アンディ ウィアーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この作品は本当に、とんでもない。
次から次へと、そうくるか!そうだよな・・でもそうなるか!!の連続。
そして、なによりSF的発想の自由さだ。
今までの作品になかった新しいアイデアに、さらに胸熱なドラマ。
未知の生命との出会いのリアリティや、今人類が現実で直面している危機の加速した時に何が起きるのか・・
さらには生命の起源。偶然の出会いに見えるがそこにある必然性というか・・
あとは科学レベルの進み方が一様なわけないよな・・という、言われてみればそうだよなってなる。。
よく(界隈では)話題に上がる、隣人は友好的なのか、コミュニケーションをとれる次元の文明なのか。そもそも文明を持つのか・・
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Posted by ブクログ
ネタバレ光を取り込んで成長する生命体アストロファージにより、太陽、そして地球の危機だ。
だがアストロファージが通ったのに無傷の惑星タウ・セチが見つかる。そこで人類は、違う銀河系にあるタウ・セチへの調査宇宙船を出すプロジェクト・ヘイル・メアリー、つまりやけっぱち作戦を計画する!
下巻は、地球代表の科学者グレースと、エイド星代表の技術者ロッキーが協力して、それぞれの星の生命体を救うための奮闘記です。自分の星の生命体を救うためにまっしぐら!のグレースとロッキーが気持ちよく読めるし、生命の輝き、人間も異星人も信じられるような爽やかさがあります。ロッキーはかわいいし優秀だし、彼の口調が伝っちゃいそう。「幸せ! -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公・グレースと異星人バディ・ロッキーを好きにならない読者はいないだろう。
グレースは"良き人"だ。
自ら進んでヘイル・メアリー号に乗ったわけではない。臆病なところも書かれている。それでも人類(もちろん太陽系以外も含む)の利益のため、将来を担う世代である子供たちのため、という動機が根底にあり、ミッションを投げ出したりはしないという確信をストラットに持たせてくれるような道義心のある人物だ。
主人公として納得性のある性格で、飾らない、等身大の人格者。
それは親愛なる隣人・ロッキーも同様であった。
読み進めれば進めるほど、二人に愛着がわいてくる。
二人の間で交わされる異文化コ -
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ネタバレ1.好きなもの全部入り。
SFに求める難しい科学要素、なにが起こるかわからないドキドキ感、小説に求める表現の良さ、読み味すべてよかった。少年漫画的な熱い展開も好きだし、実は騙されて送り込まれていたというどんでん返し要素も好き、問題を解決していくミステリ的要素も大好き。明確なハッピーエンドも好き。
2.ファーストコンタクト
アストロファージの登場で会話できないタイプの地球外生命体なんだって思ったけど、まさかロッキーの登場で会話できるタイプも出てくるなんて想定していなかた。地球外生命体とのコンタクトにあたり、プロトコルを探るやり取りの面白さはよかった。お互いに科学者であるというコンセンサスを元 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読んでも読んでも章ごとの起承転結が自分の想像する結びに至らず、小説の終わりまでまさにこの物語の重力に引っ張られ続けた。
そしてまた、この作品がどうしてネタバレ厳禁と言われているのか、どうして誰にも何も話せないのにとにかく読んで!としか言えないのか、気持ちが心から理解できた。
何かを成し遂げるには結局一歩一歩地道なトライアンドエラーの繰り返しをしていくしかなくて、それはこれまで生きてきて強く実感しているが、その地道なトライアンドエラーを繰り返した人類の過去があったから今この世界の発展があり、そしてその発展は人類がよりよく皆で生きるために遂げられてきたものなのだということを、作者が伝えたいんだ -
Posted by ブクログ
まさか、そんな展開になるなんて…
下巻の最後の最後まで、全く展開が読めなかった。
このSF小説は、ぜひ前情報なしで読んでほしい!
可能であれば、来年公開予定の映画の予告動画も見ずに、文章から得る純粋な想像力のみでストーリーを追っていって欲しい。
主人公自身も最初は記憶障害があり、少しずつ記憶を取り戻していくのだけど、その過程を読者も一緒に体感していける内容になっている。とても面白い構成。
本当に色々と語りたいけれど、どの内容もネタバレになってしまうので我慢します。
来年の映画公開が待ち遠しすぎる!
どのように映像化するのか楽しみで仕方ない。 -
ケン・リュウ / 桜坂洋 / アンディ ウィアー / デヴィッド・バー・カートリー / ホリー・ブラック / チャールズ・ユウ / チャーリー・ジェーン・アンダース / ダニエル・H・ウィルソン / ミッキー・ニールソン / ショーナン・マグワイア / ヒュー・ハウイー / コリイ・ドクトロウ / アーネスト・クライン / D・H・ウィルソン / J・J・アダムズ / 中原尚哉 / 古沢嘉通3.6 (31)