ヘミングウェイのレビュー一覧

  • 老人と海(新潮文庫)

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    新潮文庫の100冊に入っていたこともあり、勢いで購入して読んだ。
    最初のほうの漁に出るまでの場面は初見ではかなり退屈で、読み進めるスピードもかなり遅かった。しかし、漁に出てカジキとの長きにわたる闘いが始まってからは、一気に最後まで読みすすめてしまうほど惹き込まれた。カジキとの不思議な関係、苦しいときに思い出す少年、そして闘いの結末。古典だと侮ることなかれ。

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    2026年09月28日
  • 老人と海

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    THE OLD MAN and the Sea、再再読。
    やはり何度と対戦しても色々と感じ入るものがある名著。フロリダ、キーウエストにあるヘミングウェイ生家を訪れた時に見た2階両壁に添うようにびっしりと本で埋め尽くされた書棚を思い出す。
    それと敷地内には猫がいっぱいいた!

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    2026年09月27日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ネタバレ

    年老いた漁師の孤独で孤高なカジキマグロ、そして鮫といった自然との格闘。vs大自然。人vs自然。この老人のようにここまで戦える人間がいるだろうか…最後に自分を支えるのはプライドと経験値。そして根性!そんな作品。この結果は手厳しい…

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    2026年08月30日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ネタバレ

    老人の乗る船が大海原にぽっつりと浮かんでいる。
    やがて巨大カジキがやってきて、長い長い苦闘の末にようやく釣り上げる。
    かと思えば、そのカジキがどんどんサメに喰われてしまい、再びお互いに命を賭けて格闘しはじめる。
    ずっとハラハラしっぱなしだった。特にサメと格闘するシーンでは、あんなに頑張って釣ったカジキが……!とショックだった。

    「だが、人間ってやつ、負けるようにはできちゃいない。」
    結果が実らなくとも、苦労して釣り上げたカジキが骨だけになろうとも、老人は負けていない。過程があるから。不屈の精神を貫き通したからだ。
    そんな考えに行きついたとき、この作品の素晴らしさを真に理解できた気がする。

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    2026年08月30日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    こんな表現を思いつく発想力や創造性が自分にはないので、ただただ尊敬する。ありふれたものを独自の視点で切り取り、言葉にする力がとても印象的だった。

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    2026年08月27日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    時々よく分からない釣り道具の名前が出てきて困惑することがあったが、全体的には読みやすい本だった。ページ数が少ないながらも読み応えがありました。少しですが、ヘミングウェイの世界を覗けました。

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    2026年08月20日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    彼の人生の年表が巻末にあったが、やっぱりこの時代を生きた人は常に命懸けだったのだと思い知らされる。。

    老人と海では、「これだけ苦労して格闘したのに何も残らなかった」
    が描かれているが、そこにヘミング・ウェイのロマンチシズム、ニヒリズムが詰まっていると思う。

    ニヒリズム大好き人間としては最高に刺さる

    ライオンの夢を見なくなった、つまり人生に対する野心や目の輝きを失ったヘミングウェイが最後に自殺をするのも、老人と重なった。

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    2026年08月09日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    全く想定外に面白かった。例えるなら夢枕獏の餓狼伝を読んている時に近い感覚で。闘いのところの猫写や、また自分自身との闘いとでも言うのでしょうか。自分との対話とボロボロになりながらも諦めない姿、最後までどうなるのかわからない、なんとか無事帰ってくれとまさかの展開とかやめてくれと願いながら、大満足でした。いや~これは面白い。なんというか格闘家やアスリートのような、相手とそして自分との戦いな話だけれど、そこに老人と子どもという関係、親子じゃないからの友情のような相棒のような、そんなところも気に入りました!

