フィリップ・コトラーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則を読んで
構成
第一部 マーケティングを形作る基本的なトレンド(第1〜4章)
第二部 デジタル経済におけるマーケティングの新しいフレームワーク(第5〜7章)
第三部 デジタル経済におけるマーケティングの戦術的応用 (第8〜11章)
はじめに
マーケティング3.0では、顧客が全人的存在に変化していることを指摘し、マーケティングの未来は、人間的価値を支持し、表現するサービスや企業文化を生み出すことにあると主張した。
ハイテク世界では、人々はハイタッチ(人間的なふれあいを強く求める。社会的になればなるほど、自分だけのために作られたも -
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Posted by ブクログ
#感想
体系だった内容ではないが、マーケティングの基礎的な概念について新たな示唆を与えてくれる一冊。
引用部分や心に残った言葉をメモに記録して読み進めていくのが良いと感じた。
#メモ
広告
「広告の結果引き起こされた行動よりも、広告に対する意見や記憶といった的外れな項目をわざわざ調べあげるようなリサーチが多いということだ」(スタン・ラップ / トーマス・コリンズ)
ブランド
「ブランドは冷蔵庫の貯蔵庫のようなものだ。信頼の重要性は、選択肢の多様化にともなって、ますます高まりつつある。消費者は単純な生活を送りたがっているのだ。」(ユニリーバ会長 ナイル・フィッツジェラルド)
競合他社
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Posted by ブクログ
ネタバレマーケティングの大家として知られる著者が、人間とテクノロジーがそれぞれの強みを活かして協働することで顧客経験の全行程を強化する「マーケティング5.0」の手法を解説した一冊。
今日の社会が抱える世代間ギャップ、二極化、デジタル・ディバイドといった課題を踏まえ、著者が「マーケティング3.0」で解説した「人間中心」のマーケティング手法と、「同4.0」の「デジタルへの転換」の考え方を融合して発展させた「人間のためのテクノロジー」という概念に基づき、よりパーソナルかつソーシャルで、顧客体験を強化するテクノロジーを活用した、包摂的でサステナブルな「マーケティング5.0」を提唱している。
具体的には、ビ -
Posted by ブクログ
ー オムニチャネル・システムは前述のコンセプトの発展型で、異なるチャネルが融合すよう、その存在と本質を見直したものである。
一つのブランドの別々の部門として、多様なタッチポイントを用意するのではない。 オムニチャネルのアプローチでは、チャネルごとに特性があ りながらも、人々は各チャネルを通じてブランドを経験できる。強みは、顧客経験における"包括的"な視点という普遍性である。事実、その目的はもはや売買を発生させることではなく、もてるすべてのチャネルを通じてシームレスな経験を展開することにある。このスキームに則って進めれば、タッチポイントは、単にブランドの一部分とのリレーショ -
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Posted by ブクログ
マーケティングがHuman to Humanになり始めていると。太古、人が作ったり獲ったりしたものを、人に売るという単純な構造だったが、間にいろいろな企業が介在して複雑になったと。モノを売るのではなく価値を交換するという観点で見直すと一方的にモノやサービスを売るのではなく、価値の交換であり、人と人のつながりで共創するモノであると。すべてのマーケティングは、モノを売っているのではなく、サービスの交換で、デザイン思考、デジタル化を取り入れることにより、そのH2Hが実現できると。
最近のコトラーを銘打った書籍は本人が主に執筆していなく、本書もドイツの方が書いていて、引用もドイツの事例だったり、理詰め -
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Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
第1部マーケティングを形づくる基本的なトレンド
第1章つながっている顧客へのパワーシフト
第2章つながっている顧客に対するマーケティングのパラドックス
第3章影響力のあるデジタルサブカルチャー
第4章デジタル経済におけるマーケティング4.0
第2部デジタル経済においるマーケティングの新しいフレームワーク
第5章新しいカスタマージャーニー
第6章マーケティングの生産性の測定指標
第7章産業類型とベスト・プラクティス
第3部デジタル経済におけるマーケティングの戦術的応用
第8章ブランドの誘引力を高める人間中心のマーケティング
第9章ブラン -
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Posted by ブクログ
ミネルバの梟(ふくろう)は黄昏に飛び立つ。
ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
(引用)NEVER STOP イノベーティブに勝ち抜く経営、著者:フィリップ・コトラー、古森重隆、発行:日経BP、日本経済新聞出版本部、2021年、54
これは、贅沢な本だ。”近代マーケティングの父”と呼ばれるフィリップ・コトラーと富士フィルムホールディングス代表取締役会長兼CEOの古森重隆氏がタッグを組み、イノベーティブに勝ち抜く経営について語ってくれる。富士フィルムといえば、やはり”写真”だ。私も写真撮影が好きで、フィルム時代からお世話になっている。緑の箱に入った富士フィルムのリバ