土屋晃のレビュー一覧

  • オクトーバー・リスト

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    これはすごいなあ。
    労力という面と、その労力の果てにこんな派手であまりにも分かりやすいどんでん返しをそれもこんな堂々と描く。
    さすがだし、遡って行くのにめちゃくちゃサスペンス満載でドキドキの連続。
    すごいわ、ディーヴァー。

    2811冊
    今年39冊目

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    2025年02月09日
  • 死者は嘘をつかない

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    おもしろかった!ジュブナイル小説でありながら、しっかり重厚感のある物語だった。かといって決して語り口が重くないところがさすがだなと。ミステリーであり、ホラーであり、ヒューマンストーリーであり、さまざまな表情をもつ小説だった。

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    2024年12月03日
  • オクトーバー・リスト

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    とてつもない「どんでん返し」だと思う

    絶対面白くないと思ったんです

    時間を遡っていくサスペンスだって言うんだもの
    まぁ、実験的な内容なんだろうなって思うじゃない
    「完成度はイマイチだけど、こういのも書き切ることで経験値が積み重なりディーヴァーの他の作品に生かされるわけだよね」なんて偉そうなレビューを書いてる自分を想像しながら読んでたんですよ実際

    読んでみたらすげー面白かったー

    さすがっす

    絶対面白くねーって思いながら(ディーヴァーコンブのために)読み始めたけど、すげー面白かった
    これ以上の「どんでん返し」ありますか?ってね

    でまぁね、実はわいくらいのミステリー巧者になるとね正直結末

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    2024年10月03日
  • 死者は嘘をつかない

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    岡田斗司夫さんの読書特集で紹介されていたこの小説、普段あまり小説を読むことのない私にとっては、新たな読書の扉を開くきっかけとなりました。物語の魅力に引き込まれ、気づけば最後まで一気に読み切ってしまったほどです。小説が持つ物語の力、キャラクターの魅力、そしてその先に広がる深いテーマについて考えさせられる素晴らしい作品でした。

    この本を読んで特に感じたのは、物語の緊張感とスピード感です。作者の筆致は非常に巧みで、グロテスクな描写や複雑なテーマにもかかわらず、全体のテンポが絶妙に保たれています。そのため、一瞬たりとも飽きることなく、ページをめくる手が止まりませんでした。映像化を望む気持ちもわかりま

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    2024年09月15日
  • ジョイランド

    購入済み

    若い頃は、キングというとバキバキのホラー以外は物足りなく感じましたが、今はこの「ジョイランド」や「死者は嘘をつかない」のような作品も大好きです。

    筆者自身が生きる土台としている力、音や色や形のない強さのようなものが感じられるせいでしょうか。

    この世から遠く離れた世界と、この世でもっともささやかな存在や現象(「ジョイランド」では少年マイク)とが見事に融合していて、立ち去りがたい、大きく静かで強烈な余韻を残してくれました。
    立ち止まって、何度も繰り返し反芻したくなります。

    #泣ける #感動する #深い

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    2024年08月23日
  • ジョイランド

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    “ぼく、飛んでるよ”

    スティーヴン・キングを誰が「ホラー小説の大家」なんて呼ぶんだ。
    彼のは間違いなく「青春小説」……しかもとびきりせつないやつ。

    まぁ、そういうものを選んでいるんだけど……。
    それでもキングのは、キング以外には無い。

    “ぼく、飛んでるよ”
    ……泣いちゃいけないよ。

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    2024年07月10日
  • 死者は嘘をつかない

    購入済み

    少年の情緒が感性豊かに描かれ、懐かしいような優しい作品でした。

    年々高密化し、緻密になってゆくキングの作品ですが、この作品には、キラキラ輝く穏やかな波の満ち引きを眺めているような、繊細な揺らぎがありました。

    でもやっぱり「言ったように、これはホラーストーリーだ」ですね。

    #泣ける #アツい #深い

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    2024年06月20日
  • オクトーバー・リスト

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    さすが、ジェフリー・ディーヴァー。
    読み終わったあと、バック トゥー ザ フューチャー方式でおさらい。楽しかったわ!

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    2024年05月08日
  • ジョイランド

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     洋書は物語に入るまでに時間がかかるものが多いけれど、すぐに物語に入ることができるのは、さすがはキングの小説でした。
     キング得意のノスタルジーな雰囲気にミステリーと、幽霊を掛け合わせたようなお話。楽しめました。

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    2024年01月10日
  • オクトーバー・リスト

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    本書は最終章で始まる。(中略)真相が明かされるのはラスト2章!前人未踏の超絶技巧サスペンス。

    なるほど、真相がこうならばこれは最終章から始めないといかんよね。第2章で「ああ、ガブリエルの正体ってこういう……」と納得しつつ第1章を読むと「ああ、あのシーンは全部仕組まれたことだったのか……」と納得。解説で阿津川辰海氏が言っていたように徐々にズームアウトしていき、物語全体が見えるようになっていく手法がすごかった。
    イメージとしては『カメラを止めるな!』が近いかな、違うかも……。一気読み必須のサスペンス。

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    2024年01月08日
  • オクトーバー・リスト

