アンディ ウィアーのレビュー一覧
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ネタバレ前巻からの続きでグレースとロッキーが困難を乗り越える話。
とんでもないテクノロジーや技術の話ばっかりしているのに、いざ事を進める際にはだいたいローテクに頼らざるを得ない状況になる辺りが好み。10キロ釣り糸がある大胆な釣りは、抵抗でバランスが崩れて船が落ちたりしないのかしらなどと思った。
進化させたタウメーバが目的とは別の能力を獲得していた辺りも、当然ロッキー側にも影響があると血の気が引いて良かった。両方の問題解決を図ったグレースは素晴らしい。
結果グレースは地球から離れて自分の居場所を見つけたわけで、これはもう戻らんのだろうなと思った。
しかし、地球側の顛末の詳細も見てみたいところ。英語堪 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本格的なSF小説は難しくて苦手なのだけど、様々なメディアで激推しされていたので、久しぶりに読んだ。
とても面白かった。子供の頃親しんでいた冒険活劇のワクワクを大人になって久しぶりに思い出した。
宇宙船内の構造など、想像が難しい場面もあったけど、とにかく主人公グレースが魅力的。科学者なのでものすごく頭が良いというのはもちろんなのだけど、気の良い近所の兄ちゃんといった感じでとっつき易い。ジョークを挟みつつ、直面する課題に観察・考察・実行の手順で一つ一つ解決していく様が心地いい。その過程で少しずつ記憶が蘇ってくる点も読んでいてワクワクする。
科学的な説明や実験の様子も、面白い先生の授業を受けてい -
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ネタバレ太陽の出力が落ちた原因を取り除くために向かった星系で、異星人とファーストコンタクトする話。
アストロファージという微細な生物が太陽のエネルギーを食っているために問題が発生していることが分かるが、その生態を探っていく様や、性質を利用して宇宙船の燃料に応用したり、放射線への防御に使うなど随所に絡んでくる辺りが面白い。
お話自体はライランドが宇宙でロッキーと会う話と、エヴァが宇宙船を飛ばす準備のために強権を発動させまくる話が交互に進む。前者はまったく性能が違う人間と異星人が相互理解をするための交流を行い、互いの問題解決を進めようとする辺りが良い。後者は目的を達成するためなら何でもアリな状態の無双を -
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ネタバレ以前から話題になっており、手が出せてこなかった本作。映画化にあわせた文庫化でついにトライ、原作刊行から丸5年が経った今、タウ・セチから地球に戻ってこられる程の期間を経て、ついに読み終えることができました。
“私の好きなSF小説“の良いところを詰め込んだ傑作。私が子供の頃読んだジュールベルヌの作品は、未知の世界、科学で困難を切り抜ける展開に溢れ、そのスリルに夢中になっていました。
本作はそれが、これでもかと詰め込まれています。絶望的な逆境に何度陥っても諦めずに仮説を立てて、実験で論証し切り抜ける主人公。物理化学の学習を中学に置いてきた私にとって展開される理論は難解なモノ、というか知らないことの方 -
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『火星の人』で知られるアンディ・ウィアーの長篇第3作の下巻。本書の巻末には山岸真による解説が収録されており、その中に「内容に触れずに本書の売れ行きや高評価ぶりばかり書いてきたのは、この作品はなんの事前情報もなしに読んでいただくのがベストだからである」との記述があるが、本書の特徴を表現するのにこれ以上的確な言葉はない。多くのSFマニアが、SFを読んだことがない人に最初に薦めるなら本作を挙げると述べているのも納得である。
作品の魅力を伝えるためには内容に触れるのが当然であるが、本作の主人公が自分の名前すら思い出せない記憶喪失の状態から始まるという物語の特性上、内容を想起させるあらゆる感想がネ -
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ヘイルメアリーがあまりにも面白かったので読んでみたら、こちらも負けず劣らずめちゃくちゃ面白かった。火星に取り残されて、何度も何度も死にかける主人公。あまりにもトラブルが起きるし、さすがにそれはもう無理だと思う場面でも、ポジティブさと冷静さと膨大な知恵をもって切り抜けていて、読んでるこちらもNASAから見守ってる気分になった。
ヘイルメアリーのときにはロッキーがいたけれど、火星では主人公たった1人。そんな中でも寝室を改造して快適に過ごしたり、危機を脱した時用に食べ物を分けていたり、命ギリギリの生活でもプラスαを考える姿勢に尊敬を覚えた。
一つのミスが即、死につながる火星の世界。最後までドキドキし -
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火星で一人生存しているワトニーの存在を認識したNASAは救出プランを実行。次の有人火星ミッションで救出するために、それまでの食料や消耗品の補給を試みるが、そのロケットは打ち上げ時に爆発。もはやワトニーを救う手立てはないと思われた時、軌道計算スペシャリストから思わぬ提案が。ワトニーを残して地球へ戻りつつある宇宙船を、地球スイングバイで加速して再び火星へ向かわせ、ワトニーを救出させようとする。ただし、火星では周回軌道に乗らず、ただ一度近傍を通過するだけ。その一瞬でワトニーをピックアップするには、ワトニー自信も火星で約3000㎞移動して、火星軌道上昇用ロケットまで移動する必要があった。たった一度のチ