるとある人物の正体にはびっくり。ただ、ちょっと訳がひどいかなと思った。

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    2014年10月12日
  • 獣たちの庭園

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    ディーバーはジャックヒギンズの鷹を意識して書いたと思う。面白さは同じか。よりあの当時のドイツの描写ができていて、ストーリーに真実みを感じた。

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    2014年08月12日
  • 追撃の森

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    この人の作品って、やっぱりどんでん返しが前提なんですね。
    ジェフリー・ディーバーの作品でどんでん返しと言えば、
    リンカーン・ライムシリーズですが、この作品も、
    最後の方に物語が大きく動き、どんでん返しが起きます。

    結末は、まぁ、こう言う終わり方もあるでしょうし、
    もっと違う終わり方もあるかな。
    でも、なんでこう言う終わり方を作者が選択したのか?
    どんでん返しの作者ならば、もっと違う感じを選択したのでは?と言う気がしないでもありません。

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    2014年05月18日
  • 悪魔の涙

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    大どんでん返しは、リンカーン・ライムの
    専売特許じゃ無かった。

    いつもはリンカーン・ライムシリーズに時々出て来る
    パーカー・キンケードが今回は主役。
    よって逆に今回は、リンカーンがカメオ出演しています。

    でも、冷静に考えてみると、このパーカー・キンケードものは、
    リンカーン・ライムものと相似形ですね。
    自分の分野では殆ど比類することなき才能を発する
    (自分の分野以外はからっきしだけど)元法執行官と、
    その元法執行官の相棒となる現役法執行官。

    そういう相似形作品だからでしょうか。
    シリーズ化はされていないようです。
    ずいぶんと思わせぶりな終わり方なんだけどなぁ。

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    2014年05月13日
  • 追撃の森

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     ディーヴァーにしては珍しい作品だと思うのが本書の初期段階。オーソドックスなスリル&サスペンスですか? 森の中の別荘を舞台に、二人の男女が惨殺されるシーンに幕を開け、そこに駆けつけた女性警察官が巻き込まれる。それだけではなく、殺人犯二人組の視点でも書き込まれる。追跡と逃走の森のなかの物語。まさにタイトル通りのオーソドックスな冒険小説『追撃の森』といったシチュエーション。これは本当にディーヴァーなのか?

     ところがどっこい中盤に来て、どこかおかしいとなってゆく。意外なる展開。裏切りに満ちた展開。巻き込まれゆく、ヒロインの家族。一体、どうなってゆくのかがわからなくなる、追撃の終わり。予感は正しい

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    2014年04月08日
  • 青い虚空

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    コンピューター犯罪。初めは??(゜_。)?(。_゜)? チンプンかんぷんで(。。;)
    何回も用語解説を見ながら。
    私なんか機械音痴ですからね、PCいじってても深~いことはさっぱり分からず。

    今回も次々私の推理は外れていきました。
    ミラー刑事の遺体が発見されたときだけは、自殺じゃないってわかりましたけど(*^_^*)
    ショーンの正体は驚きでした!
    まったく怖いことですね。

    今に人間は機械によって支配されてしまうんじゃないかと、昔観た洋画を思い出してぞっとしました。

    あのビショップ刑事とジレットの関係が良かったですね。
    だんだん二人に信頼関係が出来ていくところはニマニマして読んでいました。

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    2014年01月31日
  • 追撃の森

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    リンカーン・ライムシリーズやダンスシリーズのような華やかさはないけれど、この後味のよさは、ディーヴァーならではだろう。

    解説に、別の結末もみてみたい、とあるが同感。これが悪いわけじゃない、ただ、他の結末もみてみたい、と思わせる何か。

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    2013年10月19日
  • 獣たちの庭園

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    ジェフリー・ディーヴァーにしては、珍しい歴史もの。
    しかも、ドイツ、ヒトラー、ユダヤ人迫害も踏まえて。
    ジャンルが違っても、いいもの。
    うまい作家は、裏切らないね。
    楽しかった。
    結構、はらはらどきどきしました。

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    2013年06月30日
  • 追撃の森

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    殺人犯のハートとルイスに追われ、女性保安官ブリンとミッシェルは森の中へ。女たちと男たちの知力、体力総動員の戦いが始まります。優位がすぐさま不利に目まぐるしく変わるどんでん返し。そして、あっと驚く結末が待ってます!

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    2013年03月29日
  • 青い虚空

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    ハッカーVSハッカー
    突然の展開に何度も驚かされました。

    ハッキングやコンピューターの知識がとにかく凄い。いくつか参考文献も載ってましたが、それを自分のものにして一流のミステリーに仕上げるところは流石と言わざるを得ない。

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    2013年03月28日
  • 青い虚空

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    ネタバレ

    何だか分からないコンピューターの世界。未知の世界だけに、こういうお話は好きである。ジェフリー ディーヴァー お得意のどんでん返しの連続も楽しめる。

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    2013年01月23日