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    2026年08月07日
  • 老人と海

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    これは本当に素晴らしい作品ですね…。120ページでこの濃密さですか。凄い読書体験させてもらいました。

    初期の修飾語や心理描写などの表現を排除したソリッドな文体から、老人の心理描写も織り交ぜられてスタイルの変化が見られたのが本作みたいです。
    それでもヘミングウェイを初めて読んだ私からすると、一切の無駄が削ぎ落とされた非常にソリッドな文章に感じました。翻訳も非常に素晴らしかった。

    三島由紀夫が豊かな修飾語で飾り立てる足し算の美学だとしたら、ヘミングウェイはまさにその逆。私は三島も好きですが、一切のムダのない短文で読み手を引き込み、情景を浮かび上がらせるこの文章力には心の底から感嘆しました。
    そして、老人が海でたった1人で巨大魚と死闘を繰り広げているその姿も、その生き様も堪らなくて痺れました。

    30代後半に差し掛かってきた今だからこそ、この作品の良さが分かったのではないかと思います。
    年取ったらどこかのタイミングでまた読み返したいですね。
    私のように海外文学初心者の人にこそ絶対読んでほしい、文句なしの名作です。

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    2026年08月06日
  • 老人と海

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    短い話だけどしっかり詰まってた。
    魚とやたら格闘してやっと釣れたかと思えば鮫に食い荒らされてしまう虚しさ。でもサンティアーゴの周りの人間が想像以上に暖かくて理解があってまだまだ老人のこれからを感じられる最後だった。

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    2026年07月26日
  • 老人と海

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    心に毒素がわまったような読後感でした。身体は老いているが、目は青年のままな老人と残酷なまでに偉大な自然との戦い。ヘミングウェイ自身を投影させたような作品でした。執筆当時の時代(第二次世界大戦)を考えると、自分の正義のために敵と戦った多くの兵士が、戦いに勝利したが、その後何が残るのかという問いかけにも通じるなと感じました。勝ったような負けたような気持ちの中から、自分の弟子ともいうべき若者に未来への希望を託す人生の喜びも感じました。昔からなんとなく食指が伸びなかった本ですが、読んでよかったです。

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    2026年07月19日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    学生時代に読んで、まあまあ長編だった記憶がまさかの130ページ。読みやすく世界に入り込みやすく、これは10代がまず読むのにもオススメですね。
    ちょいちょい出てくる野球用語などは、巻末の「翻訳ノート」に説明されていて手厚い。私はなんとなく雰囲気で読み飛ばしてましたが。

    冒頭、サンチアゴを慕う少年のいじらしさ。一人海へ出るサンチアゴ。つい口をついて出てくる「あの子がいてくれたら」という言葉に感じられる、老い。
    ですが巨大カジキと対峙するうち、全知識・全経験をフル稼働、自らを奮い立たせ、「老いる」って「それなりに修羅場はくぐってきてる」って事でもあるんだよな。

    カジキを捕らえた後がもう怒涛!いろいろあって、ラストは少年に感情移入しまくり。

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    2026年07月18日
  • 老人と海

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    少年は老人を何くれとなく世話を焼いてくれる
    そんな少年とは船を別ち老人は一人船を出す
    大きな獲物と自分との一対一の対決 老人となってしまった彼には力はないが知恵がある そばに置いておきたい一冊

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    2026年06月06日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ネタバレ

    美しい寓話
    最初から最後までこれジジイ死ぬんじゃね?と思いながら読んでる
    カジキを仕留めるシーンめちゃかっこいい!
    でもかなりタフジジイ こんなん体も心もボロボロなったろうにきっとまた漁に出るんだろうな
    後から効いてくる味わい深さ 確かに 確かに美しい
    外国文学の美しさって言語が隔たるから絶対霞んでるよな~もったいないよね

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    2026年09月09日
  • 移動祝祭日

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    ラジオパーソナリティのロバート・ハリスさんが番組で良いと言っていたので。

