【感想・ネタバレ】コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年01月22日

2017年の時代に書かれたコトラー先生のマーケティングは2023年に読むと少し当たり前に感じてしまう内容でしたが、他で読んだマーケティング書籍はここから参考にしたものも多かったはずですね。 5.0はなる早で読むようにします!

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Posted by ブクログ 2020年04月19日

昨今の購買行動の変化を5Aモデルによって解説しています。
マーケティングの生産性指標やカスタマージャーニーのいわゆるオムニチャネル化にも言及しており、マーケティング理論を現代版にアップデートしたものとして読みやすくまとまっていると感じます。

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Posted by ブクログ 2020年04月10日

デジタル、SNS発達の現代社会に合った新しいマーケティングについての本。マーケティングに関わる人は必読。これからは売り手の一方的発信ではなく、顧客同士のオンラインでのやり取りや評価がより売れる鍵になるとのこと。

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Posted by ブクログ 2019年10月15日

拭い切れないモヤモヤが、今まで知ってた知識の理想論ではなく、事実の積み上げで説得された気分…
どんだけ狭い知見だったんだ…

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Posted by ブクログ 2018年08月19日

マーケティング3.5くらいの感じ。
デジタルの世界はもう少し進んでいるような気がする。
そういう意味では現時点でのマーケティングを理解するのにはピッタリ。

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Posted by ブクログ 2018年08月12日

マーケティング3.0, 人間中心のマーケティングというところからのさらなるシフト。

顧客同士がソーシャルにつながる今、
購買が終着ではなくその先の「推奨」までリーチできるかが重要であるというのには納得。

随所でカスタマージャーニーの重要性が説かれ、
オフラインとオンラインが融け合うこれからの時代...続きを読むにどう市場と向き合うべきかが示唆される。

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Posted by ブクログ 2018年01月13日

細かい技本ではなく、マーケティングという観点から現在のデジタルマーケティングをどのように捉えるべきかについてコトラーならではの卓越した見解を述べていてとても勉強になった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年10月05日

3.0が出たのが最近だと思っていたら、もう7年も経っていると。3.0は観念的な感じがしたが、4.0はかなり具体的に書いてあると思う、これからは4Pではなく4C(co-creation, currency, communal activation, conversation)だと言ってみたり、カスタマ...続きを読むージャーニーは5A(aware, appeal, ask, act, advocate)だったり。3.0の人間中心のマーケティングが、SNSの普及によりどのように進化しているかを説いている。帯に「最終講義」とか書いてあるが、もっと講義して欲しい。

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Posted by ブクログ 2017年09月22日

「成功する企業やブランドは、ワオの瞬間を偶然に任せたりはしない。ワオを意図的につくり出し、顧客を認知から推奨へ建設的に導いていく。顧客とのインタラクションを、喜びから経験へ、さらにはエンゲージメントへと、創造的に高めていく。あなたのブランドは、そのひとつだといえるだろうか?」
本書の結びのセンテンス...続きを読むであるが、上記の問いに応えるべくヒントが詳しく解説されている。本書で解説された具体的なキーワードとしては、デジタル時代のメガトレンドとしての企業と顧客の関係性の縦から横への変化、デジタル時代のカスタマージャーニー(認知(AWARE)→訴求(APPEAL)→調査(ASK)→行動(ACT)→推奨(ADVOCATE))に即したコミュニケーション、認知から推奨に進ませるOゾーン、顧客エンゲージメントを高める手段としてのモバイルアプリ、ソーシャルCRM、そしてゲーミフィケーション。マーケティングに携わっている方は必読だと思います。

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Posted by ブクログ 2023年04月10日

コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則を読んで

構成
第一部 マーケティングを形作る基本的なトレンド(第1〜4章)
第二部 デジタル経済におけるマーケティングの新しいフレームワーク(第5〜7章)
第三部 デジタル経済におけるマーケティングの戦術的応用 (第8〜11章)

はじ...続きを読むめに
 マーケティング3.0では、顧客が全人的存在に変化していることを指摘し、マーケティングの未来は、人間的価値を支持し、表現するサービスや企業文化を生み出すことにあると主張した。
 ハイテク世界では、人々はハイタッチ(人間的なふれあいを強く求める。社会的になればなるほど、自分だけのために作られたものを欲しがる。ビックデータ分析に支えられて、製品はよりパーソナライズされ、サービスはよりパーソナルになる。
 本書の前提として、マーケティングはデジタル経済におけるカスタマージャニー(製品やサービスを知った顧客が購入•推奨に至るまでの道筋)の質の変化に適応する必要があると言うことがある。
 第一部は、現在の世界の観察結果。第二部では、どのように生産性を高めることができるか。第3部では、マーケティング4.0の主な手法を詳しく説明する。

