アンディ ウィアーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2026年お正月特番の代わりに選んだ書籍は「火星の人」
事前情報をいれなかったので"火星人"じゃなくて"火星の人"な理由も読み始めて知ることとなった。
岡田としおのYouTubeアポロ計画オタク話しを聞いて得た素地がなければ火星探査機のおぼろげながらのイメージもつかなかったかも知れない。
最初の80ページは火星に取り残された主人公ワトニーの生存戦略場面なのだが、宇宙船用語やら化学式やら緻密な計算やらでなかなか進まなかった。
(植物学者としてジャガイモを土づくりから行う物語は希望にあふれる展開で胸が躍る。)
ただし、6章場面は地球に切り替わり、衛星コントロールの画像でワトニーの生存が確認できてからの面白さはvery good!!救出の光が見えてきたりやっぱり上手くいかなかったり、先が気になり過ぎで一気に下巻へ。
ワトニーの活動は毎日のログエントリーでわかるのだが、ジョークがいかにもアメリカンジョークなので、昨年末のM-1覇者「たくろう」の決勝ネタのビバリーヒルズ吹き替え版が頭の中に浮かんで楽しみが倍増した笑
「ソル」火星の1日。24時間39分35秒
「MDV」火星下降機
「MAV」火星上昇機
「EVA」船外活動
「JPL」ジェット推進研究所
「RTG」放射性同位体熱電気転換器
「サットコン」衛星コントロール
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Posted by ブクログ
ゲーム×SFという、好きな物同士の掛け合わせで面白くないわけがなかった。
アンディ・ウィアー目当てで買ったものの、他の作家さんの短編も面白いものがたくさんあって大満足。
「1アップ」「リコイル!」「アンダのゲーム」「キャラクター選択」が特に良かった。
MMOを長く遊んでいるし、FPSやテキストアドベンチャーもある程度通ってきているから想像がつきやすく楽しめた。この本を手に取っている時点でゲームが好きな人が多いとは思うけれど、ゲームに馴染みが無さすぎるとあんまり楽しめないような気はする。
ゲームだしSFだしで、絶対に現実ではないんだけど、でもそこで繰り広げられる人間同士の会話や感情はフィクションではないような感覚があって、温度のない冷たい物語はひとつも無かった。
ゲームは結局のところあくまでも開発者の意図した範囲での自由しか得られないけれど、SFと掛け合わせることでその檻を踏み越えて現実がゆらぐような物語がいくつかあって楽しい。
私のままならないこの日常にも具現の杖が落ちてきたりしないかな。 -
Posted by ブクログ
「火星の人」「プロジェクトヘイルメアリー」を書いたアンディウィアーのSF作品ということで、面白さはお墨付き。
今回の舞台は月に人間が住めるようになり、その施設が「アルテミス」と呼ばれるもの。地球からの観光客を受け入れ、高級リゾート施設もあれば、作業員クラスが暮らす施設もあり。こんな狭い施設の中にも格差があるのか、と地球の縮図を感じられる舞台設計。
主人公はそんな低層施設で暮らす女の子。ただし、清廉な印象は全くなく、地球からの密貿易で小銭を稼ぐ小悪党。言葉遣いも汚いし、清潔感もない。ただし、親譲りの物理の知識はとんでもなくらいにあって、どんなピンチも切り抜ける機転と度胸もある。たくましさは主人公そのものだ。
今回もアルテミスでおこる大ピンチもなんとかかんとかしようとするのだけど、なんだか自業自得な感じもあって、ちょっとなーと思うところがマイナス点かな。
相変わらず、理系の知識に裏付けされた説得力の高い状況に驚くけど、正直、今回は主人公にあまり共感できなかったので、星5つには及ばず。