    <もしきみが幸福にも青年時代にパリに住んだとすればきみが残りの人生をどこで過ごそうともパリはきみについてまわる。なぜならパリは移動祝祭日だからだ>
    ヘミングウェイが20代(1921年〜)の頃の訳4年間、8歳年上で最初の妻ハドリーとパリで過ごした。その間に長男の”バンビ”も生まれる。50代になったヘミングウェイは、30年前の思い出を書く。パリ時代には文化人とも交流した。そのころはまだ新人で作家修行中。後にノーベル賞受賞作家になっても深い思い出だったのだろう。本書はヘミングウェイの死後に、四人目で最後の妻のメアリーが出版した。
    パリにいた頃のヘミングウェイはやっと短編集を出したばかりで、収入もなく安アパート暮らしだった(解説によると、妻の資産が相当あったらしいが)。しかし当時のパリはわずか5ドルで二人で楽しく暮らせる時代であり、作家や画家などの芸術家、そんな人たちを後押しする出版社や社交界のパトロンたちと交流していた。ヘミングウェイは執筆用のお気に入りのカフェがあって、たまたま立ち寄った他の作家に「自分の縄張りだ」と反発するようなエピソードも。
    そんな作家たちを支えたなかでも印象的だったのは、オデオン通りにある会員制貸本屋の店主シルヴィア・ビーチ。会費が払えないヘミングウェイに「いつでもいいのよ」と本を貸し出した彼女は、まさに1920年代のパリ文学界の重要人物。解説では彼女は1920年代のパリの文学者の中心地で、文学会への貢献者でもあったということが書かれる。かっこいい!!
    作家との交流の中でもとても面白く、ちょっと複雑な感情も見られるのがスコット・フィッツジェラルドとのエピソード。
    ある時二人は旅行を計画した。ところがまずチケットを持ってるはずのフィッツジェラルドが来ない。「大の大人が列車に乗り遅れるなんて初めて聞いた」などと呆れながら、なんとか合流してみたら、フィッツジェラルドの用意した車は幌がないので雨で足止め足止め足止め。その上酒に弱いフィッツジェラルドはちょっと飲んで、雨にあたって「熱がある!体温計をもってこーい!病院につれていけーー!」と絡む絡む絡む。
    ハドリーの元へ帰ったヘミングウェイは「好きじゃない相手とは旅行に行くべきじゃないね」って苦笑い。でもフィッツジェラルドの新作を読んだら「自分は彼にどんな振る舞いをされても、彼の良い友でいなければならない。」と感じるのだった。…そうはいってもその後もフィッツジェラルドとその妻ゼルダはメンドクサイ交流相手!ヘミングウェイとゼルダはお互いを嫌い合っていたようで話半分に聞いたほうが良いのかもしれないが、あるときフィッツジェラルドがしょぼんとして「ゼルダにあんたの”体”じゃ女を幸せにできないって言われたんだ。ぼくのサイズは失格なのか?」と言われたヘミングウェイは「お手洗いに行こうぜ」と連れ出して「問題ないじゃないか!見る角度にもよるから横から見れば良いんだよ!」と慰め…、…、ええ?比べっこしたってこと!?(^^; それでもしょぼんとしているフィッツジェラルドをルーブル美術館に連れ出して男性ヌード彫像を見せて「ほら、君のとサイズかわらないだろ?」と慰める、がまだ「普段じゃなくていざという時のサイズはどうなんだろう」と落ち込み続けている。
    男性読者はこのやり取り納得するの??こんな面白いエピソードどうしてもっと広まらないんだ!(^▽^)
    さて、この当時はフィッツジェラルドが作家としての大先輩だったが、本書を執筆する30年後までにも複雑な関係が続き、立場が逆転した。本書でヘミングウェイは他の知人への好き嫌いはハッキリ書いているのだが、フィッツジェラルドに対しては、敬意、書く姿勢への反発、嫉妬、憧れ、そして哀れみも混ざり合った複雑な感情が見られる。
    本書でも描写が優れているのは最後の「パリに終わりはない」の章。
    ハドリーと出かけたスキー旅行の楽しさ、吹雪や雪崩などの恐ろしさとその中での人間の無力さ、そんな美しく厳しい銀世界の描写、なんといってもロッジで食べる料理の美味しそうなこと!!
    しかし、パリ生活は破綻仕掛けていた。ヘミングウェイはのちに2番目の妻となるポーリーンと不倫関係にあったのだ。本書ではポーリーンの実名を出さず(出版した当時の妻が削除したのかもしれないが)、「リッチな連中が入り込んできて、自分たちの純粋な環境が壊されてしまった」という嘆き節が感じられる(しかもポーリーンとの離婚理由は、のちに三人目の妻となる女性との不倫)。
    実際のヘミングウェイは、ハドリーとポーリーンが納得してくれれば平穏に二重生活できるのに…など身勝手なことも考えたようだが(正直に書いているのがまた正直っていうか)、この原稿執筆のために、最初の妻ハドリーに30年ぶりに連絡を取った。彼にとってハドリーと過ごしたパリの日々は、忘れることのない「移動祝祭日(人生のどこへ行ってもついてくる聖なる思い出)」だったようだ。その数カ月後にヘミングウェイは死去した。