第一章 繋がっている顧客へのパワーシフト
 世界は覇権から多国分散型の権力構造に移行している。 排除から包摂(違いがあるにも関わらず、調和して生きるということ)へ。
 ロングテール理論(ネット販売では膨大な数のアイテムを低コストで取り扱えるので、あまり売れない製品でもアイテム数を幅広く取り揃えることで大きな売り上げをあげたい)
 最近の調査によると、マーケティングコミニュケーションよりもFファクター(friends, familiy, Facebook fans, Twitter followers)が信頼されている。
 モバイル端末による接続性のおかけで、顧客は集合知を獲得して、より良い勾配決定ができる。顧客はもはや、受動的なターゲットではなくなり、能動的なコミニケーションメディアになりつつある。

 まとめ〜横のつながりを重視する包括的、社会的なビジネス環境〜
ソーシャルメディアは、地理的•人口動態的障壁を消し去って、人々が繋がってコミニュケーションを取ることを可能にし、企業が協働によってイノベーションを行うことを可能にしている。顧客は横の関係をより重視するようになっている。彼らは、ブランド発のマーケティング•コミニュケーションをますます警戒するようになり、代わりにFファクターに頼っている。最後の点として、顧客の購買プロセスは、今まで以上に社会的になっている。顧客はこうばいけっていを下す際、自分の属している社会集団にかつてより、注意を払うようになっており、オンラインとオフラインの双方でアドバイスやレビューをまとめている。

第二章 繋がっている顧客に対するマーケティングのパラドックス
 オンラインとオフラインを融合させた顧客経験を。
 接続性により、マーケティング•コミニュケーション、周りの意見、自分の意見のうち、周りの意見が重要になっている。忠実な推奨者が欲しい。

第三章 影響力のあるデジタル•サブカルチャー
 ywn(若者、女性、ネット市民)がデジタル時代の重要なセグメント。
 若者はアーリーアダプターであり、トレンドセッターであり、ゲームチェンジャーである。主流の顧客のマインドに影響を及ぼしたいのなら、まず若者を取り込むこと。
 女性は、全体を見て判断する買い物客であり、ハウスホールドマネジャー(アメリカでは男性26%, 女性 41%)であるため、市場シェアを獲得する鍵となる。
 ネティズンは、Fファクターも含み、ブランドの伝道者となる可能性が高い。また彼らはコンテンツ伝道者である。

第4章 デジタル経済におけるマーケティング4.0
 マーケティング4.0は、企業と顧客のオンライン交流とオフライン交流を一体化させるマーケティングアプローチ。透明性が高まる世界では真正性が貴重な資産。さらに、接続性とAIを利用して、マーケティングの生産性を向上させる。
 セグメンテーションやターゲティングは、企業からの一方的なものなので、顧客に寄り添う姿勢は大切にしていきたい。
 4Pを売り込むことから、4Cを利益に繋げるところへ。共創では、顧客が製品をカスタマイズしたりする。

第5章 新しいカスタマージャーニー
 接続性時代のカスタマージャーニーは、5A(認知→訴求→調査→行動→推奨)

これらのステップを飛ばす客や前の段階に戻る客も存在する。
 ニールセンによると、83%の人が家族や友人を信頼できる広告源にしており、66%がオンライン上に投稿された他者の意見に注意を払っている。
 3つの主な影響源については、外的影響→マーケティング•コミニュケーションに力を入れる 他者の影響→コミニティマーケティングに力を入れる 自身の影響→購買後の顧客経験を高める

第6章 マーケティングの生産性の測定指標
 

 5Aの全ての段階でコンバージョン率を測定するのが良い。それぞれに意味がある。
 

 誘引力の要素の例→社会的•環境的価値、ライフスタイル運動、パーソナライズ
 好奇心の要素→コンテンツマーケティング(顧客の生活に関係あり、特定のブランドと結びついているコンテンツを作成、配信する)
 コミットメントの強化→オムニチャネルマーケティング
 親近感→ヒューマンタッチ、ソーシャルメディア、ゲーミフィケーション
 
