アンディ ウィアーのレビュー一覧
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※ネタバレあり
めちゃくちゃ面白かった。
個人的にSF史上最高傑作だと思う。
前半は、記憶喪失の中手探りでミッションをこなしていく主人公と一体化して「あ、そうゆうことがあったんだ!」と一緒に謎解きしていく面白さ。
そこから、ロッキーと出会い、友情物語要素が追加され、全く別の物語になっていく。
ロッキーとのまさに宇宙規模の異文化交流は海外留学の経験が思い出され、なぜか共感できる。
仲良くなりすぎて「人間の脳 役に立たない」とか悪口を言われながらも、共に苦難を乗り越え、問題を解決していく。
次から次へと手に汗握る展開が用意されていて、読み終える頃には私たちはロッキーが大好きになっている。 -
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『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の面白さは、まず「生物に水は必須なのか」という前提すら揺さぶる大胆な発想にあると思った。未知の細胞や生命を観察し、仮説を立てながら少しずつ理解していく過程には研究者的なリアリティがあり、とても引き込まれた。さらに、未知の知的生命と一からコミュニケーションを築いていく様子も印象的で、人類が初めて微生物を発見したときの驚きや興奮を想像させた。
その一方で、主人公が自分の臆病さと向き合い、最後には自分自身の意志で進む道を選ぶところも良かった。ただの科学SFではなく、内省的な成長の物語としても読める。未知の宇宙や生命の描写も想像力を強く刺激してくれて、最後まで純粋に -
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ネタバレ上下巻の感想!
映画行くまでに1週間で読み切らないといけない!という状況で無事読み切れました!
これはねぇ……本当に面白い!久しぶりに(そもそも普段SFばかり読んでいないという前提がある)重厚だけどエンタメ要素の強いSF小説を読めて非常に満足。映画の前に小説を読めと言ってくれた全ての人に感謝したい。
グレースが何も分からないところから一緒に謎を解き明かしていく……みたいな面白みがネタバレ厳禁と言われた所以かな?
要所要所のヒントで、「あこれ地球じゃないな」「太陽系じゃないな」みたいにグレースとともに推理していけるのは個人的には良かった。
しかし!この小説の面白さはそこがメインではなく、未知 -
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ネタバレめちゃくちゃ面白かった!思ってもみない予想外の、それでいて、読み終わってみるとこれが1番幸福で満ち足りた結末だったのではないかと思う。地球に帰っても戦争や飢餓で過酷な環境だったかもしれないし、見知った人は悲惨な最期を迎えていたり誰1人生き残っていないかもしれないと想像するととても恐ろしい。何よりロッキーとの友情を超えた絆を育み続けた過程と結末を見守ることができて一読者として本当に嬉しい。ポンポン身体を弾ませて「ぼくはとても、とても、とても、しあわせ」!ロッキー可愛いよ…2人のちょっと笑えるかけ合いも大好き。良いコンビ。尊い関係性です。物理学や化学は正直難しくてよく分からないところもあったけど、
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ネタバレ. ※ネタバレ要素あるので映画楽しみにしてる方は読まないで
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「プロジェクト・ヘイル・メアリー」アンディ・ウィーアー
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映画公開に備えて再読。
私は大の「三体」ファンなのですが、「三体」には地球環境を侵略する”敵としての異星人”が描かれていて、彼らは地球人よりも圧倒的に技術が進歩している世界で生きている。そして姿を見せない。
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は共通敵「アストロファージ」がいることで同じ苦難を乗り越える”仲間としての異星人”が描かれていて、彼らは地球人と同等、あるいは放射線については無知といった比較的近い技術文明レベル中に生きている。 そして5本の足やハニカム構造を基礎 -
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個人的に特に印象深かったところを3つ。
①実験を一つずつ着実に進めていく描写が何度もあったこと
②ロッキーとのファーストコンタクト
③グレースとロッキーの絆
①は特にタウメーバのセレクションで起こったハプニング(窒素耐性の獲得とキセノナイトへ浸透する能力の獲得)は、見たいものを見るために猪突猛進してしまいがちな研究者にありがちだと思った。
②について、敵か味方かもわからないところから慎重に距離を詰めていく描写が良かった!
科学の知識をお互いに理解しているからこそ上手くいったのかなとも思った。映画の予告には2人が出会っている場面があったので、もし先に予告を見ていたら感動は半減していたと思う笑 -
Posted by ブクログ
私は大の「三体」ファンなのですが、三体には地球環境を侵略する敵としての異星人が描かれていいて彼らは地球人よりも圧倒的に技術が進歩している世界にいて姿を見せない。プロジェクト・ヘイル・メアリーは共通敵「アストロファージ」がいることで同じ苦難を乗り越える仲間としての異星人が描かれていて、彼らは地球人と同等レベルあるいは放射線については無知といった比較的近い技術文明の中に生きている。そして5本の足やハニカム構造を基礎としたその姿を見せてくれる。地球人と同レベルの技術文明を持つレベルに発達している根拠としてアストロファージの祖先から分岐した祖を共通とする生命体なのではないか?と示唆されるのが面白いし、
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Posted by ブクログ
ネタバレ「なんで勉強ってしないといけないの?」という生徒の疑問に、先生はこの本を差し出すと良いと思う。
科学をはじめとする様々な知識はいつか訪れるかもしれない人類の危機を救えるかもしれない。もちろん今作のような状況が実世界では起こり得ないはずだ...。はず。
でもそれ以前に知識とは人と人を繋ぐ。
(いや人以外とも繋ぐ。)
例えば自分がずっと好きだったけど、共有できなかったものが分かり合えた時、人は知識によって繋がる。
何を考えていたか分からなかった同僚の本心が分かった時、距離が縮まる。
知識とは分かることであり、分かるとは繋がるということである。
思えばアストロファージも、ロッキーも、タウ