    その他

    アイザック・ディネーセンの当時の旦那さんと知り合い「彼の最初の奥さんの文章は素晴らしいね」と誉めている。
    ヘミングウェイは、ジョルジュ・シムノンを「秀作」と言っている。私もフランス作家ではかなり好き!!
    文化活動以外にも、ボクシング、競馬、セーヌ川での釣りを楽しんだり、美術館に寄ったり。
    出てきた文化人の中で私が分かったのは、パブロ・ピカソ、ジャン・コクトー、ジェイムズ・ジョイスなど。

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    2026年06月06日
  • 老人と海

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    面白い!
    氷山理論については何となく知っており、確かに形容詞が無いなと、老人を修飾していないなと読み進めていきながら実感しました。
    何しろそういった形容詞を省いても、省いたからこそなのか、老人の内面をこんなにも、人間として生々しくありありとして、それでも美しく描けるものなのだと感動しました。さすがノーベル文学賞受賞作品。

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    2026年03月29日
  • 老人と海

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    全編通して最高にハードボイルドな小説
    序盤の朝焼けの中で漁の準備したり、コンデンスミルクの空缶でコーヒー飲む描写がほんとすき

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    2026年03月21日
  • 老人と海

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    老人が漁をする話、といってしまえばそれだけなのだが大物との根比べや帰路での死闘など要所要所で老人の無骨な格好良さやさっぱりとした諦念がアクセントのように光り読後感がとても良かった。良質な短編映画を観たあとの感覚に似ているので気軽に読んでみるのがオススメ。

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    2026年02月22日
  • 老人と海

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    古本屋でなんとなく目に止まり、「そういや読んだことなかったな」と手に取る。
    獲物を取れなくなったキューバの老人が、海で大物と出会い、向き合う話。
    短編のため、すぐに読み終わる。翻訳もわかりやすい文体でなされていて、非常に読みやすい。

    心打たれた。
    船上での情景描写と独り言、海洋生物との対峙。
    老いた体と海の瑞々しさ、得たものを失う虚しさ。
    全てが詰め込まれていた。

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    2026年01月09日
  • 老人と海

    Posted by ブクログ

    月並みの感想になるが、この本は読む環境や年齢によって形を変える物語だと感じた。近年の物語のようなダイナミックさは無い。なんせおじいさんが漁をしているだけの描写といえばそうだからだ。そのため退屈に思う人も多いだろう。しかしこのしがないお爺さんに色濃くスポットライトを当て続けているからこそ、読者にも思い当たる節のある人間臭さを肌で感じることができるのでは無いだろうか。映画化したとしたらパーフェクトデイズのような静かな雰囲気になるだろう。歳を経て、また読みたい一冊だ。

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    2025年10月13日