第7章 産業類型とベスト•プラクティス
 5Aに基づく4つの主な産業類型

ドアノブ型→購買は概して一瞬のうちに衝動的に行われる。
金魚型→家族旅行や企業間取引など
トランペット型→高級車や腕時計など。推奨者の数が実際の購入者よりも多い
漏斗型→耐久消費財やサービス産業。カスタマージャーニーのどこでもブランドを対象から外すことがあるので、総合的な顧客経験が重要。ドアノブ型で許される表面的なポジショニングはout。
理想は蝶ネクタイ型


第8章 ブランドの誘引力を高める人間中心のマーケティング
 人間中心のマーケティングのスタートは、顧客の心の奥底にある不安や欲求を明らかにすること。(デジタル化していく中でアイデンティティを探していく傾向から有効と判断)
 手段としては、ソーシャル•リスニングや、ネトノグラフィー、共感的リサーチがある。
 ブランドが構築すべき人間的側面(見た目、知性、社交性、感情性、人間力、道徳性)

第9章 ブランドへの好奇心をかき立てるコンテンツ•マーケティング
 コンテンツマーケティングとは、コンテンツに関する会話を生み出すために、明確に限定されたオーディエンスグループにとって、興味があり、適切で、役立つコンテンツを制作、編集、配信、拡散することを伴うマーケティング。
 広告が、製品•サービスの販売を促進するために伝えたいと思う情報を含んでいるのに対し、コンテンツは顧客が自分の個人的•職業的目的を達成するために使いたいと思う情報を含んでいるのである。
 



第10章 ブランド•コミットメントを生み出すオムニチャネル•マーケティング
 シームレスで一貫性のあるオムニチャネル•マーケティング。センサーによるナウエコノミーや、鏡に商品情報が映ることや、忙しい韓国人向けのポスターに貼られたQRからの注文や、イケアのARマーカーなどのオンライン(即時性)×オフライン(親密さ)は面白い。
 効果的に行うには、最も重要なタッチポイントとチャネルを特定し、戦略を実行可能にする組織構造も必要である。

第11章 ブランド•アフィニティを築くためのエンゲージメント•マーケティング
 推奨のためのエンゲージメント強化には主に3つの方法がある。モバイル•アプリ、ソーシャルCRMアプリケーション、ゲーミフィケーションの利用。
 スマホの利用は大切。今では世界人口の7割がスマホを持っている。スマホには、コンテンツの媒体、サービスチャネル、製品•サービス経験の一部等に利用できる。
 アプリのデザインには、ユースケースの決定→機能とユーザーインターフェースのデザイン→バックエンドの統合の順が良い。
 ゲーミフィケーションは、より高い目標を達成し、自分の達成を認められたいという人間の欲求を利用している。またある程度依存性もある上、企業にとってはデータ収集の機会にもなる。

感想
 第一章により、新興国も踏まえ全体を見るグローバルな視点を持つこと(排除から包摂より)、顧客同士の繋がり、会社なら他の産業を含めた動きに注目すること(縦から横へより)、集合知を得で判断する顧客に注意することが重要とわかった(個人から社会へ)。
 P&Gの「コネクト・アンド・ディベロップ」プログラムの成功は興味ある。(ファブリーズの商標の使用権を新しいカテゴリーの製品に許諾している)
 デジタル時代という大枠について話しているだけあって、大まかな方針程度に感じておいた方がいいかな。


•自分の産業で、横の関係を重視する包摂的で、社会的なビジネス環境への移行を示すトレンドは何か?この変化にどう対応すべきか?

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Posted by ブクログ 2023年03月20日

現代では当たり前に語られていることを初期段階、最初に整理してまとめたものと理解しています。全体をざっと理解すると共に、実体験と照らし合わせていくとなお良いかと思いました。内容が内容なので多少の難解さ、読みにくさはあります。

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Posted by ブクログ 2023年01月03日

オムニチャネル、コンテンツマーケティング、ソーシャルメディアなど、最新のトレンドに言及。
推奨をゴールとしたカスタマージャーニーマップの具体例が非常に参考になった。100Pを見よ。

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Posted by ブクログ 2021年08月26日

新時代のマーケティングについて、さすが思慮深い概念が述べられている。後半、考察は具体的な論点に移行して、さらに明快なモデルになっていく。
現代的マーケティングに身を置く者として、ハウツーが先行するあまりに自身がマーケティング領域全体のうちどの部分を生業としているのか、そもそも一部しか見ていないという...続きを読むことを見失っていることが多いのではないか。そんな気がした書籍。

