ヘミングウェイのレビュー一覧

  • 移動祝祭日

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    彼の最後の作品。1961年自殺してしまう年に書き上げた。

    最初の結婚(4回もしている!)相手ハドリーとのパリでの思い出をエッセイを越えた芸術論、創作論に表しているもの。

    作品が売れ始める(認められる)までのみずみずしい感性があふれるように書かれてあり、引き込まれてしまう。いかにしてヘミングウエイになったか。

    1921年から1927年までのパリにいる作家達とのやりとりが実名で出てくる。フィッツジェラルドの章など興味津々。

    もちろん創作、誇張し過ぎ部分もあるという。

    そうだろう。思い出は切なくも美しいのだ。
    しかし、翻訳で読んでも文章がいい。やっぱり本当の作家だ。

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    2020年08月19日
  • 移動祝祭日

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    « 幸運にも、若者の頃、パリで暮らすことができたなら、その後の人生をどこで過ごそうとも、パリはついてくる。パリはParis est une fête (移動祝祭日) だからだ。 »

    彼の冒頭の言葉がすごく心にしっくりと来て読み始めた本。わたしにとっても、パリは移動祝祭日だなあ、と思う。偶然にも、わたしが今住んでいる場所が、彼がパリで始めて暮らした場所と同じ地域。通り、カフェ、全ての場所に馴染みがあってとても感慨深い気持ちで読んだ。
    とにかく描写が鮮やかで、読みながら頭の中で、ひとつひとつのシーンをとても簡単に鮮明に描けた。

    フィッツジェラルドとゼルダとの話が特に面白かった。

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    2019年08月15日
  • 移動祝祭日

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    「もし幸運にも、若者の頃、パリで暮らすことができたなら、その後の人生をどこで過ごそうとも、パリはついてくる。パリは移動祝祭日だからだ。」
    私も若い頃パリで暮らした経験があるので、この表現にはまったく同感。ヘミングウェイが、パリを離れてかなり経ってから書き残したエッセイ集。同時多発テロに揺れるパリで、本書は再び話題になっているという。フィッツジェラルドの別の一面を垣間見たりできるのが魅力のひとつ。巻末の年表に続く訳者の解説も秀逸。

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    2015年12月25日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    サンチアゴの気持ちの語りが魅力的。まだまだ諦めるなと自分に言って聞かせ、実際にどんな状況になっても諦めないところがかっこいい。
    一緒に漁に出ている気分になって楽しい。
    取りたての魚を捌いて食べるところがなんともおいしそう。塩やライムがなくてあんまりだと言ってるけど、それでもおいしそう。
    最後には大魚のカジキへの愛着を自分も感じていた。

    少年が本当にかわいくて彼が出てくるシーンは読んでてニコニコしてしまう。一緒にまた漁に出てほしいなあ。

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    2026年06月09日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    「毎日が新しい日だ。運が向けばいうことはない」という言葉が特に印象に残った。
    とてもシンプルな言葉なのに、不思議と前向きな力を持っていて、読んでいて心にすっと入ってきた。未来を悲観しすぎず、その日その日を生きていくことの大切さを感じさせられる、素敵な言葉だと思った。

    物語全体を通して、海の描写がとても美しかった。
    静かに広がる海や、空一面に広がる星空の情景が丁寧に描かれていて、読んでいると心が少しずつほぐれていくような感覚があった。一つ一つの文章が詩のようで、派手な表現ではないのに深く心に残る。自分自身もその海の上にいて、同じ景色を眺めているような気持ちになれた。

    終盤、老人がサメの群れと

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    2026年05月23日
  • 移動祝祭日

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    作家ヘミングウェイが若き頃、1920年代に過ごしたパリの様子を後年書き記したもの。
    戦間期の当時のパリでは多方面の才能が集い、『ユリシーズ』のジョイスやピカソとも交流があったとか。

    この本のストーリーはそれほど強い印象を受けず、
    フィッツジェラルドとの旅の様子などは心地良く読んだが、
    色々と思うところが生じたのは、読後にヘミングウェイの生涯について知ったことだった。
    (以下、本著とは直接関係ない内容)

    ヘミングウェイはパリ生活中から評価を受け、後年ノーベル平和賞を得た、名実ともなう大作家だ。
    しかしながら、その生涯は猟銃自殺という非業の形で終えられている。

    ネットで簡単に検索した限りの情

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    2026年05月20日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    後書きがとても興味深い作品でした。
    訳者の文学に関する知識が深く、作品の前提知識や時代背景を理解していれば、より名作として評価される理由が分かるのだろうと感じました。

    一方、小説本編については、船内で起こっている出来事の臨場感はしっかり伝わってきましたが、個人的には次々とページをめくりたくなるような感覚はあまり湧きませんでした。

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    2026年05月20日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    こちらの訳が分かりやすそうなので読みました。読みやすかったですが私には刺さらなかったです。魚も老人も全力で闘うけど最終的に無力感がありました。名作なので主人公側が勝って終わるのかなと思っていたので意外でした。また色々経験したら面白みが増すのかもしれないです。
    名作と出会えたヨルシカに感謝です。

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    2026年05月10日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    再読。漁師の老人が大きなカジキマグロを仕留めるか仕留めないかの死闘を濃密に描かれた1冊。孤独もだが、それよりも死に物狂いで頑張ったのに何も得られない空虚とそれであっても志は捨てない男の心意気が重点のようだ。老いとの戦い

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    2026年05月10日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ネタバレ

