土屋晃のレビュー一覧
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青春とミステリーが歪なバランスなので、名作!という訳にはいかないけど、とても楽しく読めた。過去の輝きを描くときのキングはいつも冴えてる。終盤の「見世物筋」の矜持には泣けました。Posted by ブクログ
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事件の様相が逆から語られていくサスペンス。娘を誘拐され、「オクトーバー・リスト」を要求される女性と彼女を支え助ける男性たち。そこに凶器を手にした誘拐犯がやってくるところから物語は始まります。普通なら物語のクライマックスに当たるであろうシーンなのですが、なんせ状況が分からない。そもそもオクトーバー・リ...続きを読むPosted by ブクログ
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時間軸を逆にしたからこそ面白い。
そうでなければ、ディーバーが好むジェットコースターにも、大どんでん返しにもならなかったと思う。
こういう小説の校正、大変そう。Posted by ブクログ -
最終章から始まる逆行ミステリー。まえがきや目次すら最後に配置するという徹底ぶり。阿津川辰海氏の序文(解説)までもが逆なんで脳がバグる。ラストまで読んだら最初に戻りたくなるし、一章から普通に読みたくなる。とにかくすごい
答え合わせ感覚でパラパラ読み直したけど、ちゃんとそれぞれが繋がってるし、ほんます...続きを読むPosted by ブクログ -
逆行するストーリー、読んでて疲れる、記憶が定着せずんっ?となる
最後の複数段階回収は見事、読み返さなくても理解出来た(が読み返したくなる)
面白かったし感心したが、なんかモヤっとした感じが残るのはなんだろう、良い人がいない・応援したくなる人がいない感じかなPosted by ブクログ -
娘のサラを誘拐されたガブリエラ。
犯人からは身代金50万ドルと共に勤め先の投資会社の上司が残した”オクトーバーリスト”なる謎めいた書類を要求される。
知人のダニエルとアンドルーが犯人との交渉に向かい、ダニエルの仕事上のパートナー、サムとホテルでその交渉結果を待っていたところ、結果を携え扉を開けて入っ...続きを読むPosted by ブクログ -
後ろの章からから読む小説。後ろから読むため、置かれている状況がまず分からず、初めは各章のつながりがなかなか把握しづらかったです。結末の章が分かってるんって、面白ないやんと思ったのですが、途中からは、徐々に視界が晴れて世界が広がっていくような感覚を体験できました。この逆から読むストーリーを作ったディー...続きを読むPosted by ブクログ
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<感想はネタバレしてますので、読む予定の方は注意してください>
いろいろ変わった本は読んできたが、これもその一冊。時間さかのぼりミステリで、36章ある小説で最初が36章。それからどんどんさかのぼって最後が第1章である。その後に「著者まえがき」が来て目次(最後に目次が来る本なんてまずないのでは)、そ...続きを読むPosted by ブクログ