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    最終章から始まって、時間を遡っていくという手法。真相がわかるのは2章になってから。そうだったのね、と
    初めのページを読み直したり

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    2023年03月04日
  • オクトーバー・リスト

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    ネタバレ

    久しぶりのディーヴァー。よく考えられた作品で、少しも飽きることなく読めました。最後の2章(最初?)で「おぉ。そんな事だったのか」となりますよ。ディーヴァーのあざとさに辟易して暫く読んでなかったが、これくらいの作品なら偶にはいいか。

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    2023年03月04日
  • 追撃の森

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    「次から次へと」

    まさにジェットコースターだ
    そしてこのジェットコースターが長い
    ぐったりするぐらい長い
    ようやくスピードが収まってやっと終わりかと思った途端に急加速「次から次へと」どころじゃない「次から次から次から次からあーもういい加減にせい!」だ

    追いつ追われつ、追うものを追うもの現れ、追うものを追うものを追うものが逆に追われって『追撃の森』過ぎるだろ!ってなんだ『追撃の森』過ぎるだろって

    まぁどうせ 一番犯人ぽい奴が犯人じゃなくて、一番犯人ぽくない奴が犯人なんだよ
    でもディーヴァーは一番犯人ぽい奴が犯人じゃないと思わせておいてやっぱ犯人でしたーってパターンもあるし、一番犯人ぽくない

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    2023年03月02日
  • オクトーバー・リスト

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    泡坂妻夫もかくやと思わせる構成の大仕掛けが、作者のテクニックで破綻なく、さらには作者の持ち味であるどんでん返しまで加えて仕上げられている。
    一流のコース料理を味わったような気分。
    お見事。

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    2022年12月07日
  • オクトーバー・リスト

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    結末から始まる物語なんて、大傑作の映画『メメント』に対する挑戦みたいなものだと思ってたら、負けず劣らずの名作となりました!

    正直めちゃくちゃ読みにくくて、「これ、誰だっけ?」「この人、さっき何してたっけ? いや、時系列で言えば『この後』どうなることになったっけ?」と、何度も読み返したりしながら進めましたが、後半から物語が始まりへと繋がっていくと、一気に加速! そしてどんでん返しのラスト2章! 「えっ? んっ!?」が止まらないです!

    再読必須! 真相がわかってからの『答え合わせ』で、時系列が繋がっていくのが気持ちいい!
    さすが、どんでん返しの魔術師……名作です!

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    2022年08月31日
  • オクトーバー・リスト

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    ネタバレ

    オクトーバーリストという重要な顧客リスト。ファンドの社長の高跳び、そして怪しげなチンピラ、娘を誘拐されたガブリエルは、なぜ血まみれなのか。一緒にいるダニエルが支え、逃走する。娘を救い出せるのか、大金の行方は、そしてオクトーバーリストとは何なのか。
    時間を遡るかたちで進んでいく真実にうまい!の一言。ニューヨークのベーグル、アッパーウエスト、イーストの雰囲気、地下鉄は57ストリート。街を歩きながら、周りを見渡し、その様子を伺うシーンが素敵にニューヨーク。
    最後の3時間が秀逸。裏を描くその裏を描くといったところか。

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    2022年05月06日
  • ジョイランド

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     2013年刊。
     ジャンルは「ミステリー」ということらしい。が、半ばほど読んでもなかなかミステリーらしさは無い。60代の筆者が21歳の頃の夏から秋にかけての体験を回想し、叙述していく内容は「青春小説」である。大学生の彼がジョイランドという遊園地で働くのだが、その遊園地の中の幽霊屋敷には本物の幽霊が出るという。その幽霊の正体は以前そこで殺害された女性の霊なのだそうで、彼女を殺したのは誰か、ということが本作の「ミステリー」としての主眼となる。幽霊が出てくるからいつものキングのホラーとしての色彩も濃いはず。
     しかし、このエピソードは当面、物語の核の部分には無くて、150ページを超えてもまだまだス

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    2021年10月26日
  • 青い虚空

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    ハッキングで得た情報を素に殺人を犯す天才ハッカー『フェイト』と協力者『ショーン』、対抗の手段として警察は服役中の天才ハッカージレットを捜査に加えた。彼らはお互いの先を読み、更にその先を読み、更にその先を…パソコンさえあれば、そんな事やこんな事、あんな事までやってのける。出版された20年も前からすでにその危険が始まっていた恐怖。2人のハッカーの過去、ジレットと刑事ビショップ、ジレットと元妻のエピソードと読みどころも多い。ハッカー達の攻防の末の、ラスト100ページの畳み掛ける展開が凄まじかった。
    ちょっと泣かせてくれるエピローグまで満足させれくれたこの本、早くも今年のベスト5入りか!?

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    2021年01月11日
  • 追撃の森

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    大転換の連続
    どんでん返し
    ハラハラドキドキ
    余韻を残した 素晴らしい結末 最高
    でも 女性は恐ろしい

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    2020年05月12日
  • 悪魔の涙

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    筆跡鑑定士のパーカー・キンケイドとFBI捜査官マーガレット・ルーカスが「完全犯罪」に挑む
    予想の上を行く完全さで2度びっくり

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    2020年04月26日