近江泉美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ2作目は「走れメロス」「国際版 少年少女世界童話集」「グリム童話集」が図書屋敷と迷宮で大変なことに。今回もたくさん本の知識に触れ、ハラハラしたり舞踏会を楽しんだりとアンと色んな冒険をした気分。太宰が金銭面や人間関係にルーズ過ぎるのは知っていたけど、みんなに愛されていたと言える想像力がすてきだと感じる。例えどんな理由があっても本を傷付けるのは許せない、だけどセージの強さと優しさを備えた言葉にはすんなりと納得できてしまう。卑しい考えも罵る言葉も全部自分が聞いているのだから、自分が気持ちいい人間でいたい。そして大切な人に誇れる自分でありたい。
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作は置いて行かれた部分もあったが、今作ではだいぶ想像力が追いついてきた。
私なりの図書迷宮が創れたと思う。
ミステリー要素が加わり、かなり楽しく読めた。
本を傷つけられる事件を中心に、心を痛めたり、恐怖を感じたり、奮い立ったりしながら、アンは少しずつ成長していく。
目隠しして流して生きるのではなく、実践することで自信もついていったようだ。
思いを言葉にするのは、本当に難しい。
特に子どもには、勇気もいるだろう。
大人にとってはもどかしくも感じるが、一歩一歩成長していくしかないのだと思う。
走れメロスの解釈は、まさに目から鱗で、素晴らしかった。
確かに美談が鼻につき、掘り下げることができて