近江泉美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書録「オーダーは探偵に 謎解き薫る喫茶
店」3
著者 近江泉美
出版 メディアワークス文庫
p154より引用
“「店長が作るトーストセットなんて怖くて
頼めないわよ!食事がしたいなら他の店員さん
がいる時か、別の店に行く。それがこの店の
鉄則でしょ」”
目次より抜粋引用
“ホットミルク
コーヒーシュガー
トーストセット(卵は目玉焼き、スクラン
ブルエッグ、ゆで卵、各種選べます)
キャラメルコーヒー”
就職活動中の女子大生を主人公とした、短
編連作日常系ミステリ。
リクルートスーツに身を包み、走りゆくバ
スを追いかける、主人公・小野寺美久。しか
し人の足で車に追いつけるわけもなく、体調
も悪化し、休もうと脇道へ足を向けたが…。
上記の引用は、主人公・美久が諸事情でバ
イトすることとなった喫茶店の常連客の台詞。
店長しか居ない時に初めて入って食事を頼ん
でしまった客は、いったいどうしたらいいの
でしょうか。客のあたりが悪かったら、店の
存続の危機に陥りそうです。
もう一人の主人公・上倉悠貴の口の悪さが
実に辛辣、現実にこんな人がいたらトラブル
が絶えないのではないでしょうか。
比較的平和な日常の問題を解決する話で、
穏やかな作品です。
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Posted by ブクログ
ネタバレこのシリーズ、面白いんやけど途中にどうしてもダレてしまう・・・。
今回なんて、一話完結の短編がちゃんと連作になっていて、1冊を通してひとつのお話になっているという最高の仕上がりやのに、どうしても途中でダレるねんな・・・。
どこがダレるんやろうとちょっと考えて、ああそうか。
悠貴の謎解きシーンでダレてるわ・・・。
ゴメン、悠貴が苦手なわけじゃないけど、解決シーンがダレる・・・。
リズムよくやってるんやけどなあ。
今回は遊園地を舞台に、謎解きイベントの台本が書き換えられるというネタはひじょうに面白いのに、解決シーンが始まると読み進めるのに苦労したわー。
ちゃんと伏線は張ってるんやろうけど、
「あー・・・。そんな会話、どっかでやってたなあ・・・」
と、思うけど、ページを戻ってまでそのシーンを探そうとは思えない。
スルスルっと読めるんやけど、スルスルっと読みすぎて記憶に残らないのよね・・・。
面白くないというのとはまた違うと思うけども。
聖くんとか、あとは翠子ちゃんが好きな「ダイ」くんとか、
「えー・・・。っと、誰やっけ・・・?」
と、思ってしまったので面白さ激減やんね。すいません。
けれど、悠貴の出自とかやっと核心に触れそうで、先は読みたい。
悠貴の優しさを美久は「わかりにくいなあ」と、笑ってるけれども、美久のニブチンぶりは周囲のフォローしてる人を同情すらする。
悠貴は結構わかりやすいと思うけど・・・。
悠貴の扱いに長けてるのは真紘かもしれへんけど、美久の扱いに長けてるのも真紘やんね。
シリーズ最初からの一番の謎はもう、真紘さん何者っちゅう話やろうな~。
(2016.09.13) -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作から40円アップ~美久は裕貴から制服を着て学校に来いと言われ,文化祭の準備最中に紛れ込んだ。3年の女子会長から,学園祭の中止を求める脅迫(白山羊)と断固実施を求める脅迫(黒山羊)が寄せられ,表立てない裕貴に代わって調査を開始する。美術部が作成中の巨大クワガタは突風と横断幕で壊れたと,生物部の強面・須藤と机に描いた絵で繋がった一年女子の誤解は解けた。外の手洗い所に設置されている石鹸が突かれているのは,生物部が保護している人慣れしているカラスの仕業と判明した。ピアノ・コンクールで入賞して凱旋公演をすることになった一年女子に寄せられた脅迫は,被害者本人が作ったものと判明したが,兄と妹の確執があった。本物の刑事から寄せられた美術館から消えた2億円のダイヤモンドの行方を捜すという依頼は放っておき,学園祭当日,キャップ付きのアルミ缶に強アルカリ液を入れた爆発物が仕掛けられた。犯人はしょっちゅう出入りしていた元生徒会長で,美術館でアルバイト中に起こった強盗事件のどさくさに,手懐けたカラスに薄いハムにダイヤモンドを包んで食べさせたものの,逃げられて母校の生物部に保護されていたのだ~スマホの着信音に助けを呼ぶ子ガラスの啼き声を使って,白状させる件はよくできていました
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Posted by ブクログ
ネタバレ就職活動をしているが、自分が何をしたいのか分からず面接に落ち続ける女子大生 小野寺美久はある日面接を受けに行く途中に貧血で倒れてしまう。美久は誰かに抱き上げられたかと思ったらいきなりごみ捨て場に落とされてそのまま意識を失ってしまう。美久が目を覚ますと、そこはとある喫茶店でそこで美久はオーナーの上倉真紘とその弟で高校生の悠貴に出会う。悠貴こそ美久をごみ捨て場に放置した張本人で…。ひょんなことから悠貴のやっている探偵の仕事を手伝うことになった美久だったが、悠貴は見た目は美形だが、性格は最低で何かにつけて美久は暴言を浴びせられてしまう。
この作品はとても読みやすく、すぐに読み終わった。内容としては高校生探偵はありがちな設定で、殺人や盗難など大きな事件は出てこず、日常生活のちょっとした不思議な出来事を論理的に解決していくという最近の作品に多いものだった。そのため物足りなく感じられる部分もある。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ3冊目の最後に来てこの緊張感が生まれるのは意外~吉祥寺の喫茶エメラルドに来たスーツの女性を放送関係者と読んだ上倉裕貴は個人的な依頼だと当てて見せ,4年前に死んだ恋人が遺した言葉を探しに,仕事帰りに1時間半を掛けて庭木の手入れに通う一軒家で,色が変わる芙蓉の不思議を見せて,自分のことを忘れて結婚して幸せになれと云う伝言の入った缶を見つけさせた。真紘が結婚式で出掛けた店で夏物を冬物に入れ替える作業をバックヤードで行っていた美久と裕貴は閉じこめられ仲が近づいた。夏の終わりに浴衣を着た美久は,高校一年の女子高生の依頼を受け,幼馴染みの大学生が暗号を残して人を殺しに行ったと心配して探偵を探しに来た。謎を解いた裕貴はお祭りで水風船の中に輸入した頭の良くなるドラッグを受け渡そうとしている大学生を見つけて阻止するが,人混みの中で見失った美久は,どうやらドラッグの元締めに拉致されてしまう。セイと名乗る男は,裕貴の知り合いで,唯一残った未解決事件に関わっているらしい~次も読もうかという期待を持たせる緊張感が出てきた