アンディ ウィアーのレビュー一覧
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非常に楽しい。「大渦」に始まるSFの本質は困難に対処する話だとどこかで見たが、まさにそんな感じ。次から次にトラブルが発生して、ワトニーとNASA職員が解決に奔走する。
ただ同時に、「限られた物資と既知の技術とトライアンドエラーで何とかする」という要素に終始していて、「新たな発見」という要素は薄い。ここに気づいて、作者の新作の面白さも改めて理解できた。
ワトニーの明るさや軽さも好ましい。常に前向きでエネルギッシュ。自分を置き去りにしたクルーに配慮しながら全世界に向けてジョークを放つ。
いや、上巻はここで終わるの!?
ワトニーの運命やいかに! -
Posted by ブクログ
ネタバレSFを読む筋力がないので、まず映画を先に観てから原作を読むことに決めていた。
正解だったと思う。特に宇宙船内のシーンのイメージがしやすかったし、映画では描ききれていない部分の補完ができてとても満足だった。
それにしても、ひとつひとつのストーリーに科学的な裏付けがしっかりされていること!生物学に物理学に機械工学に…と著者の幅広い知識に驚かされる。
下巻からは映画で予習済みであっても、面白さ加速。止まらず読んだ。映画では割とコメディと人情劇に振り切っていた気がするけど、実際は感傷的になる暇もなく、次々と降りかかる問題に最初から最後まで身体と頭をフル回転だった。仕事できるイイヤツらだった。映画以上 -
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急遽の帰還ミッション中に事故に遭って火星に取り残された男の話
映画「オデッセイ」の原作
だけど私は映画を未視聴
火星の有人探査ミッションで到着後3日で砂嵐に見舞われ、帰還を余儀なくされたクルー達
帰還船への乗船の際に、折れた通信アンテナがEVAスーツを貫通して原に刺さり、風で飛ばされしまったマーク・ワトニー
他クルーはスーツの気圧や生体反応のモニタリングの結果、ワトニーを残して地球への帰還船に乗る
しかし、ワトニーは生きていた
次に火星にやってくる有人探査は4年後
通信手段もなく、食料も持って1年分
かろうじて生き残ったワトニーは、植物学者とメカニカルエンジニアとしての知識を駆使し、今の -
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月での生活が超未来ではなく現実の少し先くらいで表現されていておもしろい!
なんかちょっとノリが違うというか下品というか、あれだけど。
ジャズ、割と好きな感じのキャラなんだけど、あんまりジャズがんばれー!!って感じにならんかったな、なんでだろ。どっちかっていうとやめとけ!みたいな感じだったかも。
月での人の生活はこんな感じなのかと想像できるところは興味深くて、話も殺人事件や陰謀や人間関係やエンタメ要素も強くてけっこう軽めの読み心地だった。
月の空気や重力問題は怖くはあるけど、行けるなら観光旅行に行ってみたいなー。
住むのはあまり魅力に思えないけど、それでも月での生活を選んだ人たちそれぞれそれなり -
Posted by ブクログ
まだ宇宙科学的なものが何となくわかる感覚が残っていることと、分かりやすいミッションからの絶体絶命大ピンチであっという間に読めた。
たった独りぼっちの異星サバイバルなんでどう考えても詰んでいるのに、諦めないタフさ、常にユーモアのある大らかさが苦しく辛く寂しいだけじゃなく、絶えずキュリオシティを持ちオポチュニティをつかんだ結果だなー!というのがよかった。
食糧問題とか、うっかりミスとか、大気に気圧に温度というどうしようもない環境での生活、絶対に起こりうることが起こるだけでなのに、めちゃくちゃ命がけスリリングで、ほんとハラハラしながら何とか無事であってくれと祈るしかできない。
結末はわかっていたけど