土屋晃のレビュー一覧

  • 悪魔の涙

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    まずまず。
    必ず大どんでん返しがあると分かってるので、事件がおおまかに解決したとこで想像してみたけど……分からなかったわ(笑)。
    リンカーン・ライムがちょこっと出てきて嬉しかった。ライムシリーズの新作が読みたい!

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    2012年01月14日
  • 悪魔の涙

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    ネタバレ

    ディーヴァーらしくどんでん返しやら各所の仕掛けやらが満載、なのでもうお腹一杯よ!になる人も決して少なくないんじゃないかと思う。ディーヴァーといえば何と言ってもリンカーン・ライムシリーズが有名だけど、その世界とも今後とも関わってくる筆跡鑑定の第一人者、パーカー・キンケイドが主人公。ライムはゲストでちょこっとだけ登場するよ!

    ストーリーは本当にラストに向けて疾走してターン、またターン!みたいなスピード感溢れるもの。そもそも「●時までにこれこれをしろ、さもなくば」というのが犯人の要求なんだから、作中の時間経過が緊迫感と焦りを連れて来るのも無理からぬところだ。そういう雰囲気を描くのがディーヴァーはと

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    2011年01月29日
  • 獣たちの庭園

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    刊行当時に購入していたものの、長い間積読にしていた一冊。オリンピック開催に沸くベルリンで、ナチスの高官暗殺のために潜入したアメリカの殺し屋ポール・シューマンのスリリングな活躍を描く。今度、ディーヴァーはジェイムズ・ボンドものの新作を発表するそうだが、この作品を読むと、なぜ著者に指名されたかが分かるような気がする。時に「あざとい」とも思わせるひねりは、この作品ではそれほどありません。

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    2011年08月03日
  • 獣たちの庭園

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    歴史物ミステリーなのでちょっと敬遠していた。読んでみれば、面白かった。ディーヴァーの書く主人公は、いつも正義感が強い。アメリカの昔の映画みたいだけど、そういうの嫌いじゃない。

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    2010年03月16日
  • 獣たちの庭園

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    ナチスが政権を握る、ベルリンオリンピック直前。アメリカから下っ端の殺し屋ポールが要人暗殺のためドイツへ向かう。当時のドイツの様子を丹念に描き出す。この本を読むと、すべてのドイツ人が当時ヒットラーの思想に傾倒していたのではないのかなと思う。話の本筋とは関係ないが、教育の力は大きい。たった12年間のナチス政権だけど、その間に教育された少年たちのヒトラーユーゲントの存在は大きい。子どもを人質にとられたようなものだと語るドイツ警察の刑事の言葉が印象的。

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    2011年07月17日
  • 悪魔の涙

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    ワシントンDCで大量殺人が起きる。そして、市長宛に2000万ドルが要求され、応じなければ4時間ごとに殺人を繰り返すとの脅迫状が・・・。元FBI特別捜査官で文書検査官のキンケイドが捜査に加わる。裏のストーリーは、キンケイドのクレイマークレイマー。とにかく、息をつかせないスピーディーな展開。そして、、あっと驚く結末。捜査を指揮するマーガレットも、魅力的に描かれています。まさにエンターティメント☆ですが、話がうますぎて・・・。うーん。

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    2011年07月17日
  • 獣たちの庭園

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     ディーヴァー初の歴史サスペンスということだが、どちらかというとスパイ小説或いは冒険小説な味わい。それはそれで構わないし、とってもよく出来た小説なんだけど、わざわざディーヴァーが書かなくても良いのにって思ってしまう。もちろん、そこここにディーヴァーらしさもあり、やられちまうところもあるのだけどね。

     例えばル・カレとか、いろいろ居るじゃないですか(あまり詳しくないので列挙できないようだ)。こういう作風はそっちに任せておいて、ディーヴァーにはもっとドンデン返されたいのが読者としてのわがままだったりするのです。

     作家のわがままは聞いてあげないのだ。

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    2009年10月04日
  • 獣たちの庭園

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    う〜〜ん。何か物足りないっていうか深みがない。いつものジェフリー・ディーヴァーの。期待してたのですが。
    主人公ポールの人物像はとっても魅力的なのですが、なんとなく物語全体が浅いと感じました。ストーリーのひねり具合いは
    いいと思うのですが。

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    2009年10月07日