ヘミングウェイのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ内容が刺さった!って訳じゃなかったけど、翻訳ノートまで含めて面白かった。
予め一般的にはどういうふうに評されてるのか理解した上で読んでおいてよかった。老人と大魚の格闘、大魚に対する意識の変遷、そして海(自然)の描写など意識して読んだら、シンプルに人と自然の関係性が見てとれた。
360°陸の見えない海のど真ん中、自然の存在の大きさも想像できたし、ヘミングウェイが実際に海釣りが好きだったこともあってかイメージがしやすかった。
老人が格闘する最中で大魚に対する考え方・接し方が変わっていったのもよかった。生きとし生けるもの、誰もが殺すことで生きている。老人がその行為と対象について敬意を -
Posted by ブクログ
新潮の帯には「幻の長編」と書かれているがなんのことはない。出版当時、残念ながら好評を得られなかった作品で、このタイミングまで邦訳がなされていなかっただけである。
第二次大戦直後の敗戦国イタリア(ヴェネチア)を舞台に、戦勝国側でありながらもヴェネチアをこよなく愛する50すぎのアメリカ陸軍大佐キャントウェルと、彼の地の若く美しい伯爵令嬢レナータの恋物語を軸にして、大佐の戦争の傷跡ひいてはこの戦争の悲惨さそのものを語ろうとする。
大佐は心臓を患っており先がもう長くない中、ヴェネチアを訪れる。レナータも大佐の状態を承知しており、今回の逢瀬が最後になるという暗黙の了解のもとで愛を確かめ合う二人。
彼を忘