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Posted by ブクログ 2021年05月02日

<目次>
はじめに
第1部マーケティングを形づくる基本的なトレンド
第1章つながっている顧客へのパワーシフト
第2章つながっている顧客に対するマーケティングのパラドックス
第3章影響力のあるデジタルサブカルチャー
第4章デジタル経済におけるマーケティング4.0
第2部デジタル...続きを読む経済においるマーケティングの新しいフレームワーク
第5章新しいカスタマージャーニー
第6章マーケティングの生産性の測定指標
第7章産業類型とベスト・プラクティス
第3部デジタル経済におけるマーケティングの戦術的応用
第8章ブランドの誘引力を高める人間中心のマーケティング
第9章ブランドへの好奇心をかき立てるコンテンツマーケティング
第10章ブランドコミットメントの生み出すオムニチャンネルマーケティング
第11章ブランドアフィニティを築くためのエンゲージメントマーケティング

p76
製品中心のマーケティング1.0
顧客中心のマーケティング2.0
人間中心のマーケティング3.0
企業と顧客のオンライン・オフライン交流を一体化
させるマーケティング4.0

P81
マーケティングミックス、何を提供するかどのように提供するか
4P
PRODUTT(製品)
PRICE(価格)
PLACE(通通)
PROMOTION(プロモーション)
マーケティングミックス4C
CO-CREATION(共創)
CURRENCY(通貨)
COMMUNAL ACTIVATION(共同活性化)
CONVERSATION(カンバーセイション)

初版2017/8/30
なせこれを発売すぐに読まなかったのか。。
中国にいたからか。。
おびに記載ある”スマホ時代の究極法則”の通り、
コトラーがスマホの語るのか、時代の流れ。

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Posted by ブクログ 2020年11月30日

デジタル時代のマーケティングとは?
急速にビジネス環境が変わる中で、マーケティングの神様"コトラー"が考えるマーケティングの在り方が分かります!

学者が書いた書籍も読むのですが、マーケティング4.0で初めてコトラーの本を読みました。「これでマーケティングに初心者も卒業!?」とい...続きを読むう感じがして一安心笑

4.0では「デジタルが発達した現在でマーケティングをうまく実行するには?」というテーマを軸に現状分析から有用なフレームワークまで紹介してくれています。

特にメインとするフレームワークは「カスタマージャーニー」商材・産業によってカスタマージャーニーの特徴は違い、その理想型は蝶ネクタイ型であること。

その理想型なカスタマージャーニーに近づくためには各ポイント(認知→訴求→調査→行動→推奨)をデジタルに合わせる必要があり、そこから"コンテンツ・マーケティング"や"オムニチャネル・マーケティング"、"エンゲージメント・マーケティング"に話が繋がっていきます。

私は驚いたのはカスタマージャーニーが有用なフレームワークとして紹介されていたことです。個人的にカスタマージャーニーに良い印象がなく、カスタマージャーニーを書いていると、「本当に顧客はこの順番通りに作業を進めるのか?」「顧客の感情を当てられるのか?」という疑問が過り、上手く使えた試しがありませんでした。

しかし、本書から分かったことは、「デジタルがカスタマージャーニーを有用なフレームワークにさせた」ということです。

デジタル化によって、web上に顧客のトラッキングデータが残るようになり、消費者行動の細かい分析が可能となりました。購入プロセス(認知→訴求→調査→行動→推奨)を可視化できることで、消費者と今までよりも近い関係になる事ができるのかなと自分なりに思いました!

実務ではコンテンツ・マーケティングをしているため、第10章で紹介された8段階は勉強になり、早速実践に活かそうと思います。

4.0から始めたので、3.0、2.0、1.0も読まねば笑

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Posted by ブクログ 2020年08月16日

マーケティング理論を身に付けるため、読みました。本書の内容を一言でいうと「顧客と個人的なエンゲージメントを築き、自己実現の手段を与える」です。

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Posted by ブクログ 2019年04月29日

これからのマーケティングにおいて大事なキーワードは押さえられた、と思う。基本をしっかり理解できてなかったら、読んでも腹落ちしないかもしれない。

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Posted by ブクログ 2019年02月16日

マーケティング勉強の入門として読んだ(他の本も読んでいるけど)。
1.0→2.0→3.0→4.0となっている最後の本を読んだので基礎を固める必要がある。
必ずしもマーケティング4.0としての体系を説明しているわけではなく、3.0までとの違いを述べているので、3.0までの体系は別の本で固めないとな。
...続きを読むコトラーのマーケティング3.0
を読むかいっそ
コトラーのマーケティング・・マネジメント基本編
に行こうか

