ヘミングウェイのレビュー一覧

  • 老人と海(新潮文庫)

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    表紙に惹かれたのとヨルシカの歌にこのタイトルあったなーと言うので読んでみた。あらすじは老人がカジキ釣る話といえばそれまでだけど、その単調なあらすじに細かな描写がされることで楽しく読めた。敵対関係から友情への変わるのが良かったしその後の展開で辛かったけど最後は愛されているのがよくわかってそれ以上の成果があることが嬉しかった。解説で各々が色んな当てはめをしていてそれも興味深かった。

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    2025年08月14日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    正直物語としては面白くない。
    なので、楽しい話を求めて読む本ではないと感じた。

    しかし、老人の強さは憧れを感じた。
    衰弱してもなお、不屈の精神を持って戦い続ける姿は、見習うべき強さだった。

    随所に出てくる老人の成熟した精神力はまさに、今の自分が求めているものだった。
    人生において知恵や強い精神は永久に残るもので、それこそが人生を豊かにしてくれるものなのだと感じた。

    最後のライオンの夢を見続けているというシーンはすごくカッコよかった。

    この作品を読んで、僕は人生において大切なのは、地位や名声ではなく、自分が自分に満足できる、自分だけの価値のあるモノを見つけることなのだと感じた。

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    2025年08月10日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    魚と三日間闘い続ける老人の物語。
    釣竿の動きというか魚を釣る様子の描写が丁寧で、魚を釣ったことがない私でも目に浮かぶようだった。
    ページ数も少なく比較的読みやすい話だと感じた。

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    2025年08月09日
  • 移動祝祭日

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    ネタバレ

    若き駆け出し作家になろうとする頃のパリ在住の日々。晩年、死を目前に完成したヘミングウェイが思い出を綴ったもの。
    移動祝祭日というタイトルの印象に比べると、内容は純粋で真面目で慎ましい暮らしぶりである。当時は1920年代の華やかな戦間期であって、文人や画家のきらめく才能たちと交流できたのは確かなのだが。その退廃的な気分に毒されるまでの、素朴で幸福な時代を綴ったのだろう。

    解説に種明かしがあり、実際とはいささか違うとの指摘もある。それを読んでもなお、ヘミングウェイという若者の純粋さ素朴さに感じるところのある作品だった。

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    2025年08月01日
  • 河を渡って木立の中へ(新潮文庫)

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    ヘミングウェイが戦争で訪れた北イタリアの地への愛情が垣間見れる。虚しいと分かっていながら、架空の騎士団ごっこをしたり、猟をしたり、レナータとの恋に浸ったり…老いと病気に悪態をつくのはそうした虚しさや淋しさを隠すためであり、本人もそれに気づいている。

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    2025年07月28日
  • 老人と海

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    ピューリッツァー賞を受賞した作品だけれど、正直まだ私には良さがいまいち分かりませんでした。基本的にずっと老人と魚が格闘しているだけで、登場人物の動きはとても少ない作品だと思います。なので老人の独り言や思考がメインの内容になるのですが、まだその全てを理解するには読解力が足りませんでした。また数年したら読み返したいと思いました。

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    2025年07月19日
  • 河を渡って木立の中へ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ヘミングウェイは軍人と老人と死と女性がテーマである。米軍の退役軍人である主人公が、フランス戦線で負傷し、ベニスで愛人の若い女性と短い時間を過ごして、心臓発作で死んでいくという話である。

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    2025年06月24日
  • 老人と海

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    獲ったシイラを、友人のように思っているのが印象的だった。老人にとって海も海の生き物も、皆仲間なのだろう。

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    2025年06月23日
  • 老人と海

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    ネタバレ

    老人が三日もの日数、一匹の魚と対峙する話。あまり知ることのない釣りの世界が垣間見れて面白い。老人の哲学的な思想も興味深かったが、あとがきを見ていると私はまだこの本の面白さを理解するに足るほどの経験を積んできていないと感じた。人生を楽しんだ後にもう一度読み返したいと思う。

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    2025年06月18日
  • 老人と海

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     諦めは時に救いにもなるのかもしれない。
     自分ではプライドや自尊心が働いて諦めきれないことを、周りが諦めさせてくれるのは一種の幸福なのかも。

