土屋晃のレビュー一覧
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第2次世界大戦前のアメリカ、ニューヨークで殺し屋をしていたポール・シューマンは罠にはめられ拘束されるが、米国海軍情報部から意外な二者択一を迫られる。刑務所に送られるか、それとも国家的任務を果たし罪を帳消しにするか。やむなく引き受けた任務は、ドイツへ赴き、ヒトラーの元で再軍備を指導するラインハルト・エルンスト大佐の暗殺だった。ベルリンで行わるオリンピックに参加する選手団とともにドイツへ渡り潜入するのだが…。どの作品に対しても事前のリサーチが入念なディーヴァーのこと、当時の米国側、ドイツ内に関わる官庁、警察の様子から住民の暮らしぶりに至るまで実に丹念で細かに描写されている。膨大な資料による調査に基
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ネタバレ面白かったです!ちょいと短い長編。或いはちょいと長めの中編。という感じのページ数なのですが、絶妙にキッチリとまとめられていていた感じ。スティーブンキング、お見事なり!と思いましたね。
少年には、死者を見る事ができる、、、という、まあ、、、ホラー小説的には、超定番の設定、と言っていいのではないでしょうか。バリ面白かったのが、主人公のジェイミー少年が小説内で自ら「死者が見えるっていっても、ブルースウィリスのあの映画じゃないよ」って、誰もが知っているであろう同じテーマの超有名映画、M・ナイト・シャマラン監督&ハーレイ・ジョエル・オスメント君主演の「シックス・センス」をネタにしているところ。ま、テー -
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久しぶりに徹夜して一気読みしたいと思うキング作品だった。若い頃のような無茶はできないので一気読みはしなかったけど。
やっぱりキングは中編がいいね。この頁数だと一般的には長編の部類に入るだろうけどキングだと中編の感覚。
キング中編は過不足なく濃密な読み応えの作品であることが多く、ファンとしては横道にそれてくどい部分がないのが物足りなくもあるジレンマ。
本作はいつもの翻訳者の方ではないので、言葉選びや文章の組み立てに少し違和感を覚える。違う作家、キングなのにちょっと別のキングのような。ジョイランドの時もそうだった。
読み進めるうちにそれはほぼ解消される。
おそらく原文そのまんまな翻訳は好みが分か -
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ネタバレ読みやすい、ちょうど良い長さ、初級編スティーブンキングという感想。
霊が見える(しかも話せる)少年が主人公。
とある老人の亡くなった奥さんから指輪のありかを聞いたり急死した小説家から続編のストーリーを聞き出すところはコミカルで楽しい。(こんな能力欲しいなーと呑気に思ってしまう)
ただ、おとなしく優しい(?)霊ばかりではなく、ある爆弾殺人鬼の霊に生前に仕掛けた爆弾の在処を聞き出したところから平和が崩れ始め、、、
ストーリーは流石のスティーブンキングでスラスラ読める。テンポも良い。
主人公と母親が健気に生きている描写に感動しながら読んでいたのに最後のオチが1番ホラーだった。
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ネタバレ面白かった。するする読めた。期待以上。
死者が見える少年というと「シックスセンス」だが、ブルース・ウィリスはいない。アルツハイマーを患った伯父や隣家の大学教授はいる。
初めて死者を見たと認識したシチュエーションは、映画のシックスセンスの感動的シーンをモチーフにしている気がする。似ている。
リズが抱えている問題が現代アメリカっぽくて、まんま。リーマンショック前後と麻薬依存の話。
結局、爆弾魔だったセリオーは教授いわく外から来たものらしいが、クトゥルフ案件?キングユニバースのダークゾーン案件?
撃退の魔法の言葉は「あとで(later)」ってことかな。ジェイミーが死んだ後にという。これ、結局 -
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死者が見えてしまう少年の成長記録… シックスセンスばりのホラー&エンタメ #死者は噓をつかない
■きっと読みたくなるレビュー
エンタメ書かせたらマジで世界一すね。さすがスティーブンキング。
序盤に興味を持たせて、中盤でのエピソードで徐々に盛り上げる。後半は緊張感とボルテージアゲアゲでラストまで一気に読ませちゃう。それにも関わらず、訴えかけるテーマは深く心に残るんですよね。
また読んでると自然に映像が浮かんでくるんすよ。一人称視点での語り口調が絶妙で、かつて自分が書いた日記を読んでいるみたいなんです。
しかも読者を楽しませるため、嫌味がない程度に既存映画などのエピソードやセリフなんかを入