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年02月09日


モバイル時代のマーケティングに関する本。示唆深い。


〈メモ〉
排除から包摂へ
縦から横へ
個人から社会へ

接続性の重要性

ブランドポジショニングは顧客のハートを守るための約束

4pから4cへ 会話、共創、共同活性化、通貨。conversation.currency.cocreation....続きを読むcommunal activation

顧客参加、エンゲージメントが重要に

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Posted by ブクログ 2023年07月09日

デジタル時代のマーケティングについて学べる本。前回の3.0から、人の求める価値観の変化に合わせたマーケティングに対して、その人の心理に向き合いデジタルを活用してどのようにマーケティング活動を行なっていくかのヒントが得られる。

学びメモ
・マーケティングは、製品やサービスを顧客が知り、購入、推奨に至...続きを読むるまでのカスタマージャーニーの質の変化に対応していく必要がある。マーケティング4.0の究極の目標は、顧客を認知から推奨にに進めることである。
・カスタマージャーニーは、認知、訴求、調査、行動、推奨の5Aモデルの時代になっている。
・5Aフレームワークはあらゆる産業に適用できる柔軟なツールであり、顧客の行動を描写するために使われる時、従来のフレームワークより、実際のカスタマージャーニーに近い図を描いてくれる。このツールを使うことで、産業間の比較も可能になり、それぞれの産業の特性について知見を得ることができる。また、企業と顧客との関係についても競合他社と比較しての特徴を把握できる。測定する価値があるのは、2つの指標がある。購買行動率(PAR)、ブランド推奨率(BAR)カスタマージャーニーには様々なパターンがあるが、蝶ネクタイ型のパターンを目指すのが重要である。

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Posted by ブクログ 2022年03月20日

好意的な意見と批判的な意見の両方がなければブランドに面白みが生まれない。ラバー集団を、活性化させるためにもヘイターが必要

ネティズン=ネットワークシティズン

個人的に見える決定が、事実上、社会的な決定である

認知→推奨
自分自身、他者、外的要因の組み合わせが影響する

顧客を購買者にするか、推...続きを読む奨者にするか

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Posted by ブクログ 2020年06月24日

『コトラーのマーケティング4.0』

近代マーケティングの父と評される フィリップ・コトラー 氏の著書です。
マーケティングに興味のある方は、必読の書ですね。

本書の内容は、以下のようになります。

マーケティングは、過去に以下のような変遷を辿ってきた。
生産主導マーケティング(1.0)
→顧客中...続きを読む心のマーケティング(2.0)
→人間中心のマーケティング(3.0)

デジタル技術の進歩により、世界は縦から横へつながりの強さの構造が変化している。
その結果、マーケティング・キャンペーン、権威者、専門家よりFファクターが重視されている。
 Fファクター:Friend、Families、Facebook Fan、Twitter Follower

主要なセグメントは、以下の3つになっている。
 ①若者(youth)
 ②女性(women)
 ③ネティズン(netizen)

そんなデジタル経済におけるマーケティング4.0とは?
「顧客のオンライン交流とオフライン交流を一体化させるマーケティング・アプローチ」である。
顧客は、「自己実現と他者への共感を同時に可能にする完璧な技術の応用を求めている。」
つまり、「伝統的マーケティングとデジタルマーケティングの統合」が必要となる。


【本書で学べること・考えること】

・過去のマーケティングのトレンド
・世界のトレンド
・顧客に対するパラドックス
・主要セグメント
・マーケティング4.0
・新しいフレームワーク:AIDA、4A → 5A
・3つの影響 Oゾーン
・マーケティングの測定指標:PAR、BAR
・ロイヤルティ
・産業類型と理想的な型
・ベスト・プラクティス
・「人間的性格」のマーケティング
・他者を引きつける6つの人間的特性
・コンテンツ・マーケティング
・オムニチャネル・マーケティング
・エンゲージメント・マーケティング
・「ワオ!」


読んでみての感想です。

内容的には、非常に盛り沢山です。
ただ、全体をカバーするにはどうしてもこれくらいの分量になってしまうのは仕方がないと思います。
範囲が広い分、それぞれの項目はどうしても浅くなりますが、基本的に現在進行形で自分の周辺で行われている活動なので、イメージはしやすいです。
主にアメリカの事例で書かれていますので、少し身近ではない部分もありますが、日本にも似たようなサービスがあるので、事例は思いつきます。