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    2025年06月02日
  • 老人と海

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    ネタバレ

    読み終えても正直よく分からずYouTube等で解説を見てやっと理解。人の人生をテーマにしてるとは。何年後かに再読したい一冊。

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    2025年03月08日
  • 老人と海

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    とにかく自然の描写が綺麗。海風の匂い、星空の瞬き、水面の泡など、読んでいるだけで実感できるかのよう。
    登場人物も限界まで少ないため、洋書にありがちなこれ誰だっけ?も起こらず、1ページ目からラストページまでどっぷりと作中にのめり込める。
    タイトルだけはずっと前から知っているけど見たことない本の代表格のようなものだけど、もっと早く読めば良かったなあ。新訳だと表現も現代的にこなれていて読みやすいです。

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    2024年05月10日
  • 老人と海

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    凄い。流石、構造主義の犠牲者世代と言わざるを得ない。

    自己とは他者を含む。
    海にいる老人は、少年であり一匹のおおかじきでもあった。

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    2024年03月02日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    老人の闘いをリアルに描写している。物語の中に劇的な展開はないが、老人の海との闘いに痺れた。
    身体は老いても、心は最後まで折れない老人がかっこいい。

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    2025年12月01日
  • 老人と海

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    老漁師サンティアーゴには、もう84日間も釣果がなかった。幼い頃から老人の見習いをしていたマノーリンは、一人前の漁師となったいまも老人を慕い、生活を気づかう。老人はそんなマノーリンをたのもしく思いながら、まだ自身のプライドも捨ててはいなかった。
    翌朝、ひとりで漁に出た老人の釣縄に、巨大なカジキがかかる。そこから、老人とカジキの命を賭けた闘いが始まった。不眠不休の極限を超える死闘のなかで、老人は次第にカジキへの畏敬の念と、強い絆を感じるようになっていく。やがて運命の瞬間が訪れ、満身創痍となった老人に、しかし海は、さらなる試練を課すのだった――。

    先日読んだ「傷を抱えて闇を走れ」に、「老人と海」に

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    2024年01月24日
  • 移動祝祭日

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    文豪アーネスト・ヘミングウェイが何者でもなかった頃のこと。

    愛する妻と、お金はないが幸せな日々を送るパリでの時間。
    懐かしさと苦さと甘さが混ざった回想録。

    100年前のパリをヘミングウェイが、フィッツジェラルドが、ジョイスが、ピカソが歩いて声を交わしていたんだな、本当に。

    誰も拒まないパリの懐の深さを知った気分。

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    2023年12月27日
  • 移動祝祭日

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    面白かったです。ヘミングウェイの1920年代のパリでの作家としての修業時代、パリで暮らす文壇、画家達、ガートルード・スタイン、フィッツジェラルドとの交流が描かれています。また、最初の妻との破綻と二番目の妻となるポーリンファイファーとの三角関係で悩むヘミングウェイがさらっと書いています。

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    2023年12月19日
  • 老人と海

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    老人とカジキの同一化。孤独ではないが、種を同じくする生きものが、自分のほかにはいないとき、人が対話をするのは、「わたし」だし、向き合うのも、「わたし」なのかもしれない、と思う。

    地の文と、台詞とが、齟齬を起こして、喧嘩のようなものをするところと、回遊するカジキに引きまわされて、自分が分からなくなっていくサンチャゴが、特に好きだった。

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    2023年12月16日
  • 老人と海

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    ネタバレ

    「久しぶりに読んだらめっちゃ良かったです!ぜひ読んで下さい!!」

    と高校生が目をランランに輝かせて勢いよく言われ、そういえばちゃんと読んだことなかったな、と思ってよんでみよっかな~と。いう淡い気持ちで読む。
    読もうとする動機は、ただ、目の前の興奮に感化されて。

    なので、最初、老人と海...少年?...また海、老人とタイトル通りのお話。いったん休憩。やぱい。疲れた身体には、ちょっと睡魔が勝ってしまう。

    再度1か月後に読んだ。半分くらいで、スラスラ読める。いつもまにか老人を応援している自分がいる。一緒にハラハラする。時々、老人の一言に感心する。
    なんだかいい世界。

    そうして、いい感じになっ

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    2023年09月01日
  • 老人と海

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    ネタバレ

    学びは、漁の周りの漢字の読み方とか魚の部位の漢字とかが勉強になったし、英語を翻訳してるから?長さの単位とか(ft、mile)の一般常識的なものも知れた、あとイルカがなんで跳ねるかの理由とかも知れた!
    感想は老人視点での海(湖?)の美しさ、楽しさ、とそれでも過酷で厳しい部分が伝わってきて沖でひとりぼっちの雰囲気を味わえた気がした所と、老人の漁(仕事)に対する向き合い方が終始共感できて、とても人間らしいと感じました!

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    2023年08月02日