    有名だけど内容を全く知らないまま読み始めた。

    舞台は海、1人の老人vs大魚カジキの戦いが描かれる。長い間不漁が続くツイてない老人が漁に出ると、今まで見たことがないほど大きなカジキが食いついて、それを捕まえるために格闘する。

    三日三晩も1人で船にいる姿が孤独だった。
    あいつがいてくれたらなぁと元弟子の少年のことを度々思い出す場面が印象的。長丁場になる予定ではなかったこともあって食糧も水もほぼない状態が続いているところにも「生」を感じた。

    そんな限界状態でも大魚を絶対に捕まえることを決意しているのが老人ながらに漢らしかった。

    大魚との勝負に勝った帰り道、次々にサメに襲われる展開は無情だなと

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    2026年05月04日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    読んだ時の年齢によって、感じ方が変わりそう。
    20代後半の私が感じたことは、歳を重ねることで出る深みはとてもかっこいいこと、けれど終始読んでいて切ない気持ちは消えなかった。心は何も諦めていないけれど、少年がいればとか、老人の老いを感じるシーンが多いからかな。

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    2026年05月03日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ネタバレ

    表紙買い。他の出版社の表紙もいいものばかり。

    ずっと場所が海から動かない。
    老人と少年の関係がとてもよかった。老人を尊敬もしてるし、心配もしてる。
    老人の海や生き物に対する考え方も好き。

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    2026年05月02日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    一人の男として尊敬できる老人だと思った。絶望で投げ出しそうな展開に飲まれても自分やるべき務めを自暴自棄になるでもなく果たし切った姿はかっこよかった。挑み続ける男の姿だった。

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    2026年04月19日
  • 老人と海(新潮文庫)

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     読み進めていっても、なかなかにページを捲る手のスピードが上がらなかった。今まで自分がどれだけ直接的な心理描写に依存していたのかがわかった。
     行動や状況を通して暗示的に表現している作品。私たち読者は描かれない部分を読み取ることで、より深い人物理解に到達できるのだろう。

     老人は人間存在そのものを体現し、海は人間を包み込む世界や運命を象徴している。カジキは人生を賭けて追い求める理想や誇りを示し、サメはその成果を容赦なく奪う現実の不可避性を表す。そして少年は、その経験や精神を未来へと継承する存在である。これらの関係性を通して、人間の生のあり方そのものを描いている。

     もう少し歳を重ねてから読

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    2026年04月03日
  • 老人と海

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    世界の教養の本でヘミングウェイが出てきて、ノーベル文学賞をとった作品とありましたが、そういえばこれまで一度も読んだことが無いなと思ったので読んでみました。

    読んでいて1番面白かったのは本編というより、訳者の解説ページだったかもしれません…(スミマセン
    ノーベル文学賞の受賞理由は何だろう?と思って色々調べてみたけど、今ありふれている小説の文体のはしりはこの人で当時は斬新だったとかいう意見が1番しっくりきたかもです。

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    2026年01月02日
  • 河を渡って木立の中へ(新潮文庫)

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    新潮の帯には「幻の長編」と書かれているがなんのことはない。出版当時、残念ながら好評を得られなかった作品で、このタイミングまで邦訳がなされていなかっただけである。
    第二次大戦直後の敗戦国イタリア(ヴェネチア)を舞台に、戦勝国側でありながらもヴェネチアをこよなく愛する50すぎのアメリカ陸軍大佐キャントウェルと、彼の地の若く美しい伯爵令嬢レナータの恋物語を軸にして、大佐の戦争の傷跡ひいてはこの戦争の悲惨さそのものを語ろうとする。
    大佐は心臓を患っており先がもう長くない中、ヴェネチアを訪れる。レナータも大佐の状態を承知しており、今回の逢瀬が最後になるという暗黙の了解のもとで愛を確かめ合う二人。
    彼を忘

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    2025年12月23日
  • 河を渡って木立の中へ(新潮文庫)

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    風景描写が細かくて、まるで自分もヴェネツィアにいふかのようだった。
    登場人物がやや多く、メインはあんまりいないけどちょい役が多いので名前を覚えるのが大変だった。内容的には好きでした。

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    2025年12月10日
  • 老人と海

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     映画『イコライザー』、デンゼルワシントンが読んでいるのがこの本。釣れた?と訊ねる少女に彼は答える。デカいカジキマグロが釣れたんだ。吊られて再読。

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    2025年12月10日
  • 移動祝祭日

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    文豪と言われるような人の自伝みたいなのを読むと、まぁ自由よなぁと感じたりもする。もちろんどこまで本音かとか事実を述べているかは本人しか分からんけど。
    例えば子育てなんか、放置して毎日スキーしてみたり、猫が見てくれてるから大丈夫と言ってみたり。いや昔はそんなもんだなのか、奥さんからは苦情が来るのか。やっぱ後者かな。。
    とりあえずヘミングウェイに個人的な思い入れがなくても往時のパリの雰囲気がわかって面白い。概ね飲んでるわけね。
    そしていつも思うに、西洋人は便所の扱いが適度よな。。

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    2025年10月12日
  • 移動祝祭日

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    パリ行きたい 笑
    ヘミングウェイの直接的な表現で淡々と出来事や感じたことを書いているけど小説と違って「創作」に対する考え方と「人から与えられる影響」が書かれている文章は面白かった。パリ讃歌かと思いきや、必要以上にに誇張されていない点も面白い。けど、すごく好きな作品というわけではないかも。覗き見としては面白い 

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    2025年04月22日