この本の出版は2017年8月と約3年前です。
2020年6月現在、この本に書かれている傾向は更に加速していると考えられます。
新しいメディアも登場していますし、インフルエンサーがマーケティングに果たす役割も更に大きくなっています。
その反面、不正なレビューなど信頼性を担保する仕組みも求められています。

本書には書かれていませんが、個人的には小さくPDCAサイクルを回しながら、正解に近づいていく手法が必要だと感じました。

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Posted by ブクログ 2019年04月11日

ソーシャルメディア時代
カスタマージャーニーを正しく捉える
コンテンツマーケティングのすすめかた
各段階の測り方、設計

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年02月13日

コミュニティ・マーケティング、コンテンツ・マーケティング、ソーシャル・メディア・マーケティングなどについて色々な講演を聴講したがこの本のエッセンスが素になっているということが良く分かる。現代マーケティングの「教科書」にふさわしい。

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Posted by ブクログ 2019年02月03日

マーケティング総論的な印象
抽象度が高く、今の自分に即応してる感じではなかった。
双方向のマーケティングなど今言われてるような話題が網羅されている印象なので、特に事業会社やブランディングに力を入れている会社の人なら読んでも損はない

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Posted by ブクログ 2018年12月09日

マーケティング4.0

・イノベーションは縦から横のつながりに移っている。
→P&Gは研究開発モデルを「コネクトアンドディベロップメント」に切り替えた
外からアイデアを募り車内の能力を使ってそれを製品化するスキーム

・ファブリーズのブランドエクイティを自社独自の競争優位性として守るので...続きを読むはなく、この商標使用権を新しいカテゴリーの製品に許諾→ファブリーズブランドを謳った香り付き扇風機や掃除機用の消臭パックなどへの展開

→マーケティングコミュニケーションよりもFファクターが信頼される(Friend families Facebook fans twitterfollowers)

・市場はより包摂的になっている。デジタルの世界では欠点を隠したり顧客の苦情を隔離することは事実上不可能

・ブランド推奨の最も有名な測定基準は「ネットプロモータースコア(正味推奨者比率)」プロモーター、パッシブ(中立)、デトラクター(批判者)

・ラバーとハイターが同規模存在しなければブランドに関するカンバセーションは面白みがなく人々を魅了しない

→マック ラバー33% ヘイター29%
→スタバ 30% 23%
→ラバーはデジタル世界の最高のセールス部隊

・ブランドで不変なものは個性と規範
→個性は存在理由

・4Pは4Cに改められるべき
Product →co-creation共創
Price→currency 通貨 顧客ごとに最適な価格設定が可能
Place→communal activation共同活性化
Promotion→conversation カンバセーション

・マーケティング4.0の究極の目標は認定から推奨に進ませること

・購買行動率=市場シェア÷ブランド認知率

・顧客間のカンバセーションは「債務」自発的な広告は「自己資本」最も素晴らしいブランドでさえ債務だけに頼ってはならない

・デジタル時代には人間らしさのあるブランドが最も魅力的になる

・ブランドは威圧的な感じを与えてはいけない。信用できる正直な存在になり、欠点を認め、完璧なブランドのふりをするのはやめよう。(マーケティング3.0)

→4.0デジタル世界で人間であるとはどういうことかと自問する

・人間中心のブランド6つの特性

1.身体的魅力
デザインロゴやタグラインなどのブランドロイヤリティ
2.知性
シェアリングエコノミー ウーバー エアビーアンドビー 顧客から賢いブランドと思われている
3.社交性
カンバセーションを忘れない
4.感情性
ユニリーバ ダブ
5.パーソナビリティ
自らの存在意義 パタゴニアの環境意識
6.道徳性
・YouTube トゥルービュー 5秒が勝負
→スキップしない特性(google調べ)はストーリーと人間の顔となんらかのアニメーションを含んでいること。ブランドロゴは想起は高まるが視聴時間は短くなる

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Posted by ブクログ 2018年11月06日

コトラーアワードジャパンをよなよなエールが受賞。
(審査員は内田先生)
マーケティング4.0の先頭を走り続けるヤッホーブルーイング。
またアドテク10/4,5のイベントにおいても、
GO社長・箕輪マン・井手社長の並び。ヤッホーは時代の先端を行くアドテクを駆使している。

卒業論文にあたり、一読すべき...続きを読む

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